やる気が出る3つの DADA

28番街トランスターミナル構内

28番街トランスターミナル構内。

トントン

タイガーウッズ似のサラリーマン風男に後ろから近寄って肩を叩く山高帽の男。 

「あんた、何だい、いきなり、肩を叩きやがって」と振り返るサラリーマン。

「あなた、臭いますよ。連邦加齢臭法違反です。あなたを逮捕します」。

「連邦加齢臭法？知らん、そんな法律は。いつからそんな法律が施行されたんだ。俺は知らんぞ」と切れるサラリーマン。振り切って逃げようと暴れた。

カイザー髭を生やしたその男は屈強でサラリーマンを強引に抑えこんだ。

「な、何をする」

あの日、相撲DADA会場で学首相がオバンプ大統領をKOで破り、最後にリング上でレフリーのスケキヨと３人で屈辱的なラインダンスを踊らされたことは、オバンプが全ての政策で学首相に従うということを意味した。

だが、加齢臭撲滅法案はオバンプに近いアドルフヒットコロスが唱えていた政策ではなかったか？それなのになぜ？という気がしないでもない。

実はカレー臭撲滅党・アドルフヒットコロスは学首相、オバンプ大統領の両方に取り入りっていた。この連邦加齢臭法成立に裏で暗躍したのもアドルフヒットコロスなのである。

アドルフヒットコロスは党のデュアルトラック戦略の一つ、加齢臭の規制を既に実現したことになる。

「あなた臭いますよ」と声をかけていたのはアドルフヒットコロスその人であった。

逮捕されたサラリーマン風の男はどうやら議員らしく「俺には不逮捕特権があるんだぞ」と叫んでいた。