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※魔王side
しおりを挟む先ほどの快感からか、それとも羞恥からか、ルリは震えている手で俺の腰ひもを解き、下着に手をかけてたところで戸惑ったのか顔を赤くしながら固まっていた。
くくっ
可愛いな
このまま眺めているのもいいが、本当にそろそろ限界だ
いまだに手をウロウロさせて、戸惑っているルリの背中にそっと、だけど快感を与えるようになぞった。
「ふあああっ」
ルリは突然の刺激に体をビクビクッと跳ねさせて、驚いたのか目を見開いて声を上げた。
「くくっ」
やはり、可愛いな
何をするんだと言わんばかりに、顔を赤くさせて睨んでくるルリにそう思った。
「ラスっ」
可愛く睨んでくるルリに、吸い寄せられるように顔を近づけて口づけた。
「ぅうんっ、ん、んん、」
ルリが口づけに夢中になっている間に下着を脱ぎ、再びルリをベッドに寝かせた。
「ふっ、、はあ、ルリ」
口づけている間でも目を閉じることなく、俺の目を見ているルリの気の強そうな瞳が快感に揺れる瞬間が気に入っている一つだ。
「うむぅ、はあっ、ラス、」
すっかり快感で力が抜けているルリにもう一度、触れるだけの口づけをした。
チュッ
それだけで顔を赤らめて、恥ずかしいのか俺から顔を反らして手の甲で顔を隠してしまった。
「ルリ、顔を見せろ」
俺の言葉にいやいやと手で顔を隠したまま首を振ってそのまま固まってしまった。
それだけで恥ずかしがるのか
ふむ・・・
俺は俺から顔を隠してしまっているルリにニヤリと笑った。
ルリ、いつまでそうしていられるか
俺はまず、ルリの首筋に口づけた。
ピクリと反応するだけで俺を見ようとしないので、次は手、胸、腹、と口づけ、ピクピクと反応し可愛く主張をしている陰茎を見ながら、足に口づけた。
脚を持ち上げ、つま先から唇でなぞるように口づけをしていき、時々舐めてはルリの反応を見た。
こそばゆいのか、それとも恥ずかしいのか、もぞもぞと体を動かし、時折ピクリと反応するルリに益々いたずら心が沸いた。
膝から足の付け根にかけてゆっくりと口づけを落としていき、最後にルリの陰茎に口づけをしたところでやっとルリが顔を出した。
「ラスっ」
顔を赤くして咎めるような声で俺の名を言う割には、どこか期待をしている目で俺を見ていて、その期待に応えるためにルリの目を見ながら陰茎を咥えた。
「やめっ、うあっ!、あっ、んん、うんんっ、」
ルリの片方の手は俺の頭の上に、力が入っていないのか置いているだけになっている手をそのままに、もう片方の手は声を聞かれるのが嫌なのか口元に置いてあり、その手を取って自分の手に絡めた。
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