38 / 42
第十話「冴さんと一緒……なのですっ!」①
しおりを挟む
パワーアシストも何も無いノーマルママチャリ。
今時珍しい位潔いのアナログ自転車、二人乗り、後ろのヤツはヘビー級。
こんな悪条件では、冴さんあっという間に力尽きてしまって、ヘロヘロと自転車押しながら、坂道を登ってるところなのです……なんだか、とっても申し訳ない。
「……ご、ごめんなさいなのです。ユリ、重たかったです?」
「わ、私がヘナチョコってだけだから……やっぱり、少しは身体鍛えるべきよね……。でも、強化人間ってそんななんだ……」
「なのですよ。具体的な数値は言えませんけど……骨格とか頑丈なぶん、ちょっと重たいのです!」
「うん、何キロとか聞かないから安心して……。女の子にとって体重はトップシークレットだしね。私も太りやすい体質なんで、大変なのよ……油断してると、顔がぷにったり、お腹が出たりしちゃうの……」
ちなみに、ユリも今朝体重測ったら、微増してた。
さすがにこれは由々しき事態だと、衝撃を受けたので、良く解る。
余計に食べた分は脂肪になって、要らない所に蓄えられる……そこら辺の事情は、普通の娘と同じなのですよ……。
「解りすぎるのです……」
「だよね……でも、なんなんだろね。今日は……パトカーやパトロイドがやけに多くない?」
「……たまたま、だと思うのですよ?」
……ちなみに、冴さんが気付くのも当然で、治安維持局のパトロールカーとか、パトロイドとかがたくさん、付いてきて、意味もなーく行ったり来たりしてる。
今朝も、偵察インセクトドローンにまんまと出し抜かれたので、いよいよ以って本腰入れたような様子。
住民視点だと、かなり物々しい。
向こうの本音としては、さっさと家に帰ってくれってところだと思う……。
警護対象がノロノロと動き回る……一番、やりにくいと思う。
「最近、何かと物騒みたいだからね。お兄ちゃんもボヤいてた。なんでも、外国の要人がクオンに来てて、その人がテロリストに狙われてるんだとか……。まぁ、私達には関係ないけど……こうも物々しいと参っちゃうよね。さっきも二人乗り怒られるかと思ったし……」
……この様子だと、冴さんのお兄さんって治安維持局の関係者っぽい。
その外国の要人とやらは、多分ユリのことです……。
やだなぁ……変なことで、妙な偏見持たれても困る。
と言うか、この状況……早いとこ、なんとかするのです!
「ちょ、ちょうどよく、タクシーが来たのです! 乗っちゃうのです!」
さっきから、乗ってくれないかなーと言わんばかりに、ウロウロしてた無人タクシーを捕まえて、乗り込む。
「でも、自転車……。タ、タクシーとか高校生が使うようなもんじゃないと思うけど……」
「自転車くらいなら、トランクに収まるのですよ。ユリは、留学生割引が使えるから、お安いし、安心安全なのです!」
「そう言えば、他の星系って移動手段は、無人タクシーとかが多いのよね……。クオンって、なるべく人の力でって事で、自転車や徒歩が多いんだけど……あ、半分出すよ、料金いくらくらいになりそう?」
冴さん、自転車を積み込みながら、そんな事を言ってくる。
「……宇宙港までなら、200クレジットくらいなのですよ?」
「え? なんで、そんなに安いの?」
「他の星系でも、そんなもんなのです……むしろ、クオンのタクシーってボッタクリなのですよ……」
一般料金だと、5km程度乗せてもらうだけで、1000クレジットくらいかかる。
その値段だと、外国の人から苦情が来るので、外国人は大幅値引きする……。
クオンの方針が、なるべく歩きや自転車を使おう……なんて方針なので、こんな事になってるのですよ。
おかげで、自家用車なんかもあまり普及してない。
皆、トラムとか電車、自転車大流行。
もっとも、通勤時間の自転車レーンとか、割とごった返してむしろ危なかったりする……。
「し、知らなかった……。でも、なんかタクシーでとか、お金持ちになった気分ね。私、こう言うのって普段使わないから、緊張するわ……なんだか、フヨフヨして落ち着かないのね……車って……」
「お気楽で、構わないと思うのですよ……あ、行き先はクオン宇宙港の第31番ターミナルまでなのです」
