愛が重いなんて聞いてない

音羽 藍

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新たな草木が靡く風の章

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組み敷かれ、ユリウスが舌舐めずりをして、私の身体を撫で回した。
さわさわと足先から太ももを撫でて、恥丘をするりと撫でた。
しかしながら、手は離れしまい私は焦らしてくるユリウスの顔を見た。

くすぐったさと強く来ない快感にむずむずとしながら、徐々に私の脳内は性欲に染まって早く触って欲しいという気持ちと、彼にも気持ち良くなって欲しいという気持ちがあった。

「シア……気持ち良いか?どこをもっと触って欲しい?」
「ん……胸と……後ここも。」

ユリウスの熱のこもった視線を横目にみながら、私は自分で胸を軽く触り、その後いまだに触ってくれてない下半身へ視線を向けて、ユリウスに見せるのが、もう何度も夜を重ねているがいまだに少し恥ずかしい。
それを求められているのはわかっているが言うのは別だ。
私自身の手を恥丘を進みするりと手を置いた。

「仰せの通りにしようか。」
「くるしゅう無い」

ユリウスに手を取られ、ちゅと軽く手にキスを落とされ、私はまるで乙女ゲームのワンシーンの様な光景で、ユリウスと目が合い、思わず、ふふと軽く笑いあった。

顎をそっと優しく掴まれて私は目を閉じて唇を重ねた。
ふたりの舌が狂った様に絡み合い、荒々しくキスをして、私は積極的に絡めて求めた。

糸を引き唇が離れてユリウスの顎と私の顎に垂れたのをぼぉっと眺めていた。

「んはっ、ぁっ……」
「コレが良い?」
「それっすきぃ」

ユリウスの手が胸を触り、片方の乳首をその先端を押し込むようにぐりぐりいじられて、私はくぐもった喘ぎ声を出して身を捩った。

揉みしだかれた胸から手が離れ、秘部に伸ばされた指が中に入り軽く指を曲げたり、指の腹が中を押されてたりしているのを感じた。

その気持ち良い感覚に喘いで、視界が潤み、イキそうになっているのを感じていると、ユリウスの片手が胸から上に進んだ。

「ぁぁ……そこ……弱いからぁイッちゃうから」
「イッて良いよ、気持ち良くなって」

それはやめてと思ったがするりと進み喉元へと進み逆鱗を優しく撫でられて私は中でイキそうになっていたのと同時に来た強い快楽にガクガクと達して中のユリウスの指の腹を締め付けてしまう。

「ぁぁっそれぇ」
「シア気持ちいいか?」
「んんっ……きもちよすぎぃっすきっ……それぁっ」


臓腑を撫でられている様なもぞもぞとした感覚と強い快楽にヒクヒクと足を上げてピンッと伸ばして逃そうとしているがユリウスの指は逆鱗をまだ撫でていて、私は頭を振りやめてと伝えよう言おうとしたが口から出るのは甘い喘ぎ声
と考えとは逆に求めていた。

「もっとぉ、奥に入れてぇ……ユリウスおかして」
「くっ……シアっ」

ユリウスは跨って、奥深くまで入ってくる感覚に私は震え、気持ち良さにがぐがくと番に愛される喜びに包まれる。

「はあぁっ……当たってるの……」 

ユリウスの青い瞳は欲に呑まれ、腰を揺らしながら、ばんざいして伸ばされていた私の手をユリウスの手が上から這って重ねられ縫い止められる。
指の一本一本まで重ねられ、彼に包まれているのを感じながら、淫らな音を立てじゅぶじゅぶと入ってくる事に気持ちよさが高まる。

「またっ私もうイッちゃうっ」
「んぐっ……っ」
「っはあぁ……おくで……たくさんびゅくびゅくって……」

私は無意識に声を出して、悦びを伝え、愛されている事を感じながら、性欲が満たされる事に幸せを感じた。
ユリウスの顔が近づいて、だめだと思いながらも逆鱗を舐められながら奥へ貫かれ、熱いものが中に出される感覚と共にゾクゾクしながら何度もイッて奥に中出しされ魔力が注がれ混ざり合う事は快楽の終わりはない。
それを求めてしまうと体力と時間が余裕に過ぎていく。
魔力が放たれ、私の中へ入ってくる事に幸せを感じた。
がぐがぐと痙攣しながら、背を逸らして強過ぎた快楽に呑まれ、気持ちよさにヒクヒクと中を締め付ける。

だが、ユリウスは再び腰を振り始めてしまい私は首を振り無理だと伝えたかった。

「待っ……てぇもう無理っだからっ……」
「またそんなに俺のに絡みついてっ……腰止まらない……」

ゆるく腰を振られながら残りを出され、私はそれさえに感じて、シーツを掴み快楽に耐えたが簡単にイッてしまった。
彼の背中を掴み、ユリウスの自分とは違う男性の肌の感触を触りながら余韻を荒い息を整え、楽しんでいた。

「焦らなくても、何度でもするから」
「ちがっ……」

イッた事やその後触り続けた事で求めていると思われたのか中で硬さを取り戻していくペニスを嘘だと思いながら腰を振られ、ユリウスの頬を染めて、喜んでいる表情を見て、再び始まる止まらない快楽に私は愛されて幸せではあるが、彼の体力には勝てないなと思っていた。





何度も愛し合い中に注ぎ込まれ、果てた私達はベッドの上で体液に塗れながら、キスをした。

唇を重ね、離した。ねばっとした糸が垂れて落ちて、番の匂いに包まれ幸せを感じた。
重ねた後の彼のすっきりした顔を見て、微笑みながら、ぐったりした身体を起こして風呂場へと向かおうとすると彼に抱っこされて向かう。
こぷっと流れ出てくる事に感じてしまい、呻きながら足をふるふるとさせた。
風呂場へ入りお湯を桶に貯めている間に、私はバスチェアに座り秘部に指を自ら入れた。

「……っうぐくっ……」

自らの指で白濁を掻き出していた。
どれだけ精を放たれていたかはわからない。
数える事さえ頭から吹き飛んで行為を楽しんだ私達だった。

かき出してもかき出しても、溢れてくるので私はまだ出るのか?と終わらない事にびっくりした。

「シアが後処理しているのも良いな。自慰しているみたいだ。」
「みないでよ……っ」

それをユリウスに視姦され自身を洗いながら、彼の股間が再び勃ち上がっていることがなにより、嫌な予感が止まらない。

じっとりと熱を感じる目線に羞恥心に包まれ、ここまで身体を重ねてまた行為をしたいというユリウスの体力に恐る。

ざばっと彼が泡を流して、スッと私の身体を持ち上げて彼の膝上に置かれてぬぷっと中に入ってきた事に私は喘ぎ声を上げてまた始まってしまった事にだめだと思いながらも感じてしまっていた。

「またっぁ」
「シア一緒に気持ち良くなろうか。」
「ぁぁんんん」

やり直しじゃないかと言おうとして出た声色はすっかり悦びで満ち、腰は上下に自ら動かして鏡に映る己の卑猥さな姿に恥ずかしさとユリウスに抱きしめられて愛される喜びにただ快楽に呑まれていった。
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