776 / 2,090
外伝 ~ヨツバ王国編~
バイコーン
しおりを挟む
ホムラの先導の元、レナ達は岩山の上に存在するという集落へ向かう。どうして岩山の上にわざわざ集落を立てたかというと、森の中よりも魔物が襲ってくる可能性が低いという理由からだという。
「西聖将の領地は特殊な結界で覆われている。そして結界の内部に生息する魔物は他の地域よりも凶暴性が高く、魔人族も多い。お前達の連れているサイクロプスやミノタウロスの同族も少なからず存在するぞ。最もそいつらと違って目を合わせただけで襲いかかってくる狂暴な奴等だがな」
「えっ……そうなんすか?」
「知らなかったよ~」
「キュロロッ?」
「ブモォッ……」
声を掛けられたアインとミノは首を傾げ、ヨツバ王国の領地にはどちらも生息していないと思われていたが、実際は少数ではあるがヨツバ王国の西側の奥地に住処を作って暮らしているという。但し、人に慣れたアインとミノと違い、野生のサイクロプスとミノタウロスは狂暴で危険な存在だと告げる。
ティナもエリナも西側の領地に関しては詳しい事情を知らないらしく、南聖将の領地が最も危険だと思われていたが、実際の所は特殊な結界で覆われている西聖将の領地では生態系の争いが激しく、危険な魔物が多数生息している事が判明した。ホムラによると結界によって外界から隔離された事で過酷な環境へ変わり果てたらしく、生息する魔物達も自分達が生き残るために独自の進化を果たしたという。
「西聖将の役割は勇者が残した神殿の守護と、西側の領地の管理を任されている。そしてここへ訪れる事が許されるのはヨツバ王国の王族関係者のみだが……まあ、お前等は別にいいだろう。久しぶりの外界からの客人だ、歓迎してやる」
「どうも……」
「あの美人だけど目つきが悪い姉ちゃん、レナにだけ少し優しくないか?」
「確かに……」
「おい、聞こえているぞガキ共。ダークエルフの聴覚を舐めるなよ」
「ひいっ!?すいません!!」
レナがハヅキ家の血筋を継ぐ者だと知るとホムラの対応も少し変わり、彼女なりに昔世話になったハヅキの孫であるレナに対して思うところがあるらしく、ほんの少しだけで対応が優しくなった。その一方で他のダークエルフたちも先ほどまでの態度が一変し、ダインたちと親し気に話す。
「はははっ……ホムラはすぐに機嫌が悪くなるからな、あまり怒らせるような真似はするなよ」
「さっきは悪かったな、こっちも色々とあってイライラしてたんだ。だが、お前等よくここへ辿り着いたな……王族以外が結界を通り抜けてくるなんて聞いた事がないぞ」
「完全に夜になる前に辿り着いたのは命拾いしたな。夜になると魔物共が活発的に動き出す。そうなるとここ以外に安全な場所あんんてないからな」
「ど、どうも……」
西聖将のホムラが受け入れてくれたせいか、他の者達もレナ達を迎え入れ、先ほどの無礼を詫びて親し気に話しかける。そんな彼等を見てホムラはため息を吐き出し、一方でバイコーンのクロとユニコーンのユニコは牽制しあうように睨みつけながら歩いていた。
「ヒヒンッ……!!」
「ヒィンッ……!!」
「ちょ、さっきからこいつらにらみ合ってるんだけど……急にどうしたんだ?」
「ユニコちゃん、落ち着いて~」
「無理もないだろう。バイコーンとユニコーンは外見は似ているが別種族だ。お互いが発する魔力が聖属性と闇属性である事から気に入らないんだろう」
「な、なるほど……そういう事だったのか」
ホムラの言葉を聞いてレナ達は納得すると、ユニコとクロは今にも喧嘩しそうなのでティナが2匹の間に入って宥めようとする。
「ほらほら、ユニコもクロ君も落ち着いてよ~」
「ヒヒンッ……」
「ヒィンッ……」
「ほう、クロが初対面の人間にここまで懐くとは……たいした女だ」
「あの、ホムラさん。一応はティナ様は王女様なので女と呼ぶのはどうかと……」
魔物使いであるティナが2体の間に入って身体を撫でると2体ともティナの方に顔を近づけ、頬を舐める。その様子を見てホムラは感心した声を上げ、自分以外にクロが懐く姿が余程珍しいらしい。その一方でレナはダインの方に振り返り、バイコーンが闇属性の魔力を所有する生物と聞いてダインの反応も伺う。
「ダインはバイコーンの事を知ってた?」
「まあ、一応はな……闇属性の魔力を宿す珍しい魔物だから知ってるよ。見たのは初めてだけど……うわっ!?」
「ヒヒンッ」
「これは……良かったな、お前も気に入られたようだぞ」
クロはダインの背中を頭の角で軽くつつき、慌ててダインはレナの背中に隠れるが、ホムラ曰くダインも闇属性の魔法の使い手という理由で気に入られたのかバイコーンはダインに鼻息を鳴らす。
そして話し込んでいる間にも目的地へ辿り着いたらしく、一向は岩山の山頂に辿り着く。不思議な事にまるで巨大な刃物で綺麗に切り裂かれたかのように山頂部は平面となっており、その中心部には周囲を木造製の柵と大きな堀で覆われた集落が存在した。
「西聖将の領地は特殊な結界で覆われている。そして結界の内部に生息する魔物は他の地域よりも凶暴性が高く、魔人族も多い。お前達の連れているサイクロプスやミノタウロスの同族も少なからず存在するぞ。最もそいつらと違って目を合わせただけで襲いかかってくる狂暴な奴等だがな」
「えっ……そうなんすか?」
「知らなかったよ~」
「キュロロッ?」
「ブモォッ……」
声を掛けられたアインとミノは首を傾げ、ヨツバ王国の領地にはどちらも生息していないと思われていたが、実際は少数ではあるがヨツバ王国の西側の奥地に住処を作って暮らしているという。但し、人に慣れたアインとミノと違い、野生のサイクロプスとミノタウロスは狂暴で危険な存在だと告げる。
ティナもエリナも西側の領地に関しては詳しい事情を知らないらしく、南聖将の領地が最も危険だと思われていたが、実際の所は特殊な結界で覆われている西聖将の領地では生態系の争いが激しく、危険な魔物が多数生息している事が判明した。ホムラによると結界によって外界から隔離された事で過酷な環境へ変わり果てたらしく、生息する魔物達も自分達が生き残るために独自の進化を果たしたという。
「西聖将の役割は勇者が残した神殿の守護と、西側の領地の管理を任されている。そしてここへ訪れる事が許されるのはヨツバ王国の王族関係者のみだが……まあ、お前等は別にいいだろう。久しぶりの外界からの客人だ、歓迎してやる」
「どうも……」
「あの美人だけど目つきが悪い姉ちゃん、レナにだけ少し優しくないか?」
「確かに……」
「おい、聞こえているぞガキ共。ダークエルフの聴覚を舐めるなよ」
「ひいっ!?すいません!!」
レナがハヅキ家の血筋を継ぐ者だと知るとホムラの対応も少し変わり、彼女なりに昔世話になったハヅキの孫であるレナに対して思うところがあるらしく、ほんの少しだけで対応が優しくなった。その一方で他のダークエルフたちも先ほどまでの態度が一変し、ダインたちと親し気に話す。
「はははっ……ホムラはすぐに機嫌が悪くなるからな、あまり怒らせるような真似はするなよ」
「さっきは悪かったな、こっちも色々とあってイライラしてたんだ。だが、お前等よくここへ辿り着いたな……王族以外が結界を通り抜けてくるなんて聞いた事がないぞ」
「完全に夜になる前に辿り着いたのは命拾いしたな。夜になると魔物共が活発的に動き出す。そうなるとここ以外に安全な場所あんんてないからな」
「ど、どうも……」
西聖将のホムラが受け入れてくれたせいか、他の者達もレナ達を迎え入れ、先ほどの無礼を詫びて親し気に話しかける。そんな彼等を見てホムラはため息を吐き出し、一方でバイコーンのクロとユニコーンのユニコは牽制しあうように睨みつけながら歩いていた。
「ヒヒンッ……!!」
「ヒィンッ……!!」
「ちょ、さっきからこいつらにらみ合ってるんだけど……急にどうしたんだ?」
「ユニコちゃん、落ち着いて~」
「無理もないだろう。バイコーンとユニコーンは外見は似ているが別種族だ。お互いが発する魔力が聖属性と闇属性である事から気に入らないんだろう」
「な、なるほど……そういう事だったのか」
ホムラの言葉を聞いてレナ達は納得すると、ユニコとクロは今にも喧嘩しそうなのでティナが2匹の間に入って宥めようとする。
「ほらほら、ユニコもクロ君も落ち着いてよ~」
「ヒヒンッ……」
「ヒィンッ……」
「ほう、クロが初対面の人間にここまで懐くとは……たいした女だ」
「あの、ホムラさん。一応はティナ様は王女様なので女と呼ぶのはどうかと……」
魔物使いであるティナが2体の間に入って身体を撫でると2体ともティナの方に顔を近づけ、頬を舐める。その様子を見てホムラは感心した声を上げ、自分以外にクロが懐く姿が余程珍しいらしい。その一方でレナはダインの方に振り返り、バイコーンが闇属性の魔力を所有する生物と聞いてダインの反応も伺う。
「ダインはバイコーンの事を知ってた?」
「まあ、一応はな……闇属性の魔力を宿す珍しい魔物だから知ってるよ。見たのは初めてだけど……うわっ!?」
「ヒヒンッ」
「これは……良かったな、お前も気に入られたようだぞ」
クロはダインの背中を頭の角で軽くつつき、慌ててダインはレナの背中に隠れるが、ホムラ曰くダインも闇属性の魔法の使い手という理由で気に入られたのかバイコーンはダインに鼻息を鳴らす。
そして話し込んでいる間にも目的地へ辿り着いたらしく、一向は岩山の山頂に辿り着く。不思議な事にまるで巨大な刃物で綺麗に切り裂かれたかのように山頂部は平面となっており、その中心部には周囲を木造製の柵と大きな堀で覆われた集落が存在した。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。