536 / 2,091
最終章 前編 〈王都編〉
邪魔をするな
しおりを挟む
ハンゾウと共にレナは屋根の上を駆け抜け、瞬動術の能力を発動して一気に跳躍を行う。ハンゾウも日の国の忍者だけが扱える飛脚を利用して後を追跡し、二人は地上の様子を確認しながらバルとアイラを探す。
「レナ殿、あちらの方が騒がしいでござる」
「あっちか!?」
幼少の頃から鍛え上げた聴力でハンゾウは噴水が存在する広場の方で兵士達の騒ぎ声を耳にすると、建物の屋根の上から二人は広場の様子を確認する。どうやら王国兵が冒険者の集団と争っているらしく、怒声が行きかっていた。
「貴様等、隠し事をすると只では済まんぞ!!」
「うるせえっ!!俺達に指図するんじゃねえよ!!そんな女たちなんか知らねえと言っているだろうが!!」
「この場所にこの二人が駆けつけたという報告を受けている!!ここに居たお前達が見ていないはずがない!!」
「何よ偉そうに……知らない者は知らないと言っているでしょ!?」
冒険者と兵士が言い争う光景を見てレナは何が起きているのかとハンゾウに視線を向けると、彼女は会話を聞き取りながら彼等が争うまでの経緯を推理して説明する。
「どうやらこの広場でお二人を見かけたという一般人の報告を受けて兵士が駆けつけたところ、ここで休憩していた冒険者の方々と言い争っているようでござる」
「こんな場所で休憩?しかも夜に……」
「兵士のせいで王都の冒険者は仕事を引き受けられない状態でござるからな。そのせいで仕事も出来ずに街中を徘徊する冒険者も多いのでござるよ。最も、今回の冒険者の方々の中には革命団に通じる人間も居るようでござる」
ハンゾウは冒険者の中に革命団の協力者が存在する事に気付き、二人の捜索のために革命団の人間も協力してくれているらしい。その話を聞いてレナは自分が勝手に救出に向かったのに二人を助けるために動いてくれた革命団に感謝する一方、勝手に行動した事を後で謝罪する事を決めた。
「革命団か……ハンゾウはあの人達を信用できる?」
「拙者も世話になっている身でござるが、革命団の事は内々に調査済みでござる。彼等は信用できるとマリア殿も言っておられたでござる」
「そっか……ここには二人はいないようだし、先を急ごう」
「承知」
「あ、その前に……」
広場には二人が居ない事を確認するとレナは緑笛を取り出して近場に存在する緑影を呼び出す。笛を吹いてから10秒も経過しないうちに2名の緑影が訪れ、挨拶も無しに調査の結果だけを報告する。
「この周辺の建物は調査したが、ここにはお前達の探す二人はいない」
「だが、ここの住民によると確かに二人らしき人影を見かけたらしい。彼等の話しではこの道を通ったそうだ」
「ありがとう、なら俺達も向かおう」
「いや、我々は念のためにここをもう少し捜査する」
ラナと違って二人の緑影はまだレナ達を完全に信用していないのか内容だけを伝えると立ち去り、その二人の態度にレナとハンゾウは肩をすくめ、情報を頼りに二人が通り抜けた道を移動する。
バルとアイラはどちらも剣士と格闘家の職業のため、普通の人間よりも身体能力が高い。なので追跡する人間も二人を上回る速度で後を追わねばならず、休む暇もなく駆け続ける。その途中、レナは観察眼と遠視の能力を発動させて裏路地の方で人影を発見した。
「あそこに誰かがいる!!」
「あそこでござるな!!」
二人は裏路地に飛び降りると、上空から降りてきた二人に折れた大剣を掲げた人物が襲い掛かってきた。
「おらぁっ!!避けるんじゃないよ!!」
「うわっ!?ちょ、俺だよバル!?」
「ああっ!?一体誰だって……レナ?」
「バル殿、無事でござったか!!」
右目から血を流しながら折れた大剣を振り下ろしてきたバルに対し、真剣白刃取りで受け止めたレナは彼女を落ち着かせるために声を掛けると、バルはレナとハンゾウの顔を見て驚いた表情を浮かべる。その一方でレナとハンゾウもバルの状態を見て絶句し、彼女にこれほどの手負いを負わせる相手はこの王都には一人しか存在しない。
「その傷……まさか、ミドルにやられたのか?」
「はあっ……くそ、ちょっと油断してね。いや、私も年を取ったというべきかな……いででっ!?」
「動かないで!!すぐに治療を……」
「そんな暇はないよ……あんたら、すぐにアイラさんの元へ向かいな」
治療を施そうとするレナとハンゾウの手を振り祓い、バルは二人の肩を掴んでアイラの救出を願う。この場にはバルしか存在せず、母親の姿が見当たらない事に気付いたレナは何が起きたのかを問う。
「バル、母上は何処に!?」
「アイラさんは……私をここに残して一人で兵士を引き付けて逃げたんだ。今ならまだ間に合う、すぐに追いかけてくれ……」
「レナ殿、すぐに空間魔法でバル殿を屋敷へ!!」
「分かった、ハンゾウはバルを頼む」
アイラが逃げた方向を指差すとバルは気絶したらしく、二人は彼女の身体を抱きかかえると空間魔法で深淵の森の屋敷へ送り込む。傷だらけのバルをハンゾウに任せたレナは一人で戻ると、示された方角に向けて駆け出す。
「母上っ……!!」
「おい、待て!!そこのお前、何者だ……うおっ!?」
「な、何だ!?」
移動の最中に兵士や一般人とすれ違うが、風のような速度でレナは彼等をすり抜け、母親の姿を探す。やがて街道に大勢の兵士の集団を発見し、その集団の中心では激しい金属音が鳴り響いている事と聞きなれた女性の声が響いてきた。
「くそ、何だこの女は!?」
「強すぎる……!!」
「捕獲は諦めろ!!殺せ!!」
兵士達の言葉を耳にしたレナは怒りの表情を浮かべ、足元に力を溜めて一気に兵士の集団を飛び越える。自分達の頭上を通り過ぎる少年の姿に兵士達は呆気に取られるが、その隙にレナは兵士達に囲まれた人物の元へ向かう。
「母上ぇっ!!」
「っ――!?」
兵士に囲まれていた人物はレナの声を聞いて上空を見上げると、そこには数年ぶりに再会を果たす息子が存在する事に気付き、アイラは歓喜の表情を浮かべてレナの名前を叫ぶ。
「レナ……」
「母上、頭を下げて!!」
「えっ!?」
だが、再会を喜び合う暇もなく、レナはアイラに頭を下げるように指示すると反鏡剣を引き抜き、加速剣撃を発動させてアイラの元へ切りかかろうとしてくる兵士の集団を薙ぎ払う。
「回転!!」
「きゃあっ!?」
『ぎゃあああっ!?』
アイラの頭上を刃が通り過ぎると、剣先から凄まじい衝撃波が放たれ、アイラを囲う様に構えていた大盾を所持していた兵士達が吹き飛ばされた。それを確認したアイラは呆然とした表情を浮かべ、その一方でレナは無事に着地すると、反鏡剣を構えてアイラと背中を合わせる。
「母上、色々と言いたいことがあるかもしれないけど、今はここを抜け出す事に集中して下さい!!」
「そ、そうね……でも、これだけは言わせてちょうだい。レナ、貴方本当に強くなったわね……」
意外にも冷静な息子の言葉にアイラは戸惑いながらも背中を合わせ、吹き飛んだ兵士達の姿を見てしばらく見ない間の息子の成長ぶりを見せつけられて驚きを隠せない。彼女のよく知っているレナは屋敷の裏庭でアリアの指導の元で必死に剣の素振りを行っていた子供だったが、数年ぶりに再会した今のレナはアイラの全盛期を上回る実力を身に着けていた。
一応は闘技祭で変装したレナは見かけてはいるが、あの時のアイラは状況的に他の人間の試合をゆっくりと観察する暇もなく、ミドルとの戦闘で助けたときもレナの実力を完全には把握できていなかった。再会した親子はお互いに背中を合わせると自分達を取り囲む兵士を睨みつけ、口元に笑みを浮かべる。この状況下で笑う二人に兵士達は不気味さを覚え、隊長格の男が号令を下す。
「殺せ!!邪魔をするならばその男も敵だ!!」
『うおおおおっ!!』
隊長の言葉に兵士達は雄たけびを上げて二人に押し寄せるが、彼等が相手を使用としているのは「剣姫」と呼ばれた前時代の最強の冒険者と、数多の強敵を打ち倒した最強の「剣鬼」である事を知らない。
※盛り上がってまいりましたね。次回「兵士死す(嘘)」!!
「レナ殿、あちらの方が騒がしいでござる」
「あっちか!?」
幼少の頃から鍛え上げた聴力でハンゾウは噴水が存在する広場の方で兵士達の騒ぎ声を耳にすると、建物の屋根の上から二人は広場の様子を確認する。どうやら王国兵が冒険者の集団と争っているらしく、怒声が行きかっていた。
「貴様等、隠し事をすると只では済まんぞ!!」
「うるせえっ!!俺達に指図するんじゃねえよ!!そんな女たちなんか知らねえと言っているだろうが!!」
「この場所にこの二人が駆けつけたという報告を受けている!!ここに居たお前達が見ていないはずがない!!」
「何よ偉そうに……知らない者は知らないと言っているでしょ!?」
冒険者と兵士が言い争う光景を見てレナは何が起きているのかとハンゾウに視線を向けると、彼女は会話を聞き取りながら彼等が争うまでの経緯を推理して説明する。
「どうやらこの広場でお二人を見かけたという一般人の報告を受けて兵士が駆けつけたところ、ここで休憩していた冒険者の方々と言い争っているようでござる」
「こんな場所で休憩?しかも夜に……」
「兵士のせいで王都の冒険者は仕事を引き受けられない状態でござるからな。そのせいで仕事も出来ずに街中を徘徊する冒険者も多いのでござるよ。最も、今回の冒険者の方々の中には革命団に通じる人間も居るようでござる」
ハンゾウは冒険者の中に革命団の協力者が存在する事に気付き、二人の捜索のために革命団の人間も協力してくれているらしい。その話を聞いてレナは自分が勝手に救出に向かったのに二人を助けるために動いてくれた革命団に感謝する一方、勝手に行動した事を後で謝罪する事を決めた。
「革命団か……ハンゾウはあの人達を信用できる?」
「拙者も世話になっている身でござるが、革命団の事は内々に調査済みでござる。彼等は信用できるとマリア殿も言っておられたでござる」
「そっか……ここには二人はいないようだし、先を急ごう」
「承知」
「あ、その前に……」
広場には二人が居ない事を確認するとレナは緑笛を取り出して近場に存在する緑影を呼び出す。笛を吹いてから10秒も経過しないうちに2名の緑影が訪れ、挨拶も無しに調査の結果だけを報告する。
「この周辺の建物は調査したが、ここにはお前達の探す二人はいない」
「だが、ここの住民によると確かに二人らしき人影を見かけたらしい。彼等の話しではこの道を通ったそうだ」
「ありがとう、なら俺達も向かおう」
「いや、我々は念のためにここをもう少し捜査する」
ラナと違って二人の緑影はまだレナ達を完全に信用していないのか内容だけを伝えると立ち去り、その二人の態度にレナとハンゾウは肩をすくめ、情報を頼りに二人が通り抜けた道を移動する。
バルとアイラはどちらも剣士と格闘家の職業のため、普通の人間よりも身体能力が高い。なので追跡する人間も二人を上回る速度で後を追わねばならず、休む暇もなく駆け続ける。その途中、レナは観察眼と遠視の能力を発動させて裏路地の方で人影を発見した。
「あそこに誰かがいる!!」
「あそこでござるな!!」
二人は裏路地に飛び降りると、上空から降りてきた二人に折れた大剣を掲げた人物が襲い掛かってきた。
「おらぁっ!!避けるんじゃないよ!!」
「うわっ!?ちょ、俺だよバル!?」
「ああっ!?一体誰だって……レナ?」
「バル殿、無事でござったか!!」
右目から血を流しながら折れた大剣を振り下ろしてきたバルに対し、真剣白刃取りで受け止めたレナは彼女を落ち着かせるために声を掛けると、バルはレナとハンゾウの顔を見て驚いた表情を浮かべる。その一方でレナとハンゾウもバルの状態を見て絶句し、彼女にこれほどの手負いを負わせる相手はこの王都には一人しか存在しない。
「その傷……まさか、ミドルにやられたのか?」
「はあっ……くそ、ちょっと油断してね。いや、私も年を取ったというべきかな……いででっ!?」
「動かないで!!すぐに治療を……」
「そんな暇はないよ……あんたら、すぐにアイラさんの元へ向かいな」
治療を施そうとするレナとハンゾウの手を振り祓い、バルは二人の肩を掴んでアイラの救出を願う。この場にはバルしか存在せず、母親の姿が見当たらない事に気付いたレナは何が起きたのかを問う。
「バル、母上は何処に!?」
「アイラさんは……私をここに残して一人で兵士を引き付けて逃げたんだ。今ならまだ間に合う、すぐに追いかけてくれ……」
「レナ殿、すぐに空間魔法でバル殿を屋敷へ!!」
「分かった、ハンゾウはバルを頼む」
アイラが逃げた方向を指差すとバルは気絶したらしく、二人は彼女の身体を抱きかかえると空間魔法で深淵の森の屋敷へ送り込む。傷だらけのバルをハンゾウに任せたレナは一人で戻ると、示された方角に向けて駆け出す。
「母上っ……!!」
「おい、待て!!そこのお前、何者だ……うおっ!?」
「な、何だ!?」
移動の最中に兵士や一般人とすれ違うが、風のような速度でレナは彼等をすり抜け、母親の姿を探す。やがて街道に大勢の兵士の集団を発見し、その集団の中心では激しい金属音が鳴り響いている事と聞きなれた女性の声が響いてきた。
「くそ、何だこの女は!?」
「強すぎる……!!」
「捕獲は諦めろ!!殺せ!!」
兵士達の言葉を耳にしたレナは怒りの表情を浮かべ、足元に力を溜めて一気に兵士の集団を飛び越える。自分達の頭上を通り過ぎる少年の姿に兵士達は呆気に取られるが、その隙にレナは兵士達に囲まれた人物の元へ向かう。
「母上ぇっ!!」
「っ――!?」
兵士に囲まれていた人物はレナの声を聞いて上空を見上げると、そこには数年ぶりに再会を果たす息子が存在する事に気付き、アイラは歓喜の表情を浮かべてレナの名前を叫ぶ。
「レナ……」
「母上、頭を下げて!!」
「えっ!?」
だが、再会を喜び合う暇もなく、レナはアイラに頭を下げるように指示すると反鏡剣を引き抜き、加速剣撃を発動させてアイラの元へ切りかかろうとしてくる兵士の集団を薙ぎ払う。
「回転!!」
「きゃあっ!?」
『ぎゃあああっ!?』
アイラの頭上を刃が通り過ぎると、剣先から凄まじい衝撃波が放たれ、アイラを囲う様に構えていた大盾を所持していた兵士達が吹き飛ばされた。それを確認したアイラは呆然とした表情を浮かべ、その一方でレナは無事に着地すると、反鏡剣を構えてアイラと背中を合わせる。
「母上、色々と言いたいことがあるかもしれないけど、今はここを抜け出す事に集中して下さい!!」
「そ、そうね……でも、これだけは言わせてちょうだい。レナ、貴方本当に強くなったわね……」
意外にも冷静な息子の言葉にアイラは戸惑いながらも背中を合わせ、吹き飛んだ兵士達の姿を見てしばらく見ない間の息子の成長ぶりを見せつけられて驚きを隠せない。彼女のよく知っているレナは屋敷の裏庭でアリアの指導の元で必死に剣の素振りを行っていた子供だったが、数年ぶりに再会した今のレナはアイラの全盛期を上回る実力を身に着けていた。
一応は闘技祭で変装したレナは見かけてはいるが、あの時のアイラは状況的に他の人間の試合をゆっくりと観察する暇もなく、ミドルとの戦闘で助けたときもレナの実力を完全には把握できていなかった。再会した親子はお互いに背中を合わせると自分達を取り囲む兵士を睨みつけ、口元に笑みを浮かべる。この状況下で笑う二人に兵士達は不気味さを覚え、隊長格の男が号令を下す。
「殺せ!!邪魔をするならばその男も敵だ!!」
『うおおおおっ!!』
隊長の言葉に兵士達は雄たけびを上げて二人に押し寄せるが、彼等が相手を使用としているのは「剣姫」と呼ばれた前時代の最強の冒険者と、数多の強敵を打ち倒した最強の「剣鬼」である事を知らない。
※盛り上がってまいりましたね。次回「兵士死す(嘘)」!!
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。