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学園編

第8話

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 ここは高等学校の職員室。
「どういうことでしょうか。」
「どういうこともない。シュベルドの家の二人が異質と言っている。」
「どんなふうにだ?」
「例えば数学ではふたりとも満点。魔法の実技では国魔庁の者を倒してしまうほどの実力だ。」
「ただ学力で言えば家が良く家庭教師を雇っているものならできる可能性はある。」
「魔法に関してはあれは才能があり人生をかけて発展させたかのようだった。あの二人は賢者にも届くのではないか?」
「そんなにか。こんな才能を逃がすわけにわいかないだろう。」
「そうだな。」
「では、この子達は合格と言うことでいいですね。」
「ああ、それと───」




 合格発表の日
「いや~何度経験しても受験は緊張するな。」
「ああ、実技ではやらかしたしたしな。」
 どうだろうか。
 結果の確認の紙が魔法で宿に飛ばされるそうだ。
 なので窓を開けて待つ。
 フワッと窓から紙が飛んで来た。
『これってどうやって飛ばしてるんだろう?』
『風魔法で飛ばしているんじゃないのか?』
『だとしてもコントロールがすごすぎない?』
『そうだな。確かにこんなに小さい紙を目的地まで飛ばすなんてすごい精度だな。』
『そうだよね。』
 そんな話をしながら紙に目を通した。
「っしゃ!」
 合格。そう書いてある。
『ソウはどうた?俺は合格だった。』
『俺もだ。あと、なんか裏に書かれてるぞ。』
『えっ?』
 確認してみると…
『これを確認したら直ちに学園に来てください?』
『俺の読み間違いじゃなかったみたいだな。』
『えっ、カンニングかズル疑われてる?』
『じゃなかったら呼ばれないだろうな。』
 うわ~面倒くさい事を疑われた…。



 学園につくと、
「お待ちしておりました。」
 と執事みたいな人にどこかの部屋に連れて行かれた。
『なんだろうね。』
『なにもないといいんだがな。』
『何もなかったら呼ばれないしね。』
『はぁ』
 ある部屋につくと、執事みたいな人は
「シュベルド家の二人を連れてきました。」
 といい入っていった。
「入っていいのか?」
「いいんじゃないの?」
「…早く入ってきたまえ。」
「「はい。」」
 なんか貫禄のある人がいる…。
 怖っ
「私は学園長のマルクス・ジル・メインだ。」
 学園長…そんな人がなんのようだろう?
「なぜ呼ばれたか疑問に思っているだろう。実をいうと入学の試験で相手を倒したのはお前らが初めてだったのだ。それでそれを称えないのはおかしいという声が多くてな。仕方ないから特別クラスを建設しようと思ってな。」
「特別クラスだとなにかいいことでもあるんですか?」
「それはこの学園で初めてのことであるということ。」
「他には何がありますか?」
「…後々伝えるつもりだったが…まあいい。すぐにとはいかないが冒険者のDランクとして活動できるようにすると約束しよう。」
 冒険者はS~Fランクがあり、Sが一番上でFが一番下だ。
 Sに近づくにつれて国やお店からの特別な扱いを受けることができる。
 Sは英雄ぐらいしかいない。伯爵と同等の扱い
 A~Bは才能があり、運ある人がいる。男爵と同等の扱い
 Cは大体の人はここらへんで限界を感じる。騎士爵と同等の扱い。
 Dは一人前程度。お店で割引が少しある。
 E~Fは駆け出し。特にあるわけではない。
「Dランクは魅力的ですね。」
「そうだろう。クラスには上位5名をいれるつもりだが問題はあるか?」
「いいえ。」
「それじゃあこのまま新しい特別クラスということにしよう。」
 確認はそれだけだ。と学園から帰してくれた。
 一体誰がクラスメイトなんだろう?
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