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【第三話:発情ヒート】※
しおりを挟む夕食の席でリベラ家について教えてもらった後。
入浴や寝支度をすませてベッドに入ってから、魔の三日間が始まった。
◇三日目
ダチュラ兵につけられた傷は、湯治のおかげでほとんど治りかけている。
一番酷かった銃傷がまだかさぶたになっている程度で、体を動かすぶんにはなんの問題もなかった。
ぱちゅんっ♡ ぱちゅんっ♡ ぱちゅんっ♡♡
「あぁっ♡ ゃんっ♡♡ あんっ♡♡ ああっ♡♡」
「カナン、ここに掴まって……っ」
ベッドをぎしぎしと弾ませながら、二人で絡み合う。
僕に覆い被さって規則的に腰を揺らすユージーンが、僕の手を取って自分の首に回させた。
「ジーン、きて……っ♡ 中に、精液どぴゅどぴゅ、してぇ……っ♡」
ぎゅうっと彼にしがみつきながら懇願すると、荒く息を吐きながら笑いかけられた。
「君に愛称で呼ばれると、すごくクる、よ……っ」
「きゃうっ♡♡」
どちゅどちゅどちゅっ♡ ごりゅっ♡ ごちゅんっ♡♡
奥を突かれて、突かれて、高みに押し上げられていく。ユージーンは僕の顔や耳元、鎖骨まであちこち口付けながら、結腸を擦りつけた。
「イく、イく……っ♡ ジーン、あうぅっ♡♡」
「もっと呼んで」
繰り返し彼の名前を呼びながら、深い絶頂に浸った。
「中に出すよ……っ♡」
はくはくと口を開閉する僕を抱き締めて、ユージーンが身体を震わせた。
びゅくっっ♡♡♡ びゅるるるるるっどぷどぷどぷ♡♡♡
「ぁぅう、れてる……♡ にゃか、たぷたぷしてう、ぅ……♡」
体の中がアルファの遺伝子で満たされていく。実際に妊娠することはないと知っていても、子宮は浴びせかけられる精子を悦んでいた。
ユージーンに抱かれるたび、中に出されるたびに『このアルファの体が愛しい』と感じるようになっていく。
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