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最高で最悪の予行演習
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しおりを挟む緋々来の下宿先の部屋で私たちは決行した。私たちは感覚が近いから、興味の方向性も似てしまっている。
それぞれ、敷布団代わりのマットレスの上で、下着を脱いで互いに見つめ合っていたら、触ってみてもいいかな?と好奇心が互いに生まれてしまうのだ。
緋々来は、私の腿の間にあるひだを撫でて、
「花びらみたいだな」
と感想を言ってみたり、隙間に指を入れたりして、好き放題触って来る。
私もまた緋々来のお腹の下でブラブラ揺れるもの、知らず知らずのうちに変化する長いものを触っていく。
興味本位で触っていたら、眉根をよせた緋々来に、
「あんま、強くすんなよ」
と苦情を言われた。
緋々来が指を入れたり、曲げたりすると腰が揺れて、変な声が出る。
「え?」
と緋々来は驚いたようにして、それから、
「気持ちいいんだ?」
と聞いてきた。
これが気持ちいいってことなのかは、分からなかったけれど。身体が跳ねてしまうのだった。
あとは、もう、好奇心が勝ってしまうのは明らかだ。どこに何をどうするのかが分かれば、試してしまいたくなる。
私が足を思い切り開いたら、身体の真ん中に緋々来が身体を乗せて来て、ぐんっと硬くなったそれを挿し込んできた。
抱き合う形でくっつくと、
「んんんっ」
と声が出て、腰が跳ねる。
痛くはなかった。何回も中を触られていたからかもしれない。
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