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化け物たちとの遭遇編
吸血姫にも衣装
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【アルバート家キッチン】
ヒイロの記憶には残っていないが、彼はリキュールと性行為をした直後なので、理由の分からない疲労に襲われていた
「ふぅ、紅茶ありがとうな。凄く美味しいよ」
(何故だか妙に喉が渇いてるんだよなぁ?…疲れが溜まっているのか?ストレスか?)
「それは良かった!」
(そうだ!認識阻害を切っておかないと…)
鍛冶師の仕事は相変わず忙しいが、普段はソレが言うほど苦痛でもないのに今、やたらと疲れている理由が分からないヒイロ
【アルバート家中庭】
元魔王の息子ヨシュアが、コハラコとカナタンの2人相手に戦闘の修行を付けていた
「きゃんっ!」
「ドサッ!」2人の動きが少しづつ良くなってきた為、ヨシュアもつい手加減が少なくなり、コハラコにクリーンヒットの一撃を入れてしまった
「すまん!大丈夫か?」
「いたたた…うん、でも大丈夫なノ!」
「そうか?…しかし、かなり服が破けてしまったな。コハラコ、カナタン。今日の訓練はここまでにして中に戻るぜ」
「ふいぃぃー…やーっと終わった(汗)もう僕クタクタだよー」
リキュールが使った認識阻害の影響で、室内に全く気が向かなくなっていた3人は、予想以上に訓練に集中していた
【アルバート家キッチン】
「どうしたんだコハラコ?服がボロボロじゃないか!?」
「ボロボロにされちゃったノ…」
「わりぃ!ちぃーと、稽古に熱が入りすぎちまったぜ。コイツの着替え有ったりしねーか?」
室内に入ってきたコハラコのボロボロの服を見たヒイロはビックリした。流石にこの服はもう使えそうになかった
「そうだ!この前、街に出掛けた時にコハラコには内緒でサーシャとカルーアが洋服屋で「是非コハラコに!」って言って買ってた服があるんだ。着てみてくれ」
そう言うとヒイロはコハラコに服を渡そうとしたのだが…コハラコは、みんなが居るその場所でなんの躊躇もなく破れた服を脱ぎ始めた
「ばっ、馬鹿か!?みんなが居るんだぞ!別の部屋で着替えてこいよ!」
おもむろに、その場で着替えを始め10歳の女の柔肌を見せ始めたコハラコに、焦らされたヨシュアだった
「ちょっと待ってくれないかな?ヨシュア君もそうだけど、僕とコハラコちゃんはビッシリ汗をかいてるんだ。先にシャワーを貸してくれないかな?」
「うん!ベタベタするノ…」
「そ、そうだな。取り敢えず2人で風呂に入ってきてくれ」
カナタンの提案を受け、先にシャワーで汗を流してもらうことにした。その間にエルデスとミルが全員分の飲み物を用意していた
「【賢者の石】のチカラで生み出された。って聞いてたけどよぉ、あの常識の無さは問題だぞっ!」
「あはは…そうだな。生まれてから戦闘の知識しか教えられなかった。と聞いているが、流石にマズイよな……」
10歳の見た目をしているが、戦闘方法をメインに5年育てられただけのコハラコは、まだまだ一般常識が欠落しているようだ
振り回されてしまったヨシュアとヒイロ
【30分後】
シャワーを済ませたコハラコとカナタンは、脱衣所で待機していたエルデスから着替えを受け取った
「これ?…ありがとう!早速着てみるね」
……………………………………………
「ガチャ」
着替えを終えたコハラコが、カナタンに連れられてキッチンに来た
「おぉ!コハラコ似合ってるじゃないか!」
「そうかな?サーシャ褒めてくれるかな?」
「サーシャさんも喜ぶと思います」
少し露出の高い服装だが、リキュールもコハラコの可愛さに微笑んでいた
ヒイロもよく似合っていると褒めた
(リキュールの方が生まれて間もないハズだけど、カルーアの知識があるからか?リキュールの方がよっぽど常識あるな)
「むふー!それならば、サーシャが帰ったらたっぷり見せびらかすノ!」
皆から新しい服を褒められたコハラコは、歳相応の子供のように喜んだ
【エルドラ山脈中腹】
三姉妹達は連戦の疲労を癒すべくお茶休憩をしていたが、年頃の少女4人が集まっているからなのか?珍しく恋話に華を咲かせていた
「カルーアちゃんはヒイロさんに愛されているのですね!愛か…私もいずれは知りたいですわ」
リキュールは超人類として進化を果たす為、ヒイロに魅了(チャーム)を掛けてまで性行為に及んだが…ベース型とは言え、同じ超人類であるエリエスもまた「愛」に興味がある様だ
「カルーアさんは、ヒイロさんのどんなところに惚れたのですか?彼の為ならどんな事までなら、してあげられるのですか?」
「もう!わたし達の話はこの辺にしてくれよ。恥ずかしいじゃないか!」
ヒイロとの事が話題の中心となり、エリエスから根掘り葉掘り質問責めにあったカルーアは、耳まで赤くして恥ずかしがっていた
「最後にもうひとつだけ、お聞きしたいのですが…生物は種の存続の為に性行為をして子供を作るじゃないですか?カルーアちゃんは、その為にヒイロさんを選んだのですか?」
「えーっと、もしかしてエリエスさんは愛情と言うものをあまりご存知では無いのかい?」
三姉妹の誰から見ても、強くてスキルも凄くて頼れるエリエスを尊敬の眼差しで見ていたのだが…思わぬところに常識が無いことを知った
「エリエスさんは愛を知らなさ過ぎですの!……こうなったら、サーシャが好みを投げ出してエリエスさんに夜の営みを伝授してあげますの!」
「ゴチン!」
「カルーアお姉様、痛いですの…」
暴走しかけたサーシャの頭に、カルーアは鉄拳を入れた
「そういう事じゃないだろ!愛か…わたしはヒイロの為なら彼に、この身も心も捧げたいと。は、思っているよ…」
「なるほどですわ!愛とは子孫繁栄の為だけではないのですね!カルーアちゃんの様な献身的な想い、凄く美しいですわ!」
「あ、ありがとう…」
「カルーアちゃんがヒイロさんにだけ捧げる尊さ、良いですね!と言うことは…ヒイロさんもカルーアちゃんだけを想っているのですよね?」
「.......ヒイロもわたしだけの男になってくれたら嬉しいな」
「まだ違うのですか?」
そう言われてカルーアは返事に詰まった。確かに「カルーアを1番に愛する」とは言われたものの…その後も他の女を抱いている様な気がしてならないからだ
続く
ヒイロの記憶には残っていないが、彼はリキュールと性行為をした直後なので、理由の分からない疲労に襲われていた
「ふぅ、紅茶ありがとうな。凄く美味しいよ」
(何故だか妙に喉が渇いてるんだよなぁ?…疲れが溜まっているのか?ストレスか?)
「それは良かった!」
(そうだ!認識阻害を切っておかないと…)
鍛冶師の仕事は相変わず忙しいが、普段はソレが言うほど苦痛でもないのに今、やたらと疲れている理由が分からないヒイロ
【アルバート家中庭】
元魔王の息子ヨシュアが、コハラコとカナタンの2人相手に戦闘の修行を付けていた
「きゃんっ!」
「ドサッ!」2人の動きが少しづつ良くなってきた為、ヨシュアもつい手加減が少なくなり、コハラコにクリーンヒットの一撃を入れてしまった
「すまん!大丈夫か?」
「いたたた…うん、でも大丈夫なノ!」
「そうか?…しかし、かなり服が破けてしまったな。コハラコ、カナタン。今日の訓練はここまでにして中に戻るぜ」
「ふいぃぃー…やーっと終わった(汗)もう僕クタクタだよー」
リキュールが使った認識阻害の影響で、室内に全く気が向かなくなっていた3人は、予想以上に訓練に集中していた
【アルバート家キッチン】
「どうしたんだコハラコ?服がボロボロじゃないか!?」
「ボロボロにされちゃったノ…」
「わりぃ!ちぃーと、稽古に熱が入りすぎちまったぜ。コイツの着替え有ったりしねーか?」
室内に入ってきたコハラコのボロボロの服を見たヒイロはビックリした。流石にこの服はもう使えそうになかった
「そうだ!この前、街に出掛けた時にコハラコには内緒でサーシャとカルーアが洋服屋で「是非コハラコに!」って言って買ってた服があるんだ。着てみてくれ」
そう言うとヒイロはコハラコに服を渡そうとしたのだが…コハラコは、みんなが居るその場所でなんの躊躇もなく破れた服を脱ぎ始めた
「ばっ、馬鹿か!?みんなが居るんだぞ!別の部屋で着替えてこいよ!」
おもむろに、その場で着替えを始め10歳の女の柔肌を見せ始めたコハラコに、焦らされたヨシュアだった
「ちょっと待ってくれないかな?ヨシュア君もそうだけど、僕とコハラコちゃんはビッシリ汗をかいてるんだ。先にシャワーを貸してくれないかな?」
「うん!ベタベタするノ…」
「そ、そうだな。取り敢えず2人で風呂に入ってきてくれ」
カナタンの提案を受け、先にシャワーで汗を流してもらうことにした。その間にエルデスとミルが全員分の飲み物を用意していた
「【賢者の石】のチカラで生み出された。って聞いてたけどよぉ、あの常識の無さは問題だぞっ!」
「あはは…そうだな。生まれてから戦闘の知識しか教えられなかった。と聞いているが、流石にマズイよな……」
10歳の見た目をしているが、戦闘方法をメインに5年育てられただけのコハラコは、まだまだ一般常識が欠落しているようだ
振り回されてしまったヨシュアとヒイロ
【30分後】
シャワーを済ませたコハラコとカナタンは、脱衣所で待機していたエルデスから着替えを受け取った
「これ?…ありがとう!早速着てみるね」
……………………………………………
「ガチャ」
着替えを終えたコハラコが、カナタンに連れられてキッチンに来た
「おぉ!コハラコ似合ってるじゃないか!」
「そうかな?サーシャ褒めてくれるかな?」
「サーシャさんも喜ぶと思います」
少し露出の高い服装だが、リキュールもコハラコの可愛さに微笑んでいた
ヒイロもよく似合っていると褒めた
(リキュールの方が生まれて間もないハズだけど、カルーアの知識があるからか?リキュールの方がよっぽど常識あるな)
「むふー!それならば、サーシャが帰ったらたっぷり見せびらかすノ!」
皆から新しい服を褒められたコハラコは、歳相応の子供のように喜んだ
【エルドラ山脈中腹】
三姉妹達は連戦の疲労を癒すべくお茶休憩をしていたが、年頃の少女4人が集まっているからなのか?珍しく恋話に華を咲かせていた
「カルーアちゃんはヒイロさんに愛されているのですね!愛か…私もいずれは知りたいですわ」
リキュールは超人類として進化を果たす為、ヒイロに魅了(チャーム)を掛けてまで性行為に及んだが…ベース型とは言え、同じ超人類であるエリエスもまた「愛」に興味がある様だ
「カルーアさんは、ヒイロさんのどんなところに惚れたのですか?彼の為ならどんな事までなら、してあげられるのですか?」
「もう!わたし達の話はこの辺にしてくれよ。恥ずかしいじゃないか!」
ヒイロとの事が話題の中心となり、エリエスから根掘り葉掘り質問責めにあったカルーアは、耳まで赤くして恥ずかしがっていた
「最後にもうひとつだけ、お聞きしたいのですが…生物は種の存続の為に性行為をして子供を作るじゃないですか?カルーアちゃんは、その為にヒイロさんを選んだのですか?」
「えーっと、もしかしてエリエスさんは愛情と言うものをあまりご存知では無いのかい?」
三姉妹の誰から見ても、強くてスキルも凄くて頼れるエリエスを尊敬の眼差しで見ていたのだが…思わぬところに常識が無いことを知った
「エリエスさんは愛を知らなさ過ぎですの!……こうなったら、サーシャが好みを投げ出してエリエスさんに夜の営みを伝授してあげますの!」
「ゴチン!」
「カルーアお姉様、痛いですの…」
暴走しかけたサーシャの頭に、カルーアは鉄拳を入れた
「そういう事じゃないだろ!愛か…わたしはヒイロの為なら彼に、この身も心も捧げたいと。は、思っているよ…」
「なるほどですわ!愛とは子孫繁栄の為だけではないのですね!カルーアちゃんの様な献身的な想い、凄く美しいですわ!」
「あ、ありがとう…」
「カルーアちゃんがヒイロさんにだけ捧げる尊さ、良いですね!と言うことは…ヒイロさんもカルーアちゃんだけを想っているのですよね?」
「.......ヒイロもわたしだけの男になってくれたら嬉しいな」
「まだ違うのですか?」
そう言われてカルーアは返事に詰まった。確かに「カルーアを1番に愛する」とは言われたものの…その後も他の女を抱いている様な気がしてならないからだ
続く
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