『了解』
ちなみに、このタクシー……治安維持局の偽装車両で、防弾、防諜仕様。
見せつけるように、何度も追い抜いてったから、気づいてた。
料金メーターは、それっぽい数値出してるけど、請求額はゼロクレジットのまま動かない。
送り迎えサービスするから、むしろ車両に乗ってて欲しいとでも言いたいらしい。
どうもユリの警護については、AI達主導らしく、基本的に直接あれこれ、指示とかはしてこない。
もっとも、AI達はAI達で、こんな風にあの手この手で警護対象の自由意思を尊重しつつ、自分達にとって効率的な手段をさりげなく提示してくる。
そのへんを上手く読み取るってのが、AI達との付き合い方なのですよ。
駐留中は、ゴムボールみたいなので支えてるけど、路面に埋め込まれた電磁加速体との反発を利用したリニアモードになると、ふわりと浮き上がると音もなく加速していく。
「わぁっ! とっても早いっ!」
なんだか、微笑ましいくらいのはしゃぎっぷりの冴さん。
本当に普段使わないらしい……実際は、時速40km程度のとろとろ運転。
今頃、前の方ではルートクリア工作とか色々やってると思うのです。
ある意味、大迷惑って気もしないでもないのですけど……ここは敢えて、気にしない。
いくら狙われてるからって、こっちが萎縮したり、自重しなきゃいけないなんて、道理はないのですよ。
それに、こっちが派手に動くと、その分向こうも動かないといけないから、ボロを出しやすくなる。
そう言うのもあって、治安維持局も無理に行動制限をかけたりとかしない……そう言うことなのですよ。
「……という訳で、お友達を連れてきちゃったのです」
そう言って、冴さんをエリーさんとアヤメさんに紹介する。
「ど、どうもっ! 先輩方……す、菅原冴と言います。あ、あの……いきなりお邪魔しちゃってごめんなさいっ!」
冴さんは、慣れない宇宙港の三次元トラムに乗って、無重力体験とかもする羽目になって、割とヨレヨレ。
それでも、背筋を伸ばしてきっちり挨拶。
いい子なのです。
「ユリちゃんのクラスメートかな……歓迎するで! あ、あたしはアヤメ……二年生や」
「わたくしは、エリザベート・ユハラ……エリーでいいわよ。あれ……貴女どこかで見たような……?」
「た、多分、生徒会でだと思います。一応、クラス委員なので……。生徒会の会合で何度か……お久しぶりです。エリー副会長……そっか、この部活ってエリー副会長の部活だったんですね」
エリーさんって、生徒会の関係者だったんだ。
それも副会長って……なんか凄い。
「……元って付けて下さいまし。もうわたくしは、生徒会とは関係ありませんの」
「あん時は、悪いことしたなぁ……。あたしをかばったばっかりに……」
「かまいませんの。アヤメはわたくしの幼馴染……。それにつまんないイチャモンつけて、退学に追い込もうとか……こっちから、願い下げですのっ!」
なんだか良く解らないけど……。
生徒会とトラブルがあったらしい……。
「……な、何があったのです?」
冴さんに小声で聞いてみる。
すると冴さん遠い目をして、ボヤき始める。
「はぁ……生徒会に……タムラ会長って、人望無いのに規則ばかりうるさいのがいるんですよ。んで、そこのアヤメ先輩と色々揉めちゃったんですよ。具体的には、先生に有る事無い事でっち上げて、吹き込んで、挙げ句に退学させようと追い込んだりとかして……当然、エリー先輩と衝突。とりあえず、色々あって、その一件がきっかけで、エリー先輩、生徒会から抜けちゃったんですよ……おかげで、今の生徒会はグダグダ……」
良く解らないけど、ややこしい裏事情があるっぽいのですよ?
確かに、アヤメ先輩のカッコは色々とフリーダムな感じではあるのです。
スカートは短いし、うっすらお化粧もしてるし、ピアスなんかも付けてる。
胸元のボタンも2つ目くらいまで外してるから、見せブラ状態……けしからんと言えばけしからんのです。
「で……生徒会の子が、うちに何の用なの? 様子見てこいとか言われたとか?」
エリーさんが、機嫌悪そうな感じで冴さんに視線を送ると、冴さん……ユリの背中に隠れる。
ついでに、手も握られる……エリーさん、小さいのに意外と威圧感あるのですよ?
今時珍しい位潔いのアナログ自転車、二人乗り、後ろのヤツはヘビー級。
こんな悪条件では、冴さんあっという間に力尽きてしまって、ヘロヘロと自転車押しながら、坂道を登ってるところなのです……なんだか、とっても申し訳ない。
「……ご、ごめんなさいなのです。ユリ、重たかったです?」
「わ、私がヘナチョコってだけだから……やっぱり、少しは身体鍛えるべきよね……。でも、強化人間ってそんななんだ……」
「なのですよ。具体的な数値は言えませんけど……骨格とか頑丈なぶん、ちょっと重たいのです!」
「うん、何キロとか聞かないから安心して……。女の子にとって体重はトップシークレットだしね。私も太りやすい体質なんで、大変なのよ……油断してると、顔がぷにったり、お腹が出たりしちゃうの……」
ちなみに、ユリも今朝体重測ったら、微増してた。
さすがにこれは由々しき事態だと、衝撃を受けたので、良く解る。
余計に食べた分は脂肪になって、要らない所に蓄えられる……そこら辺の事情は、普通の娘と同じなのですよ……。
「解りすぎるのです……」
「だよね……でも、なんなんだろね。今日は……パトカーやパトロイドがやけに多くない?」
「……たまたま、だと思うのですよ?」
……ちなみに、冴さんが気付くのも当然で、治安維持局のパトロールカーとか、パトロイドとかがたくさん、付いてきて、意味もなーく行ったり来たりしてる。
今朝も、偵察インセクトドローンにまんまと出し抜かれたので、いよいよ以って本腰入れたような様子。
住民視点だと、かなり物々しい。
向こうの本音としては、さっさと家に帰ってくれってところだと思う……。
警護対象がノロノロと動き回る……一番、やりにくいと思う。
「最近、何かと物騒みたいだからね。お兄ちゃんもボヤいてた。なんでも、外国の要人がクオンに来てて、その人がテロリストに狙われてるんだとか……。まぁ、私達には関係ないけど……こうも物々しいと参っちゃうよね。さっきも二人乗り怒られるかと思ったし……」
……この様子だと、冴さんのお兄さんって治安維持局の関係者っぽい。
その外国の要人とやらは、多分ユリのことです……。
やだなぁ……変なことで、妙な偏見持たれても困る。
と言うか、この状況……早いとこ、なんとかするのです!
「ちょ、ちょうどよく、タクシーが来たのです! 乗っちゃうのです!」
さっきから、乗ってくれないかなーと言わんばかりに、ウロウロしてた無人タクシーを捕まえて、乗り込む。
「でも、自転車……。タ、タクシーとか高校生が使うようなもんじゃないと思うけど……」
「自転車くらいなら、トランクに収まるのですよ。ユリは、留学生割引が使えるから、お安いし、安心安全なのです!」
「そう言えば、他の星系って移動手段は、無人タクシーとかが多いのよね……。クオンって、なるべく人の力でって事で、自転車や徒歩が多いんだけど……あ、半分出すよ、料金いくらくらいになりそう?」
冴さん、自転車を積み込みながら、そんな事を言ってくる。
「……宇宙港までなら、200クレジットくらいなのですよ?」
「え? なんで、そんなに安いの?」
「他の星系でも、そんなもんなのです……むしろ、クオンのタクシーってボッタクリなのですよ……」
一般料金だと、5km程度乗せてもらうだけで、1000クレジットくらいかかる。
その値段だと、外国の人から苦情が来るので、外国人は大幅値引きする……。
クオンの方針が、なるべく歩きや自転車を使おう……なんて方針なので、こんな事になってるのですよ。
おかげで、自家用車なんかもあまり普及してない。
皆、トラムとか電車、自転車大流行。
もっとも、通勤時間の自転車レーンとか、割とごった返してむしろ危なかったりする……。
「し、知らなかった……。でも、なんかタクシーでとか、お金持ちになった気分ね。私、こう言うのって普段使わないから、緊張するわ……なんだか、フヨフヨして落ち着かないのね……車って……」
「お気楽で、構わないと思うのですよ……あ、行き先はクオン宇宙港の第31番ターミナルまでなのです」
『了解』
ちなみに、このタクシー……治安維持局の偽装車両で、防弾、防諜仕様。
見せつけるように、何度も追い抜いてったから、気づいてた。
料金メーターは、それっぽい数値出してるけど、請求額はゼロクレジットのまま動かない。
送り迎えサービスするから、むしろ車両に乗ってて欲しいとでも言いたいらしい。
どうもユリの警護については、AI達主導らしく、基本的に直接あれこれ、指示とかはしてこない。
もっとも、AI達はAI達で、こんな風にあの手この手で警護対象の自由意思を尊重しつつ、自分達にとって効率的な手段をさりげなく提示してくる。
そのへんを上手く読み取るってのが、AI達との付き合い方なのですよ。
駐留中は、ゴムボールみたいなので支えてるけど、路面に埋め込まれた電磁加速体との反発を利用したリニアモードになると、ふわりと浮き上がると音もなく加速していく。
「わぁっ! とっても早いっ!」
なんだか、微笑ましいくらいのはしゃぎっぷりの冴さん。
本当に普段使わないらしい……実際は、時速40km程度のとろとろ運転。
今頃、前の方ではルートクリア工作とか色々やってると思うのです。
ある意味、大迷惑って気もしないでもないのですけど……ここは敢えて、気にしない。
いくら狙われてるからって、こっちが萎縮したり、自重しなきゃいけないなんて、道理はないのですよ。
それに、こっちが派手に動くと、その分向こうも動かないといけないから、ボロを出しやすくなる。
そう言うのもあって、治安維持局も無理に行動制限をかけたりとかしない……そう言うことなのですよ。
「……という訳で、お友達を連れてきちゃったのです」
そう言って、冴さんをエリーさんとアヤメさんに紹介する。
「ど、どうもっ! 先輩方……す、菅原冴と言います。あ、あの……いきなりお邪魔しちゃってごめんなさいっ!」
冴さんは、慣れない宇宙港の三次元トラムに乗って、無重力体験とかもする羽目になって、割とヨレヨレ。
それでも、背筋を伸ばしてきっちり挨拶。
いい子なのです。
「ユリちゃんのクラスメートかな……歓迎するで! あ、あたしはアヤメ……二年生や」
「わたくしは、エリザベート・ユハラ……エリーでいいわよ。あれ……貴女どこかで見たような……?」
「た、多分、生徒会でだと思います。一応、クラス委員なので……。生徒会の会合で何度か……お久しぶりです。エリー副会長……そっか、この部活ってエリー副会長の部活だったんですね」
エリーさんって、生徒会の関係者だったんだ。
それも副会長って……なんか凄い。
「……元って付けて下さいまし。もうわたくしは、生徒会とは関係ありませんの」
「あん時は、悪いことしたなぁ……。あたしをかばったばっかりに……」
「かまいませんの。アヤメはわたくしの幼馴染……。それにつまんないイチャモンつけて、退学に追い込もうとか……こっちから、願い下げですのっ!」
なんだか良く解らないけど……。
生徒会とトラブルがあったらしい……。
「……な、何があったのです?」
冴さんに小声で聞いてみる。
すると冴さん遠い目をして、ボヤき始める。
「はぁ……生徒会に……タムラ会長って、人望無いのに規則ばかりうるさいのがいるんですよ。んで、そこのアヤメ先輩と色々揉めちゃったんですよ。具体的には、先生に有る事無い事でっち上げて、吹き込んで、挙げ句に退学させようと追い込んだりとかして……当然、エリー先輩と衝突。とりあえず、色々あって、その一件がきっかけで、エリー先輩、生徒会から抜けちゃったんですよ……おかげで、今の生徒会はグダグダ……」
良く解らないけど、ややこしい裏事情があるっぽいのですよ?
確かに、アヤメ先輩のカッコは色々とフリーダムな感じではあるのです。
スカートは短いし、うっすらお化粧もしてるし、ピアスなんかも付けてる。
胸元のボタンも2つ目くらいまで外してるから、見せブラ状態……けしからんと言えばけしからんのです。
「で……生徒会の子が、うちに何の用なの? 様子見てこいとか言われたとか?」
エリーさんが、機嫌悪そうな感じで冴さんに視線を送ると、冴さん……ユリの背中に隠れる。
ついでに、手も握られる……エリーさん、小さいのに意外と威圧感あるのですよ?
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について
おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である
そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。
なんと、彼女は学園のマドンナだった……!
こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。
彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。
そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。
そして助けられた少女もまた……。
二人の青春、そして成長物語をご覧ください。
※中盤から甘々にご注意を。
※性描写ありは保険です。
他サイトにも掲載しております。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!
ユーリ
ファンタジー
気がつくと、見知らぬ部屋のベッドの上で、状況が理解できず混乱していた僕は、鏡の前に立って、あることを思い出した。
ここはリュカとして生きてきた異世界で、僕は“落ちこぼれ貴族の息子”だった。しかも最悪なことに、さっき行われた絶対失敗出来ない召喚の儀で、僕だけが失敗した。
そのせいで、貴族としての評価は確実に地に落ちる。けれど、両親は超が付くほど過保護だから、家から追い出される心配は……たぶん無い。
問題は一つ。
兄様との関係が、どうしようもなく悪い。
僕は両親に甘やかされ、勉強もサボり放題。その積み重ねのせいで、兄様との距離は遠く、話しかけるだけで気まずい空気に。
このまま兄様が家督を継いだら、屋敷から追い出されるかもしれない!
追い出されないように兄様との関係を改善し、いざ追い出されても生きていけるように勉強して強くなる!……のはずが、勉強をサボっていたせいで、一般常識すら分からないところからのスタートだった。
それでも、兄様との距離を縮めようと努力しているのに、なかなか縮まらない! むしろ避けられてる気さえする!!
それでもめげずに、今日も兄様との関係修復、頑張ります!
5/9から小説になろうでも掲載中
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる