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《簡単なあらすじ》
新婚夫婦がただひたすらいちゃらぶするだけのほのぼのラブ
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アルドリッジ王国に住まう十八歳の伯爵令嬢ミレーラは代々騎士団長を務める家系ペイロ家の令嬢。
しかし、ミレーラは生まれた時から病弱であり挙句に一人娘。母はミレーラを産むとほぼ同時に亡くなってしまっていた。
妻だけを愛していたペイロ伯爵は、再婚を拒否。かといって、大切な一人娘の身体に負担をかけたくない。そう思った伯爵は、ミレーラの夫を次期騎士団長にすることに決めた。
その後、ミレーラの夫に選ばれたのは……騎士団唯一の平民出身の騎士、アドルフィト。
彼は騎士団の中では「成り上がり」と呼ばれており、あまり好待遇ではなかった。しかし、その実力だけは確かなものだったのだ。
片方は自身の立場をいいものにするため。もう片方は、伝統を守るため。政略的な婚約をしたミレーラとアドルフィト。
そして、挙式で初めて自身の夫と対面することになったミレーラは……とにかく動揺した。何故ならば、自身の夫はとにかく堅物で仕事にしか興味がない人間だと聞かされていたから。
だけれど――?
「どうして、どうしてこんなにも甘々なんですか!?」
成り上がりの次期騎士団長は、新妻に一目惚れした……らしい、です!?
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◆hotランキング19位になりました。
◆掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ
◆こんなご時世だからと、とにかくほのぼのするお話です。短編連作の方式を取っております。
文字数 68,700
最終更新日 2022.05.21
登録日 2022.03.02
リベラ王国の王宮で女官として働いているサマンサは仕事が大好きな二十一歳。王宮で働く料理人と婚約もしており、公私ともに順風満帆な日々を送っていた。
しかし、ある日婚約者に一方的に婚約を破棄されてしまう。理由はサマンサのライバルの女官に惚れ込んだという理不尽なものだった。
――これからの恋人は仕事だ!
そう決めたサマンサだったが、普段は冒険者業をしている父親に突然呼び出されたかと思えば、実はサマンサがとある伯爵家の血を引いているということを教えられる。さらには、王子の妃を選ぶ場所である後宮に入るように頼まれて……。
今まで妃候補たちのお世話をしてきたサマンサは、いきなり伯爵令嬢として嫉妬という魔物が住みつく後宮に放り込まれてしまい……。
――えぇい! もうやけだわ!
どうせ婚約者にはフラれてしまった。だったら、ここで一年間だらだらと楽しく生きてやろうじゃない! そんな決意をしたサマンサったが、何故か四人の王子様にあれよあれよという間に気に入られてしまい、結果妃候補筆頭となってしまうのだった。
◆Hotランキング 最高44位
※小説家になろう、魔法のiらんどにも掲載中。
※表紙は508様よりフリーアイコンをお借りしました。
文字数 80,621
最終更新日 2022.05.19
登録日 2021.06.28
二十一歳の女子大生園田美季(そのだ みき)はアルバイト先からの帰り道、通り魔に刺されたことにより命を落とす。
そして、次に目覚めると異世界のローゼンハイム王国に住まう女性ジェシカになっていた。どうやら、ジェシカの身体で三日三晩高熱にうなされた結果前世の記憶を思い出したらしい。
そんなジェシカの側には自分のことを心配そうに見つめる双子の兄妹マークとメアリーがいた。
二人はジェシカの最愛の妹であるフィオナが残した子であり、ジェシカは二人を育てるために実家の伯爵家を二年前に飛び出していたようで。その後、ジェシカたちは三人で仲睦まじく暮らしていたようだが、もうそろそろ蓄えが底を突きそう。そのため、ジェシカこと美季は住み込みで働ける場所を探すことにした。
それから数日後。ジェシカが見つけたのは――王国の五大公爵家の一つであるネーフェ家での住み込みのメイド業。
採用されて以来、ジェシカは持ち前の明るさとたくましさでメイドとしての地位を確たるものにしていく。
すると、公爵家の美貌の兄弟たちや執事からちょっかいを出されるようになって――?
挙句の果てには実家では『落ちこぼれ』と言われていたジェシカの隠された力も、徐々に覚醒していく。
「私にはマークとメアリーを立派に育てるという使命があるので、溺愛はご遠慮くださいませ!」
未婚の子持ちメイドが持ち前の明るさとたくましさで周囲に愛されるようになり、隠された力が覚醒していく逆ハーレムラブ。
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◆同時掲載先→小説家になろう、アルファポリス、エブリスタ(なろうさん先行)
◆マルチエンディングです。
◆表紙は508さまよりフリーアイコンをお借りしております。
文字数 16,142
最終更新日 2022.05.16
登録日 2022.03.15
リフキンド聖王国の第三王女アシュレイは生母の身分が低いからと、異母兄弟たちから虐げられてきた。
さらには、アシュレイの類まれなる光の魔力を妬んだ異母妹ベラドナには悪い噂を流され、社交界では「稀代の悪女」として陰口をたたかれる始末。
挙句の果てには婚約者である公爵令息セオドアに「悪女とは婚姻したくない」と言う理由で婚約破棄を告げられた。
父はアシュレイに新しい婚約を見つけようとするものの、悪女の噂が原因で国内でアシュレイと婚姻したいという男性は現れない。
アシュレイ自身は一生独身でもいいと思っていたが、国内がダメならばと父は他国の皇子との婚姻話を持ってくる。相手は大帝国メイベル帝国の第二皇子ラシャド・メイベルだという。
全力拒否をしようにも、アシュレイに父の決定を覆す権力などない。渋々帝国に向かったものの、初日からラシャドはアシュレイと会おうとはしなかった。
ただ、手紙で「愛することは出来ない」と言われるだけ。
それを知ったアシュレイは悲しむ……ことはなく、だったら憧れのメイドに扮してやろうと考える。
そして、アシュレイは新米メイドアーヤとして帝国の城を駆け回る。その過程で魔法師団長と仲良くなるのだけれど……え? もしかして、貴方が私の旦那様ですか!?
仕事脳の夫とメイドに憧れる妻の、頓珍漢なラブコメディです。
▼hotランキング 最高38位
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※成り行きゆるっとふわっと設定のお話です。
◆掲載先→アルファポリス(先行公開)、小説家になろう、エブリスタ
※タイトルは変更する可能性があります。
文字数 11,396
最終更新日 2022.05.12
登録日 2022.05.07
モフェット伯爵家の長女であるジンジャーは、ある日父に婚約者との婚約解消を告げられる。父曰く、異母妹グラディスと婚約者シドニーは恋仲であり、あろうことか二人の間には子供がいるという。
そして、ジンジャーはグラディスの代わりに借金のカタとして黒い噂の絶えない伯爵セオドリック・シャムロックの元に嫁げと。
「次期伯爵の母になれば、お前も将来安泰だろう」
気味の悪い笑みを浮かべ、父はジンジャーにそんな言葉を投げつけた。
どれだけ嫌がっても、貴族の令嬢にとって父の命令は絶対。
そのため、逆らうことも出来ずにジンジャーはセオドリックの元に嫁ぐことに。
その後、ジンジャーはセオドリックと対面するのだが――……。
「お前は、俺に愛など求めるな。跡取りさえ産んでくれれば、あとは好きにしてくれていい」
セオドリックは、そんな言葉をジンジャーに投げつけてきた。
その言葉を聞いたジンジャーはセオドリックを冷たい人間だと思ったのだが、閨の際に与えられる快楽はとても甘ったるく、優しい。どうやら、彼は人を愛することに慣れない人種らしい。
それに気が付いたとき――ジンジャーは彼の力になりたいと思うようになる。
「愛してくれなんて贅沢は言いません。それでも……もう少しだけ、側にいさせてください」
愛されることに慣れない伯爵令嬢が、愛することに慣れない年上伯爵に不器用な愛を徐々に与えられていくお話。
