21 / 69
21.街では油断大敵
しおりを挟む
アーノルド家の人達はぐっすり寝れたようでよかった。
見張りは俺が引き受けたのだ。馬車に乗せてもらうのだから、それくらいしなければ。
「それでは、出発しますぞ?」
「はーい!」
元気に返事をしたのはミリアで、俺はその横に座らせてもらっている。なんども言うが、この体は疲労が無いからいい。
魔力は動かなきゃ回復するからな。
馬車は順調に進んでいた。
「ミリアは冒険者としては長いんですの?」
「うーん。そうねぇ。長いといえば長いかなぁ。一年は経ってるけど、何にもテイムできなくて、弱くて。それで、荷物持ちしてたんだ」
「そうなのですか? なんと。あなたみたいな華奢な子が荷物なんて持てますの?」
「はははっ。そうなんだよねぇ。大して持てなくて。だからお金稼げなくて……」
リンスさんがフンッと鼻息を荒くしている。
何かお気に召さなかったかな?
「女性に荷物を持たせるなんて見下げた冒険者もいるのですわね! 何もしなくてもお金を上げればいいのですわ!?」
はははっ。
さすがお嬢様。
まぁ、ミリアに荷物持ちは無理だろうっていうのは同感だけどな。
「そういう訳にも行かないよぉ。今だって、ナイルがいないと何も出来ないし」
でも、俺の事をテイムしたのはミリアだから。ミリアがしてるのと変わらないさ。俺は逆についてってるだけって事だからな。
「ふふふっ。たしかに、そうね? しっかりとついてきなさい?」
ははぁ。お嬢様。
「ナイルさんはミリアの侍女みたいなものなんですの?」
俺がお辞儀をしたからそう思ったのか?
まぁ、でも侍女と変わんないよな?
料理作ったりもしてるし。
「んー。侍女ではないかなぁ。なんていうのかなぁ。パートナーかな?」
「なっ!? それは、婚姻関係にある方をそういうんではなくて!?」
「そうなの? じゃあ、相棒?」
「それなら、分かりますわ」
なんだか難しいお嬢様だな。
「街が見えてきましたよ? そろそろ着きます」
ダンテさんが俺達にお知らせしてくれた。
窓から見ると確かに街が見える。
いい街だといいなぁ。
しばらくすると馬車が止まった。
一応門番に中身を見せないといけないみたいだ。俺達も下りて、荷物を見せる。
「こっ、これは? 売るのですか?」
「えっ!? えーっと、私の装備品に使おうとしているみたいです」
「みたい……とは? あなたがワイバーンを討伐したんですか?」
「はい。正確には私のテイムモンスターのナイルが……ですけど」
ミリアに指をさされてなにか悪いことをしているような気分になってしまう。
門番は俺の事を見てゴクリと喉を鳴らした。
なんか俺が凄い不気味な感じになってない?
「まぁ、いいじゃん?」
「し、失礼しました! どうぞ! お通りください!」
馬車と一緒に通る。
なんか視線が痛い。
そんなになにか気になるのか?
「ミリア、一緒にお買い物行きましょう?」
「あっ、うん! いいよ! ナイルも一緒にね?」
「えぇ。皆で一緒に行きましょう?」
リンスさんがミリアを誘っている。
それはいいのだが、執事のダンテさんを置いていく訳にはいかないだろう。
ミリア、まずは、食料調達だろう?
ダンテさんと一緒に行った方がいいんじゃないか?
「あのー。リンスさん、まずはダンテさんと一緒に買い物をしましょう? 皆で行動した方がいいですよ」
「なんでですの? 洋服を見に行くだけですわ。大丈夫ですわ。ねっ? ミリア? ナイルさんが来てくれればいいですわよね?」
「えー? どうしよう」
ミリアが俺を見つめる。
いやー。俺かよ。
俺もダンテさんを見つめる。
どうします? という思いを込めて。
「はぁ。お嬢様はこう言い出したら聞きませんので。私は急いで食料を調達します。後はお願いします。ミリアさん、ナイルさん」
「はーい! わかりました!」
おいおい。ホントに大丈夫かよ。
と思いながらコクリと頷く。
ダンテさんにこう言われては俺の方が抵抗するのはおかしな話だろう。
「では、行きましょう?」
「あっ、お嬢様! この木っ端な侍女も連れて行ってくださいまし!」
ミリアの腕を組んで街にくりだすリンスさん。
また変なことを言って後を追うベリーさん。
なにこれ? カオス。
その後を追う骨。
ここが可愛いとかあれが可愛いとか服の話をしながら店を見て歩いていく。この街に貴族が買うような店があるのだろうか。
そんなに大きくない街ではあったのだが。
服が飾ってある少し綺麗めな感じの店が見えてきた。
「あら? あそこの店なんていい感じじゃありませんこと?」
「うん! そうだねぇ。ちょっとお高そうだね」
「いい店ということですわよ? 一緒に見てみましょう? ダンテが来るまでに欲しい服を選んでおくのですわ。来たら買ってもらいましょう?」
「えっ!? いいのかな?」
「いいんですわ。護衛料ですわ」
いやいや、どんだけ護衛料発生してるんだよ。
「行きますわよ?」
女性三人が中に入っていく。
はぁ。俺も入って大丈夫かなぁ。
一応ついて行く。
後ろについて三人を確認できる位置をキープする。
奥に行くと下着コーナーになっていた。
そこに入っていく三人。
おいおい。
そっちはさすがの骨でも入っていけないぞ?
音で三人がいるのを確認するとこにした。
目を瞑り五感を研ぎ澄ませる。
目、ないけどね。
「これなんかいいんじゃありません?」
「あっ! 可愛いねぇ」
「わたくしちょっと試着したいですわ」
「こちらにどうぞ!」
「お嬢様、おひとりで大丈夫ですか?」
「えぇ。ベリーはそこで待ってなさいな」
しばらくカサゴソと音がしているが中々出てこない。
「リンスさーん? 大丈夫ですかぁ?」
「お嬢様ー?」
流石に遅すぎる。
ミリア! 中確認しろ!
「ナイル! 大変! リンスさんがいない!」
クソッ!
やられた!
見張りは俺が引き受けたのだ。馬車に乗せてもらうのだから、それくらいしなければ。
「それでは、出発しますぞ?」
「はーい!」
元気に返事をしたのはミリアで、俺はその横に座らせてもらっている。なんども言うが、この体は疲労が無いからいい。
魔力は動かなきゃ回復するからな。
馬車は順調に進んでいた。
「ミリアは冒険者としては長いんですの?」
「うーん。そうねぇ。長いといえば長いかなぁ。一年は経ってるけど、何にもテイムできなくて、弱くて。それで、荷物持ちしてたんだ」
「そうなのですか? なんと。あなたみたいな華奢な子が荷物なんて持てますの?」
「はははっ。そうなんだよねぇ。大して持てなくて。だからお金稼げなくて……」
リンスさんがフンッと鼻息を荒くしている。
何かお気に召さなかったかな?
「女性に荷物を持たせるなんて見下げた冒険者もいるのですわね! 何もしなくてもお金を上げればいいのですわ!?」
はははっ。
さすがお嬢様。
まぁ、ミリアに荷物持ちは無理だろうっていうのは同感だけどな。
「そういう訳にも行かないよぉ。今だって、ナイルがいないと何も出来ないし」
でも、俺の事をテイムしたのはミリアだから。ミリアがしてるのと変わらないさ。俺は逆についてってるだけって事だからな。
「ふふふっ。たしかに、そうね? しっかりとついてきなさい?」
ははぁ。お嬢様。
「ナイルさんはミリアの侍女みたいなものなんですの?」
俺がお辞儀をしたからそう思ったのか?
まぁ、でも侍女と変わんないよな?
料理作ったりもしてるし。
「んー。侍女ではないかなぁ。なんていうのかなぁ。パートナーかな?」
「なっ!? それは、婚姻関係にある方をそういうんではなくて!?」
「そうなの? じゃあ、相棒?」
「それなら、分かりますわ」
なんだか難しいお嬢様だな。
「街が見えてきましたよ? そろそろ着きます」
ダンテさんが俺達にお知らせしてくれた。
窓から見ると確かに街が見える。
いい街だといいなぁ。
しばらくすると馬車が止まった。
一応門番に中身を見せないといけないみたいだ。俺達も下りて、荷物を見せる。
「こっ、これは? 売るのですか?」
「えっ!? えーっと、私の装備品に使おうとしているみたいです」
「みたい……とは? あなたがワイバーンを討伐したんですか?」
「はい。正確には私のテイムモンスターのナイルが……ですけど」
ミリアに指をさされてなにか悪いことをしているような気分になってしまう。
門番は俺の事を見てゴクリと喉を鳴らした。
なんか俺が凄い不気味な感じになってない?
「まぁ、いいじゃん?」
「し、失礼しました! どうぞ! お通りください!」
馬車と一緒に通る。
なんか視線が痛い。
そんなになにか気になるのか?
「ミリア、一緒にお買い物行きましょう?」
「あっ、うん! いいよ! ナイルも一緒にね?」
「えぇ。皆で一緒に行きましょう?」
リンスさんがミリアを誘っている。
それはいいのだが、執事のダンテさんを置いていく訳にはいかないだろう。
ミリア、まずは、食料調達だろう?
ダンテさんと一緒に行った方がいいんじゃないか?
「あのー。リンスさん、まずはダンテさんと一緒に買い物をしましょう? 皆で行動した方がいいですよ」
「なんでですの? 洋服を見に行くだけですわ。大丈夫ですわ。ねっ? ミリア? ナイルさんが来てくれればいいですわよね?」
「えー? どうしよう」
ミリアが俺を見つめる。
いやー。俺かよ。
俺もダンテさんを見つめる。
どうします? という思いを込めて。
「はぁ。お嬢様はこう言い出したら聞きませんので。私は急いで食料を調達します。後はお願いします。ミリアさん、ナイルさん」
「はーい! わかりました!」
おいおい。ホントに大丈夫かよ。
と思いながらコクリと頷く。
ダンテさんにこう言われては俺の方が抵抗するのはおかしな話だろう。
「では、行きましょう?」
「あっ、お嬢様! この木っ端な侍女も連れて行ってくださいまし!」
ミリアの腕を組んで街にくりだすリンスさん。
また変なことを言って後を追うベリーさん。
なにこれ? カオス。
その後を追う骨。
ここが可愛いとかあれが可愛いとか服の話をしながら店を見て歩いていく。この街に貴族が買うような店があるのだろうか。
そんなに大きくない街ではあったのだが。
服が飾ってある少し綺麗めな感じの店が見えてきた。
「あら? あそこの店なんていい感じじゃありませんこと?」
「うん! そうだねぇ。ちょっとお高そうだね」
「いい店ということですわよ? 一緒に見てみましょう? ダンテが来るまでに欲しい服を選んでおくのですわ。来たら買ってもらいましょう?」
「えっ!? いいのかな?」
「いいんですわ。護衛料ですわ」
いやいや、どんだけ護衛料発生してるんだよ。
「行きますわよ?」
女性三人が中に入っていく。
はぁ。俺も入って大丈夫かなぁ。
一応ついて行く。
後ろについて三人を確認できる位置をキープする。
奥に行くと下着コーナーになっていた。
そこに入っていく三人。
おいおい。
そっちはさすがの骨でも入っていけないぞ?
音で三人がいるのを確認するとこにした。
目を瞑り五感を研ぎ澄ませる。
目、ないけどね。
「これなんかいいんじゃありません?」
「あっ! 可愛いねぇ」
「わたくしちょっと試着したいですわ」
「こちらにどうぞ!」
「お嬢様、おひとりで大丈夫ですか?」
「えぇ。ベリーはそこで待ってなさいな」
しばらくカサゴソと音がしているが中々出てこない。
「リンスさーん? 大丈夫ですかぁ?」
「お嬢様ー?」
流石に遅すぎる。
ミリア! 中確認しろ!
「ナイル! 大変! リンスさんがいない!」
クソッ!
やられた!
0
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
【死に役転生】悪役貴族の冤罪処刑エンドは嫌なので、ストーリーが始まる前に鍛えまくったら、やりすぎたようです。
いな@
ファンタジー
【第一章完結】映画の撮影中に死んだのか、開始五分で処刑されるキャラに転生してしまったけど死にたくなんてないし、原作主人公のメインヒロインになる幼馴染みも可愛いから渡したくないと冤罪を着せられる前に死亡フラグをへし折ることにします。
そこで転生特典スキルの『超越者』のお陰で色んなトラブルと悪名の原因となっていた問題を解決していくことになります。
【第二章】
原作の開始である学園への入学式当日、原作主人公との出会いから始まります。
原作とは違う流れに戸惑いながらも、大切な仲間たち(増えます)と共に沢山の困難に立ち向かい、解決していきます。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる