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真・最終章 七魔将編
魚人の襲来
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「この……離れろ!!」
「アガァッ……!?」
鮫に対してレナは掌を当てると、リンダの発勁を参考に作り出した「衝風」を放つ。この技は打撃と同時に至近距離から風圧の魔法を発動させる技だが、マリアのお陰で魔法の力が強化された事で鮫は派手に吹き飛ぶ。
風圧というよりは衝撃波でも受けたかのように鮫は派手に吹き飛び、滝壺に落ちてしまう。それを見たイカとタコは驚いたように振り返るが、その間にゴンゾウがイカを持ち上げて叩き付ける。
「ぬんっ!!」
「ジュラァッ!?」
イカは地面に叩き付けられて奇怪な悲鳴を上げ、その一方でタコの方は逃げ惑うシズネとヒトミンを捕らえようと触手を伸ばす。しかし、二人とも必死に飛び回って攻撃を回避する。
「ち、近づかないで!!私はぬめぬめした物が苦手なのよ!?」
「ぷるるんっ♪」
「ジュルルルッ……!?」
吸血鬼化の影響なのかシズネの身体能力は以前よりも格段に上昇し、一方でヒトミンの方は楽し気に身体を弾ませながら触手を躱す。捕まらない二人にタコは焦ったように触手を伸ばすが、その間に後ろからレナが近付いてタコの頭部に退魔刀を叩き込む。
「タコ焼きにしてやる!!」
「タコォッ!?」
大剣の腹の部分でレナは頭を叩き付けると、タコの頭が歪んで奇妙な悲鳴が響き渡る。その声に反応したのか先ほどレナに滝壺に落とされた鮫が再び水面から現れ、怒声を上げながら飛び掛かってきた。
「シャアアアッ!!」
「うぜぇっ!!」
「アガァッ!?」
正面から突っ込んできた鮫に対してレナは退魔刀を振りかざし、この時に彼は無意識に退魔刀に魔力を送り込む。退魔刀の刃に風属性の魔力が宿り、自分に飛び掛かる鮫に対して叩き込む。
魔法剣を発動させたレナは鮫を正面から跳ね返し、先ほどよりも凄まじい威力の攻撃を受けた鮫は天高く舞い上がる。その光景を見てレナは驚き、彼の周囲に風の精霊が集まる。
(そうか、さっき吹き飛ばした時に精霊が集まって……力を貸してくれたのか)
先ほどレナが「衝風」を仕掛けた時に風の精霊が彼の元に集まり、そして魔法剣を発動した時に力を貸してくれた。魔法の力を磨かれた事でレナも精霊魔法を扱い、まだシュンやハヤテ程ではないが風属性の魔法剣が扱えるようになっていた。
「シャアアアッ!?」
「うわっ……こいつら、何なんだ?」
再び水面に落ちた鮫は派手に水飛沫を上げて水中に沈み、他のイカとタコは地面に倒れたまま動かない。いきなり現れた海の生物たちにレナは戸惑っていると、再び水面から影が出現する。
「レナ!!まだ水中に何かいるぞ!!」
「えっ?」
「ま、まだいるの!?」
「ぷるんっ?」
ゴンゾウの言葉にレナは振り返って水面を確認すると、確かに水面に影ができていた。そして水飛沫を上げて再び鮫が出現した。
「シャアアッ♪」
「くそ、しぶとい奴だな……あれ?」
「お前は……まさか!?」
「な、何?どうしたの?」
「ぷるぷるっ?」
水面から現れたのは鮫で間違いないが、先ほどレナ達を襲い掛かってきた鮫よりも小柄であり、一回り程小さい。そしてレナとゴンゾウはその鮫に見覚えがあった。鮫の方は水面から顔を出すと、嬉しそうにレナ達に鳴き声を上げる。
「シャウッ!!シャウッ!!」
「その鳴き声は……お前、まさかシークか!?」
「シークだと!?」
「し、知り合いなの?」
「ぷるるんっ!?」
シークが現れた事にレナとゴンゾウは驚き、一方でシークの方はレナ達に会えた事に嬉しそうに鳴き声を上げた。久々の再会にレナ達は戸惑いながらも嬉しく思う。しかし、どうしてシークがこの森にいるのかと疑問を抱く。
獣人国で別れたはずのシークが王国の領地である深淵の森に居る事にレナ達は不思議に思い、シークの他にも現れた鮫やタコやイカの事も気になった。だが、レナが一番気になるのはコトミンであり、彼女はここで魚を取っていたはずだが姿を見えない事に心配する。
「シーク、久しぶりに会えて嬉しいけどコトミンを知らないか?ここにいたはずなんだけど……」
「シャウッ?」
「ほら、前にお前を捕まえた女の子だよ」
レナがシークと出会ったのはコトミンが彼を食べるために捕まえたからであり、後にシークがただの鮫じゃなくて「魚人」と呼ばれる種族だと判明して食べるのは辞めた。その後はしばらくの間はレナ達と同行して旅をしていたが、色々とあって別れる事になった。
魚人とは人魚族と似通った種族であり、人魚族と違うのは彼等は生まれた時は海中生物のような姿をしているが、年を重ねるごとに人間のような姿に変化していく。そして状況的に考えてレナ達を襲った鮫達の正体は魚人である可能性が高い。
「おい、お前等……言葉が通じるのか?ここに居た女の子はどうした?それとなんでシークと一緒に居るんだ?」
「タ、タコォッ……」
「ジュラァッ……」
言葉が話せないシークでは埒が明かず、駄目元でレナは倒れているタコとイカに話しかける。しかし、どちらも怯えたように震えるだけで何もせず、仕方なくレナはアイリスと交信しようとした時に水面から何かが飛び出してきた。
「アガァッ……!?」
鮫に対してレナは掌を当てると、リンダの発勁を参考に作り出した「衝風」を放つ。この技は打撃と同時に至近距離から風圧の魔法を発動させる技だが、マリアのお陰で魔法の力が強化された事で鮫は派手に吹き飛ぶ。
風圧というよりは衝撃波でも受けたかのように鮫は派手に吹き飛び、滝壺に落ちてしまう。それを見たイカとタコは驚いたように振り返るが、その間にゴンゾウがイカを持ち上げて叩き付ける。
「ぬんっ!!」
「ジュラァッ!?」
イカは地面に叩き付けられて奇怪な悲鳴を上げ、その一方でタコの方は逃げ惑うシズネとヒトミンを捕らえようと触手を伸ばす。しかし、二人とも必死に飛び回って攻撃を回避する。
「ち、近づかないで!!私はぬめぬめした物が苦手なのよ!?」
「ぷるるんっ♪」
「ジュルルルッ……!?」
吸血鬼化の影響なのかシズネの身体能力は以前よりも格段に上昇し、一方でヒトミンの方は楽し気に身体を弾ませながら触手を躱す。捕まらない二人にタコは焦ったように触手を伸ばすが、その間に後ろからレナが近付いてタコの頭部に退魔刀を叩き込む。
「タコ焼きにしてやる!!」
「タコォッ!?」
大剣の腹の部分でレナは頭を叩き付けると、タコの頭が歪んで奇妙な悲鳴が響き渡る。その声に反応したのか先ほどレナに滝壺に落とされた鮫が再び水面から現れ、怒声を上げながら飛び掛かってきた。
「シャアアアッ!!」
「うぜぇっ!!」
「アガァッ!?」
正面から突っ込んできた鮫に対してレナは退魔刀を振りかざし、この時に彼は無意識に退魔刀に魔力を送り込む。退魔刀の刃に風属性の魔力が宿り、自分に飛び掛かる鮫に対して叩き込む。
魔法剣を発動させたレナは鮫を正面から跳ね返し、先ほどよりも凄まじい威力の攻撃を受けた鮫は天高く舞い上がる。その光景を見てレナは驚き、彼の周囲に風の精霊が集まる。
(そうか、さっき吹き飛ばした時に精霊が集まって……力を貸してくれたのか)
先ほどレナが「衝風」を仕掛けた時に風の精霊が彼の元に集まり、そして魔法剣を発動した時に力を貸してくれた。魔法の力を磨かれた事でレナも精霊魔法を扱い、まだシュンやハヤテ程ではないが風属性の魔法剣が扱えるようになっていた。
「シャアアアッ!?」
「うわっ……こいつら、何なんだ?」
再び水面に落ちた鮫は派手に水飛沫を上げて水中に沈み、他のイカとタコは地面に倒れたまま動かない。いきなり現れた海の生物たちにレナは戸惑っていると、再び水面から影が出現する。
「レナ!!まだ水中に何かいるぞ!!」
「えっ?」
「ま、まだいるの!?」
「ぷるんっ?」
ゴンゾウの言葉にレナは振り返って水面を確認すると、確かに水面に影ができていた。そして水飛沫を上げて再び鮫が出現した。
「シャアアッ♪」
「くそ、しぶとい奴だな……あれ?」
「お前は……まさか!?」
「な、何?どうしたの?」
「ぷるぷるっ?」
水面から現れたのは鮫で間違いないが、先ほどレナ達を襲い掛かってきた鮫よりも小柄であり、一回り程小さい。そしてレナとゴンゾウはその鮫に見覚えがあった。鮫の方は水面から顔を出すと、嬉しそうにレナ達に鳴き声を上げる。
「シャウッ!!シャウッ!!」
「その鳴き声は……お前、まさかシークか!?」
「シークだと!?」
「し、知り合いなの?」
「ぷるるんっ!?」
シークが現れた事にレナとゴンゾウは驚き、一方でシークの方はレナ達に会えた事に嬉しそうに鳴き声を上げた。久々の再会にレナ達は戸惑いながらも嬉しく思う。しかし、どうしてシークがこの森にいるのかと疑問を抱く。
獣人国で別れたはずのシークが王国の領地である深淵の森に居る事にレナ達は不思議に思い、シークの他にも現れた鮫やタコやイカの事も気になった。だが、レナが一番気になるのはコトミンであり、彼女はここで魚を取っていたはずだが姿を見えない事に心配する。
「シーク、久しぶりに会えて嬉しいけどコトミンを知らないか?ここにいたはずなんだけど……」
「シャウッ?」
「ほら、前にお前を捕まえた女の子だよ」
レナがシークと出会ったのはコトミンが彼を食べるために捕まえたからであり、後にシークがただの鮫じゃなくて「魚人」と呼ばれる種族だと判明して食べるのは辞めた。その後はしばらくの間はレナ達と同行して旅をしていたが、色々とあって別れる事になった。
魚人とは人魚族と似通った種族であり、人魚族と違うのは彼等は生まれた時は海中生物のような姿をしているが、年を重ねるごとに人間のような姿に変化していく。そして状況的に考えてレナ達を襲った鮫達の正体は魚人である可能性が高い。
「おい、お前等……言葉が通じるのか?ここに居た女の子はどうした?それとなんでシークと一緒に居るんだ?」
「タ、タコォッ……」
「ジュラァッ……」
言葉が話せないシークでは埒が明かず、駄目元でレナは倒れているタコとイカに話しかける。しかし、どちらも怯えたように震えるだけで何もせず、仕方なくレナはアイリスと交信しようとした時に水面から何かが飛び出してきた。
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