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俺の欲しいもの

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普通の人を演じるのはめんどくさい。時々その重圧に耐えられ無くて、パーティー会場から抜け出すことがある。酔い冷ましだというと色んな人がついて来ようとするがやんわりと断って俺は一人になれる場所に向かう。

華やかなパーティー会場がある中央の城から外れて寂れた小さな家があるその場所。ここは静かで、よく小動物が集まる。むんずっと羽ばたこうとする小鳥を掴んだ。

小さなくちばしを懸命に動かして俺の手を攻撃するが、それぐらい痛くもない。今までの鬱憤をぶつけるように一本一本ぶちぶちと羽を引っこ抜く。ぴいぴいっと小鳥の泣き声が心地いい。もっとその鳴き声を聞きたくてまとめてむしるとびくびくと痙攣を始めた。

そろそろ死にそうだ。ならばと最後の泣き声が利きたくてゆっくりと首の骨を折ろうとして、きいっと扉が開く音がした。


「!」
「だれか、いるの……?」


小さなその家は何かの倉庫だと思っていた。けれど違った。淡いピンク色の髪、同じ色の瞳を持った子がいた。

小さな、可愛い男の子。今まで見たことのない美しくて無垢な子供だった。

ぼとっと手元の小鳥を落として彼に近づくとびくりと体を震わせてぺたんと座り込んだ。そして慌てて家の中に入る。

―――可愛い。びくびく震えて、もっとその怯えた顔が見たい。

中に入って後ろ手で鍵を閉める。中は薄暗くて埃っぽい。平民が住んでいるような小さな家だ。男の子以外の人の気配はなく、彼は奥の部屋に隠れたようだった。

ここだ。

俺はすぐに扉を開けた。そこにはシーツを被って小さくなっている男の子がいる。ぶるぶる震えて大きな瞳からはぽろぽろと大粒の涙を流していた。


「だ、だれ、ですか……?」
「アシェルです。可愛い人」
「かわ、いい……?」


言われたことがないのか、そっとシーツから顔を出してきょとんとしている。俺は警戒をとくように優しい声をだしながらゆっくりと近づいてベッドに腰かけた。

……埃が舞う。ひどい環境だ。せめてここの部屋だけでも、と魔法で綺麗にした。それからそっと彼の小さな体をベッドに押し倒する。


「貴方のお名前は?」


そう言うと困った顔をした後に、小さな声でこう答えてくれる。


「レン、です」
「レン。可愛い名前ですね」
「んっ!」


チュッと小さな唇に啄むようにキスをすると驚いた顔をして口を押えたレンはかあっと顔を赤くする。熟れたリンゴの様に美味しそうだ。


「可愛い、可愛いですねレン」
「ん、あ……?」
「あはは、ねえ、気持ちいいことしません?」
「……?」


何をされているのか分からない顔をしている。可愛い。こんな子が俺と同じ人間か?いや、違うな。他の人間ともまるで違うもの。

小さくて誰にも暴かれたことのない小さな蕾を無理やり広げて喘がせた。


「いたい、いたい~、ん、あしぇる、いたいぃ……」
「ん、まって?ね、ほらもう少しだから」
「あ、ふ、んんっ!!」


その日は我慢して指だけで沢山気持ちいい事を教えてあげた。痛いっと最初は声をあげていたが、最後の方にはトロトロになっていてもっと欲しいってねだってくれた。可愛い。

自分で見つけた可愛い子供。もしかして子供が自分は好きなんじゃないかと思い、孤児院とかにも行ってみたがレンだけが特別なようだった。

王宮のパーティーに行くのが毎回楽しみになってきた。

小さなレンの身体を無理やり暴いたけれど、いまではあしぇるあしぇるっておねだりしてくれるようになった。

ふふ、可愛い。小鳥の羽をむしったり、猫をばらばらにして内臓を瓶に詰めたりしていたが、今ではレンの可愛い口から気持ちよくて喘ぐ声を聞くのが楽しい。

今日も王宮のパーティーでまたレンに会えると思いにこにこと自然に笑顔になる。


「ご機嫌ですね、アシェル様。俺にこんなもの持たせて」
「ちゃんと持って来いよお前」


ライだ。
こいつはいい。俺が小動物をいたぶって笑い声をあげる人物であると正しく理解している唯一の男だ。残念ながら家族は、昔そういう一面を見たというのに今の俺が本当であると思っている。呆れて鼻で笑っちまう。


「てか、誰に使う気ですか。今日は第一王子殿下の婚約発表なのに」
「知らないし関係ないし。てか俺見たことないんだけど。病弱だっけ?」
「らしいですよ。ナイフとか入ってませんよね?」
「アナルビーズとかディルドしか入ってないから大丈夫」
「大丈夫じゃないんだよなぁ。お金貰ってなければやらないんだよなぁ」
「はいはい、ほら金」
「ありがとうございますご主人様!」


他の使用人とは違い、金を積めば完璧に仕事をこなしてくれる。口も堅いし。
今日は第一王子殿下の婚約発表。誰が選ばれたのかはしらない。興味もないしね。とはいえ、王宮に入れる機会をむざむざ逃す俺ではない。


「ヴァレン様だったか?」
「そうですね。それより早く行きますよ。本当にこれ置く場所あるんでしょうね?」
「持って帰ることは無いから大丈夫」


ああ、楽しみだなぁ。おもちゃで遊んだことないっていうから張り切って持ってきちゃった。喜んでくれると嬉しいな。その前に面倒なパーティーがあるけど。

家族総出で向かう。両親は俺のことをわかっていないが、弟の方はよく分かっている。なので俺と一緒の馬車に乗りたくないっと全力で避けられている。その距離感が一番良い。流石俺の弟だ。

王宮につくとライは俺が教えたレンの家に荷物を置いてくるようにと指示を出す。ここの警備はざるなので彼の手にかかればすぐに辿り着くだろう。家の前に置くだけでいいと指示しているのでそれ以上のことは絶対にしない。使える男だ。

さて、パーティー会場に足を踏み入れると色んな人の視線が刺さる。相変らず俺に欲を持って見つめる視線だ。気持ち悪い。

そう思っていたら国王陛下と皇后が入ってきた。俺たちは頭を下げて彼らを迎え入れる。その後ろにはちょこちょこと二つの小さな足音がした。一人は第一王子、もう一人は第二王子だろう。第二王子はよく見る。声をかけられるので適当に話を流している。彼は嫌いだ。王族特有の欲しいものはすべて手に入るという傲慢ぶりが態度に現れている。まだ子供だから許される範囲だろうが、子供からそんなのでは先が思いやられる。俺が言えた口ではないが。

ああ、早くレンに会いたい。


「面を上げ、皆楽にせよ」


陛下の言葉に顔をあげて驚いた。いや、本当。死ぬほど驚いて固まった。


「皆に紹介する。第一王子のヴァレンだ。体が弱く病床に伏せていたが、婚約発表の為足を運ばせた。発表が終わり次第ここを後にすることを許してほしい。さ、皆に自己紹介を」
「初めまして、皆さま。第一王位後継者のヴァレン・クロイス・カーソニーと申します。父の紹介の通り体が弱く、今まで顔を出せなかったこと申し訳なく思っております。また、この度は私の婚約発表にご足労いただき誠にありがとうございます。最後までごゆるりとお楽しみくださいませ」


小鳥のようなさえずりが会場に響き渡る。

レンだ。あんな場所に王子がいるとは思わずあまりの情報に固まるがはっとする。

まずは堂々とした素晴らしい挨拶に拍手をするべきだ。そう思ったが父に止められた。何故なら陛下と皇后が冷ややかにレンを見ており、それから名だたる有力な貴族たちがくすくすと嘲笑を浮かべていたからだ。誰もがレンの挨拶に何も返さない。

……は?

怒りでこの会場を滅茶苦茶にしてやろうかと魔力を貯めようとして「素晴らしいです兄上!」っと第二王子が声蒼あげて拍手をした。


「あ、でも兄上は体が弱いから、すぐに婚約発表を済ませて休ませてあげなければ!お父様、お母様、早く終わらせてあげましょう?兄上がお辛そうです!」


第二王子がそう言うと、流石第二王子殿下だ。第一王位継承者だなんて自ら言うような御方とは違う、立派な方だ。なんて声が聞こえる。

そいつらをじろっと睨みつけた。レンが自分からそんな事を言うはずがない。

それを自慢するような子ならばあんな場所にいるはずがないのだ。何も知らないくせに。目を潰してしまいたい気分になりながら必死に我慢した。


「ああ、そうだな」


そう言って陛下はとある男に目を向けた。その男は好色家で有名で何人もの女と男を囲っている奴だ。まさかあいつが?王族だぞ?爵位も釣り合わないし、第一いくつ離れてると思ってんだ!!

気づいたら俺はその男よりも先にレンのところに駆け寄った。レンも俺を見て驚きの表情を見せている。知らなかったようだ。俺も同じ気持ちになったので御相子だ。


「初めまして第一王子殿下。貴方の婚約者になりました、アシェル・フィーランと申します」
「は、じめ、まし、て……」


顔を真っ赤にしてレンがそう紡いだ。可愛い。そっと手を取ると、「違います!!」っと男が声をあげた。


「第一王子殿下の婚約者はこの私で……っ!!」
「私が嘘を仰っているというのですか?」


目を伏せると、その男が避難の目を向けられる。それから、ひそひそと話をされて男が顔を真っ赤にして「失礼する!」っとその場を去った。

爵位も俺の方が上なので賢明な判断だ。


「王子殿下が病弱というのでこれで失礼致します」
「え、あ」


そう言ってとっても軽い体を抱き上げる。最近は食べ物も与えているのだが一向に体重が増えない。もう少しふくよかになったら色んな事をさせたいが、自分好みに調理するのも楽しいので良し!!

しかも、今から正式に謁見できる権利を得たからこれからはこそこそする必要もない。

フフフっとおもわず笑顔になっていると声をかけられた。


「ま、待ってださい、アシェル様!兄上の婚約者であるあなたが兄上の代わりにこのパーティーにいてくださらないと!」
「ですが、婚約者は大事にしないと。出来ないのであれば申し訳ありませんがお開きにしていただけませんか?」
「で、ですが、ですが……」
「許可する」
「お父様!!」
「ありがとうございます、陛下。それでは失礼致します」
「そ、そんな!」


病弱というレンを抱えても何も言われずパーティー会場を後にする。後にして、どこに行けばいいのかと足を止めるとぎゅうっとレンが抱き着いてきた。


「! どうしたの?」
「僕、遠くに行っちゃうんだと思ってた。またアシェルに会えてうれしい」
「ずっと一緒だよ、レン。いつものあの家でいい?」
「うん、僕あそこから出ちゃだめだって言われてるから」
「そっか」


クズだな。実の息子を変態に送ったり、碌に育てないで劣悪な環境で放置したり。

要らないなら俺が貰う。

あいつらが手放したくなるように仕向けてやる。

仄暗い気持ちもあったが、レンに初めての玩具を使ってでろでろにさせて気分は回復した。可愛くてエッチだった。俺がそうさせていると思うと独占欲とか征服欲が満たされる。最低だな。ま、レンには俺しかいないからいっか。

そう思って上機嫌で屋敷に帰ると父と母は怒っていた。


「どうしてあんなことをしたの!!」
「第一王子は陛下たちに疎まれているのを知っているだろう!!ああ、どうしてそんな事をっ!!」


そう嘆いている二人を見て、俺はライに飼っている猫のチェリーを持ってくるように指示した。何をする気なのかをわかっているライはうわっという顔をした。しかし、お金を握らせればすぐに腕に抱えてくる。

そして彼は優秀なのでほしいものも持って来てくれた。


「どうぞ」
「ありがとう」
「ちょ、ちょっと、何する気なの?」
「あ、アシェル?一体どうしたんだ!」


チェリーは動物だから俺がどういう人物なのかよく分かっている。ふしゃーっと威嚇されいるが首を掴んで机に体を押さえつけた。そして、ライから渡された出刃包丁でその首を落とした。


「きゃああああああああっ!!」
「な、なんてことを、なんてことをっ!!」


母は倒れた。父も顔を青くしてぶるぶると震えている。彼らの悲鳴に使用人たちも入ってくるが、チェリーの血で汚れた机と包丁を持っている俺を見てひっと声をあげる。


「こうなりたくなかったら、余計なことすんじゃねーぞ」


そう言うと、父は必死に首を縦に振っていた。それがおかしくてけたけたと笑うと「うわ、やっべー」っとライが呟く。

俺はこれが普通に楽しいからそれが分からないや。




さて、自由にしていいという許可も下りて俺は毎日レンに会いに行った。レンは離れに住んでいるという話を王城の者たちは知っているようで近くまでは案内された。でも、一定の距離から先にはいかない。徹底されているようだ。都合がいい。

それから沢山セックスして知ったことがある。魔力がなくて見捨てられたと言っているが、彼は魔力の扱いを知らないだけなのだ。そして彼は最大の力を持っている。

他人の能力をそのまま自分のものにできる、という力だ。魔力を注げばなんだってできる。この前来た隣国の聖女様の力だってできるようになった。彼女を見ただけだ。魔法も何も発動させていないのにできるようになっていた。レンの魔力がない、は常に相手の能力を習得するために消費しているから常に空っぽなだけなのではと俺は思っている。だから注げばいい話だ。もしくは魔力の扱いを学習させればいいがこのままの方がいいのでそれは無し。

そこまで彼の能力を把握して俺は思いついた。レンにした行いと同じ酷いことをしてやろうと。

つまり復讐だ。

歴代でも最高峰と言われている無尽蔵にある俺の魔力を沢山沢山あげてあげれば彼は瞬く間に英雄となった。俺のお陰だと思っているが俺にもできない事を成してる。隣国の奴は気づいた。留学中レンの境遇も知っているからかハウンティングしようとしていた、しかし、俺を釣り上げてビビっていた。

隣国の彼は引き際を弁えているので、俺と一言二言会話しただけで手を引きますっと素直に言ってくれた。良い子だ。


「提案に乗ってくれれば一回手を貸してあげるよ」
「え」
「明日までに決めて……」
「乗ります」


チャンスを逃がさないところも気に入った。

これで逃走場所の確保もルートも出来た。

ちゃくちゃくとレンは俺の言う通りに傲慢でバカな王子様を演じてくれている。派手な音を立てるが、全く痛くない。寧ろその後二人っきりになると泣いて謝ってくれるので役得である。でろでろに甘やかしてベッドから起き上がれないようにするのが楽しい。あー、可愛い。

学校に通い始めているからそうできるのも三日に一回ほどしかできなくて欲求不満だ。だけど、卒業できればレンは継承権を剥奪される算段だからそれまで我慢だ。


「は?第二王子の呼び出し?」
「みたいですよ。応じた方がいいのでは?」
「あいつまだ諦めてねえのかよ。きもいんだよあの視線」
「はいはい」


卒業パーティー当日に手紙が来た。第二王子のものなので無視できない。今日が終われば二度と会うことは無いからいいだろうと俺はそう思ってその指定された場所に向かった。

そこには第二王子と異世界人がいた。俺こいつも嫌いなんだよね。べたべた触ってくるし、やたらと連のこと悪く言うし。


「あ!アシェル様!来てくださって嬉しいです!」
「此方こそ。私のヴァレン様の弟君ですから大事にするのは当たり前じゃないですか」
「そ、そうですか?ありがとうございます」


レンの弟だからって強調したけど通じてねえなこれ。めんどくさ。今日はレンの服も俺が決めて早く見たいのに。


「あ、これ特別に取り寄せたお茶なんです。どうぞ飲んでください!」
「ありがとうございます。いただきます」


――――油断した。

卒業パーティーで浮かれてた。

気づいたら、かなりの時間が経っていたようでベッドで拘束されていた。

は?

呆然としていると「あ!」と声が聞こえた。其方を見ると第二王子がいる。俺と目が合うとぱっと顔を明るくさせた。


「すみません、起きていたんですね!」
「……」
「今までごめんなさい。兄上の婚約者なんて大変だったでしょう?これからは僕がたくさん甘やかしてあげますね?」


そう言って俺の上にまたがってくる。

うっわ、きもちわる。本当にレンと兄弟なわけ?

尻とか見られてんなって思ったらやっぱりそういう事かよ。てか、なんでこんなことになって……。


「兄上はもうこの国にいませんから安心してくださいね?貴方の力を我が物の様に使っていたんだから当たり前ですよ。国外追放なんて生ぬるい。だから、兄上は死地に送って差し上げましたのでもう二度と現れることはありませんよ」


は?今なんて言った?

全ての拘束を解いて第二王子の首を掴んだ。そのまま絞め殺そうかと思ったが、聞きたいことがあるのでそうしない。くるっと体勢を変えて俺が馬乗りになる。


「嘘ついたら殺す」
「はっ、げほ、ごほっ!!!」
「助けを呼んでも構わねえぞ、この姿を見られたいならな」


服をびりびりに破いて、どう考えても自分が受け入れる側になっていると見られる姿になった第二王子が怒りで顔を赤くする。こいつは自分が下になるのはプライドが許さないだろうか誰かをよぶことはないだろう。予想通り、叫ぶことなくふーっと息を吐いて努めて冷静さを見せる第二王子はにっこりと微笑んだ。


「も、もう兄上はいませんよ。怯える必要はありません」
「第一王子をどこにやった」
「ふっ、もうあいつは王子じゃないですよ。継承権剥奪、爵位もなくてただの平民です。国外追放もされて二度とこの国に足を踏み入れることはないでしょう」
「死地に送った、とは?」
「アシェル様が怯えると思って殺しました。今頃崖下で死んでるんじゃないですか?」
「―――そう」


第二王子のムカつく横っ面をぶん殴って気絶させた。どれくらい寝ていたのか、まだ間に合うのか。もう死んでいるんじゃないかと思ったら心が冷え切った。

そうなったらこの国滅ぼして―――。


『聞こえますかー?』
「!」
『王子様は無事ですー。予定通りの場所に連れて行ってよろしいでしょうか?』
「いくらほしい」
『いっぱい☆』
「分かった」


優秀な侍従がレンを回収済みなようだ。ああ、良かった。

ほっとして俺もその場所に向かう。第二王子はどういうわけか近くに衛兵を置いていなかったようで簡単に王宮から出ることが出来た。


ライと合流してベッドで寝ているレンを見つめる。呼吸している生きている。


「ライ、どうして……」
「流石に故郷がなくなるのは忍びなくて……」


あ、お金ありがとうございまーす、失礼しまーすっとライはすぐに去って行った。良い侍従を持った。


「可哀そうに」


俺じゃない人に見つけて貰ったらもっといい生活が出来だろう。あの留学生とか。

とはいえ、手放す気はないが。

すぅすぅ寝ているレンを見ていたらむらむらしてきた。レンだから襲ってもいいか。


「あー、可愛い」


俺の唾液で唇をびちゃびちゃにして、服を剥ぎとる。綺麗で白い肌を指で撫でながら甘い甘い果実を味わう。
あの時からもう6年かぁ。可愛く淫らに育った俺のレン。これで本当に俺のものだ。

起きたら何をさせよう。明日は何をしよう。ずっとずっとここにいて、ずっとずっと愛し合う。

ああ、なんて素晴らしい生活!きっとレンも気に入ってくれるだろう。

落っこちそうなほど大きな瞳が喜びに満ちるのを想像して自然と頬が緩んだ。


「愛してるよレン。唯一俺が欲しいもの」


手に入って嬉しい。一生ここで暮らそうね。

ーーーー

かっとなって書いた性癖詰め詰めのお話です。
お付き合いありがとうございました!
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