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アリス IN 異世界地球
恋する魔女
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【クラウン城 噴水広場ベンチ】
「んっ、良いよ、優輝…もっと触って…」
「お、おう…」
木製のベンチの上に寝転がり(そのままだと痛いので、魔法で布団並みに柔らかくしていた)優輝の好きにさせている有栖
(んっ、カルーアちゃん達も激しくしてる!……
それにしても私が2度も同じ男と致しているだなんてね…好きになっちゃったのかな?…まぁ、男を取っかえ引っ変えしてるよりかはマシか
けど…私も1人の女だったって事かな?フュールと飲んでいても、たまに人肌が恋しくなっちゃうなんてね…知ってしまったら忘れられないか…)
生まれてから40。化学と魔法に没頭してきた【消去の魔女】も、1人の女の子の様に男女の営みを楽しんだ
「その…どうだった?気持ち良くなれたか?痛かったりしなかったか?」
「ふふふ、やっぱり男ってそういうのを気にするのね。大丈夫よ、良かったわ…気遣いされないよりはずっと良いね」
「同じ年頃の女の子とするのって…やっぱり緊張しちゃってさ…あはは(汗)」
「あら?私…ちょうど40歳だけど?」
「………えっ?…あっ!そうか…そうだよな…」
有栖の見た目は優輝と同じ高校生くらいに見えるが【老化減衰魔法】を掛けて老化を止めている彼女は、見た目に反して既に40歳なのだ
「幻滅とか、後悔した?」
有栖は敢えて悪戯っぽく聞いた
「いや、問題無い!見た目が若いと実際は何年生きているとか、あまり関係ないようだ」
「エラい、エラい♪」
「えっ!?」
「魔法有りきのこの世界だと、こだわりや偏見とかは気にしない方が生きやすいよ」
「そうか、そうだよな!」
(めっちゃ取り乱して後悔とかされたら、どうしよう?とか思ったけど…ふむ、優輝も良いところあるじゃない!…全くの手違いで呼ばれた訳でもないんだね(笑))
【翌日の抽選会室】
「それでは1号室のチーム【アルバート】から中に入ってください」
「はい!」
「行こうかヒイロ」
抽選会室の模様は通信魔法で、城内や城下町の各所に設置された魔力投射機により中継されていた
「カルーア、引いて良いよ」
「そうかい?じゃあ遠慮なく、わたしが…ん…どれどれ…2番だよ」
「チーム【アルバート】2番です」
木の箱の中に入れられた紙を取り抽選するというレトロな方法だった
「以外にシンプルなやり方だったな」
「んー、逆にその方が不正の防止がしやすいのかもね」
カルーア達が抽選を終え部屋の外に出ると、王様の弟(自由自治区の長)であるレイドと、キメラのキッチュが居て声を掛けられた
「よう!」
「引いてくる!」
約1分後…レイド達が出てきた
「3番だったぜ。2回戦でお前らと当たれるな。1回戦で負けんなよ(笑)」
「キッチュのチカラ見せるんだからね!」
「はいはい、ソッチこそね」
やはりレイド達は、特にキッチュはカルーア達にライバル心を燃やしていた。そんなレイド達の次に別の組が抽選しに中に入ろうとした時、カルーア達に気が付く
「おやおや、ヒイロ君にカルーアちゃんじゃないの。出来たら君たちと戦ってみたいねぇ」
「ヒイロ!同じ鍛冶師としても負けてない!ってところ見せて上げるんだからね」
その2人は室内に入って行った。ソレを見ていたレイドが、2人の素性に気が付いたようだ
「お、おい!今の【舞闘女神】アテナ様じゃないか!出場されるのか?」
どうやらレイドは出場選手の事は注意していなかったようだ。この感じだと【不死の魔女】とか【臥龍族】の参加も知らない感じだ
