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◇新着◇

【雪島真冬】救われない

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東くんいます、詳しくは真冬の話『げんかく』で!!




ーーー


(東side)



中学時代の友人が、空き教室で暴行されているところを見てしまった。



「え…………」




動けないよう押さえつけられて、真冬の体の大きさには耐えられない程の性器を容赦無く挿れて、




真冬は酷く苦しそうで、乱れた服や髪、久しぶりに聞くその声はかなり枯れていて涙混じりだった。







………そして俺は、咄嗟に彼を庇っていた。






「やめろよ、何してるんだよ………!!」





自分自身も困惑していて上手く言葉が出てこなくて、それでも必死に自分より体の大きい男達から真冬を守った。






「…なんだこいつ」
「チッ…めんどくせえな、萎えるわ」





男達はそれだけ言って教室を出て行って、殴られなくて良かったとほっとして、すぐに真冬を見た。





「真冬…!大丈夫か?」




掴まれたのかボサボサになった髪の毛、乱れてところどころ伸びているカーディガン、



真冬は俯いて何も答えなくて、少ししてようやく動き始めた。




俺とはわざと目を合わせないように下を履いて、すぐに立ち上がってふらつきながら歩き始める。




俺の横を通る時、小さな声で「ありがと…」とだけ呟いて、逃げるようにその場を後にした。





「っ…真冬!」







血や精液が床を汚している空き教室に、俺1人取り残された。








ーーー




…………それからというもの、





「もっと奥までしゃぶれよな、使えねー」
「おい腰止まってんぞ、殴られたくないならサボってんじゃねーよ」





…よくそんな状況の真冬を見かけるようになった。





「やめろってば…!!ッ真冬………!!」





その度に何度も庇って、男達は舌打ちしたり素面になったりと様々な反応を見せて帰って行った。





「真冬……!!大丈夫か?……ッ、」





時には体から血が出ている事もあって、日に日に増えていく頬や腹の痣も酷くなっていく。





「目殴られたのか?今手当てを…「…ありがとう」……っ真冬、」






けど真冬は、いつもすぐ逃げてしまう。




俺と目も合わせず、苦しそうに、今にも倒れそうな足取りで、






俺のことは見てくれなかった。







ーーー



何度救っても同じ事の繰り返し、救う度に敵を作って、真冬からは逃げられる。



いつも反射で助けていたけど、流石に疲れてしまった。





…………こんな生活が続いて1ヶ月が経つ頃、






「こいつほんと邪魔だな、クソ萎えるし」
「せっかくこっちは楽しんでんのに、…正義のヒーロー気取りかよ」




男達はぶつぶつ言いながら教室を後にして、真冬もいつも通り俺と目を合わせないようにしながら乱れた格好で俺の横を通り過ぎた。





(また…逃げるんだ)







こんな生活、もう続けたくない。








……………限界だった。











「ッ……!!」
「真冬ッ!!逃げんなよ!!」





気付けば俺は真冬の腕を掴んで、真冬はバランスを崩して床に座り込んだ。





「っ、……」
「いっつもいっつも…………たまには俺の事見てくれたっていいだろ、」






そこで初めて自分が苛立っている事に気付いた。





真冬は座り込んだ後もこちらを向かずに俯いて怯えていて、服は乱れてシャツの裾で隠れている下からは溢れ出た精液が床に零れた。





「…!」
「っ……ぁ、」






真冬は酷く震えた声で、







「み……見ないで、」








…初めてありがとう以外の言葉を聞いたような気がした。





「………あ、」






…………それを見て、……不思議な感情が浮かぶ。










(…………挿れたい)













……………やっぱり俺は少しおかしいのかもしれない。






やめてって、あの人達に犯されている真冬は何度も叫んでた。





痛い、誰か助けて、ごめんなさい、もう許して








……………何度も何度も枯れた声でそう叫んでいたのに









それを助けてきた俺が、結局はそう考えてしまっていた。





「っ…真冬、」






挿れたい、泣かしたい、謝らせたいし苦しめたい







(俺……いつからこんな)






 

……もう、我慢出来なくなった。








「ッ?!」
「なんだ…中あいつらの残ってるじゃん………自分でやるより誰かに掻き出してもらった方が早いよ」





指を入れたい、






どれくらい締め付けるのか、真冬はどんな声を出すのか、






1本いれたら、体が強く跳ねた。






「ひ………ッ、あ、………」




真冬の声はなんだか少し高く聞こえて、可愛いとすら思えた。





「指すんなり入るな………やっぱりしてたから?」
「ぁ…、あずま、………やめて、」






真冬は酷く怯えた目でこちらを見ていた。



そこから読み取れる感情なんて1つなのに、指の動きを止められなくて、





「ぁ"………ッ!!」





指の数を増やした。




あの人達の精液が残る中を何度も前後に動かして、広げて、激しく突いて、






真冬はもう、怯えて何も話さなくなった。






「もういいかな……、…真冬、」




中をいじる間にこちらも準備が出来て、……迷いなく挿入した。





「あ……ッう"、」





想像していたより中は狭くて、締め付けも良くて慣れてしまえば快楽にしかならない。




無我夢中で犯して、全く気が付かなかった。








「真冬…ッ、俺ずっとこうしてやりたかった、…助ける気なんか元から無かったよ」








………そう話した次の瞬間。










突然、動画を撮っている音が聞こえた。




ハッとして顔を上げると、






「…ふふ、やっと気付いたぁ?東。」






そこには……真冬の友人がスマホを片手に立っていた。








「は………、…なんで」
「んー、結構もったなぁ……、もっと早くしてくれると思ったのに」






…なんでこいつがここに、






「……ふふ、でもようやく欲しいものも手に入ったし、ありがと東君っ!」





……意味が分からない…………






「ど、動画…消せ、消して、」
「えっ、嫌、これ撮るために真冬を使ってたのに………」





……………ッ







「……おいで、真冬。」




何故か真冬はこの男の言う事をすんなり聞いて、俺から離れては李世の後ろに隠れた。




「よく頑張ったね、偉いねー」





李世はそう言うと真冬の頭を撫でて、






「ふふ、じゃあ東君!これからも仲良くしようね!」






………それだけ言って、その動画を消すことも無くその場を去った。







(騙されてた……?俺が)







………なんでこんな事に








ーーー




結局俺はあの動画を消してもらえることも無く、利用され続けた。




無理矢理真冬を犯した、殴った、






………真冬は何も抵抗しなくて、日々増えていく痣と無気力そうな表情。




もうとっくに壊れていた。






(真冬を壊す為に、俺や学校の奴らを……………)





真冬が李世に何をしたかなんて分からない。





……けど確かに、真冬は、






「………さぃ……、……ごめん……なさ、」







消えてしまいそうなくらい小さな声で、毎日泣いていた。







誰にも助けを求めることも無く、誰に謝っているかも分からず、








……俺はそんな真冬に、手を差し伸べることが出来なかった。









ーーー




救われない真冬……

李世怒らせレベルMAXなことをやらかしました。




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