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化け物たちとの遭遇編
ヨシュアの初体験
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【キウの館】
遅めになったが食事にありつけた三姉妹達。ようやく2階から降りてきたヨシュアも混ざり、用意された大きなテーブルにモニカ手作りの食事が並べられた
「凄い食事ですの!」
「美味しそうなの!」
「何か貴族様が食べそうな食事みたいだね」
「頂きますぅ!」
見たこともない豪華な食事に歓喜するサーシャ、コハラコ、カルーア、アリス。そのアリスが魔獣族の4人に「モニカさんが頑張って用意してくれたんだよぉ!」と説明していた
「うむ。相変わらずモニカの料理は非の打ち所が無いな!」
「モニカさんの料理を食べると帰ってきた。って安心します」
「お姉さんの料理は私も自慢なんです」
「お、おひしひじゃねーか…」
食べ慣れているキウ、ミアナ、クレアも今日の食事は大満足の様だ。その中でただ1人、顔を赤くしたまま食事をするヨシュア
「ヨシュア様、顔が赤いですよ。どうかしたのですか?」
自分達を待っている間に腕相撲をしていたとは聞いていたミアナだが、勝負の結果…アリスがヨシュアの彼女(父親と兄の公認で)になった事を知らなかった
「な、な、なんでもねーし!」
ヨシュアは必死に平然を取り繕うのだが…ワザとなのか?天然なのか?代わりに答えてしまうエルデス
「ヨシュア様は~アリスさんを~彼女になされたんですよ~」
「あうぅ!」
「ぐほっ!?言うなよ!」
照れるアリスと焦るヨシュア。更にソレを聞いたサーシャが、何やら企んでいる笑顔を浮かべる
(サーシャのあの顔、また何か良からぬ事を企んでいそうだね…やれやれ…)
今までサーシャに何度も嫌な目に合わされているカルーアは、妹サーシャの怪しい笑顔に悪い予感が働いている
「そうなんですのね!アリスお姉様の彼氏になられたんですのね(クスクス)♪」
「い、一応な。一応だぞ!その…」
恥ずかしさから言い訳をしようとするヨシュアだが…その様子を見た元魔王(ザッド)が立ち上がった!
「ヨシュアっ!一応とは何だ!勝負の結果とは言え、アリスちゃんはお前の彼女になる事を受け入れてくれたんだぞ!男なら彼女に対して、優しく誠実な態度を取れなくてどうするんだっ!」
「は、はい…真面目なお付き合いをさせて頂きます…すみません…」
父親のキウ(ザッド)に喝を入れられ、態度を改めるヨシュア
「ところでキウさん。お聞きしたい事があるのですが、宜しいですの?」
(ほうら、やっぱりキタよ!)
サーシャの言葉に、悪い予感が当たっている事を確信するカルーア
「何かな?」
「魔族では男女のお付き合いとは、どんな感じなのですの?お風呂を一緒にするんですの?一緒のお布団で就寝するんですの?」
サーシャはただ悪ノリしている様な言い方をしているが、もちろんソレだけでは無い。アリスが男運が無く、これまでの男との付き合いが上手く行ってない事を心配しているが故の、サーシャなりの気遣いなのだ
「ムフフ、どうなんですの?」
たぶん、そのハズだ……
「ちょっ!?何言ってんだよ!」
サーシャの問いに焦るヨシュア
「アタシと…一緒に…お風呂入りたいのぉ?」
「待てマテまて!彼女になったと言っても、初めて会ったその日に一緒に風呂は早いんじゃねーの?(汗)」
純粋無垢なアリスは真に受けて、照れながらも真剣に悩んでいる。ヨシュアは流石にマズイだろ?と言う感じだが…
「そうだな……流石に2人とも若いし、素肌の付き合いは…早かろうな…まぁ、同じ布団で寝るだけなら良かろう。な?ヒイロ君?」
「アリスはどうなんだ?」
「あの……うん。一緒に寝るくらいなら良いよぉ…彼女だもんね…ね?」
アリスは隣りに座っているヨシュアの方にゆっくり向き直り、頬をピンク色に染めて覗き込むように見てきた
(ぐはっ!何だコイツ?なんでイキナリそんな可愛い顔しやがんだよ!…あ!マズイ、さっき嗅いだ甘い匂いが蘇って来やがる!)
「ヨシュア様!何を焦ってるんですか?だいぶ前ですが一緒に寝てあげた事、何回もあるでしょーが」
「モニカ達と一緒に寝たのなんて、もう5年以上も前の話じゃねーか!」
ヨシュアはサーシャとモニカに囃し立てられ、心の余裕がなくなっていた
「アリスと…一緒に寝る…のか…」
上手く丸められたヨシュアは、アリスと一緒に寝るのは避けられないと覚悟をしていた
「それじゃ姉さん。魔王の息子さんと同じ布団で寝るんだから、身体を綺麗にしにお風呂借りようか?クレアさん良いよね?」
「はい。右奥の部屋が浴室になっております。5人くらいまでなら一緒に入れる広さがあります。今から入れますのでお待ちくださいね」
【大浴場】
一番にアリス、カルーア、サーシャ、コハラコ、エルデスが一緒に入浴した
「うーん…サーシャも胸のサイズには結構自信があるんですけど…エルデスさんは凄いですの!とてもひとつ下とは思えませんの!」
「おっきーい!柔らかーい!」
「あはは!くすぐったいですよ~。小さい頃から~既に大きくなっちゃってました~」
サーシャよりひとつ下の年齢で、彼女よりもひと回り大きいサイズを誇るエルデスの胸に魅入るサーシャ。思わずムニムニと揉むコハラコ
「ぐぬぬ…流石にこれは…目の錯覚どころの差じゃないねw……はぁ…正直に羨ましいよ」
流石のカルーアも自分とのサイズの差は歴然なので、素直に認めざるを得なかった。そんな話題で盛り上がる中、ひとりブツブツ言っているアリス
「ヨシュア君、優しくしてくれるかなぁ?」
そんな心配をしているアリスに、ミアナが優しい言葉を掛ける
「大丈夫ですよ!ヨシュア様は、みんなの前ではあんな態度ですけど、2人になったら優しくなれる人です。なにしろ元魔王(ザッド)様の息子ですからね」
ミアナの笑顔に安心を覚えるアリス
「次は魔獣族の4人で入ってきたまえ……そうだった、言葉が通じないのだな。アリスちゃん、通訳をして欲しい」
「はい。分かったよぉ」
風呂から上がったアリスが服を着て髪をタオルで拭いていると、元魔王(ザッド)から魔獣族の4人に「風呂に入れ」と伝えてくれと頼まれた。彼らと会話できるのはアリスだけだから仕方ない
【ヨシュアの部屋】
彼のひとり部屋のベッドではあるが、魔王の息子のだけはあり、2人くらいなら余裕で入れる大きさだ。アリスは先に布団に入り、ヨシュアが風呂を終えて来るのを待っていた
「ガチャ」しばらくしてから、部屋のドアが静かに開いた
「お、遅くなっちまったな…もう、寝ちまったか?」
「ううん…起きてるよぉ…」
「そ、そうか。待たせちまったかな?…入るぞ?」
「うん、どうぞぉ…今夜は優しくしてね…」
「( ゚∀゚):∵グハッ!!…お、お前…そのセリフはどういう時に使うか分かって言ってんのか?」
「んーん。サーシャが「そう言っておいたら間違いない」って言ってたから…」
「サーシャかよ…末っ子が1番厄介かも知れねーな…」
サーシャはエロい女だ。と認識したヨシュア。一方…男と同じ布団で寝る事には慣れているアリスだが、相手の男がこんなに緊張しているのは初めてなので、アリスも釣られて緊張していた
(だ、大丈夫だ。何も間違いを起こさなきゃ良いんだ!それに、あの三姉妹の中じゃアリスが長女だが、どう見ても一番色恋沙汰には経験が無さそうだ
次女と…特にあの末っ子なら恋愛経験が豊富かも知れないが…アリスなら男性経験は無いはずだ!何も起きるハズが無い…何も…)
普通に見たら1番奥手に見えるアリスが、1番異性との経験が低く見えて当然なのだが…実はアリスだけが生で男のキカン棒を受け入れた経験を持っているのだが、当然初対面のヨシュアに、そんな事は知り得るハズもなかった
続く
遅めになったが食事にありつけた三姉妹達。ようやく2階から降りてきたヨシュアも混ざり、用意された大きなテーブルにモニカ手作りの食事が並べられた
「凄い食事ですの!」
「美味しそうなの!」
「何か貴族様が食べそうな食事みたいだね」
「頂きますぅ!」
見たこともない豪華な食事に歓喜するサーシャ、コハラコ、カルーア、アリス。そのアリスが魔獣族の4人に「モニカさんが頑張って用意してくれたんだよぉ!」と説明していた
「うむ。相変わらずモニカの料理は非の打ち所が無いな!」
「モニカさんの料理を食べると帰ってきた。って安心します」
「お姉さんの料理は私も自慢なんです」
「お、おひしひじゃねーか…」
食べ慣れているキウ、ミアナ、クレアも今日の食事は大満足の様だ。その中でただ1人、顔を赤くしたまま食事をするヨシュア
「ヨシュア様、顔が赤いですよ。どうかしたのですか?」
自分達を待っている間に腕相撲をしていたとは聞いていたミアナだが、勝負の結果…アリスがヨシュアの彼女(父親と兄の公認で)になった事を知らなかった
「な、な、なんでもねーし!」
ヨシュアは必死に平然を取り繕うのだが…ワザとなのか?天然なのか?代わりに答えてしまうエルデス
「ヨシュア様は~アリスさんを~彼女になされたんですよ~」
「あうぅ!」
「ぐほっ!?言うなよ!」
照れるアリスと焦るヨシュア。更にソレを聞いたサーシャが、何やら企んでいる笑顔を浮かべる
(サーシャのあの顔、また何か良からぬ事を企んでいそうだね…やれやれ…)
今までサーシャに何度も嫌な目に合わされているカルーアは、妹サーシャの怪しい笑顔に悪い予感が働いている
「そうなんですのね!アリスお姉様の彼氏になられたんですのね(クスクス)♪」
「い、一応な。一応だぞ!その…」
恥ずかしさから言い訳をしようとするヨシュアだが…その様子を見た元魔王(ザッド)が立ち上がった!
「ヨシュアっ!一応とは何だ!勝負の結果とは言え、アリスちゃんはお前の彼女になる事を受け入れてくれたんだぞ!男なら彼女に対して、優しく誠実な態度を取れなくてどうするんだっ!」
「は、はい…真面目なお付き合いをさせて頂きます…すみません…」
父親のキウ(ザッド)に喝を入れられ、態度を改めるヨシュア
「ところでキウさん。お聞きしたい事があるのですが、宜しいですの?」
(ほうら、やっぱりキタよ!)
サーシャの言葉に、悪い予感が当たっている事を確信するカルーア
「何かな?」
「魔族では男女のお付き合いとは、どんな感じなのですの?お風呂を一緒にするんですの?一緒のお布団で就寝するんですの?」
サーシャはただ悪ノリしている様な言い方をしているが、もちろんソレだけでは無い。アリスが男運が無く、これまでの男との付き合いが上手く行ってない事を心配しているが故の、サーシャなりの気遣いなのだ
「ムフフ、どうなんですの?」
たぶん、そのハズだ……
「ちょっ!?何言ってんだよ!」
サーシャの問いに焦るヨシュア
「アタシと…一緒に…お風呂入りたいのぉ?」
「待てマテまて!彼女になったと言っても、初めて会ったその日に一緒に風呂は早いんじゃねーの?(汗)」
純粋無垢なアリスは真に受けて、照れながらも真剣に悩んでいる。ヨシュアは流石にマズイだろ?と言う感じだが…
「そうだな……流石に2人とも若いし、素肌の付き合いは…早かろうな…まぁ、同じ布団で寝るだけなら良かろう。な?ヒイロ君?」
「アリスはどうなんだ?」
「あの……うん。一緒に寝るくらいなら良いよぉ…彼女だもんね…ね?」
アリスは隣りに座っているヨシュアの方にゆっくり向き直り、頬をピンク色に染めて覗き込むように見てきた
(ぐはっ!何だコイツ?なんでイキナリそんな可愛い顔しやがんだよ!…あ!マズイ、さっき嗅いだ甘い匂いが蘇って来やがる!)
「ヨシュア様!何を焦ってるんですか?だいぶ前ですが一緒に寝てあげた事、何回もあるでしょーが」
「モニカ達と一緒に寝たのなんて、もう5年以上も前の話じゃねーか!」
ヨシュアはサーシャとモニカに囃し立てられ、心の余裕がなくなっていた
「アリスと…一緒に寝る…のか…」
上手く丸められたヨシュアは、アリスと一緒に寝るのは避けられないと覚悟をしていた
「それじゃ姉さん。魔王の息子さんと同じ布団で寝るんだから、身体を綺麗にしにお風呂借りようか?クレアさん良いよね?」
「はい。右奥の部屋が浴室になっております。5人くらいまでなら一緒に入れる広さがあります。今から入れますのでお待ちくださいね」
【大浴場】
一番にアリス、カルーア、サーシャ、コハラコ、エルデスが一緒に入浴した
「うーん…サーシャも胸のサイズには結構自信があるんですけど…エルデスさんは凄いですの!とてもひとつ下とは思えませんの!」
「おっきーい!柔らかーい!」
「あはは!くすぐったいですよ~。小さい頃から~既に大きくなっちゃってました~」
サーシャよりひとつ下の年齢で、彼女よりもひと回り大きいサイズを誇るエルデスの胸に魅入るサーシャ。思わずムニムニと揉むコハラコ
「ぐぬぬ…流石にこれは…目の錯覚どころの差じゃないねw……はぁ…正直に羨ましいよ」
流石のカルーアも自分とのサイズの差は歴然なので、素直に認めざるを得なかった。そんな話題で盛り上がる中、ひとりブツブツ言っているアリス
「ヨシュア君、優しくしてくれるかなぁ?」
そんな心配をしているアリスに、ミアナが優しい言葉を掛ける
「大丈夫ですよ!ヨシュア様は、みんなの前ではあんな態度ですけど、2人になったら優しくなれる人です。なにしろ元魔王(ザッド)様の息子ですからね」
ミアナの笑顔に安心を覚えるアリス
「次は魔獣族の4人で入ってきたまえ……そうだった、言葉が通じないのだな。アリスちゃん、通訳をして欲しい」
「はい。分かったよぉ」
風呂から上がったアリスが服を着て髪をタオルで拭いていると、元魔王(ザッド)から魔獣族の4人に「風呂に入れ」と伝えてくれと頼まれた。彼らと会話できるのはアリスだけだから仕方ない
【ヨシュアの部屋】
彼のひとり部屋のベッドではあるが、魔王の息子のだけはあり、2人くらいなら余裕で入れる大きさだ。アリスは先に布団に入り、ヨシュアが風呂を終えて来るのを待っていた
「ガチャ」しばらくしてから、部屋のドアが静かに開いた
「お、遅くなっちまったな…もう、寝ちまったか?」
「ううん…起きてるよぉ…」
「そ、そうか。待たせちまったかな?…入るぞ?」
「うん、どうぞぉ…今夜は優しくしてね…」
「( ゚∀゚):∵グハッ!!…お、お前…そのセリフはどういう時に使うか分かって言ってんのか?」
「んーん。サーシャが「そう言っておいたら間違いない」って言ってたから…」
「サーシャかよ…末っ子が1番厄介かも知れねーな…」
サーシャはエロい女だ。と認識したヨシュア。一方…男と同じ布団で寝る事には慣れているアリスだが、相手の男がこんなに緊張しているのは初めてなので、アリスも釣られて緊張していた
(だ、大丈夫だ。何も間違いを起こさなきゃ良いんだ!それに、あの三姉妹の中じゃアリスが長女だが、どう見ても一番色恋沙汰には経験が無さそうだ
次女と…特にあの末っ子なら恋愛経験が豊富かも知れないが…アリスなら男性経験は無いはずだ!何も起きるハズが無い…何も…)
普通に見たら1番奥手に見えるアリスが、1番異性との経験が低く見えて当然なのだが…実はアリスだけが生で男のキカン棒を受け入れた経験を持っているのだが、当然初対面のヨシュアに、そんな事は知り得るハズもなかった
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