不遇職とバカにされましたが、実際はそれほど悪くありません?

カタナヅキ

文字の大きさ
549 / 2,093
最終章 王国編

革命団の誘導

――時刻は遂に作戦の開始時間の30分前を迎え、革命団はそれぞれが最終準備を整える。城下町を巡回する兵士を攪乱するために街中に存在する廃屋に人員を配置し、家事を引き起こす用意を行う。そして民衆を扇動するために城下町で最も人目が目立つ噴水広場にて演説を行う。


「皆、聞いてくれ!!僕は過去にナオ姫が率いたヴァルキュリア騎士団に命を救われた者だ!!そしてこの場に居る彼女達は元ヴァルキュリア騎士団の女騎士達だ!!」
「どうか話を聞いて下さい!!皆さんのお力を貸してください!!」
「お願いします!!私達の話を聞いて下さい!!」
「何だ何だ?」
「ヴァルキュリア騎士団だって!?」
「おいおい、何が始まるんだ?」


噴水広場には大勢の人間が集まり始め、事前に巡回の兵士が邪魔しないように革命団の人員が配慮し、しばらくの間は兵士達の邪魔を受けられずに済む。コタロウは十分に人間が集まったのを確認すると、大勢の人間の前で演説を開始した。


「君達も知っての通り、明日を迎えればこの国の正統王位継承者であるナオ姫が処刑されてしまう!!それを黙って見ているつもりか!?あの方は本来はこの国の王となる人間なんだぞ!!」
「そ、それは……」
「でもよ、王女様が国王様の命を狙ったんだろ!?」
「それは違う!!姫様は嵌められたんだ、この国を陥れようとする悪党に姫様は罠に掛かったんだ!!考えてみろ、あの方は命を懸けて王国を壊滅の危機に陥れようとした腐敗竜を討伐したのだぞ!?そんな御方が国王様を暗殺しようなどと考えるのか!?」
「確かにおかしいよな……」
「俺、あの時は冒険都市に居た……そして王女様が聖剣を使ってあの化物を殺すところを見てたぞ」


民衆は女騎士の話を聞いて疑問を抱き始め、そもそもナオが養父である父親を殺す動機がない。それに命を懸けて大勢の人民を危険に晒した腐敗竜を討伐したナオが国王を殺すとは考えにくく、元々彼女を慕っていた人間達も革命団の言葉に賛同を示す。


「けどよ、それなら一体誰がナオ姫様を利用して国王様を殺そうとしたんだ!?」
「そうよそうよ!!お姫様じゃなければ誰が国王様の命を狙ったというのよ!!」


コタロウは事前に民衆に紛れさせていたサクラ(仕掛け人)を使い、民衆が疑問を抱ている事を敢えて質問させる。その質問に対してコタロウは緊張を覚えながらも堂々と宣言した。


「国王の暗殺を計画した人物は判明している。それは……ナオ姫がいなくなれば正式に王位継承権を引き継ぐ事が出来る第一王子様を生み出した王妃だ!!」
「お、王妃様だって!?」
「何を言ってるんだ!!どうして王妃様がそんな事を……」
「だが、それ以外に考えられない!!国王様は温厚で人柄も良く、決して誰かに恨まれる人間ではない!!しかし、王妃は自分の息子を王位継承者にするためにナオ姫を処刑するために罠に嵌めたんだ!!考えても見ろ、この処刑で一番得をするのは一体誰かを!?」
「け、けど……ナオ姫以外にも二人の王女様がまだ残っているじゃないか!?」
「実の妹である二人の王女様がナオ姫を罠に嵌めるというのか?王女様達の仲の良さは一般にも知れ渡っているだろう?それに二人の王女様は王位継承権は与えられていない!!」
「た、確かに……」
「まさか本当に……」


王妃が暗殺の計画犯という言葉に民衆は半信半疑だったが、コタロウの話を聞くうちに確かにナオの妹達が彼女を狙う理由は薄く、代わりにナオの次に王位を継承する権利を持つ第一王子の母親である王妃が怪しく感じられた。それでも王妃は表向きは国王を支える良妻賢母として振舞っていたため、王妃が暗殺犯といわれても信じられない者達も居た。


「それでも王妃様が国王様の命を狙うなんて考えられない!!あの人はな、この城下町の孤児院に多額の援助金を渡すように進言してくれたんだぞ!?そのお陰でこの街の孤児院の子供達はちゃんとした教育を受けて立派に育っている!!そんな優しい人がどうして国王様を狙うんだ!!」
「そうだそうだ!!王妃様のお陰で俺達の生活は一気に楽になったんだ!!お前達の言う事なんか信じられるか!!」
「出鱈目を言うんじゃないわよ!!」


王妃が黒幕だと告げる革命団に対して民衆の中には激しく反発する人間も存在し、予想以上に王妃に心酔する人間が多い事にコタロウは内心焦る。もうそろそろ時間が経過すれば兵士が訪れるのは間違いなく、どうにかして彼等を説得する必要があった。

恐らく王妃もこのような事態を想定していたのは間違いなく、民衆の支持を得られるように王都の民の生活を調査して彼等が暮らしやすい環境を作り出したのだろう。そのために革命団の予想よりも王妃を指示する民衆も多い。だが、そんな彼等の前にはっきりと王妃を非難する者達が現れる。


「生活が楽になっただと!?それはお前達だけだろうが!!」
「な、何だお前らは!?」
「俺達は冒険者だ!!あの王妃の命令のせいでこっちは仕事が上がったりなんだよ!!」


