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真・最終章 七魔将編
宝物庫の武器
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「宝物庫に武器があるのね!?さっさと戻るわよ!!」
「戻るって言っても……宝物庫は反対方向よ!?」
カノンは宝物庫に戻ろうとしたが、彼女達の現在位置は宝物庫からかなり離れており、進行方向の先にはゴーレムが迫っていた。最短で宝物庫に辿り着くにはゴーレムを横切るしかないが、相手は当然ながらカノン達を逃がすつもりはない。
「ゴオオッ!!」
「ひっ!?」
「きゃああっ!?」
「このっ……仕方ないわね!!」
ゴーレムが迫った瞬間、カノンは懐から小袋を取り出す。小袋の中身は魔石の粉末が入っており、実を言えば新しい魔銃を制作する際に用意していた代物である。どうしてそんな物を身に付けているのかと言うと、彼女は今日中に城から脱出するつもりだった。
本当ならば脱出する際に誰かに見つかったら使用するつもりだったが、現在は背に腹は代えられずにゴーレムに目掛けて放つ準備を行う。この時に彼女は双子に対して魔法を使うように指示を出す。
「あんた達!!初級魔法ぐらいは使えるんでしょ!?一緒に放つわよ!!」
「えっ!?」
「ど、どうして……」
「いいから準備しなさい!!使うのは火属性の初級魔法よ!!」
シオンとリアナはカノンの言葉に戸惑うが、カノンはゴーレムに目掛けて小袋の中身を放つ。ゴーレムの身体に赤色に光り輝く粉末が降りかかり、それを見たカノンは掌を前に繰り出す。
「今よ!!」
「「ふぁ、火球!!」」
「ゴアアッ!?」
双子が同時に魔法を発動させてゴーレムに放った瞬間、ゴーレムの身体が炎に包まれた。カノンがゴーレムに浴びせたのは火属性の魔石の粉末であり、双子の放った火球に触れた途端に全身が発火した。並の生物なら全身が黒焦げになるところだたが、生憎とゴーレム種に対して火属性の魔法は有効的とは言えない。
大した損傷は与えられなかったがゴーレムは全身が燃えた事で混乱し、慌てて炎を掻き消そうとする。この隙を逃さずにカノンはシオンとリアナと共にゴーレムを横切って宝物庫へと向かう。
「行くわよ!!宝物庫まで!!」
「は、はい!!」
「わ、分かった!!」
シオンとリアナはカノンの後に続いて宝物庫に繋がるミドルの部屋へ向けて駆け出すと、ゴーレムは炎を振り払って三人の後を追う。先ほどの攻撃でもゴーレムには損傷は与えられず、多少表面が焦げた程度だった。
「ゴオオオッ!!」
「ひいっ!?あ、あいつ全然平気じゃない!!」
「当たり前よ!!あの程度で倒せる相手なら苦労しないわ!!」
「そ、そんな……」
ゴーレムが再び追いかけてくる姿を見てシオンとリアナは慌てふためくがカノンは構わずに走り続ける。この途中でようやく兵士が駆けつけ、三人を助けるためにゴーレムへ立ちはだかる。
「シオン様、リアナ様!!」
「御二人をお救いしろ!!」
「うおおおおっ!!」
「ゴオオッ!?」
兵士達はゴーレムに目掛けて剣や槍を振りかざし、一斉にゴーレムに振りかざす。ゴーレムはそんな兵士達に対して右腕を振りかざし、勢いよく振り払う。
「ゴアッ!!」
『ぐはぁあああっ!?』
「ああっ!?へ、兵士さん達が……」
「馬鹿!!さっさと走りなさい!!」
救援に駆けつけてくれた兵士達が一撃で倒される姿を見てシオンは嘆くが、そんな彼女をカノンは叱咤する。ゴーレムを相手に城の兵士が叶うはずがなく、今は逃げる事に専念するように忠告する。
ゴーレムの狙いはあくまでもカノン達だけらしく、自分が倒した兵士には目もくれずに三人の後を追う。兵士が乱入した事で距離は稼ぐ事ができたが、それでも徐々に追い詰められていく。
「はあっ、はあっ……」
「シオン、しっかりして!!もう少しよ!!」
「追いつかれるわよ!!早く来なさい!!」
「ま、待って……も、もう足が……」
三人の中でリアナは体力が一番少ないらしく、彼女は走っている途中で大量の汗を流す。限界は近いが少しでも移動速度を緩めればゴーレムに追いつかれて殺されてしまう。そんなリアナを見てシオンはカノンに助けを求めた。
「おばさん!!このままだとリアナが殺されちゃう!!」
「誰がおばさんよ!!ぶち殺すわよクソガキ!!」
「いいから何とかしてよ!?私達が死んだらおばさんだって無事じゃ済まないわよ!!」
「このっ……覚えてなさいよ!!」
自分を脅してくるシオンに対してカノンは苛立ちを抱きながらも彼女はメイド服に手を伸ばし、一瞬にしてメイド服を脱ぎ去る。カノンはメイド服の下にはいつもの西部劇のガンマン風の衣装を着こんでおり、脱ぎ捨てたメイド服をゴーレムに目掛けて放つ。
「ほら、美女の脱ぎたての服よ!!男どもに高く売れるわよ!!」
「ゴアッ!?」
カノンは脱ぎ捨てたメイド服をゴーレムに放つと、ゴーレムの顔面に衝突した。視界が一瞬だけ封じられたゴーレムは戸惑い、その間にカノンはシオンと共にリアナの両腕を掴んで逃げ出す。
「戻るって言っても……宝物庫は反対方向よ!?」
カノンは宝物庫に戻ろうとしたが、彼女達の現在位置は宝物庫からかなり離れており、進行方向の先にはゴーレムが迫っていた。最短で宝物庫に辿り着くにはゴーレムを横切るしかないが、相手は当然ながらカノン達を逃がすつもりはない。
「ゴオオッ!!」
「ひっ!?」
「きゃああっ!?」
「このっ……仕方ないわね!!」
ゴーレムが迫った瞬間、カノンは懐から小袋を取り出す。小袋の中身は魔石の粉末が入っており、実を言えば新しい魔銃を制作する際に用意していた代物である。どうしてそんな物を身に付けているのかと言うと、彼女は今日中に城から脱出するつもりだった。
本当ならば脱出する際に誰かに見つかったら使用するつもりだったが、現在は背に腹は代えられずにゴーレムに目掛けて放つ準備を行う。この時に彼女は双子に対して魔法を使うように指示を出す。
「あんた達!!初級魔法ぐらいは使えるんでしょ!?一緒に放つわよ!!」
「えっ!?」
「ど、どうして……」
「いいから準備しなさい!!使うのは火属性の初級魔法よ!!」
シオンとリアナはカノンの言葉に戸惑うが、カノンはゴーレムに目掛けて小袋の中身を放つ。ゴーレムの身体に赤色に光り輝く粉末が降りかかり、それを見たカノンは掌を前に繰り出す。
「今よ!!」
「「ふぁ、火球!!」」
「ゴアアッ!?」
双子が同時に魔法を発動させてゴーレムに放った瞬間、ゴーレムの身体が炎に包まれた。カノンがゴーレムに浴びせたのは火属性の魔石の粉末であり、双子の放った火球に触れた途端に全身が発火した。並の生物なら全身が黒焦げになるところだたが、生憎とゴーレム種に対して火属性の魔法は有効的とは言えない。
大した損傷は与えられなかったがゴーレムは全身が燃えた事で混乱し、慌てて炎を掻き消そうとする。この隙を逃さずにカノンはシオンとリアナと共にゴーレムを横切って宝物庫へと向かう。
「行くわよ!!宝物庫まで!!」
「は、はい!!」
「わ、分かった!!」
シオンとリアナはカノンの後に続いて宝物庫に繋がるミドルの部屋へ向けて駆け出すと、ゴーレムは炎を振り払って三人の後を追う。先ほどの攻撃でもゴーレムには損傷は与えられず、多少表面が焦げた程度だった。
「ゴオオオッ!!」
「ひいっ!?あ、あいつ全然平気じゃない!!」
「当たり前よ!!あの程度で倒せる相手なら苦労しないわ!!」
「そ、そんな……」
ゴーレムが再び追いかけてくる姿を見てシオンとリアナは慌てふためくがカノンは構わずに走り続ける。この途中でようやく兵士が駆けつけ、三人を助けるためにゴーレムへ立ちはだかる。
「シオン様、リアナ様!!」
「御二人をお救いしろ!!」
「うおおおおっ!!」
「ゴオオッ!?」
兵士達はゴーレムに目掛けて剣や槍を振りかざし、一斉にゴーレムに振りかざす。ゴーレムはそんな兵士達に対して右腕を振りかざし、勢いよく振り払う。
「ゴアッ!!」
『ぐはぁあああっ!?』
「ああっ!?へ、兵士さん達が……」
「馬鹿!!さっさと走りなさい!!」
救援に駆けつけてくれた兵士達が一撃で倒される姿を見てシオンは嘆くが、そんな彼女をカノンは叱咤する。ゴーレムを相手に城の兵士が叶うはずがなく、今は逃げる事に専念するように忠告する。
ゴーレムの狙いはあくまでもカノン達だけらしく、自分が倒した兵士には目もくれずに三人の後を追う。兵士が乱入した事で距離は稼ぐ事ができたが、それでも徐々に追い詰められていく。
「はあっ、はあっ……」
「シオン、しっかりして!!もう少しよ!!」
「追いつかれるわよ!!早く来なさい!!」
「ま、待って……も、もう足が……」
三人の中でリアナは体力が一番少ないらしく、彼女は走っている途中で大量の汗を流す。限界は近いが少しでも移動速度を緩めればゴーレムに追いつかれて殺されてしまう。そんなリアナを見てシオンはカノンに助けを求めた。
「おばさん!!このままだとリアナが殺されちゃう!!」
「誰がおばさんよ!!ぶち殺すわよクソガキ!!」
「いいから何とかしてよ!?私達が死んだらおばさんだって無事じゃ済まないわよ!!」
「このっ……覚えてなさいよ!!」
自分を脅してくるシオンに対してカノンは苛立ちを抱きながらも彼女はメイド服に手を伸ばし、一瞬にしてメイド服を脱ぎ去る。カノンはメイド服の下にはいつもの西部劇のガンマン風の衣装を着こんでおり、脱ぎ捨てたメイド服をゴーレムに目掛けて放つ。
「ほら、美女の脱ぎたての服よ!!男どもに高く売れるわよ!!」
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カノンは脱ぎ捨てたメイド服をゴーレムに放つと、ゴーレムの顔面に衝突した。視界が一瞬だけ封じられたゴーレムは戸惑い、その間にカノンはシオンと共にリアナの両腕を掴んで逃げ出す。
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