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高見沢東吾の場合
7、フラれました
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能条美咲、27歳。つい二ヶ月ほど前、結婚を考えていた男性にフラれました。
自分で言うのもなんだけど、それなり美人だし、料理だって得意だし、掃除・洗濯できないわけじゃない。
一流と言われる商社の総務。仕事にも慣れてきて大変なこともあるけど、それなりに楽しい。
人生上手くいっていたと思ってたんだけど。
「せんぱぁ~い。フラれちゃったんですってぇ。うわぁ、かわいそ~。お医者さんだって自慢してた彼氏ですよねえ。やだぁ、泣けますね」
じろっと話しかけてきた同じ総務の二年後輩を睨み返す。
「貴方に東吾のことを言った覚えはないけど、なんで知っているのかしら?」
医師、看護師は自分の職業を公言しない人が多い。いきなり病状の相談を持ちかけられたり、私用の携帯に掛けられるのを防ぐためだ。
東吾も何度か経験があったらしく、美咲にも病院関係の仕事だと初対面では言っていた。
「ええ~。先輩が話してたんじゃないですか。私だって彼氏がお医者さんだったら、つい自慢しちゃいますもの」
「自慢の彼氏だったけど、東吾が医師だから自慢だったわけじゃないわ」
「まったまた~。フラれたからって、すっごい負け惜しみですね」
「……仕事してくれないかしら?」
「こわぁ~い。御気の毒ぅ……ぷぷ」
持っていたお気に入りのボールペンがみしっと音を立てる。
「……大丈夫、美咲?」
心配そうにこっそりと声を掛けてきたのは同僚の戸波香苗だった。
仕事中は黒縁の眼鏡を掛け、ストレートの黒髪を一つにバレッタで止めただけのクールビューティーな外見だがとても思いやりのある女性だ。
「大丈夫だよ」
にこりと笑ってみせる。
嘘。全然大丈夫じゃない。
だって、大好きだった。愛していたもの。
私の愛した人は、優しくて、気遣いができて、その癖どこか空虚な闇を抱えていた。
江戸時代から続くという名家の出身で、長身の美男子で旧帝大卒の医師、家族仲も良い誰から見ても勝ち組の彼は時々ふっと遠い眼差しをした。
女性が途切れない東吾だったが、長続きしないのはたぶん誰にも執着していなかったから。
彼に告白したけど、つまらない男だから振ってやったと言っていた美女も何人もいた。
セックスを殆ど求められず、不能だと言いふらしていた女もいた。
美咲も東吾はその手のことに淡泊なのだと思っていた。
忙しくてなかなか会えないのもあるが、ほとんど東吾から求めてくることはなかった。美咲が誘うことがほとんどだった。
かといって出来ないわけではなかった。
美咲も男性経験豊富という訳ではないが、東吾とのセックスは激しさはないがとても心地いいものだった。
だけど、それは東吾の本心ではなかったのかもしれない。
あの日のアシュリンは情交の後を色濃く残していた。
隠そうとはしていたみたいだったけど、ワンピースから覗く白い肌にはキスマークが無数にあった。
泣いたように紅くなった目も擦れた可憐な声も東吾が相当激しく求めたのだろう。
叩こうとした美咲をまるで塵を見るような目で見ていた。
彼がずっと求めていたのはあの人なのかもしれない。
その事実に心が冷たくなっていく。
「美咲、飲みに行こうよ。私奢っちゃうよ」
にいぃとおとぎ話の猫のような笑顔浮かべて声を掛けてきたのはやはり同期の松木麗奈だった。
小柄で可愛らしい外見だが、中々男前な性格だった。
「いや、そんな気分じゃ」
フラれて一カ月は茫然としていた。機械的に仕事をして日常を過ごしていた。
二カ月目で大して置いてなかった自分の部屋にあった東吾専用の物をようやく片づけることを思いついた。
思った以上にショックだったんだと溜息をついた。
先日漸く香苗にフラれたことを話すことが出来た。
「やっと言ってくれたね」と悲しそうに言われた時、心配してくれたんだとはじめて涙が出てきた。
「み~さ~き~。少しは頼ってよ。友達だと思ってるの私たちだけ?」
「……愚痴でも何でも聞くよ。話すとすっきりするから」
そう言ってくれたのは香苗だった。
そうかもしれない。吐き出せば少しはすっきりするのかも。
「じゃあ、行こうかな。中々ない麗奈の奢りだもんね」
「おっ、そう来るかあ。任せなさい! ……と言っても居酒屋だけどね」
「上等だよ」
「香苗は奢らないからね!」
「ええ、ケチだね」
そんな友人たちの会話に少し救われた。
「……で、なんであんたがついて来るの?」
ジロッと後ろからついて来る美咲に喧嘩を売っていた後輩・武居優香を睨み付けた。
「え? 奢ってくれるんじゃないんですかぁ?」
「あんたに言ってないけど」
「まあまあ、先輩そんなにカッカしないで。楽しく飲みましょうよ」
「あんたも呼んでないんだけど」
そう優香をフォローしたのは麗奈の後輩で寺本達樹だった。少し背が低いのがコンプレックスみたいで自分以上の身長の女子社員に当たりが強い。
可愛い顔をしているので古株のおばちゃん社員には可愛がられているようだが。
「ここ、大皿料理の中華が多いじゃないですか。人数が多いといろいろ頼めますよ」
「……勝手についてきたんだから、自分の分は払いなさいよ。それとパワハラだのセクハラだの言ったら叩きだすよ」
「ごめんね。美咲」
「ううん」
ついていないなと美咲は思ったが、今日はさらについていない出来事が待っていた。
「東吾……」
呆然と案内された席の隣に座る東吾を見つめた。
一緒にいるのは東吾より年下だろう男性二人と明らかに上司と思われる男性だった。
流石に東吾も気まずい顔になり会釈してくる。
「……もしかしてあの?」
「うん、元カレ」
「そっか、本当にごめん美咲」
顔の前で手を合わせて申し訳なさそうに謝る麗奈に何とか笑顔を見せる。
「……いいって」
「今日は何でも頼んでいいから」
「本当ですか!」
「あんたに言ってない!」
案内された手前、店を出て行くわけにもいかず、席につく。
「東吾さん、もしかして彼女さんですか?」
「……いや、前付き合っていた女性だ」
「へえ、美人じゃないですか。……聞いてくださいよ、俺なんてねえ」
ぼさぼさ頭の男性が相当酒が入っているのか東吾に管を巻く。その男性の同期なのかこちらは中々整った顔立ちをした爽やかなイケメンが苦笑いする。
東吾と同様にジャケットから出た腕は筋肉質なのでなにかスポーツをやっているのかもしれない。
優香は東吾と隣のイケメンを見て一瞬獲物を狙う目になったが、今は恥ずかしそうにもじもじさせ、チラチラと二人を見ている。
その時、東吾のスマホが鳴ったようでジャケットの内ポケットから出していた。画面を確認して、これ以上ないほど愛おしそうな蕩けた顔になる。
その顔にツキリと胸が痛んだ。
「……東吾さん、誰ですか」
隣のイケメンが驚いたように東吾を見ていた。
「今付き合っている人だ……もしもし、どうされました?」
付き合っていると言いながら、敬語で話す東吾に上司の男性も隣のイケメンもポカンとしている。
「東吾さん! お付き合いされているんでしょう! なんで敬語なんですかあ! 分かった、東吾さんも貢がされているんでしょう! だめですよおおお、そんなのはお付き合いといえませえん!」
「おい、何を言って」
泣き上戸なのか東吾に縋り付いている。
「谷野! 飲み過ぎだぞ」
「いいから東吾さんから離れろ」
上司の男性とイケメンが谷野と呼んだぼさぼさ頭を宥める。
「颯田! お前はそんなに水臭い奴なのか、東吾さんが騙されようとしているんだぞ! イケメンか、イケメンだからなのか!」
「……いえ、大丈夫ですから。……谷野、黙れ! はい、え? いや本当に大丈夫ですから」
切れたのだろう画面を呆然と東吾が見つめていた。
「彼女さんどうしたんですか?」
「何か揉めているようだから、こちらに来るそうだ」
「俺が説得しますよう!」
その瞬間東吾が恐ろしいほど冷たい目線で谷野を見た。
ひっと小さく悲鳴を上げて、蒼褪めている。
腕を組んで、これ以上ないほど不機嫌な顔で黙り込む。
「申し訳ないな、高見沢。彼女が誤解するようだったら、俺たちが話をするから」
「いや、伊手さんそう言うことで来るわけではありません。……馬鹿な部下の面倒を見るのが好きなのですよ、あの方は」
最後の方は小さな声だった。
「……美咲」
心配そうに此方を見る麗奈と香苗に強張った笑顔を向ける。
優香は面白そうににやにやと笑っていた。
自分で言うのもなんだけど、それなり美人だし、料理だって得意だし、掃除・洗濯できないわけじゃない。
一流と言われる商社の総務。仕事にも慣れてきて大変なこともあるけど、それなりに楽しい。
人生上手くいっていたと思ってたんだけど。
「せんぱぁ~い。フラれちゃったんですってぇ。うわぁ、かわいそ~。お医者さんだって自慢してた彼氏ですよねえ。やだぁ、泣けますね」
じろっと話しかけてきた同じ総務の二年後輩を睨み返す。
「貴方に東吾のことを言った覚えはないけど、なんで知っているのかしら?」
医師、看護師は自分の職業を公言しない人が多い。いきなり病状の相談を持ちかけられたり、私用の携帯に掛けられるのを防ぐためだ。
東吾も何度か経験があったらしく、美咲にも病院関係の仕事だと初対面では言っていた。
「ええ~。先輩が話してたんじゃないですか。私だって彼氏がお医者さんだったら、つい自慢しちゃいますもの」
「自慢の彼氏だったけど、東吾が医師だから自慢だったわけじゃないわ」
「まったまた~。フラれたからって、すっごい負け惜しみですね」
「……仕事してくれないかしら?」
「こわぁ~い。御気の毒ぅ……ぷぷ」
持っていたお気に入りのボールペンがみしっと音を立てる。
「……大丈夫、美咲?」
心配そうにこっそりと声を掛けてきたのは同僚の戸波香苗だった。
仕事中は黒縁の眼鏡を掛け、ストレートの黒髪を一つにバレッタで止めただけのクールビューティーな外見だがとても思いやりのある女性だ。
「大丈夫だよ」
にこりと笑ってみせる。
嘘。全然大丈夫じゃない。
だって、大好きだった。愛していたもの。
私の愛した人は、優しくて、気遣いができて、その癖どこか空虚な闇を抱えていた。
江戸時代から続くという名家の出身で、長身の美男子で旧帝大卒の医師、家族仲も良い誰から見ても勝ち組の彼は時々ふっと遠い眼差しをした。
女性が途切れない東吾だったが、長続きしないのはたぶん誰にも執着していなかったから。
彼に告白したけど、つまらない男だから振ってやったと言っていた美女も何人もいた。
セックスを殆ど求められず、不能だと言いふらしていた女もいた。
美咲も東吾はその手のことに淡泊なのだと思っていた。
忙しくてなかなか会えないのもあるが、ほとんど東吾から求めてくることはなかった。美咲が誘うことがほとんどだった。
かといって出来ないわけではなかった。
美咲も男性経験豊富という訳ではないが、東吾とのセックスは激しさはないがとても心地いいものだった。
だけど、それは東吾の本心ではなかったのかもしれない。
あの日のアシュリンは情交の後を色濃く残していた。
隠そうとはしていたみたいだったけど、ワンピースから覗く白い肌にはキスマークが無数にあった。
泣いたように紅くなった目も擦れた可憐な声も東吾が相当激しく求めたのだろう。
叩こうとした美咲をまるで塵を見るような目で見ていた。
彼がずっと求めていたのはあの人なのかもしれない。
その事実に心が冷たくなっていく。
「美咲、飲みに行こうよ。私奢っちゃうよ」
にいぃとおとぎ話の猫のような笑顔浮かべて声を掛けてきたのはやはり同期の松木麗奈だった。
小柄で可愛らしい外見だが、中々男前な性格だった。
「いや、そんな気分じゃ」
フラれて一カ月は茫然としていた。機械的に仕事をして日常を過ごしていた。
二カ月目で大して置いてなかった自分の部屋にあった東吾専用の物をようやく片づけることを思いついた。
思った以上にショックだったんだと溜息をついた。
先日漸く香苗にフラれたことを話すことが出来た。
「やっと言ってくれたね」と悲しそうに言われた時、心配してくれたんだとはじめて涙が出てきた。
「み~さ~き~。少しは頼ってよ。友達だと思ってるの私たちだけ?」
「……愚痴でも何でも聞くよ。話すとすっきりするから」
そう言ってくれたのは香苗だった。
そうかもしれない。吐き出せば少しはすっきりするのかも。
「じゃあ、行こうかな。中々ない麗奈の奢りだもんね」
「おっ、そう来るかあ。任せなさい! ……と言っても居酒屋だけどね」
「上等だよ」
「香苗は奢らないからね!」
「ええ、ケチだね」
そんな友人たちの会話に少し救われた。
「……で、なんであんたがついて来るの?」
ジロッと後ろからついて来る美咲に喧嘩を売っていた後輩・武居優香を睨み付けた。
「え? 奢ってくれるんじゃないんですかぁ?」
「あんたに言ってないけど」
「まあまあ、先輩そんなにカッカしないで。楽しく飲みましょうよ」
「あんたも呼んでないんだけど」
そう優香をフォローしたのは麗奈の後輩で寺本達樹だった。少し背が低いのがコンプレックスみたいで自分以上の身長の女子社員に当たりが強い。
可愛い顔をしているので古株のおばちゃん社員には可愛がられているようだが。
「ここ、大皿料理の中華が多いじゃないですか。人数が多いといろいろ頼めますよ」
「……勝手についてきたんだから、自分の分は払いなさいよ。それとパワハラだのセクハラだの言ったら叩きだすよ」
「ごめんね。美咲」
「ううん」
ついていないなと美咲は思ったが、今日はさらについていない出来事が待っていた。
「東吾……」
呆然と案内された席の隣に座る東吾を見つめた。
一緒にいるのは東吾より年下だろう男性二人と明らかに上司と思われる男性だった。
流石に東吾も気まずい顔になり会釈してくる。
「……もしかしてあの?」
「うん、元カレ」
「そっか、本当にごめん美咲」
顔の前で手を合わせて申し訳なさそうに謝る麗奈に何とか笑顔を見せる。
「……いいって」
「今日は何でも頼んでいいから」
「本当ですか!」
「あんたに言ってない!」
案内された手前、店を出て行くわけにもいかず、席につく。
「東吾さん、もしかして彼女さんですか?」
「……いや、前付き合っていた女性だ」
「へえ、美人じゃないですか。……聞いてくださいよ、俺なんてねえ」
ぼさぼさ頭の男性が相当酒が入っているのか東吾に管を巻く。その男性の同期なのかこちらは中々整った顔立ちをした爽やかなイケメンが苦笑いする。
東吾と同様にジャケットから出た腕は筋肉質なのでなにかスポーツをやっているのかもしれない。
優香は東吾と隣のイケメンを見て一瞬獲物を狙う目になったが、今は恥ずかしそうにもじもじさせ、チラチラと二人を見ている。
その時、東吾のスマホが鳴ったようでジャケットの内ポケットから出していた。画面を確認して、これ以上ないほど愛おしそうな蕩けた顔になる。
その顔にツキリと胸が痛んだ。
「……東吾さん、誰ですか」
隣のイケメンが驚いたように東吾を見ていた。
「今付き合っている人だ……もしもし、どうされました?」
付き合っていると言いながら、敬語で話す東吾に上司の男性も隣のイケメンもポカンとしている。
「東吾さん! お付き合いされているんでしょう! なんで敬語なんですかあ! 分かった、東吾さんも貢がされているんでしょう! だめですよおおお、そんなのはお付き合いといえませえん!」
「おい、何を言って」
泣き上戸なのか東吾に縋り付いている。
「谷野! 飲み過ぎだぞ」
「いいから東吾さんから離れろ」
上司の男性とイケメンが谷野と呼んだぼさぼさ頭を宥める。
「颯田! お前はそんなに水臭い奴なのか、東吾さんが騙されようとしているんだぞ! イケメンか、イケメンだからなのか!」
「……いえ、大丈夫ですから。……谷野、黙れ! はい、え? いや本当に大丈夫ですから」
切れたのだろう画面を呆然と東吾が見つめていた。
「彼女さんどうしたんですか?」
「何か揉めているようだから、こちらに来るそうだ」
「俺が説得しますよう!」
その瞬間東吾が恐ろしいほど冷たい目線で谷野を見た。
ひっと小さく悲鳴を上げて、蒼褪めている。
腕を組んで、これ以上ないほど不機嫌な顔で黙り込む。
「申し訳ないな、高見沢。彼女が誤解するようだったら、俺たちが話をするから」
「いや、伊手さんそう言うことで来るわけではありません。……馬鹿な部下の面倒を見るのが好きなのですよ、あの方は」
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