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Chap.3 My Little Mermaid
Chap.3 Sec.2
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ほわほわと湯気が立つ。
黒い液体がたっぷり入ったマグカップは保温性が高く、冷えた指先まで熱を伝えることはない。
ソファに座って熱い珈琲を眺めていると、部屋のドアがスライドして、地上にいたセトが戻ってきた。
ひたりと目が合う。
「……車に、抗体の注射が入ってた」
キッチンカウンターに寄り、抱えていたケースをテーブルに載せる。カチッと硬い音を鳴らして開くと、中から取り出した細いペンのような物を持って、
「打ってもいいか?」
「……こうたい?」
「ああ。感染者、この辺は少ねぇけどゼロじゃねぇし。……自分で打つか?」
「……いえ、おねがいします」
翻訳機がなくとも、聞き知った単語は頭に届いてくる。抗体の注射だと思われるが、自分で打ったことはないので素直に託した。
セトは二人掛けのソファまでやってくると隣に腰を落とし、私の腕を取った。防寒着ごと袖をまくろうとしたが、服の厚みでやりづらかったのか目をこちらに流してきたので、察して自分から防寒の上着を脱いだ。セーターの袖をまくりあげて、差し出す。腕に触れた手は温かだった。
「一応やり方は覚えとけよ?」
皮膚の表面を、消毒のシートがなでる。押し当てられたペンの先はチクリともしない。この注射は経験がある。細すぎるのか打つときに押し出されるのか、ぱっと見るかぎり針は見えない。痛みはないと知っているのに身体に力が入り、セトが困惑したのが分かった。
「……痛くねぇだろ?」
「はい……」
打ち終えて離れたかけた手は、たどるように私の指先を掴み、
「寒いのか?」
「……すこし」
冷えた指先は、セトの温かな手に包まれて輪郭を取り戻していく。
セトの口頭指示で室内の暖房がついたようだった。
コンパクトな部屋は、灯されたひとつの照明で事足りる。右手には、食事用の加工マシンが壁沿いに設置されたキッチンカウンターと、合わせた回転イスがひとつ。左手にはカプセル型のベッド。背後には円柱状のバスルームがあって、10畳ほどの空間に生活のすべてが揃っている。広すぎるハウスに慣れていたせいか、地下に作られたシェルターふうの部屋は、外界から拒絶されたような閉塞感があった。
「セト、」
「ん?」
「はうすのみんなは……どうなってるか、わかる……?」
「いや……車に入ってた情報を確認したけど分かんねぇ。お前をハウスに戻すな……そう指示があった」
何があったのか、説明は真っ先にしているのだが、セトに正しく伝わっているのか分からない。そもそも私の得ている情報があいまいすぎる。
モーターホームが襲撃を受けたらしい、ハウスに誰かから連絡が来ていた、ロキが怪我をしている。
「よく——分かんねぇな。襲撃を受けた? っつぅお前の話を疑うわけじゃねぇけど、周りにドローンも飛ばしてたはずなのに……なんでそんな事態に……」
「……?」
「……だからな、その……今まで襲われたことなんてなかったんだよ。お前の話を繋げると、こっちがヴァシリエフハウスって知ってて攻撃してきたことになるだろ? 戦力が違いすぎんのに……どういうつもりだ?」
「……はうすが、つよい?」
「圧倒的に。資源が余程ねぇかぎり無謀すぎる。海上都市の連中なら……あるいは。けど、海上都市は今それどころじゃねぇだろうし……どこのやつらだ……?」
「……だれ、か?」
「ああ。相手が、誰だろうなって」
「……セトたちのこと……しってる、と」
「は? 誰が?」
「……つうしんの、あいてが……いってた」
「俺らを知ってるって?」
「セトと、ロキを……しってるような……はなしを、してた」
「俺とロキだけ?」
「……はい」
「………………」
思考に集中したのか、セトの目は斜め下に固定された。外れた視線で、
「相手が誰にしろ、ハウスのことはハウスでなんとかするらしい。詳細は報告になかったけど……“手段問わず対応する”で締められてた。お前を逃がしたのは、巻き込まないためっつぅより……」
言葉じりは空気に変わり、そこで途切れた。
瞳をこちらに戻して、
「——腹減ってねぇか? 車で水しか飲んでねぇんだろ?」
「……すいてます」
「栄養とって、今日はじっとしとけ。抗体が効くまで1日はかかるだろうから……外には絶対出るなよ?」
(出さねぇけど) なにか追加のつぶやきがあったが、全体の意味合いとしては“ここにいろ”だと思う。拒否する意味もないので了承した。
「みんなが、〈ぶじ〉かどうか、たしかめることは……?」
「ここからは無理だ。連絡はセーフハウスからじゃねぇと」
「………………」
「……免疫の確認できたらセーフハウスに連れてってやるから。それまでは大人しくしとけ」
「……?」
「〈抗体〉、ついたら、セーフハウスに、連れてく。そこで、ハウスに、連絡する」
「……ありがとう」
はっきりと発音されたことで理解する。セトの通常の会話は速い。発音もすこしだけ癖がある。
「なんかこの感じ……久しぶりすぎて慣れねぇな。聞き取れてないときは、ちゃんと言ってくれよ?」
「……はい」
「……今の聞き取れたか?」
「……なんとなく」
ふっと笑った唇は、「なら昔よりはマシか」安心したように唱えて、ソファから立ち上がった。
「一昔前のマシンしかねぇから、こっから選……あぁ、自分で見てやるか? 操作はもう分かるだろ?」
指先で手招きされて、キッチンカウンターの奥へと移動した。加工食専用のマシン。専用の小麦粉みたいな物をセットしておけば、幅広いメニューをそれっぽく再現してくれる。ハウスにあるのは最新のマシンだが、こちらは少し古く見える。メニューも機能も少ない。モーターホームに搭載されている物と同じくらい。
ディスプレイから適当なものを選択して、しばらく。調理を待っているあいだセトは車から降ろした荷物を取り出していた。
「服と携帯食料も入ってる。服は……これ、お前のサイズだよな? ミヅキがパッキングしたのかもな」
服が圧縮された小分け袋。ケースの中をのぞいてみると、当分は生活に困らないレベルの衣類が詰まっている。用意が良すぎるような……。
「飯、できてるぞ」
セトに言われて、電子レンジのようなマシンから薄いトレーを取り出した。とろりとしたホワイトシチューをカウンターに載せて、
「ここでたべてもいい?」
「ああ」
回転イスに座り、調理のできばえを吟味することなく口に運んだ。
ハウスの彼らはどうなったのか。それだけが頭を占めている。
考えながら機械的に食事を進めていると、セトがこちらを見ていることに気づいた。
「……?」
「——いや、大したことじゃねぇけど……」
合わさった視線に、セトが目をそらして言葉をにごす。手を止めて見つめると、ためらう間があったが……ぼそりと、
「お前、自分で選んで来たわけじゃねぇよな?」
「……じぶんで、えらんだ?」
「ふつう緊急避難先は近くのセーフハウスなんだよ。……だから、なんでわざわざ遠い俺のとこ来てんだろな、って……思って」
「……セトのところに、きた?」
「ここはセーフハウスじゃなくて俺が一時的に使ってる場所だ。車のナビは、俺をピンポイントで目的地にしてただろ?」
「セトが、〈もくてきち〉……」
——緊急避難経路で、外へ。車の操作権限は誰にも与えない。私が設定した場所へ連れて行け。
サクラが、ミヅキに出した指示が、頭に浮かぶ。
「いや、でも俺の居場所なんて分かるはずねぇんだよな。ブレス端末もつけてねぇし……」
なんで来れたんだ?
疑問に満ちた顔で考えるセトに、私も同じように首を傾けて考えていた。
「こんなん前にもあったよな?」
「……まえ? いつ?」
「お前が逃亡したときの……翌朝。すぐそばにモーターホームが待機してただろ?」
「……?」
「俺がお前を引き止めたとき。“行くな”って言って、」
説明が、ぶつりと途絶えた。
通信が唐突に切れたみたいな終わり方で、セトは苦虫を噛み潰したように嫌な顔をし、
「……なんでもねぇ」
「………………」
そこから先は——無言だった。
食べ終えて、「車の中で眠れたか? 眠ってねぇなら休んどけよ?」セトに言われ、やれることもないのでシャワーを浴びて着替え、ベッドを借りて仮眠をとった。
眠れなくとも、休まなくてはいけない。万全の体調にしておくことは、無力な自分にできる最善の手であると学んでいるから。
——ウサちゃん、見ィっけ。
ノイズ混じりの、からかう声が頭に響いても。
無事を祈るしかできない。
——信じて。
(ミヅキくんは、そう言ったけど……)
サクラのことは、彼らのなかでも一番知らない。
いまだに恐れの気持ちが残るのに、〈信じる〉なんて……
——泣かないで。
疲労でぼやけた思考に、誰のものか分からない願いが灯った。
こんなとき、なぜかいつも不思議な映像が重なる。
何もないまっさらな空間で、独りぽつんとしてうずくまっている小さな男の子。両手で覆われた顔は見えず、泣いているかなんて分からないのに……泣いている。それだけが分かる。
(だいじょうぶ……泣かないで)
片手で抱きしめると、いつのまにか繋がっていた反対の手を握り返してくれる。確かめるように、応えるように、——そっと。
小さな黒髪の男の子は、私の弱い心を映し出した幻なのだろうか——。
おぼつかない思考がゆらゆらと、眠りの波間へ攫われていった。
黒い液体がたっぷり入ったマグカップは保温性が高く、冷えた指先まで熱を伝えることはない。
ソファに座って熱い珈琲を眺めていると、部屋のドアがスライドして、地上にいたセトが戻ってきた。
ひたりと目が合う。
「……車に、抗体の注射が入ってた」
キッチンカウンターに寄り、抱えていたケースをテーブルに載せる。カチッと硬い音を鳴らして開くと、中から取り出した細いペンのような物を持って、
「打ってもいいか?」
「……こうたい?」
「ああ。感染者、この辺は少ねぇけどゼロじゃねぇし。……自分で打つか?」
「……いえ、おねがいします」
翻訳機がなくとも、聞き知った単語は頭に届いてくる。抗体の注射だと思われるが、自分で打ったことはないので素直に託した。
セトは二人掛けのソファまでやってくると隣に腰を落とし、私の腕を取った。防寒着ごと袖をまくろうとしたが、服の厚みでやりづらかったのか目をこちらに流してきたので、察して自分から防寒の上着を脱いだ。セーターの袖をまくりあげて、差し出す。腕に触れた手は温かだった。
「一応やり方は覚えとけよ?」
皮膚の表面を、消毒のシートがなでる。押し当てられたペンの先はチクリともしない。この注射は経験がある。細すぎるのか打つときに押し出されるのか、ぱっと見るかぎり針は見えない。痛みはないと知っているのに身体に力が入り、セトが困惑したのが分かった。
「……痛くねぇだろ?」
「はい……」
打ち終えて離れたかけた手は、たどるように私の指先を掴み、
「寒いのか?」
「……すこし」
冷えた指先は、セトの温かな手に包まれて輪郭を取り戻していく。
セトの口頭指示で室内の暖房がついたようだった。
コンパクトな部屋は、灯されたひとつの照明で事足りる。右手には、食事用の加工マシンが壁沿いに設置されたキッチンカウンターと、合わせた回転イスがひとつ。左手にはカプセル型のベッド。背後には円柱状のバスルームがあって、10畳ほどの空間に生活のすべてが揃っている。広すぎるハウスに慣れていたせいか、地下に作られたシェルターふうの部屋は、外界から拒絶されたような閉塞感があった。
「セト、」
「ん?」
「はうすのみんなは……どうなってるか、わかる……?」
「いや……車に入ってた情報を確認したけど分かんねぇ。お前をハウスに戻すな……そう指示があった」
何があったのか、説明は真っ先にしているのだが、セトに正しく伝わっているのか分からない。そもそも私の得ている情報があいまいすぎる。
モーターホームが襲撃を受けたらしい、ハウスに誰かから連絡が来ていた、ロキが怪我をしている。
「よく——分かんねぇな。襲撃を受けた? っつぅお前の話を疑うわけじゃねぇけど、周りにドローンも飛ばしてたはずなのに……なんでそんな事態に……」
「……?」
「……だからな、その……今まで襲われたことなんてなかったんだよ。お前の話を繋げると、こっちがヴァシリエフハウスって知ってて攻撃してきたことになるだろ? 戦力が違いすぎんのに……どういうつもりだ?」
「……はうすが、つよい?」
「圧倒的に。資源が余程ねぇかぎり無謀すぎる。海上都市の連中なら……あるいは。けど、海上都市は今それどころじゃねぇだろうし……どこのやつらだ……?」
「……だれ、か?」
「ああ。相手が、誰だろうなって」
「……セトたちのこと……しってる、と」
「は? 誰が?」
「……つうしんの、あいてが……いってた」
「俺らを知ってるって?」
「セトと、ロキを……しってるような……はなしを、してた」
「俺とロキだけ?」
「……はい」
「………………」
思考に集中したのか、セトの目は斜め下に固定された。外れた視線で、
「相手が誰にしろ、ハウスのことはハウスでなんとかするらしい。詳細は報告になかったけど……“手段問わず対応する”で締められてた。お前を逃がしたのは、巻き込まないためっつぅより……」
言葉じりは空気に変わり、そこで途切れた。
瞳をこちらに戻して、
「——腹減ってねぇか? 車で水しか飲んでねぇんだろ?」
「……すいてます」
「栄養とって、今日はじっとしとけ。抗体が効くまで1日はかかるだろうから……外には絶対出るなよ?」
(出さねぇけど) なにか追加のつぶやきがあったが、全体の意味合いとしては“ここにいろ”だと思う。拒否する意味もないので了承した。
「みんなが、〈ぶじ〉かどうか、たしかめることは……?」
「ここからは無理だ。連絡はセーフハウスからじゃねぇと」
「………………」
「……免疫の確認できたらセーフハウスに連れてってやるから。それまでは大人しくしとけ」
「……?」
「〈抗体〉、ついたら、セーフハウスに、連れてく。そこで、ハウスに、連絡する」
「……ありがとう」
はっきりと発音されたことで理解する。セトの通常の会話は速い。発音もすこしだけ癖がある。
「なんかこの感じ……久しぶりすぎて慣れねぇな。聞き取れてないときは、ちゃんと言ってくれよ?」
「……はい」
「……今の聞き取れたか?」
「……なんとなく」
ふっと笑った唇は、「なら昔よりはマシか」安心したように唱えて、ソファから立ち上がった。
「一昔前のマシンしかねぇから、こっから選……あぁ、自分で見てやるか? 操作はもう分かるだろ?」
指先で手招きされて、キッチンカウンターの奥へと移動した。加工食専用のマシン。専用の小麦粉みたいな物をセットしておけば、幅広いメニューをそれっぽく再現してくれる。ハウスにあるのは最新のマシンだが、こちらは少し古く見える。メニューも機能も少ない。モーターホームに搭載されている物と同じくらい。
ディスプレイから適当なものを選択して、しばらく。調理を待っているあいだセトは車から降ろした荷物を取り出していた。
「服と携帯食料も入ってる。服は……これ、お前のサイズだよな? ミヅキがパッキングしたのかもな」
服が圧縮された小分け袋。ケースの中をのぞいてみると、当分は生活に困らないレベルの衣類が詰まっている。用意が良すぎるような……。
「飯、できてるぞ」
セトに言われて、電子レンジのようなマシンから薄いトレーを取り出した。とろりとしたホワイトシチューをカウンターに載せて、
「ここでたべてもいい?」
「ああ」
回転イスに座り、調理のできばえを吟味することなく口に運んだ。
ハウスの彼らはどうなったのか。それだけが頭を占めている。
考えながら機械的に食事を進めていると、セトがこちらを見ていることに気づいた。
「……?」
「——いや、大したことじゃねぇけど……」
合わさった視線に、セトが目をそらして言葉をにごす。手を止めて見つめると、ためらう間があったが……ぼそりと、
「お前、自分で選んで来たわけじゃねぇよな?」
「……じぶんで、えらんだ?」
「ふつう緊急避難先は近くのセーフハウスなんだよ。……だから、なんでわざわざ遠い俺のとこ来てんだろな、って……思って」
「……セトのところに、きた?」
「ここはセーフハウスじゃなくて俺が一時的に使ってる場所だ。車のナビは、俺をピンポイントで目的地にしてただろ?」
「セトが、〈もくてきち〉……」
——緊急避難経路で、外へ。車の操作権限は誰にも与えない。私が設定した場所へ連れて行け。
サクラが、ミヅキに出した指示が、頭に浮かぶ。
「いや、でも俺の居場所なんて分かるはずねぇんだよな。ブレス端末もつけてねぇし……」
なんで来れたんだ?
疑問に満ちた顔で考えるセトに、私も同じように首を傾けて考えていた。
「こんなん前にもあったよな?」
「……まえ? いつ?」
「お前が逃亡したときの……翌朝。すぐそばにモーターホームが待機してただろ?」
「……?」
「俺がお前を引き止めたとき。“行くな”って言って、」
説明が、ぶつりと途絶えた。
通信が唐突に切れたみたいな終わり方で、セトは苦虫を噛み潰したように嫌な顔をし、
「……なんでもねぇ」
「………………」
そこから先は——無言だった。
食べ終えて、「車の中で眠れたか? 眠ってねぇなら休んどけよ?」セトに言われ、やれることもないのでシャワーを浴びて着替え、ベッドを借りて仮眠をとった。
眠れなくとも、休まなくてはいけない。万全の体調にしておくことは、無力な自分にできる最善の手であると学んでいるから。
——ウサちゃん、見ィっけ。
ノイズ混じりの、からかう声が頭に響いても。
無事を祈るしかできない。
——信じて。
(ミヅキくんは、そう言ったけど……)
サクラのことは、彼らのなかでも一番知らない。
いまだに恐れの気持ちが残るのに、〈信じる〉なんて……
——泣かないで。
疲労でぼやけた思考に、誰のものか分からない願いが灯った。
こんなとき、なぜかいつも不思議な映像が重なる。
何もないまっさらな空間で、独りぽつんとしてうずくまっている小さな男の子。両手で覆われた顔は見えず、泣いているかなんて分からないのに……泣いている。それだけが分かる。
(だいじょうぶ……泣かないで)
片手で抱きしめると、いつのまにか繋がっていた反対の手を握り返してくれる。確かめるように、応えるように、——そっと。
小さな黒髪の男の子は、私の弱い心を映し出した幻なのだろうか——。
おぼつかない思考がゆらゆらと、眠りの波間へ攫われていった。
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