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♡『熱い身体』(SIDE 湊 京)
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~~~登場人物~~~
♡湊 京(みなと けい) 41歳
優秀な心臓外科医。
肩まで伸ばしたロン毛。青光りする黒髪。
医者とは思えないチャラチャラした軽い雰囲気。いい加減で荒っぽい喋り方。
人を小馬鹿にした話し方をする。
患者に対しては、優しく紳士的。腕の良い一流の心臓外科医。
亡くなった恋人、朝倉のことが忘れられない。
♡剛谷 猛(ごうたに たける)34歳
がっしりとした190センチの大きな体。
背中が広く、胸板が厚い。筋肉質の体格に恵まれた大男。
消化器外科医。
男気に溢れ、面倒見が良い。
指導医だった湊のことが好き。
♡甘崎 陽大(かんざき はると) 34歳
生意気、毒舌、自信家の脳外科医。
茶髪、耳下で揃えられたストレートヘア。
パッツン前髪を縛って上に上げている。幼さの残る顔立ち。
♡野崎 一彦(のざき かずひこ) 48歳
陽大の上司。愛治医療センターの脳外科医。常識人。
清潔感のある七三分けの前髪をサイドに流している。
アダルトな雰囲気の色気のあるイケオジ。
いつも穏やかで、余裕のある大人の男。
~~~~~~~~~~~
野崎先生の自宅で、ホームパーティ。
陽大から野崎先生のバースデーサプライズをしたいと相談された手前、断ることが出来なかった。
野崎先生には昔から世話になっている。
朝倉先生が生きていた頃は、よくこんなふうに集まったものだった。
あの頃のことを思い出すのは、いまだに辛い。
まだ彼の死と向き合うことが出来ていない自分に不甲斐なさを感じながらも、俺は一歩が踏み出せないままでいた。
「気分はどうだ?水持ってきた。」
ゲストルームのベッドに横たわった剛谷は、珍しく見事に酔い潰れていた。
新歓の頃から彼を見ているが、こんな酔い方をするのは初めてだ。
眉間に皺を寄せ苦しそうに呼吸していた彼が、起き上がって水を受け取る。
ゴクゴク、と彼の喉元が動く様を見ていたら、妙な気分になりそうで慌てて目を逸らした。
水を一気に飲み干した彼が、俺にコップを手渡す。
「湊先生・・・俺・・」
だからアルコールは嫌いなんだ。
ここがどこであるかも忘れ、熱っぽい視線で俺を見る剛谷と距離をとる。
「もう少し横になってろ。」
部屋を出ようと背を向けた俺の手を、強い力で引く剛谷の腕。
「この馬鹿力・・・っ」
振り払おうとすると、壁を背に迫られた。
「おい、剛谷、」
壁ドンだけでは飽き足らず、こともあろうに奴は思い切り俺に抱きつく。
「酔いつぶれてたんじゃねぇのかよ・・、離れろバカ、」
「好きだ・・・あんたのことが・・・どうしようもなく好きなんです・・・っ」
「ここがどこかわかってんのかよ?落ち着けって・・」
熱くて大きな身体に抱きしめられ、その力の強さ、彼の必死さに動揺する。
「湊先生・・・好きです・・っ」
馬鹿の一つ覚えかよ、と内心毒付くも、心臓がバクバクと荒ぶっていた。
「こら、剛谷・・お前いい加減に、」
引き離そうとしたところでタイミング悪く扉が開き、陽大が入ってくる。
「うわ、びっくりした!!・・・お邪魔しました~。」
彼は俺たちのただならぬ様子に慌てて扉を閉めると、バタバタと立ち去っていった。
「ったく・・・陽大に見られたじゃねぇか。あいつ絶対ぇ騒ぐぞ。お前・・・一体何なんだよ。」
返事もせず抱きついたままの剛谷に、心底うんざりする。
ここまで煩わしいと思うのは、自分の中に暴かれたくない気持ちがあるからなのかもしれない。
剛谷の真剣な視線に、いつも胸がざわつくのは・・本当に罪悪感のせいなのだろうか。
その問いの答えを探すように、俺はただ黙って彼の鼓動の音を聞いていた。
♡湊 京(みなと けい) 41歳
優秀な心臓外科医。
肩まで伸ばしたロン毛。青光りする黒髪。
医者とは思えないチャラチャラした軽い雰囲気。いい加減で荒っぽい喋り方。
人を小馬鹿にした話し方をする。
患者に対しては、優しく紳士的。腕の良い一流の心臓外科医。
亡くなった恋人、朝倉のことが忘れられない。
♡剛谷 猛(ごうたに たける)34歳
がっしりとした190センチの大きな体。
背中が広く、胸板が厚い。筋肉質の体格に恵まれた大男。
消化器外科医。
男気に溢れ、面倒見が良い。
指導医だった湊のことが好き。
♡甘崎 陽大(かんざき はると) 34歳
生意気、毒舌、自信家の脳外科医。
茶髪、耳下で揃えられたストレートヘア。
パッツン前髪を縛って上に上げている。幼さの残る顔立ち。
♡野崎 一彦(のざき かずひこ) 48歳
陽大の上司。愛治医療センターの脳外科医。常識人。
清潔感のある七三分けの前髪をサイドに流している。
アダルトな雰囲気の色気のあるイケオジ。
いつも穏やかで、余裕のある大人の男。
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野崎先生の自宅で、ホームパーティ。
陽大から野崎先生のバースデーサプライズをしたいと相談された手前、断ることが出来なかった。
野崎先生には昔から世話になっている。
朝倉先生が生きていた頃は、よくこんなふうに集まったものだった。
あの頃のことを思い出すのは、いまだに辛い。
まだ彼の死と向き合うことが出来ていない自分に不甲斐なさを感じながらも、俺は一歩が踏み出せないままでいた。
「気分はどうだ?水持ってきた。」
ゲストルームのベッドに横たわった剛谷は、珍しく見事に酔い潰れていた。
新歓の頃から彼を見ているが、こんな酔い方をするのは初めてだ。
眉間に皺を寄せ苦しそうに呼吸していた彼が、起き上がって水を受け取る。
ゴクゴク、と彼の喉元が動く様を見ていたら、妙な気分になりそうで慌てて目を逸らした。
水を一気に飲み干した彼が、俺にコップを手渡す。
「湊先生・・・俺・・」
だからアルコールは嫌いなんだ。
ここがどこであるかも忘れ、熱っぽい視線で俺を見る剛谷と距離をとる。
「もう少し横になってろ。」
部屋を出ようと背を向けた俺の手を、強い力で引く剛谷の腕。
「この馬鹿力・・・っ」
振り払おうとすると、壁を背に迫られた。
「おい、剛谷、」
壁ドンだけでは飽き足らず、こともあろうに奴は思い切り俺に抱きつく。
「酔いつぶれてたんじゃねぇのかよ・・、離れろバカ、」
「好きだ・・・あんたのことが・・・どうしようもなく好きなんです・・・っ」
「ここがどこかわかってんのかよ?落ち着けって・・」
熱くて大きな身体に抱きしめられ、その力の強さ、彼の必死さに動揺する。
「湊先生・・・好きです・・っ」
馬鹿の一つ覚えかよ、と内心毒付くも、心臓がバクバクと荒ぶっていた。
「こら、剛谷・・お前いい加減に、」
引き離そうとしたところでタイミング悪く扉が開き、陽大が入ってくる。
「うわ、びっくりした!!・・・お邪魔しました~。」
彼は俺たちのただならぬ様子に慌てて扉を閉めると、バタバタと立ち去っていった。
「ったく・・・陽大に見られたじゃねぇか。あいつ絶対ぇ騒ぐぞ。お前・・・一体何なんだよ。」
返事もせず抱きついたままの剛谷に、心底うんざりする。
ここまで煩わしいと思うのは、自分の中に暴かれたくない気持ちがあるからなのかもしれない。
剛谷の真剣な視線に、いつも胸がざわつくのは・・本当に罪悪感のせいなのだろうか。
その問いの答えを探すように、俺はただ黙って彼の鼓動の音を聞いていた。
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