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鳳未来斗
猫の日
しおりを挟む猫耳生えたかいみく
ーーー
(海斗side)
「朝起きたら耳生えてたー!!」
「カワイイッッ」
天使が天使すぎて辛い
「こんなの本当にあるんだな……漫画以外で」
「そうだなぁ……」
学校にそんな姿で来たら襲われるに決まってるのに………
「……海斗、耳触るのやめてくれない?」
「なんで?くすぐったい?」
「恥ずかしい」って言われた。
「んー……でも、なんで耳が4つ……?」
「分かんない!上からは聞こえないから多分ただの飾りなんだと思う」
でも触られた時の感覚はあるらしい。
「つまりそれって………性感帯とか……」
「せ……、海斗……発想が変態臭い………」
……!
「でもそうかもしれないだろ、ちょっと確認したい」
「いいよ!やめろ!!ほんとに!!」
いつもよりわくわくして目を輝かせていることに気付いたのか、未来斗が怯えていた。
「触んないでよ~………」
「触らせろよ~……」
なんてしばらく言い争い?していた末に、
「………ひぁッ!!」ビクン
隙を見て触らせてもらった。
「おぉ……やっぱりリアルな猫耳………」
「ん……ぁっ、やだ」
……やっぱり、性感帯っぽい。
「………」
「ひぁッ、これやだ…!!」
奥の方に指を入れたら反応が良くなった。
「くすぐった………ぁ、」
(可愛い…可愛い、可愛い)
しばらくいじっていると、ふと気付いた。
「待って………、未来斗」
「んぁ……?」
まさか………、
「し………尻尾もある!!」
いつの間にか尻尾が生えていた。
「いつの間に………さっきは無かったよな………」
「え……っ、やっ、付け根、やだ」
さりげなく付け根を撫でて、そこから尻尾の先端まで指で撫でていく。
「~~ッ!!」
「えっ」
突然びくん、と痙攣して、力が抜けてするすると俺の腕から崩れ落ちていった。
「何…どうした?」
「……はぁ、…はッ、…わかんなぃ、」
なんだろう、と思っていたけど一瞬で理解した。
「もしかしてイった?!」
「っ~~?!!」カァァ
大声で言ったら頬を弱めに叩かれた。
「し…静かにしろ!!」
「ごめ……えっでも、いくらなんでもイくの早すぎじゃ」
早漏………?
「ちが…なんか、尻尾…やだ」
………まさか
「前立腺的な感じなのかここ!!」
「あ”ーーーッ」ガリッ
めっちゃ引っかかれたーーー……☆
「それ以上喋るにゃ!!!」
「えっ」
「えっ」
………
「にゃ…?今にゃって言ったか…??」ワクワク
「にゃ、にゃにこれ!!?」
どんどんネコ化してる………!
「可愛い……ッ!!」
「に”ゃッ…、にゃあ”ぁ”ぁぁ”」
目の前でどんどんネコ化していく友人に好奇心が止まらなかった。
「にゃ……っん、にぁ」
尻尾をいじりつつ耳の中に指を入れる。
「か……かいと、」
今名前を呼ばれるのはまずい。
「あの……未来斗、名前呼ばないで勃ちそう」
「はぁ?!ッにゃ”~~~!!!」
ひたすらいじくりまわした。
「ッ…あ、にゃ、ッぁぅ、
~~~~ッ!!」ビクン
………またイった。
「可愛い…可愛い、」
声も出なくなって耐えようとふーふー言ってるのが可愛い。
(可愛いしか言ってないな……)
「んうぅ”ッ………?!」
無理に声を抑えてるのが可愛くて口の中に指を入れた。
「ほら、舐めて」
「ん”っ……ふ、」
口の中の体温と湿った感じが気持ち良い。
「あ……八重歯」
「ん”、!」
尖っているところが指の腹に当たった。
「痛……っ」
ちょっと痛かったけど特に気にしない。
「あ………ごめ」
「…!」
気にしてなかったけど謝られたのはちょっと罪悪感があった。
熱っぽくて汗と涙が輪郭をつたっていた。
「ん……にゃぁ………」
「いいなぁ……ずっとこれで居てくれないかな……」
とりあえずもう1回イかせた。
「ひぁぅ…ッ」
(もう駄目そうだな)
体力はあるのにこういう時はへばるのが早い。
「………さて、」
もうすぐホームルームが始まる。そういえばここ教室だった。
……………けど、
ーーー
「………夢…か」
普通に夢オチーーーー………☆
「くそ……ッ、猫耳」
夢オチなのは分かっていたけど、
(昨日手作りしたコスプレグッズ(猫)、どうやら使い道がありそうだな)
早く支度しよう。
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