275 / 300
祝福の理由
しおりを挟む
陛下の執務室の前へ着くと、扉の両脇に立っている騎士が私を見た。いつもの人だけど会話を交わしたことなんて数えるほどしかない。しかも「今は入れない」とか「陛下が待っている」とかそんな話ばかり。
「フィオーレ伯爵令嬢、お待ちしておりました」
「おめでとうございます」
だから何が!?
にっこりと笑ってお礼を言っても全然嬉しくない。「おめでとう」はどうでもいい。そろそろ何がおめでたいのか教えて欲しい。
「あの、先ほどから色々な方に祝福されるのですが、心当たりがございませんの。教えてくださいますか?」
私がそう言うと二人は顔を見合わせた。そして「いや、そんなはずは」とか、「どういうことだ?」とか言って、二人も訳が分からない様子。
少ししてまた私の方を見る。
「どうぞ、中にお入りください。こちらです」
そう言われ、隣の部屋の扉を一人がノックした。
「誰だ」と陛下の声が聞こえる。
「フィオーレ伯爵令嬢でございます」
「入れ」
扉が開けられ、中にいる人たちの顔が見える。そこには私が思っていた以上に皆いた。ユリウス殿下も。
「体は平気か?」
陛下にそう聞かれ頷く。
「はい、たくさん寝ましたのでもうすっかり」
陛下がお誕生日席。その右側の列にユリウス殿下、カイ、リリー。それに向かい合ってヨハン、ヘンドリックお兄様、クリス。それから陛下の斜め後ろにお父様も立っている。珍しい。
私はどこに座ればいいんだろう。クリスの隣いいかな。なんて考えているとクリスが手招きしてくれた。
メイドさんが椅子を引いてくれたので腰かけるとすぐにお茶とお菓子が出て来た。
やったぁ!
「皆様、何のお話をされていらっしゃったのですか?」
この場に宰相であるお父様がいるのだ。個人的な話ではないだろう。それにお父様はユリウス殿下のことは知らなかったはず。お義母様はまだユリウス殿下のことは知らない様子だった。
しかしお父様と言い、マルゴット様と言い、ユリウス殿下の帰還を知っている人が増えている。今後の方針が決まったのだろうか。
「説明の前にエレナ、おめでとう」
そう言ったのはヘンドリックお兄様だった。笑顔だがそれがとても胡散臭い。今までの原因はこの人かもしれない。
「残念ですがその祝福を素直に受け取ることはできません。わたくし、心当たりがございませんの」
そう言った途端、くすくすと笑う声が聞こえてくる。ヨハンとユリウス殿下だった。カイとリリーは明らかに私の視線を避けている。クリスは目が合ったらにこっと笑顔を浮かべた。どこかいつもと違う。何か隠し事をしているような感じ。
陛下とお父様を見る。陛下はいつも通り。お父様は不思議そうな顔だ。
「エレナ、お前が言い出したことだと聞いているが?」
「はい? わたくしが?」
私が何か言った? 祝福されるような何かを? 考えてみても全く出てこない。
「お父様、よく分かりませんがわたくしではないと思われますわ。人違いでは?」
「いいや、お前だ、エレナ。お前が言い出した。皆聞いている」
否定してもそれをすぐヘンドリックお兄様に否定された。陛下を初め、お父様以外が皆頷く。いや、どういうこと!?
「あの、本当に分からないのです。わたくしが何を言ったのかも、どうしておめでとうと言われるのかも。教えてくださいませ」
視線が一度私に集まり、そしてユリウス殿下へと集まる。ユリウス殿下は柔らかい笑みを浮かべた。
「君は僕と婚約したんだよ」
一瞬頭の中が真っ白になった。
「……婚約?」
「うん」
「誰と誰が?」
「だから、君と僕が」
君と僕。つまり私とユリウス殿下。
「はいいぃぃぃ!?」
自分でも驚くくらい大きな声が出た。しかしそんなこと気にしていられない。
「どういうことよ! クリス! どうしてそうなっているの!? 説明して!!」
「エ、エレナ、落ち着いて……」
「落ち着いてなんていられないわよ! どういうこと!?」
クリスに詰め寄ると、クリスは困ったような笑みを浮かべて「落ち着いて」と言うばかり。いいから早く説明して!
そう思った時、コホンと咳払いが聞こえた。
「これ以上恥をさらすな。みっともない」
そして冷ややかな声。お父様の咳払いとお兄様の声だった。急に冷静になって、自分の行動を思い出す。……うん、まずい。大分恥ずかしいことをしている。
えへ、とごまかしの笑顔を浮かべ、椅子に座り直す。そしてもう一度言った。
「どうしてそうなったのですか? どなたか説明をしていただきたいのですが……」
「説明も何も、エレナちゃんが殿下に言ったんだよ」
答えてくれたのはヨハンだった。しかしそれだけでは先ほどと同じだ。ん? ちょっと待って、婚約が決まるようなそれらしい言葉を言ったかもしれない。
「エレナ言っていたよ。わたくしと一緒に生きてくださいませって」
やっぱりぃぃ! 違う! あれはそう言う意味じゃない! これからは私と協力してカイとリリーを支えて行こうって言う意味で、婚約するなんて一言も言っていない!
「まあ、エレナは気付いていないだろうとは思っていたけど」
「ええ、私もなんとなくそう思っておりました」
じゃあ教えてくれてもいいじゃん。クリスを見ると「まあまあ」という顔が笑っていた。絶対クリスも分かっていた。キッと睨むとクリスは「だって」とヨハンの方を見た。
「ごめんね、クリスを止めたのは私なんだ」
「なんで……」
さすがにヨハンには強く出れない。小さい声でそれだけ言うと、答えたのはヘンドリックお兄様だった。
「婚約に関しては他人が口を挟む問題ではない。家の問題だ。不都合があればお前がなんと言おうと婚約をすることはないし、逆もまたしかりだ」
「じゃあわたくしがあんなこと言わなくても婚約は結ばれていたということですか?」
『そういうわけではない』
きっぱりとしたその声はお父様と陛下のものだった。
どういうことよ!!
私は口に出す代わりに心の中で全力で叫んだ。
「フィオーレ伯爵令嬢、お待ちしておりました」
「おめでとうございます」
だから何が!?
にっこりと笑ってお礼を言っても全然嬉しくない。「おめでとう」はどうでもいい。そろそろ何がおめでたいのか教えて欲しい。
「あの、先ほどから色々な方に祝福されるのですが、心当たりがございませんの。教えてくださいますか?」
私がそう言うと二人は顔を見合わせた。そして「いや、そんなはずは」とか、「どういうことだ?」とか言って、二人も訳が分からない様子。
少ししてまた私の方を見る。
「どうぞ、中にお入りください。こちらです」
そう言われ、隣の部屋の扉を一人がノックした。
「誰だ」と陛下の声が聞こえる。
「フィオーレ伯爵令嬢でございます」
「入れ」
扉が開けられ、中にいる人たちの顔が見える。そこには私が思っていた以上に皆いた。ユリウス殿下も。
「体は平気か?」
陛下にそう聞かれ頷く。
「はい、たくさん寝ましたのでもうすっかり」
陛下がお誕生日席。その右側の列にユリウス殿下、カイ、リリー。それに向かい合ってヨハン、ヘンドリックお兄様、クリス。それから陛下の斜め後ろにお父様も立っている。珍しい。
私はどこに座ればいいんだろう。クリスの隣いいかな。なんて考えているとクリスが手招きしてくれた。
メイドさんが椅子を引いてくれたので腰かけるとすぐにお茶とお菓子が出て来た。
やったぁ!
「皆様、何のお話をされていらっしゃったのですか?」
この場に宰相であるお父様がいるのだ。個人的な話ではないだろう。それにお父様はユリウス殿下のことは知らなかったはず。お義母様はまだユリウス殿下のことは知らない様子だった。
しかしお父様と言い、マルゴット様と言い、ユリウス殿下の帰還を知っている人が増えている。今後の方針が決まったのだろうか。
「説明の前にエレナ、おめでとう」
そう言ったのはヘンドリックお兄様だった。笑顔だがそれがとても胡散臭い。今までの原因はこの人かもしれない。
「残念ですがその祝福を素直に受け取ることはできません。わたくし、心当たりがございませんの」
そう言った途端、くすくすと笑う声が聞こえてくる。ヨハンとユリウス殿下だった。カイとリリーは明らかに私の視線を避けている。クリスは目が合ったらにこっと笑顔を浮かべた。どこかいつもと違う。何か隠し事をしているような感じ。
陛下とお父様を見る。陛下はいつも通り。お父様は不思議そうな顔だ。
「エレナ、お前が言い出したことだと聞いているが?」
「はい? わたくしが?」
私が何か言った? 祝福されるような何かを? 考えてみても全く出てこない。
「お父様、よく分かりませんがわたくしではないと思われますわ。人違いでは?」
「いいや、お前だ、エレナ。お前が言い出した。皆聞いている」
否定してもそれをすぐヘンドリックお兄様に否定された。陛下を初め、お父様以外が皆頷く。いや、どういうこと!?
「あの、本当に分からないのです。わたくしが何を言ったのかも、どうしておめでとうと言われるのかも。教えてくださいませ」
視線が一度私に集まり、そしてユリウス殿下へと集まる。ユリウス殿下は柔らかい笑みを浮かべた。
「君は僕と婚約したんだよ」
一瞬頭の中が真っ白になった。
「……婚約?」
「うん」
「誰と誰が?」
「だから、君と僕が」
君と僕。つまり私とユリウス殿下。
「はいいぃぃぃ!?」
自分でも驚くくらい大きな声が出た。しかしそんなこと気にしていられない。
「どういうことよ! クリス! どうしてそうなっているの!? 説明して!!」
「エ、エレナ、落ち着いて……」
「落ち着いてなんていられないわよ! どういうこと!?」
クリスに詰め寄ると、クリスは困ったような笑みを浮かべて「落ち着いて」と言うばかり。いいから早く説明して!
そう思った時、コホンと咳払いが聞こえた。
「これ以上恥をさらすな。みっともない」
そして冷ややかな声。お父様の咳払いとお兄様の声だった。急に冷静になって、自分の行動を思い出す。……うん、まずい。大分恥ずかしいことをしている。
えへ、とごまかしの笑顔を浮かべ、椅子に座り直す。そしてもう一度言った。
「どうしてそうなったのですか? どなたか説明をしていただきたいのですが……」
「説明も何も、エレナちゃんが殿下に言ったんだよ」
答えてくれたのはヨハンだった。しかしそれだけでは先ほどと同じだ。ん? ちょっと待って、婚約が決まるようなそれらしい言葉を言ったかもしれない。
「エレナ言っていたよ。わたくしと一緒に生きてくださいませって」
やっぱりぃぃ! 違う! あれはそう言う意味じゃない! これからは私と協力してカイとリリーを支えて行こうって言う意味で、婚約するなんて一言も言っていない!
「まあ、エレナは気付いていないだろうとは思っていたけど」
「ええ、私もなんとなくそう思っておりました」
じゃあ教えてくれてもいいじゃん。クリスを見ると「まあまあ」という顔が笑っていた。絶対クリスも分かっていた。キッと睨むとクリスは「だって」とヨハンの方を見た。
「ごめんね、クリスを止めたのは私なんだ」
「なんで……」
さすがにヨハンには強く出れない。小さい声でそれだけ言うと、答えたのはヘンドリックお兄様だった。
「婚約に関しては他人が口を挟む問題ではない。家の問題だ。不都合があればお前がなんと言おうと婚約をすることはないし、逆もまたしかりだ」
「じゃあわたくしがあんなこと言わなくても婚約は結ばれていたということですか?」
『そういうわけではない』
きっぱりとしたその声はお父様と陛下のものだった。
どういうことよ!!
私は口に出す代わりに心の中で全力で叫んだ。
11
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた辺境伯様と一緒に田舎でのんびりスローライ
さら
恋愛
美人な同僚の“おまけ”として異世界に召喚された私。けれど、無能だと笑われ王城から追い出されてしまう――。
絶望していた私を拾ってくれたのは、冷徹と噂される辺境伯様でした。
荒れ果てた村で彼の隣に立ちながら、料理を作り、子供たちに針仕事を教え、少しずつ居場所を見つけていく私。
優しい言葉をかけてくれる領民たち、そして、時折見せる辺境伯様の微笑みに、胸がときめいていく……。
華やかな王都で「無能」と追放された女が、辺境で自分の価値を見つけ、誰よりも大切に愛される――。
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる