深夜のピアノ

 夕方、寂しいメロディーが音楽室から聴こえてきた。音楽に誘き寄せられ、中に入ると、そこには息を呑む程美しいオレンジ色の空間が広がっており、奥にはピアノを弾く一人の少女の姿があった。
 片霧はその綺麗な音色に惚れ、毎日彼女の演奏を聴きに放課後音楽室に通うようになる。
 彼等は音楽を通して仲を深めていき、夕方の音楽室に恋が生まれた。
  
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