13 / 47
射撃訓練場にずっといるタイプ
しおりを挟む
(すっかり寝ちまったな…….。死んでなくてよかった)
危険な魔物が徘徊するダンジョンにおいて、睡眠のリスクはものすごく高い。
ダンジョン内の魔物達は睡眠を取る必要がないのか、それとも不思議システムで夜勤交代しているのかはわからないが、いつになっても魔物の姿が見えなくなることはなかったのだ。
そのため、寝込みを襲われる恐怖でなかなか寝付くことが出来ずにいた。
まあ、結局眠気に負けてぐっすり寝ちゃったんだけどね。まじで死んでなくてよかった。
ファンタジーでよくあるダンジョンの安全地帯のような場所は今のところ見当たらないし、天井にぶら下がって睡眠ができる肉体で助かった。
(さ、スキルの練習でもしよっかなー)
魔物狩りがメインだった昨日とは違い、今日はスキルの熟練度上げを行う。主な目的としては、血の弾丸というロマン技を習得するためである。
そんなんしなくていいからレベル上げしろよ。というRPGガチ勢の声が聞こえてくるが、生きる上でロマンを楽しむことはとても大切なことだとおもう。
趣味も捨てざるを得ないほどひたすら仕事をして、稼いだ金すらろくに使わず死んだ俺が言うんだから間違いないぞ。今世くらい楽しませてくれ。
(ピンチに颯爽と現れちゃったりして、大量の血の弾丸を背に浮かべてニチャァって微笑んじゃったりして? そんなんしたら巨乳エルフからツンデレ獣人娘まで全員イチコロですわ。キ◯トかなーやっぱw)
【操血】
スキルを発動させると、どろっとした汚い血が出現する。
モテモテハーレムライフを実現するためにも、早速練習頑張りますか。
今回の練習は熟練度上げという名目であるが、そもそも何をしたら熟練度が上がるのかがわからない。そのため、まずはこの血の塊を動かすところから練習してみることにする。
まずは、加速させたり減速させたりと速度調整の練習を。
(お……意外にむずいけど楽しいな。もっと早く動かせるようになったら、血の飛剣とかできるようになっちゃうんじゃないの?)
ビュンビュン動かしていた血をいきなりピタッと止めてみたり、停止しているところからビュンッ! と動かしてみたり。
メリハリをつけて動かしてみていると、少しづつだが最高速度や初速が上がってきているような気がした。
(ビュンビュン動かして……あの岩の前で止めるっ! よしっ! うまくいったきもちぃぃ!)
最高速度で血を振り回してから、狙いの場所でピタッと止める。かなり神経を使うし難しいが、FPSのbot打ちやエイム合わせをしているような感覚でとても楽しい。
次は、色々な動きを一定の速度で行ってみる。直線上に正確に動かしてみたり、円や星などを書くように動かしてみたり。
慣れてきたら、天井のジグザグをすり抜けるように遊んでみたりもした。早く動かすとこれがだいぶ難しくて、何度も天井を血で染める結果となった。しかし、携帯のレースゲームをしているようでとても楽しい。
今は無き娯楽を再現するかのように、時間を忘れて血をいろいろな方法で操作して遊ぶ。
【ステータス】
名前 なし
種族 ブラッドバット
レベル 4/10
体力 G
魔力 G
攻撃力 G
防御力 G
素早さ G
スキル
超音波:16
噛みつき:6
吸血:6
操血15
何時間もぶっ通しでやっていた結果、熟練度が10も上昇。その結果を受け、俺は更に血の操作にのめり込んでいった。
危険な魔物が徘徊するダンジョンにおいて、睡眠のリスクはものすごく高い。
ダンジョン内の魔物達は睡眠を取る必要がないのか、それとも不思議システムで夜勤交代しているのかはわからないが、いつになっても魔物の姿が見えなくなることはなかったのだ。
そのため、寝込みを襲われる恐怖でなかなか寝付くことが出来ずにいた。
まあ、結局眠気に負けてぐっすり寝ちゃったんだけどね。まじで死んでなくてよかった。
ファンタジーでよくあるダンジョンの安全地帯のような場所は今のところ見当たらないし、天井にぶら下がって睡眠ができる肉体で助かった。
(さ、スキルの練習でもしよっかなー)
魔物狩りがメインだった昨日とは違い、今日はスキルの熟練度上げを行う。主な目的としては、血の弾丸というロマン技を習得するためである。
そんなんしなくていいからレベル上げしろよ。というRPGガチ勢の声が聞こえてくるが、生きる上でロマンを楽しむことはとても大切なことだとおもう。
趣味も捨てざるを得ないほどひたすら仕事をして、稼いだ金すらろくに使わず死んだ俺が言うんだから間違いないぞ。今世くらい楽しませてくれ。
(ピンチに颯爽と現れちゃったりして、大量の血の弾丸を背に浮かべてニチャァって微笑んじゃったりして? そんなんしたら巨乳エルフからツンデレ獣人娘まで全員イチコロですわ。キ◯トかなーやっぱw)
【操血】
スキルを発動させると、どろっとした汚い血が出現する。
モテモテハーレムライフを実現するためにも、早速練習頑張りますか。
今回の練習は熟練度上げという名目であるが、そもそも何をしたら熟練度が上がるのかがわからない。そのため、まずはこの血の塊を動かすところから練習してみることにする。
まずは、加速させたり減速させたりと速度調整の練習を。
(お……意外にむずいけど楽しいな。もっと早く動かせるようになったら、血の飛剣とかできるようになっちゃうんじゃないの?)
ビュンビュン動かしていた血をいきなりピタッと止めてみたり、停止しているところからビュンッ! と動かしてみたり。
メリハリをつけて動かしてみていると、少しづつだが最高速度や初速が上がってきているような気がした。
(ビュンビュン動かして……あの岩の前で止めるっ! よしっ! うまくいったきもちぃぃ!)
最高速度で血を振り回してから、狙いの場所でピタッと止める。かなり神経を使うし難しいが、FPSのbot打ちやエイム合わせをしているような感覚でとても楽しい。
次は、色々な動きを一定の速度で行ってみる。直線上に正確に動かしてみたり、円や星などを書くように動かしてみたり。
慣れてきたら、天井のジグザグをすり抜けるように遊んでみたりもした。早く動かすとこれがだいぶ難しくて、何度も天井を血で染める結果となった。しかし、携帯のレースゲームをしているようでとても楽しい。
今は無き娯楽を再現するかのように、時間を忘れて血をいろいろな方法で操作して遊ぶ。
【ステータス】
名前 なし
種族 ブラッドバット
レベル 4/10
体力 G
魔力 G
攻撃力 G
防御力 G
素早さ G
スキル
超音波:16
噛みつき:6
吸血:6
操血15
何時間もぶっ通しでやっていた結果、熟練度が10も上昇。その結果を受け、俺は更に血の操作にのめり込んでいった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
161
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる