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真・闘技祭 本選編
最強に挑め
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「まあ、私達の関係はどうでもいいじゃないですか。要するに3人で力を合わせてあのゴウライという人を倒せばいいんでしょう?」
「え、ええ……そうね」
「でも、一応は言っておきますけど次の試合に本当にダインさんを勝ち上がらせるんですよね?もしも約束を破って自分が勝ち残ろうとか思ってたりしません?」
「ば、馬鹿ね。そんな事があるはずがないでしょう?」
イリアの言葉にシェルは焦るが、そんな彼女に対してダインはイリアの肩を掴み、首を振った。
「いや、僕としては決勝なんか出たくないからそれでもいいけど……」
「あれ?そうなんですか?」
「だってさ、冷静に考えろよ!?レナ、シズネ、ハルナと戦わなきゃならないんだぞ!!僕なんて3秒でミンチにされるわ!!」
「ネガティブ思考!!でも、確かにダインさんが戦うのは難しそうですね」
決勝戦にダインが残れたとしても他の3人に勝てる姿は思い浮かばず、特に電流を操るハルナや聖属性の魔法も扱えるレナとは相性が悪い。シズネも水の聖痕を得てから魔力が強化されているため、仮に自分が勝ち残ってもダインは3人を倒せる手段がない。
ダインとしては決勝に勝ち残るのはゴウライでなければ問題はなく、シェルとイリアのどちらかでも優勝すれば良いと考えていた。そんな彼の答えに内心でシェルは安堵する一方、イリアの方は考え込む。
「仕方ないですね、それじゃあダインさんの代わりに私が決勝戦に出場してあげましょう。レナさんのサポートでもしてあげますか」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!!なんで勝手に決めるのよ!?」
「おや、ダインさんは良くて私が決勝に勝ち残るのは駄目なんですか?」
「駄目に決まってるでしょ!!なんで碌に知らないあんたを優先しなくちゃならないのよ!!」
「しょうがないですね、分かりましたよ。なら勝ちは譲りましょう、その代わりに貴女も役目は果たしてくださいよ」
イリアは手を差し出すと、それを見たダインは緊張気味に自分の手を重ね合わせ、遅れてシェルも手を伸ばす。3人は力を合わせて最強の剣士に挑む事を約束すると、ここで運営の兵士が訪れた。
「おや、3人もこちらにおいででしたか。試合の準備が完了しました、各選手移動してください」
遂に試合の迎えの兵士が着た事に3人は互いの顔を見て頷き、色々と思う所はあるが今は3人共に力を合わせて戦わなければならない。何しろ相手はこの大会で最強の剣士であり、決して手を抜ける相手ではなかった――
――同時刻、先の試合で敗れたソルは医療室に運び込まれ、ベッドの上で天井を見上げていた。彼は破壊された自分の大盾に視線を向け、笑い声を上げた。
「ふはははっ……まさかこの俺が手も足も出ないとは、この時代の戦士も捨てた物ではないな」
ソルはベッドから降りると、改めて装備を着なおして外へ出ようとした。治癒魔導士からは安静にしているように言われているが、彼はどうしても次の試合と決勝戦を確かめる必要があった。
「さて、我が子孫の活躍ぶりを見させてもらうか……奴等を倒すには一人でも多くの味方が必要だからな」
自分がこの時代に復活を果たした事にソルは意味があると信じ、彼は自分と同じように封印されていた者達を思い出す。彼等を放置すればこの国の害となるのは間違いなく、何としてもソルは自分が築き上げた国の平和のために戦わなければならないと考える。
遥か昔、メデューサの石化の魔眼によって石像にされたソルだったが、彼は自らの意思でメデューサに挑み、当時の世界の敵と共に魔眼の力によって封印された。だが、メデューサをレナが倒し、更には石化の魔眼をキラウが奪った事により、石像にされていた生物が復活を果たす。
殆どの生物は討伐されたが、問題なのは遥か昔に石化された者は復活に時間が掛かり、ソルも最近になって自由に動けるようになった。彼が目覚めた時には既に他の石像は一つを残して封印は解除され、この時代にソルと共に石像にされて封印されていた「敵」も蘇っていた。
最後の石像に関してはソルでもどうしようも出来ず、もうすぐに封印が溶けると考えられた。仮に封印が解けた場合、この国に大惨事を引き起こす可能性が高い。しかし、この時代ではもうソルは国の王ではない。仮に自分の正体を話しても信じてはもらえないだろう、だからこそ彼は危険を承知で闘技祭に出場した。
「さあ、どうやって我が子孫に会うか……ペンダントよ、どうか俺を導いてくれ」
ソルは自分の懐から聖光石のペンダントを取り出す。このペンダントは本来はバルトロス王国の王家の人間しか所有する事が許されないはずであり、現在ではこのペンダントの所持を許されているのはナオと彼女の双子の妹たち、先王の妻であるアイラ、そして息子のレナだけである。それにも関わらずにソルはペンダントを手にしており、しかも彼の場合はレナ達が所有するペンダントと若干デザインが異なっていた。
「え、ええ……そうね」
「でも、一応は言っておきますけど次の試合に本当にダインさんを勝ち上がらせるんですよね?もしも約束を破って自分が勝ち残ろうとか思ってたりしません?」
「ば、馬鹿ね。そんな事があるはずがないでしょう?」
イリアの言葉にシェルは焦るが、そんな彼女に対してダインはイリアの肩を掴み、首を振った。
「いや、僕としては決勝なんか出たくないからそれでもいいけど……」
「あれ?そうなんですか?」
「だってさ、冷静に考えろよ!?レナ、シズネ、ハルナと戦わなきゃならないんだぞ!!僕なんて3秒でミンチにされるわ!!」
「ネガティブ思考!!でも、確かにダインさんが戦うのは難しそうですね」
決勝戦にダインが残れたとしても他の3人に勝てる姿は思い浮かばず、特に電流を操るハルナや聖属性の魔法も扱えるレナとは相性が悪い。シズネも水の聖痕を得てから魔力が強化されているため、仮に自分が勝ち残ってもダインは3人を倒せる手段がない。
ダインとしては決勝に勝ち残るのはゴウライでなければ問題はなく、シェルとイリアのどちらかでも優勝すれば良いと考えていた。そんな彼の答えに内心でシェルは安堵する一方、イリアの方は考え込む。
「仕方ないですね、それじゃあダインさんの代わりに私が決勝戦に出場してあげましょう。レナさんのサポートでもしてあげますか」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!!なんで勝手に決めるのよ!?」
「おや、ダインさんは良くて私が決勝に勝ち残るのは駄目なんですか?」
「駄目に決まってるでしょ!!なんで碌に知らないあんたを優先しなくちゃならないのよ!!」
「しょうがないですね、分かりましたよ。なら勝ちは譲りましょう、その代わりに貴女も役目は果たしてくださいよ」
イリアは手を差し出すと、それを見たダインは緊張気味に自分の手を重ね合わせ、遅れてシェルも手を伸ばす。3人は力を合わせて最強の剣士に挑む事を約束すると、ここで運営の兵士が訪れた。
「おや、3人もこちらにおいででしたか。試合の準備が完了しました、各選手移動してください」
遂に試合の迎えの兵士が着た事に3人は互いの顔を見て頷き、色々と思う所はあるが今は3人共に力を合わせて戦わなければならない。何しろ相手はこの大会で最強の剣士であり、決して手を抜ける相手ではなかった――
――同時刻、先の試合で敗れたソルは医療室に運び込まれ、ベッドの上で天井を見上げていた。彼は破壊された自分の大盾に視線を向け、笑い声を上げた。
「ふはははっ……まさかこの俺が手も足も出ないとは、この時代の戦士も捨てた物ではないな」
ソルはベッドから降りると、改めて装備を着なおして外へ出ようとした。治癒魔導士からは安静にしているように言われているが、彼はどうしても次の試合と決勝戦を確かめる必要があった。
「さて、我が子孫の活躍ぶりを見させてもらうか……奴等を倒すには一人でも多くの味方が必要だからな」
自分がこの時代に復活を果たした事にソルは意味があると信じ、彼は自分と同じように封印されていた者達を思い出す。彼等を放置すればこの国の害となるのは間違いなく、何としてもソルは自分が築き上げた国の平和のために戦わなければならないと考える。
遥か昔、メデューサの石化の魔眼によって石像にされたソルだったが、彼は自らの意思でメデューサに挑み、当時の世界の敵と共に魔眼の力によって封印された。だが、メデューサをレナが倒し、更には石化の魔眼をキラウが奪った事により、石像にされていた生物が復活を果たす。
殆どの生物は討伐されたが、問題なのは遥か昔に石化された者は復活に時間が掛かり、ソルも最近になって自由に動けるようになった。彼が目覚めた時には既に他の石像は一つを残して封印は解除され、この時代にソルと共に石像にされて封印されていた「敵」も蘇っていた。
最後の石像に関してはソルでもどうしようも出来ず、もうすぐに封印が溶けると考えられた。仮に封印が解けた場合、この国に大惨事を引き起こす可能性が高い。しかし、この時代ではもうソルは国の王ではない。仮に自分の正体を話しても信じてはもらえないだろう、だからこそ彼は危険を承知で闘技祭に出場した。
「さあ、どうやって我が子孫に会うか……ペンダントよ、どうか俺を導いてくれ」
ソルは自分の懐から聖光石のペンダントを取り出す。このペンダントは本来はバルトロス王国の王家の人間しか所有する事が許されないはずであり、現在ではこのペンダントの所持を許されているのはナオと彼女の双子の妹たち、先王の妻であるアイラ、そして息子のレナだけである。それにも関わらずにソルはペンダントを手にしており、しかも彼の場合はレナ達が所有するペンダントと若干デザインが異なっていた。
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