【完結】では、さっさと離婚しましょうか 〜戻る気はありませんので〜
「離婚するか、俺に一生を尽くすか選べ」
夫である、ベクスア公爵家当主のデミトロに問われた選択肢。
愛されなくなり、虐げられた妻となった私––レティシアは……二人目の妻であるアーリアの毒殺未遂の疑いで責められる。
誓ってそんな事はしていないのに、話さえ聞く気の無いデミトロ。
ずさんな証拠で嵌められたと気付きながらも、私は暴力を受けるしかなかった。
しかし額に傷付けられた最中に、私は前世……本郷美鈴としての記憶を思い出す。
今世で臆病だった私に、前世で勝気だった本郷美鈴との記憶が混ざった時。
もう恐れや怯えなど無くなっていた。
彼の恋情や未練も断ち切り、人生を奪った彼らへの怒りだけが私を動かす。
だから。
「では、さっさと離婚しましょうか」
と、答えた。
彼から離れ、私は生きて行く。
そして……私から全てを奪った彼らから。同じように全てを奪ってみせよう。
これがレティシアであり、本郷美鈴でもある私の新たな生き方。
だが、私が出て行ったメリウス公爵家やデミトロには実は多くの隠しごとがあったようで……
◇◇◇
設定はゆるめです。
気軽に楽しんで頂けると嬉しいです。
今作は、私の作品。
「死んだ王妃は〜」に出てくる登場人物の過去のお話となります。
上記のお話を読んでいなくても問題ないよう書いていますので、安心して読んでくださると嬉しいです。
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