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化け物たちとの遭遇編
基礎型超人類 VS 元魔王の息子
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【アルバート工房】
ヒイロ達が久しぶりに工房に帰って来ると…彼の工房では、真っ昼間から冒険者達が長蛇の列を作っていた
「な、何が起こってるんだ?」
「分かんないぃ…」
「鍛冶師のヒイロが居なかったのにね?」
「繁盛してるのは良い事ですけれど…」
「人がたくさんなノ…」
ヒイロも三姉妹もコハラコも何がなにやら、理解出来ないまま入り口に近付いた時…
「はぁいヒイロ、久しぶりね!」
「やーっと帰ったのね。待ってたんだから!」
この街の姉妹Aランク冒険者の、シェリーとシャルルの姉妹が店を手伝っている様だ
「何でキミ達が?」
「くっ、エルフっ娘も居るのね…」
「当たり前だろう!」
この数ヶ月でかなり心身ともに成長したカルーアではあるが…シャルルと会うと喧嘩っぽくなるのは相変わらずだったw
「助っ人が来てくれたのよ。そしたら、その娘目当てに客が殺到しちゃってさ、私達も偶然来た時にミル君にヘルプ頼まれちゃったのよ。案内するわ、シャルルは受け付け続けてね~」
「そんな!?お姉ちゃん!あぁ、ヒイロ~」
シェリーはヒイロの手を取り、工房の中へ入って行く。ソレに付いていく三姉妹達
【工房内】
「ガキン!キイィン!」作業室内から金属を叩く音が聞こえてくる
「兄さんはここに居るのに中から音がするね?」
「ガチャ!」アリスがドアノブに、手を掛けて開き中に入った
「もしかしてぇ…あっ!やっぱりエリエスちゃんだぁ!」
「アリスお姉さま!?お待ちしておりましたわ!お帰りなさいませ!」
工房の中で作業していたのはエリエスだった。どういう事なのか訳を聞いてみると…
「ヒイロさんが中々戻られなかったから、商業ギルドが修理依頼の貯まり過ぎてパンクしてましたの。アリスお姉さまの手助けになればと、私がここで作業して依頼を代行していました」
「それで…ですね…エリエスさん目当てで…直接…来ちゃうお客さんが…増えてしまって…こんな事に…」
「なるほど。それはすまない事をした。後は俺がするよ、ありがとう助かったよ」
お金に余裕が無い冒険者は高額の【ヘパイトス工房】に依頼出来ないので、低額で修理してくれるヒイロをアテにしているのだが…彼が1週間も帰らなかったから、冒険者は武具を直せなかったので冒険に出れなくて困っていたらしい
何とかしなくちゃ!と思ったミルがエリエスを頼った。と言う事だった
「はいはーい!皆さん、ヒイロが戻ったから依頼はこなして行くので帰って待っててくださーい!速く帰らないと雷が落ちるかもよ~」
「ひぇぇ!」
「後はよろしく~」
「ヒャッハー」
カルーアが一喝すると、エリエス目当てで来ていた冒険者たちは帰って行った
【取り敢えずひと息】
ミルが紅茶と茶菓子を用意しだした。ソレをサーシャが手伝う。更にコハラコがサーシャの手伝いで、お菓子をテーブルに並べた
「へぇ、ファルバァスを討伐した後にブルージュ村って所に行ってたのね」
「帰りが遅かったから心配したのよ、ヒイロ」
シェリーとシャルルも心配してくれていた様だ
「ところでさ…そのシャツ1枚姿の露出高いエルフさんは…何です?」
ダボダボシャツ1枚でユラユラしているエルデスが、どうしても目を引いてしまう
「これが~私の~私服ですから~気にしないで~くださいね~」
周りの対応など気にせず、いつも通りマイペースのエルデス
「ブルージュ村のミアナと申します。このエルフはエルデス。そしてこの少年が村長の息子のヨシュア君です。皆さん、宜しくお願いします」
常識人のミアナが上手く自己紹介をしてくれたので、説明の手間がなく助かったヒイロ
「俺がヨシュアだ……まぁ、仲良くしてくれ…」
ぶっきらぼうな挨拶ではあるが…コレでも彼にしてみれば十分妥協した話し方だったのだが…
「ふーん…村長の息子だが何だか知りませんが、初対面の人を相手に随分と口の利き方がなっていませんわね!」
「んだとっ!調子に乗んなよ!…それにだ!お前、さっきからアリスにベタベタしやがって、どういうつもりだ!?」
ヨシュアの話し方に納得のイカないエリエス。それもそのハズ、宮廷鍛冶師と舞闘女神の孫として王宮でも働ける教育を受けてきたエリエスにしてみれば、ヨシュアの話し方は見過ごせないのだろう
「私とお姉さまは、特別な関係ですから!スキンシップしているに過ぎませんが!?それよりも、何故ソレを貴方にとやかく言われなくてはならないのか?理解出来ませんわ!」
「とやかく言うに決まってるだろ!アリスは俺の彼女なんだからなぁ!」
突然の告白に驚くエリエス
しかし、黙って納得するハズが無い
「ふん!貴方みたいな素行の悪いお子様が彼氏なんて、到底お姉さまに釣り合いませんわ。行儀が直せないなら、せめてお姉さまか…私より強くなってお姉さまを守れる様になってから、彼氏ヅラして欲しいものですわ!」
「あん!?俺がお前に勝てないとでも思ってんかよ!?」
カルーアとシャルルがヒイロを巡ってよく揉める様に、エリエスとヨシュアもアリスを巡って同じ様に揉め始めていたw
「私に勝てる様なら、お姉さまの彼氏と認めてあげなくも無いですわ」
「良い度胸だな!吠え面かかせてやるぜ!なんてったって、俺は元魔……!?あ、痛たた!何すんだ?ミアナ!」
エリエスの煽りに乗っかったヨシュア。まだまだ若い彼はつい自分の正体を言ってしまいそうになったが…
(ヨシュア様。キウ様の言いつけを忘れたのですか?村の外ではアルバート家の者以外には【魔王の息子】である事は他言無用と固く言われましたでしょ?)
ミアナはヨシュアだけに聞こえる様に小声で伝えた
「もとま??何ですかソレは?」
「うぐっ!そうだったな…あ~、俺はかなり鍛えられてるから…その、何だ…お前より「もっとましだ」って事だよ!」
「勉強不足ですね~お子ちゃまですね~ヤレヤレですね~」
エルデスにも呆れられるヨシュア
仕方なくミアナが助け舟を出した
「エリエスさん、先の武闘会での優勝おめでとうございます。ですが、覚えておられるでしょう?キウ様の戦闘能力の高さと私の魔法。彼は私達2人が昔からミッチリ稽古しておりますので、強さはかなりの物ですよ」
「お、おう。ミアナの言う通りだ!小さいからって甘く見んなよ!」
武闘会決勝戦で戦った、キウとミアナから鍛えられている。と聞いてはエリエスもヨシュアをタダの生意気な子供。との認識を変えた
【アルバート家中庭】
「良いですわ!今から外で勝負しましょう。私に勝てるのなら、お姉さまの彼氏という話。……認めてあげますわ」
「その自信。叩き潰してやるぜ!」
「寝言は寝(キゼツし)て言いやがれ!ですわ!」
「ところで、お前。そんな薄着で戦う気かよ?舐めてんのか?」
「鍛冶師の仕事で汗だくでしたからね。貴方程度と戦うのに防御など気にする必要などありませんわ」
鍛冶師の仕事というのは、武器や防具を叩くのに高温の傍で作業するので大量に汗をかく。その作業着を脱いだ姿でヨシュアと戦うエリエス
「あわわ…お兄ちゃん、どうしよぅ…どうしたら良いぃ?」
「諦めろアリス。もう無理だよ」
エリエスとヨシュアの勝負は、既に止められそうもなかった。アリスを掛けて2人の勝負が始まろうとしていた
続く
ヒイロ達が久しぶりに工房に帰って来ると…彼の工房では、真っ昼間から冒険者達が長蛇の列を作っていた
「な、何が起こってるんだ?」
「分かんないぃ…」
「鍛冶師のヒイロが居なかったのにね?」
「繁盛してるのは良い事ですけれど…」
「人がたくさんなノ…」
ヒイロも三姉妹もコハラコも何がなにやら、理解出来ないまま入り口に近付いた時…
「はぁいヒイロ、久しぶりね!」
「やーっと帰ったのね。待ってたんだから!」
この街の姉妹Aランク冒険者の、シェリーとシャルルの姉妹が店を手伝っている様だ
「何でキミ達が?」
「くっ、エルフっ娘も居るのね…」
「当たり前だろう!」
この数ヶ月でかなり心身ともに成長したカルーアではあるが…シャルルと会うと喧嘩っぽくなるのは相変わらずだったw
「助っ人が来てくれたのよ。そしたら、その娘目当てに客が殺到しちゃってさ、私達も偶然来た時にミル君にヘルプ頼まれちゃったのよ。案内するわ、シャルルは受け付け続けてね~」
「そんな!?お姉ちゃん!あぁ、ヒイロ~」
シェリーはヒイロの手を取り、工房の中へ入って行く。ソレに付いていく三姉妹達
【工房内】
「ガキン!キイィン!」作業室内から金属を叩く音が聞こえてくる
「兄さんはここに居るのに中から音がするね?」
「ガチャ!」アリスがドアノブに、手を掛けて開き中に入った
「もしかしてぇ…あっ!やっぱりエリエスちゃんだぁ!」
「アリスお姉さま!?お待ちしておりましたわ!お帰りなさいませ!」
工房の中で作業していたのはエリエスだった。どういう事なのか訳を聞いてみると…
「ヒイロさんが中々戻られなかったから、商業ギルドが修理依頼の貯まり過ぎてパンクしてましたの。アリスお姉さまの手助けになればと、私がここで作業して依頼を代行していました」
「それで…ですね…エリエスさん目当てで…直接…来ちゃうお客さんが…増えてしまって…こんな事に…」
「なるほど。それはすまない事をした。後は俺がするよ、ありがとう助かったよ」
お金に余裕が無い冒険者は高額の【ヘパイトス工房】に依頼出来ないので、低額で修理してくれるヒイロをアテにしているのだが…彼が1週間も帰らなかったから、冒険者は武具を直せなかったので冒険に出れなくて困っていたらしい
何とかしなくちゃ!と思ったミルがエリエスを頼った。と言う事だった
「はいはーい!皆さん、ヒイロが戻ったから依頼はこなして行くので帰って待っててくださーい!速く帰らないと雷が落ちるかもよ~」
「ひぇぇ!」
「後はよろしく~」
「ヒャッハー」
カルーアが一喝すると、エリエス目当てで来ていた冒険者たちは帰って行った
【取り敢えずひと息】
ミルが紅茶と茶菓子を用意しだした。ソレをサーシャが手伝う。更にコハラコがサーシャの手伝いで、お菓子をテーブルに並べた
「へぇ、ファルバァスを討伐した後にブルージュ村って所に行ってたのね」
「帰りが遅かったから心配したのよ、ヒイロ」
シェリーとシャルルも心配してくれていた様だ
「ところでさ…そのシャツ1枚姿の露出高いエルフさんは…何です?」
ダボダボシャツ1枚でユラユラしているエルデスが、どうしても目を引いてしまう
「これが~私の~私服ですから~気にしないで~くださいね~」
周りの対応など気にせず、いつも通りマイペースのエルデス
「ブルージュ村のミアナと申します。このエルフはエルデス。そしてこの少年が村長の息子のヨシュア君です。皆さん、宜しくお願いします」
常識人のミアナが上手く自己紹介をしてくれたので、説明の手間がなく助かったヒイロ
「俺がヨシュアだ……まぁ、仲良くしてくれ…」
ぶっきらぼうな挨拶ではあるが…コレでも彼にしてみれば十分妥協した話し方だったのだが…
「ふーん…村長の息子だが何だか知りませんが、初対面の人を相手に随分と口の利き方がなっていませんわね!」
「んだとっ!調子に乗んなよ!…それにだ!お前、さっきからアリスにベタベタしやがって、どういうつもりだ!?」
ヨシュアの話し方に納得のイカないエリエス。それもそのハズ、宮廷鍛冶師と舞闘女神の孫として王宮でも働ける教育を受けてきたエリエスにしてみれば、ヨシュアの話し方は見過ごせないのだろう
「私とお姉さまは、特別な関係ですから!スキンシップしているに過ぎませんが!?それよりも、何故ソレを貴方にとやかく言われなくてはならないのか?理解出来ませんわ!」
「とやかく言うに決まってるだろ!アリスは俺の彼女なんだからなぁ!」
突然の告白に驚くエリエス
しかし、黙って納得するハズが無い
「ふん!貴方みたいな素行の悪いお子様が彼氏なんて、到底お姉さまに釣り合いませんわ。行儀が直せないなら、せめてお姉さまか…私より強くなってお姉さまを守れる様になってから、彼氏ヅラして欲しいものですわ!」
「あん!?俺がお前に勝てないとでも思ってんかよ!?」
カルーアとシャルルがヒイロを巡ってよく揉める様に、エリエスとヨシュアもアリスを巡って同じ様に揉め始めていたw
「私に勝てる様なら、お姉さまの彼氏と認めてあげなくも無いですわ」
「良い度胸だな!吠え面かかせてやるぜ!なんてったって、俺は元魔……!?あ、痛たた!何すんだ?ミアナ!」
エリエスの煽りに乗っかったヨシュア。まだまだ若い彼はつい自分の正体を言ってしまいそうになったが…
(ヨシュア様。キウ様の言いつけを忘れたのですか?村の外ではアルバート家の者以外には【魔王の息子】である事は他言無用と固く言われましたでしょ?)
ミアナはヨシュアだけに聞こえる様に小声で伝えた
「もとま??何ですかソレは?」
「うぐっ!そうだったな…あ~、俺はかなり鍛えられてるから…その、何だ…お前より「もっとましだ」って事だよ!」
「勉強不足ですね~お子ちゃまですね~ヤレヤレですね~」
エルデスにも呆れられるヨシュア
仕方なくミアナが助け舟を出した
「エリエスさん、先の武闘会での優勝おめでとうございます。ですが、覚えておられるでしょう?キウ様の戦闘能力の高さと私の魔法。彼は私達2人が昔からミッチリ稽古しておりますので、強さはかなりの物ですよ」
「お、おう。ミアナの言う通りだ!小さいからって甘く見んなよ!」
武闘会決勝戦で戦った、キウとミアナから鍛えられている。と聞いてはエリエスもヨシュアをタダの生意気な子供。との認識を変えた
【アルバート家中庭】
「良いですわ!今から外で勝負しましょう。私に勝てるのなら、お姉さまの彼氏という話。……認めてあげますわ」
「その自信。叩き潰してやるぜ!」
「寝言は寝(キゼツし)て言いやがれ!ですわ!」
「ところで、お前。そんな薄着で戦う気かよ?舐めてんのか?」
「鍛冶師の仕事で汗だくでしたからね。貴方程度と戦うのに防御など気にする必要などありませんわ」
鍛冶師の仕事というのは、武器や防具を叩くのに高温の傍で作業するので大量に汗をかく。その作業着を脱いだ姿でヨシュアと戦うエリエス
「あわわ…お兄ちゃん、どうしよぅ…どうしたら良いぃ?」
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