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第八章:なんだか生活も変わった

こんな事になるなんて聞いてない

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「スタンフォード様、ご報告がございまして」

 王様から許可を貰って、一度転移の為に部屋に戻れば、侍従、というか…乳母兄弟というか、料理が毒物になってしまう人と言うか…その人に、声を掛けられた。報告って何だろうと思ったけど…

「後でもいいか」
「では、書面で。どうぞ」
「…これから蜜月だ。邪魔するなよ」
「はぁい。ごゆっくりどうぞ」

 うぐ…これからエッチするぞ発言はやめてくれないかな。恥ずかしいよ。


 一瞬で家に戻った。そして…

「さて、これから子作りする訳だが…その前に…食事、というか、料理はどうしたい?」
「ちゃんと、食べて欲しい、かな」
「分かった。手加減する」

 え、手加減しなかったらどうなるっていうのよ。え…ずっとするって、いやいや、まって。おかしいでしょう、人として!
 あー…そういえば以前、こいつベッドで保存食食べながらしてたわ…あれを一か月するつもりだっていうの…アホだわ。却下したから、ちゃんと人としての生活はできるはず…うん。
 そして…あの部屋へと移動した。ホムンクルスの身体を調整する為に。

「この際だから、要望を聞くが…何か変えたい所はあるか」
「お酒、飲みたい…」
「あー…あれはあれでかわいいんじゃないか」

 可愛い、のか?いやでももうちょっとは飲みたいし。それを言えば、分かったと了承してもらえたから良かった。
 ほかにはと聞かれたけれど…後は、ないかなぁ。思いつかないといえば、台に横になるよういわれる。魔術で服も取り払われて、台の上に寝れば…スコンと意識が落ちた。



 そうして、目覚めれば…スタンフォードの美形と美声が飛び込んでくる。

「具合はどうだ?」
「………え、っと…」
「どこか悪いのか?」

 美声とその顔を見た瞬間に、身体に変化があった。具合が悪いというか…なんか、うずくというか…スタンフォードがねちっこくて我慢できないあの感覚に似てる。

「…したい、の」
「ん?」
「えっち、したい」

 身体を起こしてそう言えば、スタンフォードの顔が真っ赤になった。

「そ、れは…発情、してるような状態だな…部屋に行くぞ」
「ん…あ…」

 スタンフォードに抱き上げられて、部屋まで運ばれるけど…触れた体温が、なんか…もう、おかしい位に身体を熱くする。

「こ、んなの、きいて、な…」
「俺も想定外だ。どうされたい?」
「して、おねが、いれてっ」
「分かった。あとでゆっくりしてやるから…今は、我慢しろよ」
「いい、きて、ほしいのっ」

 どうして、ここまで欲するのかわからないのに…我慢できなくて、求めてしまう。あとはただ、獣の様にするだけ。
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