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化け物たちとの遭遇編
憤慨するカルーア
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【キウの館2階】
「コハラコ…みんなと一緒に帰るノ!」
散々悩んだコハラコだったが…アルバート家族は初めて自分に人としての温もりも与えてくれたかけがえの無い場所。いかにブルージュ村が居心地良くても、その家族の絆は捨てられなかったようだ
……………………………………………
「帰るのに何故、館の2階に?」
コハラコと共に、ヘルメスの街に帰ることにしたアルバート1家。「家までミアナに送らせる」とキウは言ったのだが、何故か館の2階に連れてこられていた
「2階の奥の部屋、何の部屋かご存知でしたか?」
「ふみゅ、そう言えば誰も使ってなかったよねぇ」
確かに昨夜、大人数でキウの館に泊まらせてもらったアルバート家族だが…そんな突然の多数の来客でほとんどの部屋が使用されたにも関わらず、その1部屋だけは使われなかった
「ガチャ」ミアナがその部屋の扉に手をかざすと、doorが独りでに開いた。ミアナの魔力に反応して自動で開いたようだ。中に入ったカルーアは室内の床に注目した
「転移の魔法陣かい?」
「流石カルーアちゃん!正解です。魔法陣はここ以外にも2箇所に設置されています
ひとつはアレクス様の治めるアレクス城の地下
もうひとつは、お師匠様の友人フュール様が眠りについていたヘルメスに近い遺跡です」
「渇望の魔女と出会ったあの遺跡か…」
ヒイロはアルテッツァと決闘し、その後彼女と合体し出来たばかりの赤子を連れて行った魔女を思い出した
「なんとビックリです!お兄さん、フュール様とお知り合いでしたか?」
「ほほお…なかなかに顔が広いようだな」
「そうなのかい?ヒイロ…」
【渇望の魔女】と言えば…魔王専属の魔女である。そんな彼女と面識がある。と言ったヒイロに驚くミアナ、キウ、カルーアたち
【ヘルメスの街西部の遺跡】
ミアナの転移魔法により、アルバート家族たちは瞬間移動でここまでやって来た
「少し待っててくださいね。転移陣を隠しますので…」
ミアナはカモフラージュの魔法を掛けていた
「コハラコ、良かったですの?」
「うん!みんなが、サーシャが好き!」
アルバート家族と共に暮らす事を選んだコハラコを気遣うサーシャ。しかし、アルバート家族とミアナ以外にも付いてきた2人が居る
「ヨシュア君、村を出て良かったのぉ?」
「か、勘違いするなよな!アリスの彼氏になったから付いてきたんじゃないぞ!ようやく【ブルージュ村】を出る口実が出来たから!…なんだからな!」
アリスに顔を近付けられて質問されたヨシュアは、顔を赤くしながら照れ隠しで言っていた。だが、アリスは女の子。照れ隠しとは言え、彼女である自分の為じゃなく、外出する口実が理由と言われ「シュン」とした顔になる。ソレを見たカルーアがヨシュアに詰め寄る
「へ~!キミは姉さんより出歩く口実の方が大事なのかい?(怒)」
照れ隠しと分かっていても、大好きな姉を軽んじる発言を聞き流せないカルーア
「うっせーな!素直に言わなくても…解るだろ?察しろよ!」
「むっ!姉さんは超が付くほどの純粋なんだ!姉さんの彼氏だって言うんなら、姉さんを悲しませない言い方をしてくれないと妹としては黙ってられないんだけど?」
「お、俺は嫌だからな。こっ恥ずかしい!」
「カルーア、分かったからもう良いよぉ…」
カルーアが睨みを効かせても、元魔王の息子ヨシュアは意見を変えようとしない。そこへミアナが近付いて話す
「ヨシュア様。マルバァスという獣神は聞いたこと有りますよね?」
「なんだミアナ?…国家災害級とかってスゲェヤバい魔獣の神だろ?」
「はい!カルーア様はハイエルフ族の秘伝の魔法で、1度はそのマルバァスを倒しているんですよ」
「なにいぃ!?マジかよ!?お前、とんでもねーな!」
元魔王の息子とはいえ、獣神のヤバさは知っていた様だ。ソレを倒している魔法使いは、流石の彼にも脅威的だった
「姉さんを泣かせたら、【七精守護霊(ハーロウィーン)】をぶちかますからね!」
「あっ…はい…」
ミアナは決して嘘を言わない女だと知っているヨシュアは、カルーアがマルバァスを倒している!…と言う話はとても聞き流せるハズがなかったので、大人しく言う事を聞くしかなかった
「さて、準備は出来ましたよ。ヒイロさんの工房に向かいましょうか?ヒイロさんは馬に乗れますよね?ユニコーンにエルデスと乗ってくださいそれ以外は、私の【魔法絨毯(アラビニアシート)】に乗って行きましょう!」
「えっ!?どうしてだい?」
配置の振り分けに疑問を持つカルーア
【帰路】
「ユニコーンって男でも乗せてくれるんですね?」
「そうなんですよ~とりわけ~この子は賢いですから~良い人であるなら~背中に乗られても文句言いませんよ~」
ユニコーンに乗るヒイロ。馬とは違い手綱が無いので、ユニコーンの首の左右をそっと掴んでいた。その後にユニコーンに乗ったエルデスが、背後から彼にしがみつく
「す、すみません~失礼致します~」
ヒイロの背後からピッタリとハグする形になったエルデスの甘い香りと、彼女のご立派な2つのスイカが彼の背中を強烈に刺激した
「うはっ!?これは凄いな…」
「ちょっとヒイロ!何ニヤニヤしてるのさ!」
「い、いや…その…エルなんです!」
「あれ~私の名前は~エルデス。ですよ~?」
街道とは言え、多少の凸凹があるので時折ユニコーンが揺れる
「ムニュン!」その度に、ヒイロの背中にエルフにしては非常に珍しい(カルーアより年下の)エルデスの巨乳が、ヒイロの背中にその存在感を示していた
「うひょー!」
「むっかぁ!ちょっとミアナさん!何でヒイロとエルデスちゃんをユニコーンに乗せてるのさ!」
「1番身体の大きいヒイロさんに馬に乗ってもらったら、軽くなって私が楽だからですし、あのユニコーンもエルデスに懐いてるからですよ」
「むうう…仕方ないんだね。だけど、だけど……ちょっとヒイロ!デレデレしてんじゃないよっ!」
押し付けられるエルデスの巨乳の感触に、ついつい顔がニヤけてしまうヒイロ。ソレを見てカルーアが激怒していた。更にそのカルーアを見てビビるヨシュア
「アリス…お前の妹おっかねーのな、マルバァスという獣神を倒した。って話も納得しちまう迫力だぜ!」
「あん!?何か言ったぁ!?」
エルフ族系はかなり耳が良いので、ヨシュアは小声で言ったのだが、しっかりカルーアに聞かれていた様だ
「プププ…カルーアったら面白いの(笑)やっぱり、付いてきて良かったの!」
「そうですね。コハラコはサーシャ達が守るから安心して良いですの!」
カルーア達のやり取りを見て笑うコハラコ。そんな彼女を見て気合いの入るサーシャ
「ヒイロさんの工房~見るのが楽しみ~ですね~」
「はは、古い工房ですよ。いや、キングス王子の手配で、多少リニューアルされてる筈だから…」
そんな事を言っていると、アルバート家が見えてきた
【ヘルメスの街 西入り口】
「あ、あれ?あの行列は何だい?」
「家が…工房が…凄く立派になってるよぉ!」
「家の場所は間違えてない筈ですの…どういう事なんですの?」
アリスが言うように、ヒイロ達の工房は【名工ヘパイトス】のお店みたいに立派になっているし、生まれ変わった工房に、冒険者達が列を成して並んでいた
「コレは一体、何があったんだ?」
変わり果てた工房に、口がポカンと開いたままのヒイロ
ミアナは沢山の人が居るので、【魔法絨毯(アラビニアシート)】を慌ててしまいこむ。そしてユニコーンを隠す為に森の中に入って行った
果たしてアルバート家の工房に何が起きているのだろうか?
