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ダンジョンの入り口から帰宅する幽鬼
寄生虫にご注意
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四八階層。
青白い霧に包まれた鬱蒼とした森だ。
この付近の階層は、寄生系モンスターの宝庫でもある。
そんな森をショコラが珍しく先導していた。とにかく俺の視界の外に出たくないらしく、全身が俺に見えるような位置取りを心掛けている。
「ディーゼルさん、ディーゼルさん、私から目を離さないでくださいね。身体に何か付いたらすぐに取ってくださいね。特別に尻尾触ってもセクハラで訴えませんから、全部取ってくださいね。ノミ一匹見逃しちゃ駄目ですからね。できれば私にくっつく前に、ご自慢の斧で叩き潰しちゃってくださっても誰も文句言いませんからね。あ、でも潰した虫の体液が私にかからないようにお願いしますね。私が無傷でここを通過できたらジェントレスト・ディーゼルの尊称あげますからね。頑張ってくださいね。ちなみにジェントル、ジェントラー、ジェントレストです。今作りました」
もうずーっと喋りっぱなしだ。何か話していないと、足が竦んでしまうのだとか。
「あ」
「ヒエッ……何……?」
俺が漏らした声に、ショコラが肩をビクゥッっと跳ねさせて振り返った。猫耳がペタンと寝て、見ていて面白いくらいに怯えている。
「いや、部屋に置いてある加湿器の水がそのままだったな、と……もう二十日近く部屋を空けているから、帰ったら絶対に水が腐ってる。まぁ、塩素で消毒すればいいんだが、洗う時にちょっとヌルヌルして臭いのが気持ち悪いな、と思ってな」
「本気でどうでもいい……わざとですか? バッデスト・ディーゼルさん」
「あ」
続けて上がった俺の声に、もう騙されないぞと言わんばかりのむっつり顔になるショコラ。
そこで彼女の猫耳に付いていた芋虫を、ピッと摘まんで見せる。
「――これが今、お前の大きな耳から入り込む寸前だった〈ロイコクアイディウム〉だ。これは内耳に産卵し、それが孵化すると、まずは、お前の眼球に寄生する」
ゴクリ。ショコラは耳を押さえて目を丸くした。
「そうなると目がサイケデリックな色に変わるんだが、痛みがないので一人だとまず気付かない。その段階で眼球を潰して駆除できないと、やがて十分育った虫はお前の脳に移動し、再度産卵する」
ショコラの口が戦慄き、目には涙が浮いた。
「脳で繁殖したロイコクアイディウムは、やがて血液脳関門を突破して、全身に虫卵をまき散らす。この段階で痒みを伴った疱疹という形で全身症状が出るが、もう手遅れだ」
エグッ、エグッと小さな嗚咽を上げ始めるショコラ。
「やがて脳機能を乗っ取られ、目立つように木の枝の上とか、高い場所に移動して動けなくなる。最後はお前の身体を餌にして育った成虫が、ウジ虫のようにわんさか皮膚を食い破って這い出してきて、木の上などから次の獲物を探し、こんな風に気付かれないように落っこちてきて耳に取り付く」
つまんだ虫を掲げて見せる。
「なお、ずっと死ねないから自分の中が食い散らかされる感覚や、身体を食い破って何かが大量に外に出ていく感覚は最後まで残る。ロイコクアイディウムに寄生された冒険者の死因はなんと、餓死だ。身悶えひとつできず、穴だらけになった身体は飢えの中で死ぬ」
ブチュリと、虫を潰して話を終えた。
ショコラの目尻から、はらりと涙が落ちた。
「あ゛、あ゛りがどうございまずぅ、ディーゼルざぁん……」
「気にするな。ここはそんなモンスターばかりだ。抱きついてこなくていいから。お前の感謝はもう分かった。だから鼻水を拭けって、甲冑に付くだろう! さっさといくぞ!」
ここら辺の階層は、ダンマスが過去最大級の憤怒状態の時に作られた階層で、挑戦者の心を折るという観点では序盤最凶クラスに属している。大半の冒険者はこの階層を前にして引き返す。
この階層は、こんな具合の寄生モンスターばかりで、しかも寄生モンスター同士が常にお互い寄生し合って潰し合っているという寄生戦国ゾーンでもある。
結果、そんな迷惑極まりない切磋琢磨の中でより強力な寄生モンスターが日々生まれているという、エンドレス蠱毒状態。おかげで己の寄生術の恐ろしさを誇示できる冒険者が来ると、我先にと、ものすごい勢いで狙われる。
ここにおける冒険者は、どうだ見たか俺の寄生術はこんなに凄いんだぞ、と見せつけるためのキャンバスでしかない。
そんな冒険者にとって不条理かつ迷惑千万なゾーンがここ。
俺はご覧の通り空っぽの甲冑。寄生生物など恐るるに足らず。
だが、さすがにこのショコラの怯えっぷりは同情を禁じ得ない。
しゃあなし、とばかりに残り少ないタバコを一本取り出す。
パチンッと燃やして煙を吸い込み、フーッとショコラに吹きかける。
「ケホッ、ケホッ……なにするんですか、こんな時にやめてください」
本気で嫌そうな顔つきになるショコラ。テンパっているようだ。いつもの、脳天気な余裕はこれっぽっちも残されていない。
「虫除けになる。でかいのには効かないから、油断はするなよ」
するとショコラは表情をぱぁっと明るくし、俺の吐き出す煙の中でクルクルと回り始めた。
それにしても――。
ここまで逃げ腰でも引き返さない。何度死んでもへこたれない。
この階層に至るまでの死亡数は、普通の冒険者のそれを凌駕している。
普通、D級以下の冒険者は十層までで攻略を諦めるものだ。ここまで来られるのは最低でもC級。
率直に言って、ショコラの根性には恐れ入る。
このイルバーンへの執着はなんなんだ?
イルバーンが話題に上がると物騒なこと言うが、雰囲気を見ると、そこまで強い恨みを抱いている感じにも見えない。むしろどこか、使命感を感じさせる決然とした眼光を浮かべる時もある。はてな。
そもそもこの女、どうして俺を怖がらないんだ? ベテランの冒険者ですら俺を目の前にすれば腰を抜かして動けなくなるというのに。ショコラはまるで平気だ。
まさか……。
まさか無知すぎて恐怖すら感じられないとか……? すげぇな……。
まぁ、なんでもいいか。
さっさと不埒な侵入者どもをぶっ殺して最奥に帰ろう。
加湿器の話は冗談でもなんでもなく、嫌なんだ。そういうの、すごく嫌。
この森はガスが濃く、視界が通らない。
ショコラは、好奇心さえ押さえていれば、斥候の能力は上々。この森においては好奇心よりも、早く脱出したいという生理的な感情の方が優位に立っているからか、彼女は視界の効かない森を俺のガイドに従って、なかなかお目にかかれない集中力を発揮して先行してくれた。
このエリアは寄生モンスターが主なので、直接的に襲われる恐れはない。気をつけてさえいれば、無傷で通過することも夢ではないのだ。この調子なら問題なく突破できるだろう。
そんな時だった。
「――ん? ディーゼルさん……」
ショコラが立ち止まり、俺の名を呼んだ。
彼女の指差す先を見ると、霧の奥にぼんやりとした人影が浮いていた。
そこには、デブが――裸のデブが、赤い風船を持って森の中で突っ立っていた。
「あの人……まさか……」
「ドルトンだな」
先日、墓地エリアでヘッドハガーの犠牲者というマニアックなコスプレを披露していた変態ドルトン、その人だ。
ヘッドハガーは外れている。遠目には短い金髪の、案外人相は柔和な人物だった。顔だけ見れば変態には見えない。
「っていうかあの人、なんで空中に向かってニコニコ笑ってるんですかぁ……? シンプルに怖いですぅ……っ!」
完全同意だ。あいつ自身がモンスターと言っても通りそうなほど不気味。
見れば、ショコラは自分の両腕に立った鳥肌を、さすさすと宥めていた。
「おい、ドルト――」
「――はっ! これは⁉」
俺の言葉を遮って、ぐるんとこちらに頭を回したドルトン。
「ディーゼル師匠‼ 相変わらず背筋が凍るようなコスプレ・クォリティ! 先ほどから、小生の背筋の悪寒が収まらないので奇妙だと思ってはおりましたが、まさか師匠が同じ階層に来られておられるからだったとはッッッ‼」
ザザッと、目にも留まらぬ動きでジャンピング土下座。俺の前にひれ伏す。
ドルトンのあまりの素早さに、小さく身体が仰け反り、吸い込み過ぎたタバコの煙が兜の隙間という隙間から漏れ出した。
青白い霧に包まれた鬱蒼とした森だ。
この付近の階層は、寄生系モンスターの宝庫でもある。
そんな森をショコラが珍しく先導していた。とにかく俺の視界の外に出たくないらしく、全身が俺に見えるような位置取りを心掛けている。
「ディーゼルさん、ディーゼルさん、私から目を離さないでくださいね。身体に何か付いたらすぐに取ってくださいね。特別に尻尾触ってもセクハラで訴えませんから、全部取ってくださいね。ノミ一匹見逃しちゃ駄目ですからね。できれば私にくっつく前に、ご自慢の斧で叩き潰しちゃってくださっても誰も文句言いませんからね。あ、でも潰した虫の体液が私にかからないようにお願いしますね。私が無傷でここを通過できたらジェントレスト・ディーゼルの尊称あげますからね。頑張ってくださいね。ちなみにジェントル、ジェントラー、ジェントレストです。今作りました」
もうずーっと喋りっぱなしだ。何か話していないと、足が竦んでしまうのだとか。
「あ」
「ヒエッ……何……?」
俺が漏らした声に、ショコラが肩をビクゥッっと跳ねさせて振り返った。猫耳がペタンと寝て、見ていて面白いくらいに怯えている。
「いや、部屋に置いてある加湿器の水がそのままだったな、と……もう二十日近く部屋を空けているから、帰ったら絶対に水が腐ってる。まぁ、塩素で消毒すればいいんだが、洗う時にちょっとヌルヌルして臭いのが気持ち悪いな、と思ってな」
「本気でどうでもいい……わざとですか? バッデスト・ディーゼルさん」
「あ」
続けて上がった俺の声に、もう騙されないぞと言わんばかりのむっつり顔になるショコラ。
そこで彼女の猫耳に付いていた芋虫を、ピッと摘まんで見せる。
「――これが今、お前の大きな耳から入り込む寸前だった〈ロイコクアイディウム〉だ。これは内耳に産卵し、それが孵化すると、まずは、お前の眼球に寄生する」
ゴクリ。ショコラは耳を押さえて目を丸くした。
「そうなると目がサイケデリックな色に変わるんだが、痛みがないので一人だとまず気付かない。その段階で眼球を潰して駆除できないと、やがて十分育った虫はお前の脳に移動し、再度産卵する」
ショコラの口が戦慄き、目には涙が浮いた。
「脳で繁殖したロイコクアイディウムは、やがて血液脳関門を突破して、全身に虫卵をまき散らす。この段階で痒みを伴った疱疹という形で全身症状が出るが、もう手遅れだ」
エグッ、エグッと小さな嗚咽を上げ始めるショコラ。
「やがて脳機能を乗っ取られ、目立つように木の枝の上とか、高い場所に移動して動けなくなる。最後はお前の身体を餌にして育った成虫が、ウジ虫のようにわんさか皮膚を食い破って這い出してきて、木の上などから次の獲物を探し、こんな風に気付かれないように落っこちてきて耳に取り付く」
つまんだ虫を掲げて見せる。
「なお、ずっと死ねないから自分の中が食い散らかされる感覚や、身体を食い破って何かが大量に外に出ていく感覚は最後まで残る。ロイコクアイディウムに寄生された冒険者の死因はなんと、餓死だ。身悶えひとつできず、穴だらけになった身体は飢えの中で死ぬ」
ブチュリと、虫を潰して話を終えた。
ショコラの目尻から、はらりと涙が落ちた。
「あ゛、あ゛りがどうございまずぅ、ディーゼルざぁん……」
「気にするな。ここはそんなモンスターばかりだ。抱きついてこなくていいから。お前の感謝はもう分かった。だから鼻水を拭けって、甲冑に付くだろう! さっさといくぞ!」
ここら辺の階層は、ダンマスが過去最大級の憤怒状態の時に作られた階層で、挑戦者の心を折るという観点では序盤最凶クラスに属している。大半の冒険者はこの階層を前にして引き返す。
この階層は、こんな具合の寄生モンスターばかりで、しかも寄生モンスター同士が常にお互い寄生し合って潰し合っているという寄生戦国ゾーンでもある。
結果、そんな迷惑極まりない切磋琢磨の中でより強力な寄生モンスターが日々生まれているという、エンドレス蠱毒状態。おかげで己の寄生術の恐ろしさを誇示できる冒険者が来ると、我先にと、ものすごい勢いで狙われる。
ここにおける冒険者は、どうだ見たか俺の寄生術はこんなに凄いんだぞ、と見せつけるためのキャンバスでしかない。
そんな冒険者にとって不条理かつ迷惑千万なゾーンがここ。
俺はご覧の通り空っぽの甲冑。寄生生物など恐るるに足らず。
だが、さすがにこのショコラの怯えっぷりは同情を禁じ得ない。
しゃあなし、とばかりに残り少ないタバコを一本取り出す。
パチンッと燃やして煙を吸い込み、フーッとショコラに吹きかける。
「ケホッ、ケホッ……なにするんですか、こんな時にやめてください」
本気で嫌そうな顔つきになるショコラ。テンパっているようだ。いつもの、脳天気な余裕はこれっぽっちも残されていない。
「虫除けになる。でかいのには効かないから、油断はするなよ」
するとショコラは表情をぱぁっと明るくし、俺の吐き出す煙の中でクルクルと回り始めた。
それにしても――。
ここまで逃げ腰でも引き返さない。何度死んでもへこたれない。
この階層に至るまでの死亡数は、普通の冒険者のそれを凌駕している。
普通、D級以下の冒険者は十層までで攻略を諦めるものだ。ここまで来られるのは最低でもC級。
率直に言って、ショコラの根性には恐れ入る。
このイルバーンへの執着はなんなんだ?
イルバーンが話題に上がると物騒なこと言うが、雰囲気を見ると、そこまで強い恨みを抱いている感じにも見えない。むしろどこか、使命感を感じさせる決然とした眼光を浮かべる時もある。はてな。
そもそもこの女、どうして俺を怖がらないんだ? ベテランの冒険者ですら俺を目の前にすれば腰を抜かして動けなくなるというのに。ショコラはまるで平気だ。
まさか……。
まさか無知すぎて恐怖すら感じられないとか……? すげぇな……。
まぁ、なんでもいいか。
さっさと不埒な侵入者どもをぶっ殺して最奥に帰ろう。
加湿器の話は冗談でもなんでもなく、嫌なんだ。そういうの、すごく嫌。
この森はガスが濃く、視界が通らない。
ショコラは、好奇心さえ押さえていれば、斥候の能力は上々。この森においては好奇心よりも、早く脱出したいという生理的な感情の方が優位に立っているからか、彼女は視界の効かない森を俺のガイドに従って、なかなかお目にかかれない集中力を発揮して先行してくれた。
このエリアは寄生モンスターが主なので、直接的に襲われる恐れはない。気をつけてさえいれば、無傷で通過することも夢ではないのだ。この調子なら問題なく突破できるだろう。
そんな時だった。
「――ん? ディーゼルさん……」
ショコラが立ち止まり、俺の名を呼んだ。
彼女の指差す先を見ると、霧の奥にぼんやりとした人影が浮いていた。
そこには、デブが――裸のデブが、赤い風船を持って森の中で突っ立っていた。
「あの人……まさか……」
「ドルトンだな」
先日、墓地エリアでヘッドハガーの犠牲者というマニアックなコスプレを披露していた変態ドルトン、その人だ。
ヘッドハガーは外れている。遠目には短い金髪の、案外人相は柔和な人物だった。顔だけ見れば変態には見えない。
「っていうかあの人、なんで空中に向かってニコニコ笑ってるんですかぁ……? シンプルに怖いですぅ……っ!」
完全同意だ。あいつ自身がモンスターと言っても通りそうなほど不気味。
見れば、ショコラは自分の両腕に立った鳥肌を、さすさすと宥めていた。
「おい、ドルト――」
「――はっ! これは⁉」
俺の言葉を遮って、ぐるんとこちらに頭を回したドルトン。
「ディーゼル師匠‼ 相変わらず背筋が凍るようなコスプレ・クォリティ! 先ほどから、小生の背筋の悪寒が収まらないので奇妙だと思ってはおりましたが、まさか師匠が同じ階層に来られておられるからだったとはッッッ‼」
ザザッと、目にも留まらぬ動きでジャンピング土下座。俺の前にひれ伏す。
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