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第4章
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一歩、外に出てベランダに手をかけて足をかけようとした時。
――バサッ……!
なぜか一羽の白い鳥が、ばさっと羽を大きく広げて目の前を横切った。
その驚きで自分の体が後ろに退いて、そのまま誰かに引っ張られ、ぎゅうっと強く抱きしめられた。
(あの……白い鳥……)
鳩のように見えたけれど、もう影も形もなく飛び去っていってしまった。
アルビノと言われたらそうかもしれない。
なんでか、……鳥と目が合った気がして、俺は呆けたまま空を見上げていた。
「ごめんっ、ごめん要……ごめんなぁ……っ!何もしてやれなくて、ごめん……っ」
呆けている俺の耳に届いたのは、友人の啜り泣く声だった。
抱きしめてくれたのは周藤で、部屋の中で声を上げて泣いているのはカオリさんだと分かった。
外は明るくて、天気が良い。
小学生の遊ぶ声が聞こえて、今日は休日なのかと知る。
ふと、あの中庭のベンチに行きたいと思った。
シマトネリコは元気だろうか。
俺が見なくともきっと元気だろう。
その時、自分がいかに酷いことを言っていたか思い知らされて、ふっと力が抜けた。
周藤が泣きじゃくりながら俺を抱き支え、カオリさんも顔をぐしゃぐしゃにしながら俺を抱きしめに来た。
「ごめんね……ごめんねっ」
二人は悪くないんだ。悪くないのに。
謝らせてしまった。
じわじわと自分の世界が滲むのが分かる。
辛いものを食べたわけでもないのに、鼻水が出てこようとする。
(……嗚呼、泣いてる)
俺は声も上げずに、二人の体温を感じながら涙をこぼし続けた。
「ご、めんなさい……っ」
小さな呟きは二人に届き、一層強く抱きしめてもらえた。
――バサッ……!
なぜか一羽の白い鳥が、ばさっと羽を大きく広げて目の前を横切った。
その驚きで自分の体が後ろに退いて、そのまま誰かに引っ張られ、ぎゅうっと強く抱きしめられた。
(あの……白い鳥……)
鳩のように見えたけれど、もう影も形もなく飛び去っていってしまった。
アルビノと言われたらそうかもしれない。
なんでか、……鳥と目が合った気がして、俺は呆けたまま空を見上げていた。
「ごめんっ、ごめん要……ごめんなぁ……っ!何もしてやれなくて、ごめん……っ」
呆けている俺の耳に届いたのは、友人の啜り泣く声だった。
抱きしめてくれたのは周藤で、部屋の中で声を上げて泣いているのはカオリさんだと分かった。
外は明るくて、天気が良い。
小学生の遊ぶ声が聞こえて、今日は休日なのかと知る。
ふと、あの中庭のベンチに行きたいと思った。
シマトネリコは元気だろうか。
俺が見なくともきっと元気だろう。
その時、自分がいかに酷いことを言っていたか思い知らされて、ふっと力が抜けた。
周藤が泣きじゃくりながら俺を抱き支え、カオリさんも顔をぐしゃぐしゃにしながら俺を抱きしめに来た。
「ごめんね……ごめんねっ」
二人は悪くないんだ。悪くないのに。
謝らせてしまった。
じわじわと自分の世界が滲むのが分かる。
辛いものを食べたわけでもないのに、鼻水が出てこようとする。
(……嗚呼、泣いてる)
俺は声も上げずに、二人の体温を感じながら涙をこぼし続けた。
「ご、めんなさい……っ」
小さな呟きは二人に届き、一層強く抱きしめてもらえた。
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