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神様の遊び(NL/異物/拡張/羞恥)
*かみさまの誤算_5
しおりを挟む“んぐぅ……っ! よ、よく、分かん……ない……! 全部、吸い付きが……凄くて……! こ、こんなの、し、知らない……!”
覆われている部分は、肌にまとわりついたスライムが隙間なく動く。そのため、常にピッタリとしていて、外側に皮膚が引っ張られるような感覚があった。手足やお腹がそうである。
スライム自身、分かっているのだろうか。考える器官があるのだろうか。乳首とクリトリスは、他に比べて強く吸いつかれていることが嫌でもわかる。他に比べて、明らかにギュッと吸われる力と、外側に引っ張られる力が違うのだ。
それでも、スライムが柔らかいからか、弾力があるからか。痛くはない。
「うぅっ……う、ぁ……あ、あぁ……」
「えー? もしかして、これでまたイッちゃう? こういうの好きなんだ、ノイ」
「ち……ちがっ……あっ……ぁ……んっ!」
目を閉じて唇を噛んだ。強烈な快感ではない。クリトリスから甘い痺れが全身に走り、じわじわとノイを蝕んでいく。
“こん、なの……で……”
「全部覆っちゃうのは、見た目的にどうなの? って思ったけど、芸術みたいでこれはこれでアリかも? ……うん、悪くない、ね」
「……っふ、ふざけ、ないで……! ……ぇ……っ……」
「僕は大真面目だよ? 心外だなぁ」
「そんな、わけ……ない、でしょ……!?」
拘束された身体を解放させようにも、全く動かない。グググ――と手のひらと指に力を込めてもスライムは掴めないし、脚を前に出そうと動かしても、衝撃が吸収されているだけなのかびくともしない。
「んー……本当は、頭まで覆った方がオブジェっぽいよね? でも、水の方が流動的で良いのかな?」
「……死ぬ! わよ!」
「あっ、そうだった。息できないと死ぬもんね。危ない危ない」
“わざとでしょ……! いい加減に……!”
沸々と怒りが湧いてくる。そんな奴のために、自分はあんなに頑張ったのか――あんな目に遭ったのか――と。
「あぁ、しまった! ごめんね? ついつい、夢中になっちゃって。良いなぁ、これって思ったら、さ。……ノイ、すごい顔してるよ? これじゃあ、癒せないね? よしよし、それじゃ――」
「もう……良い、です……」
――そんなノイの言葉は、ウタはの耳には届いていなかった。
――パチン。
また、ウタは指を鳴らした。
“あ――”
すると、全身を覆っていたスライムが、少しずつノイから剥がれ落ち、足下へと集結していく。
「もう、解放、されるの……?」
「あっ、えっと。ちょっと違うかな? せっかく透明なんだし、休んで欲しい、癒したい気持ちは本当だし、強制的に意識半分にしちゃおうかなって」
「――は?」
「で、そのままナカを……ね? ちょっと弄ったら、眠っているのに気持ち良い、みたいな?」
「……分かんない! やっぱり、分かんない!!」
「やってみたら分かるって。……ふふふ。透明だから、奥の方、ナカを拡張したら、全部丸見えになるのかな?」
「ちょっ……や、やだっ……! やめ、やめて……ぇ……!」
「……壊したりしないから。半分、おやすみ」
「――ぅ」
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