噴水広場に100人を超える冒険者の集団が現れ、彼等を見てコタロウは事前に連絡を取り合っていたこの城下町の冒険者が協力してくれた事に感謝する。彼等は王妃に不満を抱き、自分達がどのような扱いを受けているのかを話す。


「あの王妃はな、氷雨のギルドマスターのマリアさんと敵対しているんだよ!!この間の冒険都市の事件でマリアさんが行方不明になったのも王妃の仕業に間違いねえ!!」
「な、何の話をしているんだ!?どうして冒険者のあんたらがここに……」
「王妃は俺達が何もいないのにギルドに兵士を送り込んで仕事を制限したんだよ!!お陰でこっちは商売あがったりだ!!」
「そうだ!!仕事を引き受けられないせいで金も手に入らなくてこっちは宿を追い出されそうなんだよ!!しかも毎日毎日兵士どもがギルドに入り浸っておちおちと休む事も出来ねえ……俺達は罪人のように扱いやがって!!」
「そ、そんな事を言われても……」


転移したマリアの居場所が掴めなかった頃、王妃は警戒して王都の冒険者ギルドに王国兵を送り込み、彼等の冒険者活動を停止してしまう。マリアとこの街の冒険者が接触しないようにしたのだろうが、そのせいで城下町の冒険者は仕事を取り上げられて不満を抱く。


「俺達は月にいくら稼いでいると思ってる!?あの王妃が寄越した補助金だけじゃ生活も出来ねえんだよ!!こっちは育ちざかりのガキが5人も居るってのによ!!」
「俺は酒場のツケがたまってんだ!!」
「私なんて折角新しい杖を購入したのに使う機会がないのよ!?」
「い、いや……そんな事を俺達に言われても本当に困るんだけど」


一応は冒険者達が活動停止期間の間は補助金も支払われていたが、高ランクの冒険者は月に莫大な資金を稼ぐため、王国が支払う補助金程度では生活が成り立たずに不満を抱く。それに高ランク以外の冒険者も仕事を引き受けられない事に苛立ちを感じていたらしく、どうして自分達がこのような扱いを受けなければならないのか我慢ならなかった。

仕事を受けられないばかりではなく、まるで犯罪者のように兵士達に見張られる生活というのは冒険者にとっては大きなストレスを感じていた。彼等の仕事の多くは一般人からの依頼のため、彼等の仕事を引き受ける事で冒険者達はこの街を支える事に貢献していると考えていた。それにも関わらずに理由も話さずに兵士達が自分達のギルドに押し入り、まるで犯罪者のように見張る生活に嫌気が差し、遂に不満が爆発した。
感想 5,096

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生したら世界一の御曹司だった〜巨乳エルフメイド10人と美少女騎士に溺愛されています〜

まさき
ファンタジー
異世界転生した最強の金持ち嫡男、 専属エルフメイドと美少女騎士に囲まれて至福のハーレム生活   現代日本で「地味だが実は超大富豪」という特殊な人生を送っていた青年は、ある日事故で命を落とす。   しかし目を覚ますと、そこは魔法と様々な種族が存在する異世界だった。   彼は大陸一の富を誇る名門貴族―― ヴァン・バレンティン家の嫡男カイルとして転生していたのだ。   カイルに与えられたのは ・世界一とも言える圧倒的な財力 ・財力に比例して増大する規格外の魔力   そして何より彼を驚かせたのは――   彼に仕える十人の専属メイド全員が、巨乳美少女だったことである。   献身的なエルフのメイド長リリア。 護衛騎士でありながら隙あらば誘惑してくる女騎士シルヴィア。   さらに個性豊かな巨乳メイドたち。   カイルは持ち前の財力で彼女たちの願いを叶え、最高級の装備や生活を与えていく。   すると彼女たちの忠誠心と愛情はどんどん加速していき――   「カイル様……今日は私が、お世話をさせてください」   領地を狙う貴族を金と魔力で圧倒し、 時にはメイドたちの愛が暴走して甘すぎる時間に巻き込まれながらも、   最強の御曹司カイルは 世界一幸せなハーレムを築いていく。 最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ応援をお願いいたします。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!! 2巻2月9日電子版解禁です!! 紙は9日に配送開始、12日発売! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

神様の手違いで異世界転生した俺の魅了チートが、勇者のハーレムを根こそぎ奪って溺愛ハーレム作りました!

まさき
恋愛
ブラック企業で働き続けた俺、佐藤誠が過労で倒れ、気づけば異界の地。 「手違いで死なせちゃってごめん!」という神様から、お詫びに貰ったのは規格外の【魅了】スキル——。 だが、元社畜の俺にはその自覚が微塵もない! ​ただ誠実に、普通に生きようとしているだけなのに、エルフの賢者、獣人の少女、最強の聖女、さらには魔王の娘までもが、俺の「社畜仕込みの優しさ」に絆されて居座り始める。 ​一方で、10年かけて仲間を集めたはずの「勇者・勝利」は、自身の傲慢さゆえに、誠へとなびく仲間たちを一人、また一人と失っていく。 「俺は勇者だぞ! なぜ手違い転生者に負けるんだあああ!?」 ​人界から天界、そして宇宙の創造へ——。 無自覚な誠実さで世界を塗り替えてしまう、元社畜の究極溺愛ハーレムファンタジー、ここに開幕!

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える

ハーフのクロエ
ファンタジー
 夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。  主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。