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【アニメ化記念】前日譚
リーゼロッテは愛を知らない
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リーゼロッテの前日譚です。
その身に呪いを受けていたリーゼは、クルトに出会うまで何を考えていたのか?
その答えを解く鍵は、彼女の母、フランソワーズの言葉にあった
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
窓の外から聞こえる物音に、私――リーゼロッテ・ホムーロスはその身を震わせました。
暫くして、一羽のカラスが鳴き声とともに飛び去っていく音を聞いて、私は小さく息を漏らします。
しかし、それは安堵の息ではありません。
私の中にある不安は常に消えることがないのです。
その原因は、私のお腹に浮かび上がっている呪印にあります。
誰の仕業かもわからないこの呪いにより、私の身体は常に蝕まれ続けているのです。
この呪いが発動したその時、私には信用できる人はあまりいませんでした。
父である国王陛下に伝えれば――とも考えましたが、しかし徒に問題を大きくすれば、私の死がトリガーとなり引き起こされるかもしれないグルマク帝国との戦争の可能性も高くなります。
その次に思い浮かんだのは宮廷魔術師のミミコさん。
彼女は亡き母の古い友人であり、忠臣でもあります。
ですが、同時に思い浮かんだもう一人の人物に私は賭けようと思いました。
オフィリア先生。
彼女は私のかつての家庭教師であり、そしてこの国でも数少ない工房主の資格を持っている方です。
呪術についての知識も豊富なはず。
なにより、彼女のことは信用できると思い、オフィリア様を城に招きました。
オフィリア様の行動派は早く、信用できる侍従を影武者に仕立て東の療養地に向かってもらい、その間に私はオフィリア先生とともに彼女の住むサマエラ市にある彼女の工房に身を寄せることになったのです。
しかし、呪いは一向に良くなりませんでした。
むしろ、悪化の一途をたどっています。
「リーゼ、今日はこの薬を飲んでみて。少し苦いけど我慢してね」
「はい、先生。このくらいなんともありません」
と言って私は緑色の粉末の薬を飲みます。
確かに苦いですが、呪いの苦しみに比べたら大した問題はありません。
しかし、この苦い薬も呪いを消し去る力はありません。
それほどまでにこの呪術は強力なのです。
工房主である先生の力であっても、呪いの進行と痛みを抑える程度しかできません。
やはり、私は死ぬのでしょうか。
ですが、死は怖くはありません。
それよりも、私の死により、戦争が起こり、多くの人が犠牲になる――これだけが心配なのです。
「リーゼのことは私が必ず治してみせるわ。安心して」
「……先生」
そうですね。
弱気になってはいけません。
オフィリア先生だってまだ諦めていないんです。
私が諦めてどうするんですか。
「ありがとうございます。でも、私、まだまだ死んだりしません。これからしないといけないことだって色々とあるんです」
「そうよね、あなたももう十五歳。これから恋だってするだろうし、子どもだって――」
オフィリア先生の言葉に私は頷きましたが、恋愛については興味がありません。
将来は国のために決められた相手と結婚をしないといけません。それが王女の責務です。
それだったら、誰かのことを好きになる前に、真っ白な状態で嫁ぎたい。
そう思っていました。
『好きな人と結婚しなさい』
……え?
突然、その言葉が聞こえてきました。
呪いによる幻聴でしょうか?
しかし、違うと思います。
それは、かつてお母様、フランソワーズ王妃が私に遺した言葉だったからです。
私の姉、第一王女が嫁いだ時の話です。
私もいつか、どこかの知らない人と結婚することになるのかとお母様に尋ねたとき、彼女は否定も肯定もしませんでした。
ただ、一言、こう言ったのだ。
『リーゼちゃん、あなたは本当に好きな人と結婚しなさい』
それはこれまで私が聞いて来た話とは正反対の言葉だった。
王族も貴族も、結婚は政治の道具。
好きな人と結婚するのではなく、結婚した人を好きになるのだと教わった。
しかし、母はそれを否定する。
『私だって、陛下との結婚が決まったとき、どんな人かはミミコちゃんから話は聞いてたし、気に入ったから結婚してあげたの。もしも気に食わない男だったら一発ぶん殴って帝国に帰ってたわ』
なんとも豪気な母だった。
でも、私はその時に言った。
誰かを好きになるという意味がわからないと。
そうしたら、母は言った。
『リーゼちゃんには必ず好きな人ができるわ』
そして、そうなったら、王女の立場とか責務とかそんなこと考えている余裕はなくなるとも。
『リーゼちゃん、あなたに好きな人ができたら私の墓前に報告に来なさい。天国からお祝いしてあげるから』
そう言って、母はこの世を去った。
なんとも無責任で自分勝手で、そして優しい母だったと今でも思う。
「ごめんなさい、お母様。最後の約束、守れそうにありません」
そう呟いたときでした。
何か大きな音が響き、この部屋まで聞こえてきたのです。
私は久しぶりに部屋から出て、音のした方に向かいました。
ちょうどその時、地下の調合室から出て来たオフィリア様とも出会います。
先生も音が聞こえて上がってきたのでしょう。
そして、二人で音のした部屋――厨房に向かいました。
「これは……」
「酷いわね……」
厨房はとんでもないことになっていました。
まず、鼻に突いたのは生ゴミの臭いでしょうか? 嗅いだことのないものです。
そして、積み重なった洗っていない食器、カマドの上の鍋の底は真っ黒で穴が開いているように見えます。
壁も煤だらけ。
その厨房の真ん中で、私より年下に見えるミシェルさんがいました。
実は彼女は凄腕の魔術師であり薬剤師であり、私より遥かに年上のエルフでもあります。
オフィリア先生の弟子として働いているのですが、彼女は落ちている割れたお皿を片付けようとしていました。
「ミシェル、触ったらダメよ。箒とチリトリを持ってきて片付けなさい」
「師匠!? ごめんなさい、私、お片付けが苦手で」
「ええ……そうだったわね。失念していたわ」
そういえば、これまで工房の掃除や片付けはオフィリア先生がしていたと聞いたことがあります。
ミシェルさん、片付けが苦手なんですね。
「しかし、困ったわね。私は当分手が離せないの。直ぐに地下室に戻らないといけないし」
「あの、それでしたら私が片付けをしましょうか?」
「ダメよ、リーゼは無茶をしたら」
「ですが――」
正直、このような汚い部屋で作る食事を食べたほうが身体に悪い気がします。
すると、ミシェルさんがおずおずと手を上げました。
「師匠、あの、お手伝いさんを雇ってみるのはどうでしょう?」
「あまり部外者を工房に入れたくはないわね」
「実はエルフ族の長老の知り合いの方が、家事が得意な子を紹介してくれると言ったんです」
「長老ってエルフ族の長老? 本当なの?」
「はい。エルフ族の秘伝の魔力が込められた友好の証を持っていたので、間違いないです」
エルフ族は人間領と魔族領の間にある大森林に住む国を持たない部族ですが、その類まれなる魔力により、国に等しい権力を持つ方たち。その長老ともなれば、国王陛下にも等しい地位を持っています。
その方が友と認める方ですか。
無策に誰かを雇うよりは信用できるでしょう。
もっとも、私の身体はもう呪いに蝕まれ、余命もあとわずか。
間者や、ましてや暗殺者を送ってくることはないでしょう。
「わかったわ。ミシェル、その人に連絡を取って。少なくとも厨房の掃除をしてもらわないとまともな食事も作れないわ」
「はい、すぐに――」
ミシェルさんはそう言って、パタパタと工房を出てどこかに行きました。
そして、オフィリア先生は私に部屋に戻るように言います。
その日の昼過ぎ。
そのお手伝いさんが工房にやってきました。
オフィリア先生は私に部屋から出ないようにと伝えて、地下室に向かいました。
そして私は――
「そろそろ着替えないと」
いつも着替えをしている時間に、オフィリア先生が来ません。
そういえば、いつもは侍女に、最近はオフィリア先生に着替えを手伝ってもらっているので、一人で着替えるのは初めてですね。
でも、ずっと見てきましたから、このくらいは一人でできるはず……あれ? 難しいですね。
と私が着替えにもたついていると、扉がノックされました。
私は条件反射で、返事をします。
「はい、どうぞ」
そう言って開いた扉から現れたのは――
「え?」
見たこともない同い年くらいの少年の姿でした。
その時、何故かその言葉が頭に響きます。
『リーゼちゃんには必ず好きな人ができるわ』
思わず私は呟きます。
「え?」
何故、このタイミングでお母様の言葉が聞こえたのでしょうか?
その意味がわかるのは、少し後の話です。
※ ※ ※
『いやぁ、あんたから貰った友好の証、本当に役に立ったわ。ありがとうな』
『いえいえ、あなた様に助けられた恩に少しでも報いることができたのなら喜ばしい限りです』
『そんな気にせんでええのに。しかし、あんたもだいぶ老けたなぁ。長老と呼ばれるだけのことはあるわ』
『あなた様は昔からその姿のままですね……三百年前と全く変わらない。昔のままだ。それも大賢者の弟子の恩恵ですかな?』
―――――――――――――――――――――――――――――――
『勘違いの工房主』本編(アニメ2話、漫画5話)に続く
※ ※ ※
『いやぁ、あんたから貰った友好の証、本当に役に立ったわ。ありがとうな』
『いえいえ、あなた様に助けられた恩に少しでも報いることができたのなら喜ばしい限りです』
『そんな気にせんでええのに。しかし、あんたもだいぶ老けたなぁ。長老と呼ばれるだけのことはあるわ』
『あなた様は昔からその姿のままですね……三百年前と全く変わらない。昔のままだ。それも大賢者の弟子の恩恵ですかな?』
その身に呪いを受けていたリーゼは、クルトに出会うまで何を考えていたのか?
その答えを解く鍵は、彼女の母、フランソワーズの言葉にあった
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
窓の外から聞こえる物音に、私――リーゼロッテ・ホムーロスはその身を震わせました。
暫くして、一羽のカラスが鳴き声とともに飛び去っていく音を聞いて、私は小さく息を漏らします。
しかし、それは安堵の息ではありません。
私の中にある不安は常に消えることがないのです。
その原因は、私のお腹に浮かび上がっている呪印にあります。
誰の仕業かもわからないこの呪いにより、私の身体は常に蝕まれ続けているのです。
この呪いが発動したその時、私には信用できる人はあまりいませんでした。
父である国王陛下に伝えれば――とも考えましたが、しかし徒に問題を大きくすれば、私の死がトリガーとなり引き起こされるかもしれないグルマク帝国との戦争の可能性も高くなります。
その次に思い浮かんだのは宮廷魔術師のミミコさん。
彼女は亡き母の古い友人であり、忠臣でもあります。
ですが、同時に思い浮かんだもう一人の人物に私は賭けようと思いました。
オフィリア先生。
彼女は私のかつての家庭教師であり、そしてこの国でも数少ない工房主の資格を持っている方です。
呪術についての知識も豊富なはず。
なにより、彼女のことは信用できると思い、オフィリア様を城に招きました。
オフィリア様の行動派は早く、信用できる侍従を影武者に仕立て東の療養地に向かってもらい、その間に私はオフィリア先生とともに彼女の住むサマエラ市にある彼女の工房に身を寄せることになったのです。
しかし、呪いは一向に良くなりませんでした。
むしろ、悪化の一途をたどっています。
「リーゼ、今日はこの薬を飲んでみて。少し苦いけど我慢してね」
「はい、先生。このくらいなんともありません」
と言って私は緑色の粉末の薬を飲みます。
確かに苦いですが、呪いの苦しみに比べたら大した問題はありません。
しかし、この苦い薬も呪いを消し去る力はありません。
それほどまでにこの呪術は強力なのです。
工房主である先生の力であっても、呪いの進行と痛みを抑える程度しかできません。
やはり、私は死ぬのでしょうか。
ですが、死は怖くはありません。
それよりも、私の死により、戦争が起こり、多くの人が犠牲になる――これだけが心配なのです。
「リーゼのことは私が必ず治してみせるわ。安心して」
「……先生」
そうですね。
弱気になってはいけません。
オフィリア先生だってまだ諦めていないんです。
私が諦めてどうするんですか。
「ありがとうございます。でも、私、まだまだ死んだりしません。これからしないといけないことだって色々とあるんです」
「そうよね、あなたももう十五歳。これから恋だってするだろうし、子どもだって――」
オフィリア先生の言葉に私は頷きましたが、恋愛については興味がありません。
将来は国のために決められた相手と結婚をしないといけません。それが王女の責務です。
それだったら、誰かのことを好きになる前に、真っ白な状態で嫁ぎたい。
そう思っていました。
『好きな人と結婚しなさい』
……え?
突然、その言葉が聞こえてきました。
呪いによる幻聴でしょうか?
しかし、違うと思います。
それは、かつてお母様、フランソワーズ王妃が私に遺した言葉だったからです。
私の姉、第一王女が嫁いだ時の話です。
私もいつか、どこかの知らない人と結婚することになるのかとお母様に尋ねたとき、彼女は否定も肯定もしませんでした。
ただ、一言、こう言ったのだ。
『リーゼちゃん、あなたは本当に好きな人と結婚しなさい』
それはこれまで私が聞いて来た話とは正反対の言葉だった。
王族も貴族も、結婚は政治の道具。
好きな人と結婚するのではなく、結婚した人を好きになるのだと教わった。
しかし、母はそれを否定する。
『私だって、陛下との結婚が決まったとき、どんな人かはミミコちゃんから話は聞いてたし、気に入ったから結婚してあげたの。もしも気に食わない男だったら一発ぶん殴って帝国に帰ってたわ』
なんとも豪気な母だった。
でも、私はその時に言った。
誰かを好きになるという意味がわからないと。
そうしたら、母は言った。
『リーゼちゃんには必ず好きな人ができるわ』
そして、そうなったら、王女の立場とか責務とかそんなこと考えている余裕はなくなるとも。
『リーゼちゃん、あなたに好きな人ができたら私の墓前に報告に来なさい。天国からお祝いしてあげるから』
そう言って、母はこの世を去った。
なんとも無責任で自分勝手で、そして優しい母だったと今でも思う。
「ごめんなさい、お母様。最後の約束、守れそうにありません」
そう呟いたときでした。
何か大きな音が響き、この部屋まで聞こえてきたのです。
私は久しぶりに部屋から出て、音のした方に向かいました。
ちょうどその時、地下の調合室から出て来たオフィリア様とも出会います。
先生も音が聞こえて上がってきたのでしょう。
そして、二人で音のした部屋――厨房に向かいました。
「これは……」
「酷いわね……」
厨房はとんでもないことになっていました。
まず、鼻に突いたのは生ゴミの臭いでしょうか? 嗅いだことのないものです。
そして、積み重なった洗っていない食器、カマドの上の鍋の底は真っ黒で穴が開いているように見えます。
壁も煤だらけ。
その厨房の真ん中で、私より年下に見えるミシェルさんがいました。
実は彼女は凄腕の魔術師であり薬剤師であり、私より遥かに年上のエルフでもあります。
オフィリア先生の弟子として働いているのですが、彼女は落ちている割れたお皿を片付けようとしていました。
「ミシェル、触ったらダメよ。箒とチリトリを持ってきて片付けなさい」
「師匠!? ごめんなさい、私、お片付けが苦手で」
「ええ……そうだったわね。失念していたわ」
そういえば、これまで工房の掃除や片付けはオフィリア先生がしていたと聞いたことがあります。
ミシェルさん、片付けが苦手なんですね。
「しかし、困ったわね。私は当分手が離せないの。直ぐに地下室に戻らないといけないし」
「あの、それでしたら私が片付けをしましょうか?」
「ダメよ、リーゼは無茶をしたら」
「ですが――」
正直、このような汚い部屋で作る食事を食べたほうが身体に悪い気がします。
すると、ミシェルさんがおずおずと手を上げました。
「師匠、あの、お手伝いさんを雇ってみるのはどうでしょう?」
「あまり部外者を工房に入れたくはないわね」
「実はエルフ族の長老の知り合いの方が、家事が得意な子を紹介してくれると言ったんです」
「長老ってエルフ族の長老? 本当なの?」
「はい。エルフ族の秘伝の魔力が込められた友好の証を持っていたので、間違いないです」
エルフ族は人間領と魔族領の間にある大森林に住む国を持たない部族ですが、その類まれなる魔力により、国に等しい権力を持つ方たち。その長老ともなれば、国王陛下にも等しい地位を持っています。
その方が友と認める方ですか。
無策に誰かを雇うよりは信用できるでしょう。
もっとも、私の身体はもう呪いに蝕まれ、余命もあとわずか。
間者や、ましてや暗殺者を送ってくることはないでしょう。
「わかったわ。ミシェル、その人に連絡を取って。少なくとも厨房の掃除をしてもらわないとまともな食事も作れないわ」
「はい、すぐに――」
ミシェルさんはそう言って、パタパタと工房を出てどこかに行きました。
そして、オフィリア先生は私に部屋に戻るように言います。
その日の昼過ぎ。
そのお手伝いさんが工房にやってきました。
オフィリア先生は私に部屋から出ないようにと伝えて、地下室に向かいました。
そして私は――
「そろそろ着替えないと」
いつも着替えをしている時間に、オフィリア先生が来ません。
そういえば、いつもは侍女に、最近はオフィリア先生に着替えを手伝ってもらっているので、一人で着替えるのは初めてですね。
でも、ずっと見てきましたから、このくらいは一人でできるはず……あれ? 難しいですね。
と私が着替えにもたついていると、扉がノックされました。
私は条件反射で、返事をします。
「はい、どうぞ」
そう言って開いた扉から現れたのは――
「え?」
見たこともない同い年くらいの少年の姿でした。
その時、何故かその言葉が頭に響きます。
『リーゼちゃんには必ず好きな人ができるわ』
思わず私は呟きます。
「え?」
何故、このタイミングでお母様の言葉が聞こえたのでしょうか?
その意味がわかるのは、少し後の話です。
※ ※ ※
『いやぁ、あんたから貰った友好の証、本当に役に立ったわ。ありがとうな』
『いえいえ、あなた様に助けられた恩に少しでも報いることができたのなら喜ばしい限りです』
『そんな気にせんでええのに。しかし、あんたもだいぶ老けたなぁ。長老と呼ばれるだけのことはあるわ』
『あなた様は昔からその姿のままですね……三百年前と全く変わらない。昔のままだ。それも大賢者の弟子の恩恵ですかな?』
―――――――――――――――――――――――――――――――
『勘違いの工房主』本編(アニメ2話、漫画5話)に続く
※ ※ ※
『いやぁ、あんたから貰った友好の証、本当に役に立ったわ。ありがとうな』
『いえいえ、あなた様に助けられた恩に少しでも報いることができたのなら喜ばしい限りです』
『そんな気にせんでええのに。しかし、あんたもだいぶ老けたなぁ。長老と呼ばれるだけのことはあるわ』
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