続く
「コハラコ…みんなと一緒に帰るノ!」
散々悩んだコハラコだったが…アルバート家族は初めて自分に人としての温もりも与えてくれたかけがえの無い場所。いかにブルージュ村が居心地良くても、その家族の絆は捨てられなかったようだ
……………………………………………
「帰るのに何故、館の2階に?」
コハラコと共に、ヘルメスの街に帰ることにしたアルバート1家。「家までミアナに送らせる」とキウは言ったのだが、何故か館の2階に連れてこられていた
「2階の奥の部屋、何の部屋かご存知でしたか?」
「ふみゅ、そう言えば誰も使ってなかったよねぇ」
確かに昨夜、大人数でキウの館に泊まらせてもらったアルバート家族だが…そんな突然の多数の来客でほとんどの部屋が使用されたにも関わらず、その1部屋だけは使われなかった
「ガチャ」ミアナがその部屋の扉に手をかざすと、doorが独りでに開いた。ミアナの魔力に反応して自動で開いたようだ。中に入ったカルーアは室内の床に注目した
「転移の魔法陣かい?」
「流石カルーアちゃん!正解です。魔法陣はここ以外にも2箇所に設置されています
ひとつはアレクス様の治めるアレクス城の地下
もうひとつは、お師匠様の友人フュール様が眠りについていたヘルメスに近い遺跡です」
「渇望の魔女と出会ったあの遺跡か…」
ヒイロはアルテッツァと決闘し、その後彼女と合体し出来たばかりの赤子を連れて行った魔女を思い出した
「なんとビックリです!お兄さん、フュール様とお知り合いでしたか?」
「ほほお…なかなかに顔が広いようだな」
「そうなのかい?ヒイロ…」
【渇望の魔女】と言えば…魔王専属の魔女である。そんな彼女と面識がある。と言ったヒイロに驚くミアナ、キウ、カルーアたち
【ヘルメスの街西部の遺跡】
ミアナの転移魔法により、アルバート家族たちは瞬間移動でここまでやって来た
「少し待っててくださいね。転移陣を隠しますので…」
ミアナはカモフラージュの魔法を掛けていた
「コハラコ、良かったですの?」
「うん!みんなが、サーシャが好き!」
アルバート家族と共に暮らす事を選んだコハラコを気遣うサーシャ。しかし、アルバート家族とミアナ以外にも付いてきた2人が居る
「ヨシュア君、村を出て良かったのぉ?」
「か、勘違いするなよな!アリスの彼氏になったから付いてきたんじゃないぞ!ようやく【ブルージュ村】を出る口実が出来たから!…なんだからな!」
アリスに顔を近付けられて質問されたヨシュアは、顔を赤くしながら照れ隠しで言っていた。だが、アリスは女の子。照れ隠しとは言え、彼女である自分の為じゃなく、外出する口実が理由と言われ「シュン」とした顔になる。ソレを見たカルーアがヨシュアに詰め寄る
「へ~!キミは姉さんより出歩く口実の方が大事なのかい?(怒)」
照れ隠しと分かっていても、大好きな姉を軽んじる発言を聞き流せないカルーア
「うっせーな!素直に言わなくても…解るだろ?察しろよ!」
「むっ!姉さんは超が付くほどの純粋なんだ!姉さんの彼氏だって言うんなら、姉さんを悲しませない言い方をしてくれないと妹としては黙ってられないんだけど?」
「お、俺は嫌だからな。こっ恥ずかしい!」
「カルーア、分かったからもう良いよぉ…」
カルーアが睨みを効かせても、元魔王の息子ヨシュアは意見を変えようとしない。そこへミアナが近付いて話す
「ヨシュア様。マルバァスという獣神は聞いたこと有りますよね?」
「なんだミアナ?…国家災害級とかってスゲェヤバい魔獣の神だろ?」
「はい!カルーア様はハイエルフ族の秘伝の魔法で、1度はそのマルバァスを倒しているんですよ」
「なにいぃ!?マジかよ!?お前、とんでもねーな!」
元魔王の息子とはいえ、獣神のヤバさは知っていた様だ。ソレを倒している魔法使いは、流石の彼にも脅威的だった
「姉さんを泣かせたら、【七精守護霊(ハーロウィーン)】をぶちかますからね!」
「あっ…はい…」
ミアナは決して嘘を言わない女だと知っているヨシュアは、カルーアがマルバァスを倒している!…と言う話はとても聞き流せるハズがなかったので、大人しく言う事を聞くしかなかった
「さて、準備は出来ましたよ。ヒイロさんの工房に向かいましょうか?ヒイロさんは馬に乗れますよね?ユニコーンにエルデスと乗ってくださいそれ以外は、私の【魔法絨毯(アラビニアシート)】に乗って行きましょう!」
「えっ!?どうしてだい?」
配置の振り分けに疑問を持つカルーア
【帰路】
「ユニコーンって男でも乗せてくれるんですね?」
「そうなんですよ~とりわけ~この子は賢いですから~良い人であるなら~背中に乗られても文句言いませんよ~」
ユニコーンに乗るヒイロ。馬とは違い手綱が無いので、ユニコーンの首の左右をそっと掴んでいた。その後にユニコーンに乗ったエルデスが、背後から彼にしがみつく
「す、すみません~失礼致します~」
ヒイロの背後からピッタリとハグする形になったエルデスの甘い香りと、彼女のご立派な2つのスイカが彼の背中を強烈に刺激した
「うはっ!?これは凄いな…」
「ちょっとヒイロ!何ニヤニヤしてるのさ!」
「い、いや…その…エルなんです!」
「あれ~私の名前は~エルデス。ですよ~?」
街道とは言え、多少の凸凹があるので時折ユニコーンが揺れる
「ムニュン!」その度に、ヒイロの背中にエルフにしては非常に珍しい(カルーアより年下の)エルデスの巨乳が、ヒイロの背中にその存在感を示していた
「うひょー!」
「むっかぁ!ちょっとミアナさん!何でヒイロとエルデスちゃんをユニコーンに乗せてるのさ!」
「1番身体の大きいヒイロさんに馬に乗ってもらったら、軽くなって私が楽だからですし、あのユニコーンもエルデスに懐いてるからですよ」
「むうう…仕方ないんだね。だけど、だけど……ちょっとヒイロ!デレデレしてんじゃないよっ!」
押し付けられるエルデスの巨乳の感触に、ついつい顔がニヤけてしまうヒイロ。ソレを見てカルーアが激怒していた。更にそのカルーアを見てビビるヨシュア
「アリス…お前の妹おっかねーのな、マルバァスという獣神を倒した。って話も納得しちまう迫力だぜ!」
「あん!?何か言ったぁ!?」
エルフ族系はかなり耳が良いので、ヨシュアは小声で言ったのだが、しっかりカルーアに聞かれていた様だ
「プププ…カルーアったら面白いの(笑)やっぱり、付いてきて良かったの!」
「そうですね。コハラコはサーシャ達が守るから安心して良いですの!」
カルーア達のやり取りを見て笑うコハラコ。そんな彼女を見て気合いの入るサーシャ
「ヒイロさんの工房~見るのが楽しみ~ですね~」
「はは、古い工房ですよ。いや、キングス王子の手配で、多少リニューアルされてる筈だから…」
そんな事を言っていると、アルバート家が見えてきた
【ヘルメスの街 西入り口】
「あ、あれ?あの行列は何だい?」
「家が…工房が…凄く立派になってるよぉ!」
「家の場所は間違えてない筈ですの…どういう事なんですの?」
アリスが言うように、ヒイロ達の工房は【名工ヘパイトス】のお店みたいに立派になっているし、生まれ変わった工房に、冒険者達が列を成して並んでいた
「コレは一体、何があったんだ?」
変わり果てた工房に、口がポカンと開いたままのヒイロ
ミアナは沢山の人が居るので、【魔法絨毯(アラビニアシート)】を慌ててしまいこむ。そしてユニコーンを隠す為に森の中に入って行った
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