「ガチャ」抽選を終えたアテナとエリエスが出てきた
「どうだった、何番を引いたんだい?」
カルーアに聞かれたエリエスが「クスッ」と笑って答えた
「4番よ!2回戦で戦えるわね。エリエスが剣技でも成長したところ魅せてあげるわ!」
「そういう事じゃ、楽しみじゃのう!」
他の参加者の抽選には興味が無いのか?アテナ達は自室へと帰って行く。横を通り過ぎられたレイドは、顔面蒼白になっていた
「マジかよっ!?1回戦で、あの…アテナ様達と試合かよ!」
「ご愁傷さま…わたし達と対戦出来ると良いね(笑)ヒイロ、わたし達も部屋に帰ろうか?」
「そうだな。試合は明日だしな」
ヒイロとカルーアは、立ちすくむレイドの横を通り過ぎた
「レイド、どうかした?」
「あはは…そうか、キッチュは他所の国から来たからアテナ様を知らないか?あはは…やべぇ相手を引いちまった……」
レイドは自由自治区の真の自由を勝ち取る為に、この大会で活躍しようと目論んでいたのだが…この国の伝説の武闘家と当たってしまう大誤算にあってしまった
【アルバート兄妹控え室】
カルーアがヒイロの為に紅茶をいれて持ってきた
「カルーア、俺たちの対戦相手も決まったぞ!」
「へぇ、誰が相手なんだい?まさか、臥龍族とか言わないよね?」
「……【不死の魔女】だ」
「ほぉ!そうか、エーデちゃんか!」
ヒイロはアレクス城攻略戦に参加した時に彼女と少し戦ったので、彼女の強さを思うと緊張しているのだが…
あの時に比べたら遥かにパワーアップしているカルーアは、対戦相手が【不死の魔女】と聞いても別段普通の態度だった
ともあれ、明日の午前中に【不死の魔女】とその配下の【リッチー】との対戦が始まる
「どうする?明日に備えてチームワークとか、戦法考えるとかするか?」
「緊張しているのかい?…必要無いよ。ゆっくりして、しっかり食べて早めに寝て明日に備えれば良いさ」
明日の1試合目に魔女の1人と戦うのだが…ヒイロに比べてリラックスしているカルーアだった
続く
「んっ、良いよ、優輝…もっと触って…」
「お、おう…」
木製のベンチの上に寝転がり(そのままだと痛いので、魔法で布団並みに柔らかくしていた)優輝の好きにさせている有栖
(んっ、カルーアちゃん達も激しくしてる!……
それにしても私が2度も同じ男と致しているだなんてね…好きになっちゃったのかな?…まぁ、男を取っかえ引っ変えしてるよりかはマシか
けど…私も1人の女だったって事かな?フュールと飲んでいても、たまに人肌が恋しくなっちゃうなんてね…知ってしまったら忘れられないか…)
生まれてから40。化学と魔法に没頭してきた【消去の魔女】も、1人の女の子の様に男女の営みを楽しんだ
「その…どうだった?気持ち良くなれたか?痛かったりしなかったか?」
「ふふふ、やっぱり男ってそういうのを気にするのね。大丈夫よ、良かったわ…気遣いされないよりはずっと良いね」
「同じ年頃の女の子とするのって…やっぱり緊張しちゃってさ…あはは(汗)」
「あら?私…ちょうど40歳だけど?」
「………えっ?…あっ!そうか…そうだよな…」
有栖の見た目は優輝と同じ高校生くらいに見えるが【老化減衰魔法】を掛けて老化を止めている彼女は、見た目に反して既に40歳なのだ
「幻滅とか、後悔した?」
有栖は敢えて悪戯っぽく聞いた
「いや、問題無い!見た目が若いと実際は何年生きているとか、あまり関係ないようだ」
「エラい、エラい♪」
「えっ!?」
「魔法有りきのこの世界だと、こだわりや偏見とかは気にしない方が生きやすいよ」
「そうか、そうだよな!」
(めっちゃ取り乱して後悔とかされたら、どうしよう?とか思ったけど…ふむ、優輝も良いところあるじゃない!…全くの手違いで呼ばれた訳でもないんだね(笑))
【翌日の抽選会室】
「それでは1号室のチーム【アルバート】から中に入ってください」
「はい!」
「行こうかヒイロ」
抽選会室の模様は通信魔法で、城内や城下町の各所に設置された魔力投射機により中継されていた
「カルーア、引いて良いよ」
「そうかい?じゃあ遠慮なく、わたしが…ん…どれどれ…2番だよ」
「チーム【アルバート】2番です」
木の箱の中に入れられた紙を取り抽選するというレトロな方法だった
「以外にシンプルなやり方だったな」
「んー、逆にその方が不正の防止がしやすいのかもね」
カルーア達が抽選を終え部屋の外に出ると、王様の弟(自由自治区の長)であるレイドと、キメラのキッチュが居て声を掛けられた
「よう!」
「引いてくる!」
約1分後…レイド達が出てきた
「3番だったぜ。2回戦でお前らと当たれるな。1回戦で負けんなよ(笑)」
「キッチュのチカラ見せるんだからね!」
「はいはい、ソッチこそね」
やはりレイド達は、特にキッチュはカルーア達にライバル心を燃やしていた。そんなレイド達の次に別の組が抽選しに中に入ろうとした時、カルーア達に気が付く
「おやおや、ヒイロ君にカルーアちゃんじゃないの。出来たら君たちと戦ってみたいねぇ」
「ヒイロ!同じ鍛冶師としても負けてない!ってところ見せて上げるんだからね」
その2人は室内に入って行った。ソレを見ていたレイドが、2人の素性に気が付いたようだ
「お、おい!今の【舞闘女神】アテナ様じゃないか!出場されるのか?」
どうやらレイドは出場選手の事は注意していなかったようだ。この感じだと【不死の魔女】とか【臥龍族】の参加も知らない感じだ
「ガチャ」抽選を終えたアテナとエリエスが出てきた
「どうだった、何番を引いたんだい?」
カルーアに聞かれたエリエスが「クスッ」と笑って答えた
「4番よ!2回戦で戦えるわね。エリエスが剣技でも成長したところ魅せてあげるわ!」
「そういう事じゃ、楽しみじゃのう!」
他の参加者の抽選には興味が無いのか?アテナ達は自室へと帰って行く。横を通り過ぎられたレイドは、顔面蒼白になっていた
「マジかよっ!?1回戦で、あの…アテナ様達と試合かよ!」
「ご愁傷さま…わたし達と対戦出来ると良いね(笑)ヒイロ、わたし達も部屋に帰ろうか?」
「そうだな。試合は明日だしな」
ヒイロとカルーアは、立ちすくむレイドの横を通り過ぎた
「レイド、どうかした?」
「あはは…そうか、キッチュは他所の国から来たからアテナ様を知らないか?あはは…やべぇ相手を引いちまった……」
レイドは自由自治区の真の自由を勝ち取る為に、この大会で活躍しようと目論んでいたのだが…この国の伝説の武闘家と当たってしまう大誤算にあってしまった
【アルバート兄妹控え室】
カルーアがヒイロの為に紅茶をいれて持ってきた
「カルーア、俺たちの対戦相手も決まったぞ!」
「へぇ、誰が相手なんだい?まさか、臥龍族とか言わないよね?」
「……【不死の魔女】だ」
「ほぉ!そうか、エーデちゃんか!」
ヒイロはアレクス城攻略戦に参加した時に彼女と少し戦ったので、彼女の強さを思うと緊張しているのだが…
あの時に比べたら遥かにパワーアップしているカルーアは、対戦相手が【不死の魔女】と聞いても別段普通の態度だった
ともあれ、明日の午前中に【不死の魔女】とその配下の【リッチー】との対戦が始まる
「どうする?明日に備えてチームワークとか、戦法考えるとかするか?」
「緊張しているのかい?…必要無いよ。ゆっくりして、しっかり食べて早めに寝て明日に備えれば良いさ」
明日の1試合目に魔女の1人と戦うのだが…ヒイロに比べてリラックスしているカルーアだった
続く
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