20 / 26
20 偽造
しおりを挟む
「バイバイサリチル。こんにちはフェノル」
隣町に行くと決めたら早いもので、もうフェノルの街が見えてきている。
熊クエストが予想以上に金になったので、すぐに移動できたのだ。
今後の活動拠点はここになるだろう。
あのおばさまメイドはしばらくサリチルの街にいたが、屋敷に帰った。一応フェノルに行くと伝えておいたのでいつかまた会いにきてくれると嬉しいなと思いつつ馬車に揺られている。
「サリチルとフェノル間はそんなに離れてないんだね」
実はこの世界の馬車、想像以上に速いんです。
飛行機に乗ったら東京と大阪近いじゃん。みたいな感覚に陥るのと同じで、歩いたら結構な時間がかかるところを馬車が爆走してくれるお陰で半日とか一日とかで済んでいる。
「今度歩いてみろよ」
兄が意地悪言ってくる。
確かに僕が変なことを言ってしまったのだが、歩いたら1週間とかかかりそうな予感だ。特に僕なら。
「遠慮しとくよ」
そうこうしてるうちに街に入る。
また綺麗な街だな。前世の記憶に照らし合わせるならヨーロッパ、お洒落な感じ。
「海ある!!」
久しぶりに見た気がする。
元いた国も海はあるらしいのだが、あまり綺麗でもないし波もそうだが情勢が荒れている。らしい、、、
この目では見たことがない。
確か攻略対象にそこ出身のやつがいたような、、、まぁなんでもいっか。幸い世界の強制力とやらには出くわさないし、なんならすごく運がいい。全てがトントン拍子で進んでいる。
「家探ししろ」
えー、この景色見て何も思わないわけー???って思って兄の顔を見れば少し笑っている。これは兄も綺麗な街並みに感動しているのだろう、、、多分。
「ギルド行って冒険者向けの不動産屋教えてもらおう」
冒険者という職業の特性上、収入が安定しない。だから、一般的な不動産屋だと嫌がられることがあるらしい。
「冒険者カードの偽造は禁止されていますが、これでいいんですね?」
ギルドでカードを提出すると怪訝な顔をした受付嬢に言われた。
えぇ、、、
「あ?なんか文句あんのかよ」
兄がすぐに言い返す。
カードが謎の機械に通される。
そんな偽造とか多い地域なのか?
「しっ!失礼いたしました!!!!」
なんなんだこの人は。
凄い勢いで頭を下げられた。多分だが額が受付の机に当たっている。
「クエストの受注と不動産屋を教えてもらえませんか?」
別に金銭的な不利益を被ったわけじゃないから、この場はこれで済まそう。兄も別にどうでもいいって感じだし。
「短期間でBランクになられたのですね、、、不動産屋に関しては目の前の通り沿いにあるのは大体冒険者歓迎してくれてますよ。中心に向かって値段が上がっていくと考えたら大丈夫です」
隣町に行くと決めたら早いもので、もうフェノルの街が見えてきている。
熊クエストが予想以上に金になったので、すぐに移動できたのだ。
今後の活動拠点はここになるだろう。
あのおばさまメイドはしばらくサリチルの街にいたが、屋敷に帰った。一応フェノルに行くと伝えておいたのでいつかまた会いにきてくれると嬉しいなと思いつつ馬車に揺られている。
「サリチルとフェノル間はそんなに離れてないんだね」
実はこの世界の馬車、想像以上に速いんです。
飛行機に乗ったら東京と大阪近いじゃん。みたいな感覚に陥るのと同じで、歩いたら結構な時間がかかるところを馬車が爆走してくれるお陰で半日とか一日とかで済んでいる。
「今度歩いてみろよ」
兄が意地悪言ってくる。
確かに僕が変なことを言ってしまったのだが、歩いたら1週間とかかかりそうな予感だ。特に僕なら。
「遠慮しとくよ」
そうこうしてるうちに街に入る。
また綺麗な街だな。前世の記憶に照らし合わせるならヨーロッパ、お洒落な感じ。
「海ある!!」
久しぶりに見た気がする。
元いた国も海はあるらしいのだが、あまり綺麗でもないし波もそうだが情勢が荒れている。らしい、、、
この目では見たことがない。
確か攻略対象にそこ出身のやつがいたような、、、まぁなんでもいっか。幸い世界の強制力とやらには出くわさないし、なんならすごく運がいい。全てがトントン拍子で進んでいる。
「家探ししろ」
えー、この景色見て何も思わないわけー???って思って兄の顔を見れば少し笑っている。これは兄も綺麗な街並みに感動しているのだろう、、、多分。
「ギルド行って冒険者向けの不動産屋教えてもらおう」
冒険者という職業の特性上、収入が安定しない。だから、一般的な不動産屋だと嫌がられることがあるらしい。
「冒険者カードの偽造は禁止されていますが、これでいいんですね?」
ギルドでカードを提出すると怪訝な顔をした受付嬢に言われた。
えぇ、、、
「あ?なんか文句あんのかよ」
兄がすぐに言い返す。
カードが謎の機械に通される。
そんな偽造とか多い地域なのか?
「しっ!失礼いたしました!!!!」
なんなんだこの人は。
凄い勢いで頭を下げられた。多分だが額が受付の机に当たっている。
「クエストの受注と不動産屋を教えてもらえませんか?」
別に金銭的な不利益を被ったわけじゃないから、この場はこれで済まそう。兄も別にどうでもいいって感じだし。
「短期間でBランクになられたのですね、、、不動産屋に関しては目の前の通り沿いにあるのは大体冒険者歓迎してくれてますよ。中心に向かって値段が上がっていくと考えたら大丈夫です」
5
あなたにおすすめの小説
BLゲームの悪役に転生したら攻略対象者が全員ヒロインに洗脳されてた
さ
BL
主人公のレオンは、幼少期に前世の記憶を思い出し、この世界がBLゲームで、自身は断罪される悪役だと気づく。
断罪を回避するため、極力攻略対象者たちと関わらないように生きてきた。
ーーそれなのに。
婚約者に婚約は破棄され、
気づけば断罪寸前の立場に。
しかも理由もわからないまま、
何もしていないはずの攻略対象者達に嫌悪を向けられてーー。
※最終的にハッピーエンド
※愛され悪役令息
従者は知らない間に外堀を埋められていた
SEKISUI
BL
新作ゲーム胸にルンルン気分で家に帰る途中事故にあってそのゲームの中転生してしまったOL
転生先は悪役令息の従者でした
でも内容は宣伝で流れたプロモーション程度しか知りません
だから知らんけど精神で人生歩みます
義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!
ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。
「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」
なんだか義兄の様子がおかしいのですが…?
このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ!
ファンタジーラブコメBLです。
平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。
※(2025/4/20)第一章終わりました。少しお休みして、プロットが出来上がりましたらまた再開しますね。お付き合い頂き、本当にありがとうございました!
えちち話(セルフ二次創作)も反応ありがとうございます。少しお休みするのもあるので、このまま読めるようにしておきますね。
※♡、ブクマ、エールありがとうございます!すごく嬉しいです!
※表紙作りました!絵は描いた。ロゴをスコシプラス様に作って頂きました。可愛すぎてにこにこです♡
【登場人物】
攻→ヴィルヘルム
完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが…
受→レイナード
和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。
転生したが陰から推し同士の絡みを「バレず」に見たい
むいあ
BL
俺、神崎瑠衣はごく普通の社会人だ。
ただ一つ違うことがあるとすれば、腐男子だということだ。
しかし、周りに腐男子と言うことがバレないように日々隠しながら暮らしている。
今日も一日会社に行こうとした時に横からきたトラックにはねられてしまった!
目が覚めるとそこは俺が好きなゲームの中で!?
俺は推し同士の絡みを眺めていたいのに、なぜか美形に迫られていて!?
「俺は壁になりたいのにーーーー!!!!」
転生したけどやり直す前に終わった【加筆版】
リトルグラス
BL
人生を無気力に無意味に生きた、負け組男がナーロッパ的世界観に転生した。
転生モノ小説を読みながら「俺だってやり直せるなら、今度こそ頑張るのにな」と、思いながら最期を迎えた前世を思い出し「今度は人生を成功させる」と転生した男、アイザックは子供時代から努力を重ねた。
しかし、アイザックは成人の直前で家族を処刑され、平民落ちにされ、すべてを失った状態で追放された。
ろくなチートもなく、あるのは子供時代の努力の結果だけ。ともに追放された子ども達を抱えてアイザックは南の港町を目指す──
***
第11回BL小説大賞にエントリーするために修正と加筆を加え、作者のつぶやきは削除しました。(23'10'20)
**
悪役令息に転生したので、死亡フラグから逃れます!
伊月乃鏡
BL
超覇権BLゲームに転生したのは──ゲーム本編のシナリオライター!?
その場のテンションで酷い死に方をさせていた悪役令息に転生したので、かつての自分を恨みつつ死亡フラグをへし折ることにした主人公。
創造者知識を総動員してどうにか人生を乗り切っていくが、なんだかこれ、ゲーム本編とはズレていってる……?
ヤンデレ攻略対象に成長する弟(兄のことがとても嫌い)を健全に、大切に育てることを目下の目標にして見るも、あれ? 様子がおかしいような……?
女好きの第二王子まで構ってくるようになって、どうしろっていうんだよただの悪役に!
──とにかく、死亡フラグを回避して脱・公爵求む追放! 家から出て自由に旅するんだ!
※
一日三話更新を目指して頑張ります
忙しい時は一話更新になります。ご容赦を……
悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる