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真・最終章 七魔将編
魚人の能力
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「とうっ」
「うわっ!?」
「わぷっ!?」
「な、何よっ!?」
「シャウッ♪」
川の中から派手な水飛沫を上げて姿を現したのはコトミンであり、彼女は地上に着地するとレナ達はコトミンの上げた水飛沫のせいで水浸しになってしまう。だが、彼女が無事だった事を知ってレナは安心し、急いで彼女の元へ向かう。
「コトミン!!無事だったか!!」
「ただいま……でも、無事とは言えない」
「えっ?」
レナ達の元に戻ってきたコトミンは何故か顔色が悪く、身体がふらついていた。慌ててレナは彼女を抱きかかえると、水面から再び影が出現して今度は鮫が出現した。
「シャアアアッ!!」
「うわっ!?またこいつか!?」
「さっき、レナに吹き飛ばされたのにまだ生きていたか!?」
「こいつら……なるほど、そういう事ね」
「グルルルッ……!!」
「ぷるぷる(←ウルの後ろに隠れる)」
再び現れた鮫に対してシズネは何かを勘付いたような表情を浮かべ、彼女は倒れているタコとイカにも視線を向ける。鮫を含めてこれらの生き物は本来は海に生息するはずだが、シークを再会した時に彼女はある結論に至る。
「こいつらは魚人よ!!そうなんでしょう!?私達の言葉も分かるはずよ!!」
「魚人!?」
「シークと同じ種族なのか!?」
「シャアアッ……」
『ッ……!!』
シズネの言葉を聞いた途端に先ほどまで敵意を向けていた鮫、タコ、イカが立ち止まり、レナ達と合流したシークは彼等を見て怯えていた。その様子を見てレナ達はシズネの言葉通りに彼等が魚人だと知る。
最初にレナに襲い掛かった鮫は陸上に移動すると、やがて形がどんどんと変化していく。鮫の肉体から徐々に人間の手足が出現し、そして顔の部分以外は人間の姿へと変身をする。かなりシュールな姿なのでレナ達は引いてしまうが、鮫頭の人間と変化した魚人はレナ達に語り掛けてきた。
「貴様等……何者だ!!」
「しゃ、喋った!?」
「やっぱり魚人だったのね、前に見た事があるけど……」
「鮫じゃなかったのか……」
シズネは魚人と会った事は初めてではないらしく、実を言えばレナも過去に魚人らしき存在と出くわした事がある。尤もレナが遭遇した魚人は言葉は理解できても喋る事はできなかったが、今回の魚人は人語を完璧に理解できるらしい。
「答えろ、お前達は何者だ!!」
「それはこっちの台詞だよ。急に襲い掛かってきて……」
「ふん、貴様等がそれを言うか?人間共は平和に暮らしている我々を襲う癖に!!」
「どういう事?」
「レナ……魚人は人族として扱われていないのよ」
鮫型の魚人の言葉にレナは不思議に思うと、シズネが口を挟む。魚人は人間やエルフやドワーフのような「人族」としては認識されておらず、彼等は人を襲う「魔人族」と同列に扱われる存在だと語る。
「この王国でも魚人は人族として認識されていないわ。だから討伐したとしても罪には問われないし、酷い話になるけれど魔物と同じ存在として扱われているわ」
「えっ!?」
「…………」
シズネの言葉にレナは驚き、一方でコトミンの方は何か思う所があるのか黙り込む。そんな彼女に対して鮫型の魚人は手を伸ばして自分達と共に来るように促す。
「さあ、人魚姫様……我々と共に参りましょう。魚人王がお待ちかねです」
「……嫌」
「魚人王?誰?」
「何だそれは?」
「私も聞いた事がないわね。それにどうしてうちのコトミンを連れて行こうとするのよ」
鮫型の魚人がコトミンに手を差し出すと彼女は嫌がるようにレナの後ろに隠れ、そんな彼女の態度を見て鮫型の魚人はレナを睨みつける。まさか鮫に凄まれる日が来るとは思わず、恐怖よりも戸惑いを感じながらもレナは彼等から話を聞く。
「まずはあんたらの話を聞かせてよ。怪我をさせたのは悪かったけど、先に襲ってきたのはそっちだから正当防衛という事で許してくれる?」
「ふん、あの程度の攻撃など怪我の範疇に入らんわ!!」
「よく言うわね。貴方の身体、痣だらけよ。気付いていないの?」
「ぐっ……」
先ほどの戦闘で鮫型の巨人は身体中に痣ができていた。レナの魔法を何度も喰らった際に負傷したらしく、シズネの指摘に彼は恥ずかしがるように痣を隠す。
しかし、逆に言えばレナの魔法を受けて痣程度の損傷で済んでいる鮫型の魚人の耐久力も凄まじい。今のレナはマリアの修行のお陰で魔法の力が優れており、今の彼の魔法は一流の魔術師の攻撃魔法にも匹敵する。それにも関わらずに痣程度の負傷で済んだ鮫型の魚人の耐久力は巨人族のゴンゾウをも上回るかもしれない。
(気を付けなさい、魚人は生命力が高い種族よ。普通ならば死ぬような怪我を負っても自力で再生して生き延びる事もあるらしいわ)
(なるほど……いや、殺すつもりはないよ)
シズネの耳打ちにレナは殺す気はない事を伝え、とりあえずは彼等から事情を聴く事にした。
「うわっ!?」
「わぷっ!?」
「な、何よっ!?」
「シャウッ♪」
川の中から派手な水飛沫を上げて姿を現したのはコトミンであり、彼女は地上に着地するとレナ達はコトミンの上げた水飛沫のせいで水浸しになってしまう。だが、彼女が無事だった事を知ってレナは安心し、急いで彼女の元へ向かう。
「コトミン!!無事だったか!!」
「ただいま……でも、無事とは言えない」
「えっ?」
レナ達の元に戻ってきたコトミンは何故か顔色が悪く、身体がふらついていた。慌ててレナは彼女を抱きかかえると、水面から再び影が出現して今度は鮫が出現した。
「シャアアアッ!!」
「うわっ!?またこいつか!?」
「さっき、レナに吹き飛ばされたのにまだ生きていたか!?」
「こいつら……なるほど、そういう事ね」
「グルルルッ……!!」
「ぷるぷる(←ウルの後ろに隠れる)」
再び現れた鮫に対してシズネは何かを勘付いたような表情を浮かべ、彼女は倒れているタコとイカにも視線を向ける。鮫を含めてこれらの生き物は本来は海に生息するはずだが、シークを再会した時に彼女はある結論に至る。
「こいつらは魚人よ!!そうなんでしょう!?私達の言葉も分かるはずよ!!」
「魚人!?」
「シークと同じ種族なのか!?」
「シャアアッ……」
『ッ……!!』
シズネの言葉を聞いた途端に先ほどまで敵意を向けていた鮫、タコ、イカが立ち止まり、レナ達と合流したシークは彼等を見て怯えていた。その様子を見てレナ達はシズネの言葉通りに彼等が魚人だと知る。
最初にレナに襲い掛かった鮫は陸上に移動すると、やがて形がどんどんと変化していく。鮫の肉体から徐々に人間の手足が出現し、そして顔の部分以外は人間の姿へと変身をする。かなりシュールな姿なのでレナ達は引いてしまうが、鮫頭の人間と変化した魚人はレナ達に語り掛けてきた。
「貴様等……何者だ!!」
「しゃ、喋った!?」
「やっぱり魚人だったのね、前に見た事があるけど……」
「鮫じゃなかったのか……」
シズネは魚人と会った事は初めてではないらしく、実を言えばレナも過去に魚人らしき存在と出くわした事がある。尤もレナが遭遇した魚人は言葉は理解できても喋る事はできなかったが、今回の魚人は人語を完璧に理解できるらしい。
「答えろ、お前達は何者だ!!」
「それはこっちの台詞だよ。急に襲い掛かってきて……」
「ふん、貴様等がそれを言うか?人間共は平和に暮らしている我々を襲う癖に!!」
「どういう事?」
「レナ……魚人は人族として扱われていないのよ」
鮫型の魚人の言葉にレナは不思議に思うと、シズネが口を挟む。魚人は人間やエルフやドワーフのような「人族」としては認識されておらず、彼等は人を襲う「魔人族」と同列に扱われる存在だと語る。
「この王国でも魚人は人族として認識されていないわ。だから討伐したとしても罪には問われないし、酷い話になるけれど魔物と同じ存在として扱われているわ」
「えっ!?」
「…………」
シズネの言葉にレナは驚き、一方でコトミンの方は何か思う所があるのか黙り込む。そんな彼女に対して鮫型の魚人は手を伸ばして自分達と共に来るように促す。
「さあ、人魚姫様……我々と共に参りましょう。魚人王がお待ちかねです」
「……嫌」
「魚人王?誰?」
「何だそれは?」
「私も聞いた事がないわね。それにどうしてうちのコトミンを連れて行こうとするのよ」
鮫型の魚人がコトミンに手を差し出すと彼女は嫌がるようにレナの後ろに隠れ、そんな彼女の態度を見て鮫型の魚人はレナを睨みつける。まさか鮫に凄まれる日が来るとは思わず、恐怖よりも戸惑いを感じながらもレナは彼等から話を聞く。
「まずはあんたらの話を聞かせてよ。怪我をさせたのは悪かったけど、先に襲ってきたのはそっちだから正当防衛という事で許してくれる?」
「ふん、あの程度の攻撃など怪我の範疇に入らんわ!!」
「よく言うわね。貴方の身体、痣だらけよ。気付いていないの?」
「ぐっ……」
先ほどの戦闘で鮫型の巨人は身体中に痣ができていた。レナの魔法を何度も喰らった際に負傷したらしく、シズネの指摘に彼は恥ずかしがるように痣を隠す。
しかし、逆に言えばレナの魔法を受けて痣程度の損傷で済んでいる鮫型の魚人の耐久力も凄まじい。今のレナはマリアの修行のお陰で魔法の力が優れており、今の彼の魔法は一流の魔術師の攻撃魔法にも匹敵する。それにも関わらずに痣程度の負傷で済んだ鮫型の魚人の耐久力は巨人族のゴンゾウをも上回るかもしれない。
(気を付けなさい、魚人は生命力が高い種族よ。普通ならば死ぬような怪我を負っても自力で再生して生き延びる事もあるらしいわ)
(なるほど……いや、殺すつもりはないよ)
シズネの耳打ちにレナは殺す気はない事を伝え、とりあえずは彼等から事情を聴く事にした。
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