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◆掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ(唯めいさ名義)
◆表紙はフリー素材をお借りしました。
文字数 34,543
最終更新日 2022.04.26
登録日 2022.02.16
ロンバルディ王国に住まうヴェルディアナは名ばかりの伯爵家バッリスタ家の令嬢。
そんなヴェルディアナは十五歳のある日、両親によって婚約の話を告げられる。相手は名門侯爵家の嫡男であるリベラトーレ・カザーレ。丁寧でとても優しく、ヴェルディアナのことをとても大切に扱ってくれる。まさに、理想の男性。……年齢以外は。
そう、リベラトーレの年齢は八歳。ヴェルディアナよりも七つも年下だったのだ。
「リベラトーレ様だって、こんな年上の妻絶対に嫌になるわ」
ヴェルディアナはそう考え、リベラトーレに対し「貴方は年下すぎるから婚約を解消したい」と告げる。さらに、それから数日後バッリスタ家は没落してしまい、発表前だったヴェルディアナとリベラトーレの婚約はなかったことになった。
それから十年後。平凡な街娘として暮らしていたヴェルディアナは、ある日突然呪われてしまう。しかも、呪いの効力は「異性に触れられると激痛が走る」という厄介なもの。一体だれが呪ったのかは知らないが、このままだと婚姻することが出来ない……! そう思い危機感を抱いたヴェルディアナの前に現れたのは、十八歳の美丈夫に成長したリベラトーレ。彼は王国をも認める優秀な魔法使いの一人になっており、ヴェルディアナに対し一つの真実を告げた。
「その呪い、俺がかけました」
と。挙句の果てにこの呪いはリベラトーレの意思でしか解くことが出来ないらしい。そして、呪いを解く条件として「婚姻して添い遂げる誓いをすること」を提示された。
「俺を捨てたこと、絶対に後悔させてやる」
「俺はヴェルディアナ以外の女なんて、みんな同じに見えるのに」
リベラトーレの側にいれば、呪いの効力は弱まる。そのため、カザーレ侯爵家で侍女として働くことになったのだけれど……この年下男子、滅茶苦茶執着心が強くないですか!? 挙句の果てに、淫らなスキンシップを仕掛けてきて……。
♢Hotランキング 最高11位
※ヒーローは初期はショタですが、Rシーンがあるのは成長してからです。
※エブリスタ、ムーンライトノベルズにも掲載中。
※以前掲載していたものをR18に変更し、再掲載しております。
※【ロンバルディ王国の魔法使い(シュタイン)】シリーズの第1弾です。基本的にヒーローは執着気質のヤンデレオンリー。
文字数 64,561
最終更新日 2022.04.24
登録日 2021.12.21
【転生少女――王子様に捕まってしまいました!?】
大国メーレンベルフ王国では前世の記憶を持つ者は珍しくない。それこそ、五人に一人は持っているレベルで日常的なものだった。
これは、そんな王国で様々な人に捕まってしまう転生少女のお話――……。
☆★☆
メーレンベルフ王国の辺境伯爵家であるブラウンスマ家の長女エステラは、第五王子であるオルランド・メーレンベルフ殿下の追っかけである。
その美しい容姿に魅了され、常日頃からオルランドのことを見つめてきたエステラ。しかし、同じ追っかけの令嬢たちに押され、階段から転落する。そして、身体と頭を強く打ってしまった。
それから三日後。意識を取り戻したエステラには、前世の記憶が蘇っていた。その後、自らの行いを顧みた結果オルランドの迷惑になっていたことに気が付く。
それからは、観賞用として遠くから見つめていよう。そう思ったエステラだったが、何故かオルランド本人に追っかけを「やめたこと」を抗議された。さらには、「貴女には責任を取って婚約していただく」なんて笑顔で言われて……!
転生少女は外堀を埋められて溺愛されまくりらしいです……!
☆hotランキング 最高1位
☆総合ランキング 最高1位
第14回恋愛小説大賞にて奨励賞を受賞しました!
♢『転生少女は捕まりまして』シリーズ、略して『てんつか』の一作目です。
♢2021.08.03 第一部完結
♢2021.09.25 第二部連載開始
※小説家になろうにも掲載中。
※表紙は自作してみました。
文字数 146,495
最終更新日 2022.04.22
登録日 2020.12.10
【執着心強めの第七王子と箱入り聖女の子作りから始まる溺愛婚姻譚!】
大国リヒター王国に住まう伯爵令嬢リリアは王国唯一の力の強い聖女である。
聖女国家でありながら、近年は力の強い聖女が全く生まれなくなってしまったリヒター王国。そこに百年ぶりに生まれた力の強い聖女。それが、リリアだ。
そんなリリアは生まれてすぐに両親から引き離され、王宮で大切に育てられてきた。父と母は毎週のようにリリアに会いに来てくれるため、特別寂しい思いをすることもなかった。
そして、リリアが十八歳を迎えてしばらくした頃。王国の意向により、リリアは力の強い聖女の血を残すためということから、王国に婚姻のちに子作りを命じられる。相手の男性は、王国が勝手に見繕うらしい。
少し躊躇ったリリアだが、それが王国のためならばと承諾。その後、リリアが婚姻することになったのは――王国の第七王子ヴィリバルト。彼のことをリリアは「貧乏くじを引いた哀れな男性」だと思うものの、ヴィリバルトはリリアのことを甘く愛してくれる。
「どうして、こんなにも愛してくれるの?」
そう思いながらも、ヴィリバルトに惹かれていくリリアだったが――ひょんなことから、とある目的を持った悪徳神官に攫われてしまい――……。
「リリアは、俺の全てですから」
「リリア、愛しています。もう絶対に放してあげない」
とにかくリリアが好きすぎる第七王子殿下と、王国最強の聖女の子作りから始まる溺愛婚姻譚。
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▼表紙はフリー素材をお借りしております。
▼掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ
文字数 6,073
最終更新日 2022.04.16
登録日 2022.04.15
その日、フリンス王国に住まう大商会の娘リーフェはやけ酒をしていた。
やけ酒の理由は五年連れ添った婚約者に婚約の解消を告げられたから。しかも、婚約者はその浮気相手を妊娠させたらしく、リーフェは別れるしかなかった。
――本気で慕っていたわけではないが、悔しい。
そう思ったリーフェは、行きつけの酒場でやけ酒をしていたのだ。
そんな時、リーフェに話しかけてくる一人の男性が現れる。彼はブラムと名乗り、この国の英雄的な騎士団の一つ、レインチェス騎士団のメンバーだった。
ブラムと話しているうちに酔いが回ったリーフェは、ついついブラムに「私って、魅力ないですか?」と問いかけてしまう。それに対してのブラムの回答は――
英雄的な騎士団(通称:激重男の集まり)に所属する騎士兼男爵令息(25)×傷心中の商家の娘(20)の、逃げ出したいのに逃げられず、すれ違いたいのにすれ違えないえっちなラブファンタジー。
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◆シリアス少なめ、圧倒的にギャグよりのTL小説です
◆掲載先→ムーンライトノベルズ、アルファポリス、エブリスタ
◆ムーンライトノベルズにて公開しているものを加筆修正しながら載せていきます。6万文字のストックがあります。
文字数 59,607
最終更新日 2022.04.15
登録日 2022.03.11
世界で二大国家と呼ばれている大国の一つ、ラザフォード王国は代々竜人が治めている。特に、高位貴族ともなれば竜の血が入っていることが多く、強い存在が尊重される実力主義の国だった。
そんな王国に住まう伯爵令嬢アリシア・ミーハンはたれ耳うさぎの獣人である。臆病者が多いうさぎの獣人の中でも、アリシアは特に臆病であり、他種族が怖い。特に、竜なんて怖すぎる。
しかし、ある日アリシアは国王である竜人フェリックス・ラザフォードの伴侶を見つけるためのパーティーに招待された。竜人は生涯番という存在しか愛せない。そのため、誰もがフェリックスの番を見つけようと奮闘していた。
それは理解していたアリシアだが、国王など怖すぎて近づきたくもない。そう思いながら、アリシアは渋々パーティーに参加した。もちろん、壁の花として。
このまま何事もなくパーティーが終わりますように。そう願い続けていたアリシアだが、その願いは虚しく散る。何故ならば……ほかでもないフェリックスに目をつけられたからだ。
挙句の果てには、フェリックスはアリシアのことを「食べたい」という。もちろん、それは性的な意味でだったのだが……アリシアは、物理的な意味で食べたいという意味だと受け取り、全力で拒否をしてしまい……。
カリスマ性は溢れるものの、言葉足らずな竜王様(32)に臆病なたれ耳うさぎ(19)がぱっくりと食べられるお話。
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◆Rシーンは遅めです。また、Rシーンがある話には【※】を付けております。
◆表紙は「かんたん表紙メーカー2」様を使用し、作成したもの。
◆掲載先→ムーンライトノベルズ(唯めいさ名義)、エブリスタ、ベリーズカフェ、アルファポリス
※以前別アカウントで投稿していたものを、アカウント統合に伴い再掲載しております。
文字数 60,992
最終更新日 2022.04.05
登録日 2022.02.11
メーレンベルフ王国に住まうタティアナは美貌の一族であるヘイデン子爵家の令嬢。そして、前世の記憶持ち。
タティアナの前世は、美しすぎる容姿の所為でストーカ被害に遭い、挙句に殺された女子大生葉月。
次の人生は平穏に暮らしたい。そう思っていたが、美貌の所為で毎日のように男性から言い寄られる日々。
しかも、ある日刃物で脅され女癖の悪い伯爵に襲われそうになる。
――これで、もう終わりだ。
そう思ったタティアナだったが、寸前で通りかかった騎士に助けられる。しかし、その騎士にお礼を言うにも彼は名乗りもせずに去ってしまう。ただ唯一、貸してもらった上着から彼の名前が「バウティスタ」ということだけを、知る。
その後、それを知ったタティアナの両親は――あろうことか、助けてくれた「バウティスタ」とタティアナの婚約を勝手に決めてしまう。しかも、婚約者として対面するバウティスタは、何処か初心で目も合わせてくれないような青年で――……。
「貴女のこと、好き、です。多分、前世から」
しかも、彼も――前世の記憶持ち。挙句の果てには彼はどうやらタティアナの前世である葉月のことも知っているらしく――……!?
「お、俺が、勝手に、一方的に、見つめていただけ……です、から」
「婚約者なのですから、もっと近づきましょう?」
初心な強面青年騎士(転生者)と美貌の所為で苦労してきた子爵令嬢(転生者)の、前世からの縁が繋がる転生ラブ。
※更新はマイペースな頻度になります。
※表紙は自作しました。
※以前オムニバスの一つとして掲載していたものを、単独にしております(以前のものは削除済み)
※『転生少女は捕まりまして(てんつか)』シリーズのシーズン2の作品です。
文字数 10,750
最終更新日 2022.03.31
登録日 2021.12.14
※過去に書いていたものをリメイクして掲載しています。
フェリシタル王国の名門公爵家、エストレア公爵家の令嬢モニカには幼い頃から親に決められた婚約者がいた。
その婚約者は王国の第一王子であり、王太子であるアイザイア・フェリシタル。
いつも仲良く過ごし、このまま結婚するのだと信じていたモニカ。
しかし……ある時モニカがとある貴族の令息と楽しそうに話していたことにより、アイザイアの態度は豹変する。
「モニカは俺だけ見ていたらいいんだよ。よそ見なんてしたら――俺、そいつを殺しちゃうかもね」
――狂愛の檻に囚われた公爵令嬢は、よそ見なんて許されない。
※エブリスタ、ベリーズカフェにも旧バージョンを掲載中。
※表紙は三日月アルペジオ様よりお借りしたものです。
※10万文字程度で完結します。完結保証です。
※1話につき1500文字目安で投稿しています。他の作品よりも各話は短めです。
文字数 100,209
最終更新日 2021.11.21
登録日 2021.01.31
【以前掲載していたものを加筆修正しながら載せていきます】
――目が覚めたら十年前。まだ、辛うじて幸せだったころでした。
私、フライアは二十五歳の時に死んだ。旦那様である国王陛下やその寵妃、さらには王宮の大臣や使用人たちに虐げられてきた私のことを周りは《お飾り王妃》なんて呼んでいた。心労と過労、それが私を殺したのだ。
そして、次に私が目覚めるとなぜか十年前に巻き戻っていた。それを知った時、私は決心する。
――もう、あんな奴らのために働いて命を落とすことなんてしない、と。
私は元旦那との婚約解消に動きだす。すると……なぜだかたくさんの事件に巻き込まれて。
隣国からの留学生、裏表の激しい侯爵令息、幼馴染の辺境伯の令息に私の頃の支えだった「彼」。さらには魔界の王様。
ちょっとワケアリな人や騎士団の人たちと関わっていく内に……私は、自分の幸せを見つけ出す。
――愛されなかった人間は、その分愛を求めるのよ。
愛されなかったお飾りの王妃が、やり直しの二度目の人生でたった一人の《愛する人》を見つけるお話。
※小説家になろう他にも掲載中。
文字数 52,601
最終更新日 2020.12.14
登録日 2020.04.06
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