47 / 74
第三章(最終章)
3-1.
しおりを挟む
3-1.
建国の日が近づき、ラギアスと二人でダーマンドル領を発った。流石に人の出入りの多いこの時期、帝都近郊の転移陣は封鎖されている。帝都より十里ほど離れた町へと転移し、後は馬での移動となった。
久しぶりに訪れた帝都は、記憶にある姿とそう変わりないが、祭りのために街中が華かな賑わいを見せている。
宿には入らずそのまま人混みを抜け、比較的落ち着いた街の中心部、宮殿にほど近い場所にある邸宅、ヂアーチの生家へと到着した。
旅装、と言うよりも領軍の略装を解くこともなく訪問することになったが、出迎えの家令に丁寧に、邸内へと案内される。
踏み入れた室内には三人の男女。
恐らく、ラギアスの母親であろう壮年の女性に、よく似た雰囲気の顔だけは既知の男性二人。国軍の最高指揮官、元帥であるラギアスの父に、ヂアーチの当主にして軍の最高権力者、軍部大臣であるラギアスの祖父だ。
「ただいま戻りました」
頭を下げるラギアスに一歩下がって、同じく頭を垂れる。生憎、淑女の礼をとれる格好ではないので、軍式になってしまうが。
「お帰りなさい」
場を柔らかくする声は、長椅子に掛けるご夫人から。
「ご挨拶が遅くなりましたが、紹介します。妻のヴィアンカです」
「ヴィアンカと申します」
短い名乗りで済ましたが、気にした風もなく、ご婦人がニコリと笑んだ。
「初めまして、ヴィアンカさん。私はアンネリエ・ヂアーチといいます。ラギアスの母よ。あなたにお会いできて、とても嬉しいわ」
言葉通りの笑顔で自己紹介をしてくれたアンネリエ。座って?という彼女の言葉に従い、向かい合うようにして二人並んで腰をおろす。微笑む彼女とは対照的に、ラギアスの父と祖父の表情は険しいままだ。
「あなた、お義父様」
とりなしてくれるアンネリエの言葉に、彼女の隣に座する男の口から、長いため息が溢れる。
「…『辺境の愛し子』の娘か」
「!」
驚いた。継嗣ではなくなったとは言え、ラギアスはヂアーチの第一子。その縁続きになる人間について、当然、身元調査は行われるだろうとは思っていたが。
こうも簡単に行き着かれてしまったのは、さすがは『ヂアーチ』と言うべきか。
ラギアスが己との結婚を反対されたのは、平民という出自故と認識していたが、或いは、その時点で既に―
「…母を、ご存知でしたか」
「?どういう意味だ?」
言葉の意味をはかりかねて、ラギアスが自分の父と妻の顔を見比べる。
「ヴィアンカさんのお母様は、『辺境の愛し子』と呼ばれていた方なのよ」
代わりに応えたアンネリエが懐かしそうに頬を緩ませる。
「私も女学生の頃に三つ年下の士官候補生だったあなたのお母様にお会いしたことがあるわ。とても凛々しい方で、女学生達の憧れだったの。…私もあなたのお母様に憧れていた一人よ」
「ありがとうございます」
幼い自分から見ても、無茶な生き方、生き急ぎすぎだった母だったとは思う。だが彼女に確かに愛され、護られた記憶。母の娘である誇りは、例え表に出来ずとも、変わらずにこの胸にある。
「…ヴィアの出自を調べたのか?」
「ラギアスったら」
怒りを露にするラギアスに、アンネリエが困ったように微笑む。
「ラギアス、よせ。ご家族があなたや家のことを心配されるのは当然だろう?私がご家族の立場でも、同じことをする」
「…お前のことを裏で探るってのが気にくわねえんだよ」
「…ありがとう」
ラギアスが他でもない自分のために憤ってくれているのはわかる。それに今更、血筋を理由にラギアスとの縁を切れと言われても、困る。そう、困るのだ。
母の存在を持ち出した真意を知りたい。単純に母の血筋を問題としているのか。或いはその先、母が誰の子を産んだのかまで知られているとすれば―
彼らの言葉を待てば、軍部大臣が徐に口を開く。
「…軍とて、辺境と中央の間に妙な隔たりがある現状を良いとは思っておらん。魔物の脅威を前に、国内でのいさかいなど愚の極み」
鋭い眼光がこちらを見透かす。
「だが、ヂアーチと辺境の急な結び付きは下手な憶測を呼び込みかねん。お主の血を考えれば、ラギアスとの仲を手放しで歓迎は出来んが、」
ラギアスが身動ぐ。上体でこちらを庇い、挑むように己の祖父を見据える。
「…こやつがこの様だからな」
苦々しげに吐き捨てられる。
「…首輪を着けたと、そういうことにしておこう。辺境の小僧に繋いだ手綱だ」
心許ないがと続く言葉はラギアスに向けられている。深い溜め息がラギアスの父から聞こえ、言葉を継ぐ。
「…実際のところ、辺境の次代が動いたおかげで、ラギアスの家督放棄も政治的には大きな騒ぎとはならず、疑いの目も少ない」
眉間の皺が深くなる。
「ラギアスは嘲笑の的、我々は子を溺愛する馬鹿親の謗りを受けたがな」
男の言葉に、隣のアンネリエから笑い声が溢れた。
「まあ、あなたったら。そんなの気にもしてらっしゃらないくせに。それに、本当のことじゃないですか」
コロコロと笑う婦人は心底楽しそうにラギアスを見ている。
「…北の小僧は人を食ったような男だが、為政者としては優秀な男だ。…当代のような可愛いげはないがな」
軍部大臣の言葉を拾う。
「主とご面識が?」
どうやら問題とされているのは母の生まれ、英雄に関する疑念までは含まれないようだが。
彼の言葉に、母の兄でもある北の辺境伯に対する心安さ、己の知らない誼みを感じた。
「直接の係わりはなかったが、先の大戦でな。終わりの見えない消耗を強いられ続けたあの泥沼の地獄で、北の獅子の不撓不屈の精神は多くの兵の命を救った」
―大戦の傷痕。英雄の活躍の裏で散っていった数多の命。英雄譚に語られない喪われた多くのもの。それを自ら語る者は少ない。直視することさえ恐ろしい過去を、しかし決して消し去りはしない強さが、ここにある。
「この国を救ったのはカイン・アスタットだが、この国を支え続けたのはアグワナやその他、名も語られぬ者達。国を、人を思い、その身を捧げた多くの若者達だった」
同じく国を思い剣を握り続けてきた一族の、現当主の言葉。
「ヂアーチの者は、産まれた時から戦うことを宿命づけられておる。そこから逃げることは許されぬ。…ラギアスが、本当にお主に腑抜けてしまいおったら叩き斬っておるところだが」
ラギアスの目が挑発的に光る。
「全く。…護るものを得て強くなる。それもまた真理だからな」
「…お義父様ったら、素直にヴィアンカさんを歓迎するとおっしゃればいいのに」
「わし個人の感情などどうでも良いだろう」
ぶすりと溢す、深い皺の刻まれた顔は、未だ緩むことはない。嗜めるアンネリエの口元に微笑がのる。
―ああ、良いな
「…ラギアス、ありがとう」
「あ?」
首を傾げるラギアス。彼が繋いでくれた縁。私は彼らと家族になるのだ。
未だ完全に認めてもらえた訳ではない。私とて、彼らに語っていないことなど山ほどある。
―それでも―
赤眼を見つめる。この男を育んだ彼らと、私はいつか家族になりたい。自分に流れる血のこと、愚かに、しかし真っ直ぐに生きた母のことを、私は彼らに知ってほしい。
建国の日が近づき、ラギアスと二人でダーマンドル領を発った。流石に人の出入りの多いこの時期、帝都近郊の転移陣は封鎖されている。帝都より十里ほど離れた町へと転移し、後は馬での移動となった。
久しぶりに訪れた帝都は、記憶にある姿とそう変わりないが、祭りのために街中が華かな賑わいを見せている。
宿には入らずそのまま人混みを抜け、比較的落ち着いた街の中心部、宮殿にほど近い場所にある邸宅、ヂアーチの生家へと到着した。
旅装、と言うよりも領軍の略装を解くこともなく訪問することになったが、出迎えの家令に丁寧に、邸内へと案内される。
踏み入れた室内には三人の男女。
恐らく、ラギアスの母親であろう壮年の女性に、よく似た雰囲気の顔だけは既知の男性二人。国軍の最高指揮官、元帥であるラギアスの父に、ヂアーチの当主にして軍の最高権力者、軍部大臣であるラギアスの祖父だ。
「ただいま戻りました」
頭を下げるラギアスに一歩下がって、同じく頭を垂れる。生憎、淑女の礼をとれる格好ではないので、軍式になってしまうが。
「お帰りなさい」
場を柔らかくする声は、長椅子に掛けるご夫人から。
「ご挨拶が遅くなりましたが、紹介します。妻のヴィアンカです」
「ヴィアンカと申します」
短い名乗りで済ましたが、気にした風もなく、ご婦人がニコリと笑んだ。
「初めまして、ヴィアンカさん。私はアンネリエ・ヂアーチといいます。ラギアスの母よ。あなたにお会いできて、とても嬉しいわ」
言葉通りの笑顔で自己紹介をしてくれたアンネリエ。座って?という彼女の言葉に従い、向かい合うようにして二人並んで腰をおろす。微笑む彼女とは対照的に、ラギアスの父と祖父の表情は険しいままだ。
「あなた、お義父様」
とりなしてくれるアンネリエの言葉に、彼女の隣に座する男の口から、長いため息が溢れる。
「…『辺境の愛し子』の娘か」
「!」
驚いた。継嗣ではなくなったとは言え、ラギアスはヂアーチの第一子。その縁続きになる人間について、当然、身元調査は行われるだろうとは思っていたが。
こうも簡単に行き着かれてしまったのは、さすがは『ヂアーチ』と言うべきか。
ラギアスが己との結婚を反対されたのは、平民という出自故と認識していたが、或いは、その時点で既に―
「…母を、ご存知でしたか」
「?どういう意味だ?」
言葉の意味をはかりかねて、ラギアスが自分の父と妻の顔を見比べる。
「ヴィアンカさんのお母様は、『辺境の愛し子』と呼ばれていた方なのよ」
代わりに応えたアンネリエが懐かしそうに頬を緩ませる。
「私も女学生の頃に三つ年下の士官候補生だったあなたのお母様にお会いしたことがあるわ。とても凛々しい方で、女学生達の憧れだったの。…私もあなたのお母様に憧れていた一人よ」
「ありがとうございます」
幼い自分から見ても、無茶な生き方、生き急ぎすぎだった母だったとは思う。だが彼女に確かに愛され、護られた記憶。母の娘である誇りは、例え表に出来ずとも、変わらずにこの胸にある。
「…ヴィアの出自を調べたのか?」
「ラギアスったら」
怒りを露にするラギアスに、アンネリエが困ったように微笑む。
「ラギアス、よせ。ご家族があなたや家のことを心配されるのは当然だろう?私がご家族の立場でも、同じことをする」
「…お前のことを裏で探るってのが気にくわねえんだよ」
「…ありがとう」
ラギアスが他でもない自分のために憤ってくれているのはわかる。それに今更、血筋を理由にラギアスとの縁を切れと言われても、困る。そう、困るのだ。
母の存在を持ち出した真意を知りたい。単純に母の血筋を問題としているのか。或いはその先、母が誰の子を産んだのかまで知られているとすれば―
彼らの言葉を待てば、軍部大臣が徐に口を開く。
「…軍とて、辺境と中央の間に妙な隔たりがある現状を良いとは思っておらん。魔物の脅威を前に、国内でのいさかいなど愚の極み」
鋭い眼光がこちらを見透かす。
「だが、ヂアーチと辺境の急な結び付きは下手な憶測を呼び込みかねん。お主の血を考えれば、ラギアスとの仲を手放しで歓迎は出来んが、」
ラギアスが身動ぐ。上体でこちらを庇い、挑むように己の祖父を見据える。
「…こやつがこの様だからな」
苦々しげに吐き捨てられる。
「…首輪を着けたと、そういうことにしておこう。辺境の小僧に繋いだ手綱だ」
心許ないがと続く言葉はラギアスに向けられている。深い溜め息がラギアスの父から聞こえ、言葉を継ぐ。
「…実際のところ、辺境の次代が動いたおかげで、ラギアスの家督放棄も政治的には大きな騒ぎとはならず、疑いの目も少ない」
眉間の皺が深くなる。
「ラギアスは嘲笑の的、我々は子を溺愛する馬鹿親の謗りを受けたがな」
男の言葉に、隣のアンネリエから笑い声が溢れた。
「まあ、あなたったら。そんなの気にもしてらっしゃらないくせに。それに、本当のことじゃないですか」
コロコロと笑う婦人は心底楽しそうにラギアスを見ている。
「…北の小僧は人を食ったような男だが、為政者としては優秀な男だ。…当代のような可愛いげはないがな」
軍部大臣の言葉を拾う。
「主とご面識が?」
どうやら問題とされているのは母の生まれ、英雄に関する疑念までは含まれないようだが。
彼の言葉に、母の兄でもある北の辺境伯に対する心安さ、己の知らない誼みを感じた。
「直接の係わりはなかったが、先の大戦でな。終わりの見えない消耗を強いられ続けたあの泥沼の地獄で、北の獅子の不撓不屈の精神は多くの兵の命を救った」
―大戦の傷痕。英雄の活躍の裏で散っていった数多の命。英雄譚に語られない喪われた多くのもの。それを自ら語る者は少ない。直視することさえ恐ろしい過去を、しかし決して消し去りはしない強さが、ここにある。
「この国を救ったのはカイン・アスタットだが、この国を支え続けたのはアグワナやその他、名も語られぬ者達。国を、人を思い、その身を捧げた多くの若者達だった」
同じく国を思い剣を握り続けてきた一族の、現当主の言葉。
「ヂアーチの者は、産まれた時から戦うことを宿命づけられておる。そこから逃げることは許されぬ。…ラギアスが、本当にお主に腑抜けてしまいおったら叩き斬っておるところだが」
ラギアスの目が挑発的に光る。
「全く。…護るものを得て強くなる。それもまた真理だからな」
「…お義父様ったら、素直にヴィアンカさんを歓迎するとおっしゃればいいのに」
「わし個人の感情などどうでも良いだろう」
ぶすりと溢す、深い皺の刻まれた顔は、未だ緩むことはない。嗜めるアンネリエの口元に微笑がのる。
―ああ、良いな
「…ラギアス、ありがとう」
「あ?」
首を傾げるラギアス。彼が繋いでくれた縁。私は彼らと家族になるのだ。
未だ完全に認めてもらえた訳ではない。私とて、彼らに語っていないことなど山ほどある。
―それでも―
赤眼を見つめる。この男を育んだ彼らと、私はいつか家族になりたい。自分に流れる血のこと、愚かに、しかし真っ直ぐに生きた母のことを、私は彼らに知ってほしい。
92
あなたにおすすめの小説
【完結】 異世界に転生したと思ったら公爵令息の4番目の婚約者にされてしまいました。……はあ?
はくら(仮名)
恋愛
ある日、リーゼロッテは前世の記憶と女神によって転生させられたことを思い出す。当初は困惑していた彼女だったが、とにかく普段通りの生活と学園への登校のために外に出ると、その通学路の途中で貴族のヴォクス家の令息に見初められてしまい婚約させられてしまう。そしてヴォクス家に連れられていってしまった彼女が聞かされたのは、自分が4番目の婚約者であるという事実だった。
※本作は別ペンネームで『小説家になろう』にも掲載しています。
公爵令嬢は嫁き遅れていらっしゃる
夏菜しの
恋愛
十七歳の時、生涯初めての恋をした。
燃え上がるような想いに胸を焦がされ、彼だけを見つめて、彼だけを追った。
しかし意中の相手は、別の女を選びわたしに振り向く事は無かった。
あれから六回目の夜会シーズンが始まろうとしている。
気になる男性も居ないまま、気づけば、崖っぷち。
コンコン。
今日もお父様がお見合い写真を手にやってくる。
さてと、どうしようかしら?
※姉妹作品の『攻略対象ですがルートに入ってきませんでした』の別の話になります。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
転生したら地味ダサ令嬢でしたが王子様に助けられて何故か執着されました
古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄され
恋愛
皆様の応援のおかげでHOT女性向けランキング第7位獲得しました。
前世病弱だったニーナは転生したら周りから地味でダサいとバカにされる令嬢(もっとも平民)になっていた。「王女様とか公爵令嬢に転生したかった」と祖母に愚痴ったら叱られた。そんなニーナが祖母が死んで冒険者崩れに襲われた時に助けてくれたのが、ウィルと呼ばれる貴公子だった。
恋に落ちたニーナだが、平民の自分が二度と会うことはないだろうと思ったのも、束の間。魔法が使えることがバレて、晴れて貴族がいっぱいいる王立学園に入ることに!
しかし、そこにはウィルはいなかったけれど、何故か生徒会長ら高位貴族に絡まれて学園生活を送ることに……
見た目は地味ダサ、でも、行動力はピカ一の地味ダサ令嬢の巻き起こす波乱万丈学園恋愛物語の始まりです!?
小説家になろうでも公開しています。
第9回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作品
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
「結婚しよう」
まひる
恋愛
私はメルシャ。16歳。黒茶髪、赤茶の瞳。153㎝。マヌサワの貧乏農村出身。朝から夜まで食事処で働いていた特別特徴も特長もない女の子です。でもある日、無駄に見目の良い男性に求婚されました。何でしょうか、これ。
一人の男性との出会いを切っ掛けに、彼女を取り巻く世界が動き出します。様々な体験を経て、彼女達は何処へ辿り着くのでしょうか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる