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302 マッサージが禁断のエロスにしか見えない
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体育の時間に足首をひねった嫁ズの吉田真子をケアした。
放課後になって念のためおんぶして、迎えに来た同じく嫁ズの間門嘉菜と合流した。
ルナも一緒で真子の荷物を持ってくれている。放課後のパラ高校門近く。
要するに目立っている。
「ゆ、勇太君もう降ろして。保健室でも言われたし、腫れもないくらいの軽傷だから」
「せっかくだから、ゆっくり甘えなよ真子」
「そうそう、怪我したときくらい、意地張らないの委員長」
意地を張ってる訳ではない。同性からのヘイトで、足は治っても胃に穴が空きそうだと言いたい吉田真子だ。
「真子ちゃーん、大丈夫?」
校門前で嘉菜が車を降りて待っていた。
「あっ、勇太君の嫁ズの間門さんがマコを迎えに来た」
「嘉菜さんだ」
「相変わらず、キレイだなー」
「嘉菜さーん、どうもね」。ちゅっと嘉菜の頬にキスする勇太。
「ぐはっ」。不意打ちで腰砕けになり、転びそうになった嘉菜。
「あっ、真子に続いて嘉菜さんも倒れた・・」。呟くルナ。
ある意味、負傷兵を増やし続ける結果となってしまった勇太だ。
ともあれ、車に4人で乗り込んで、リーフカフェに向かった。
◆
大事をとって嘉菜が真子を連れて帰った。
別れ際に勇太は嘉菜に握手だけした。キス、ハグを運転前にすると、嘉菜のハンドルさばきが怪しくなるからだ。
ルナとカフェに入ると、葉子とアルバイトひとりだけで店を回していた。
風邪で休んだ人がいるらしい。
葉子の顔色が悪い。
「どうしたの葉子義母さん」
「少し、疲れからくる風邪っぽくて・・。肩も痛いけど、大丈夫」
「休んでてよ葉子さん。私も勇太のお手伝いするから」
「ん?」「ん?」
ルナが言い出した。
「・・悪いわよルナちゃん」
「いいって、他人じゃないんだし」
「へ?」
「3月3日に勇太、梓と籍入れたら、葉子さんは私の義母さんだよ。遠慮しないで」
「だね。甘えてよ義母さん」
重婚世界。勇太ファミリーは嫁同士も籍を入れる。だから、ルナの義理の親も劇的に増える。
ん? この世界の常識のひとつですよ。
「ルナちゃん・・」
素早くルナが着替えに行った。洗い物などの手伝いをしてくれる。
「そうだ、葉子義母さん、こっちに座ってよ」
「なに、勇太」
お客さんがかなりいる店内。
店の隅っこで勇太からパイプ椅子に座らされた葉子31歳にみんな注目している。
勇太が葉子の後ろに回って、両肩をがしっとつかんだ。
店内が、ざわっとしている。
勇太は今日の体育の時間に吉田真子が痛めた足を応急手当した。で、マッサージにも興味が沸いた。
そのタイミングで疲れきった顔の葉子がいた。
だったら、やるしかないでしょう。が勇太の信条。
前世では長い闘病生活の中、何度も母の葉子が衰えた手足をマッサージしてくれた。
パラレル葉子は別人だけど、涙をこらえて体をさすってくれた母親を思い出した。勇太は葉子の辛い痛みを取ってあげたくなった。
まあ、シリアスな気持ちも一瞬だ。
もみもみもみ。もみもみもみ。
うわあ、わあっと女性達からの声が上がる。
女性に男性が襲われることがあっても、その逆はない世界。
当然、男性マッサージ師などいない。
そして勇太は前世で骨張った自分の身体をセルフマッサージしていたから、骨と血管の流れは意外と頭に入っている。
なぜか女性客が凝視する中で、勇太は葉子の首の付け根から肩にかけて、もみもみもみ。
「あ、あ゛あ゛~、イタ気持ちいい~~」
葉子から口から、震える声が漏れた。
ギャラリーは顔が赤くなった。
10分ほどマッサージすると葉子の頬に赤みがさしてきて、顔色も良くなった。そして勇太はカフェの業務に取りかかった。
もちろん、この光景もネットに流れている。そして最初に勇太が歌ったときと同じくらいに反響を呼んだ。
◆
1時間ほどして、転生直後に出会った看護師の山口キミカがカフェに来た。同僚2人と一緒だ。
「どうも~キミカさ~ん。今日は仕事帰りですか~」
「ハードな仕事が多くて肩と腰がパンパンだけど、コーヒー飲みに来たよ~」
「肩、腰、パンパン?」
「・・どうしたの勇太君」
なんか、にわか職人の魂に火が付いた勇太がキミカを店の隅にあるパイプ椅子に座らせた。
「な、なに勇太君」
「まあ、まあまあ」
勇太は前世とパラレル世界を通じて世話になっている『山口キミカ』の肩をほぐした。
キミカは10分、肩のマッサージには耐えた。
熱中した勇太が鎖骨の下を揉むため、上乳を指でつかんだ。
キミカの乳首まで振動が伝わった。先っちょはカチカチだ。
「あ、え、えふっ」と声は出たけど、意識は保っていた。
けれど、トドメがきた。
パイプ椅子の隙間から、無警戒だった腰を掴まれた。尾てい骨からお尻を伝い、限界を迎えかけていた局部に、ビリビリと振動が伝わった。
「あ゛、ああっ、いぐ・・っ・・」
「ん、何か言いました? キミカさん、具合はどうですか」
「・・・」
返事はない。
すでに魂はここになく、昇天していた。
山口キミカ22歳。仕事帰りのカフェでマッサージを受けた。
勇太から。
同僚、女性客の鬼の形相、勇太からの感触と響く声をたっぷり浴びて、別の世界へと旅だってしまった。
放課後になって念のためおんぶして、迎えに来た同じく嫁ズの間門嘉菜と合流した。
ルナも一緒で真子の荷物を持ってくれている。放課後のパラ高校門近く。
要するに目立っている。
「ゆ、勇太君もう降ろして。保健室でも言われたし、腫れもないくらいの軽傷だから」
「せっかくだから、ゆっくり甘えなよ真子」
「そうそう、怪我したときくらい、意地張らないの委員長」
意地を張ってる訳ではない。同性からのヘイトで、足は治っても胃に穴が空きそうだと言いたい吉田真子だ。
「真子ちゃーん、大丈夫?」
校門前で嘉菜が車を降りて待っていた。
「あっ、勇太君の嫁ズの間門さんがマコを迎えに来た」
「嘉菜さんだ」
「相変わらず、キレイだなー」
「嘉菜さーん、どうもね」。ちゅっと嘉菜の頬にキスする勇太。
「ぐはっ」。不意打ちで腰砕けになり、転びそうになった嘉菜。
「あっ、真子に続いて嘉菜さんも倒れた・・」。呟くルナ。
ある意味、負傷兵を増やし続ける結果となってしまった勇太だ。
ともあれ、車に4人で乗り込んで、リーフカフェに向かった。
◆
大事をとって嘉菜が真子を連れて帰った。
別れ際に勇太は嘉菜に握手だけした。キス、ハグを運転前にすると、嘉菜のハンドルさばきが怪しくなるからだ。
ルナとカフェに入ると、葉子とアルバイトひとりだけで店を回していた。
風邪で休んだ人がいるらしい。
葉子の顔色が悪い。
「どうしたの葉子義母さん」
「少し、疲れからくる風邪っぽくて・・。肩も痛いけど、大丈夫」
「休んでてよ葉子さん。私も勇太のお手伝いするから」
「ん?」「ん?」
ルナが言い出した。
「・・悪いわよルナちゃん」
「いいって、他人じゃないんだし」
「へ?」
「3月3日に勇太、梓と籍入れたら、葉子さんは私の義母さんだよ。遠慮しないで」
「だね。甘えてよ義母さん」
重婚世界。勇太ファミリーは嫁同士も籍を入れる。だから、ルナの義理の親も劇的に増える。
ん? この世界の常識のひとつですよ。
「ルナちゃん・・」
素早くルナが着替えに行った。洗い物などの手伝いをしてくれる。
「そうだ、葉子義母さん、こっちに座ってよ」
「なに、勇太」
お客さんがかなりいる店内。
店の隅っこで勇太からパイプ椅子に座らされた葉子31歳にみんな注目している。
勇太が葉子の後ろに回って、両肩をがしっとつかんだ。
店内が、ざわっとしている。
勇太は今日の体育の時間に吉田真子が痛めた足を応急手当した。で、マッサージにも興味が沸いた。
そのタイミングで疲れきった顔の葉子がいた。
だったら、やるしかないでしょう。が勇太の信条。
前世では長い闘病生活の中、何度も母の葉子が衰えた手足をマッサージしてくれた。
パラレル葉子は別人だけど、涙をこらえて体をさすってくれた母親を思い出した。勇太は葉子の辛い痛みを取ってあげたくなった。
まあ、シリアスな気持ちも一瞬だ。
もみもみもみ。もみもみもみ。
うわあ、わあっと女性達からの声が上がる。
女性に男性が襲われることがあっても、その逆はない世界。
当然、男性マッサージ師などいない。
そして勇太は前世で骨張った自分の身体をセルフマッサージしていたから、骨と血管の流れは意外と頭に入っている。
なぜか女性客が凝視する中で、勇太は葉子の首の付け根から肩にかけて、もみもみもみ。
「あ、あ゛あ゛~、イタ気持ちいい~~」
葉子から口から、震える声が漏れた。
ギャラリーは顔が赤くなった。
10分ほどマッサージすると葉子の頬に赤みがさしてきて、顔色も良くなった。そして勇太はカフェの業務に取りかかった。
もちろん、この光景もネットに流れている。そして最初に勇太が歌ったときと同じくらいに反響を呼んだ。
◆
1時間ほどして、転生直後に出会った看護師の山口キミカがカフェに来た。同僚2人と一緒だ。
「どうも~キミカさ~ん。今日は仕事帰りですか~」
「ハードな仕事が多くて肩と腰がパンパンだけど、コーヒー飲みに来たよ~」
「肩、腰、パンパン?」
「・・どうしたの勇太君」
なんか、にわか職人の魂に火が付いた勇太がキミカを店の隅にあるパイプ椅子に座らせた。
「な、なに勇太君」
「まあ、まあまあ」
勇太は前世とパラレル世界を通じて世話になっている『山口キミカ』の肩をほぐした。
キミカは10分、肩のマッサージには耐えた。
熱中した勇太が鎖骨の下を揉むため、上乳を指でつかんだ。
キミカの乳首まで振動が伝わった。先っちょはカチカチだ。
「あ、え、えふっ」と声は出たけど、意識は保っていた。
けれど、トドメがきた。
パイプ椅子の隙間から、無警戒だった腰を掴まれた。尾てい骨からお尻を伝い、限界を迎えかけていた局部に、ビリビリと振動が伝わった。
「あ゛、ああっ、いぐ・・っ・・」
「ん、何か言いました? キミカさん、具合はどうですか」
「・・・」
返事はない。
すでに魂はここになく、昇天していた。
山口キミカ22歳。仕事帰りのカフェでマッサージを受けた。
勇太から。
同僚、女性客の鬼の形相、勇太からの感触と響く声をたっぷり浴びて、別の世界へと旅だってしまった。
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