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第27章 モナリザの微笑み
アルカイック・スマイル
しおりを挟む古今東西、モナ・リザは、誰であるか?という議論は盛んに行われた。
その説の正誤は関係なく、議論が活発であるということは、良い事だ。
発想を柔らかくすれば、こんなイメージも膨らますことが出来る。
モナ・リザは
誰の顔にも似ているのではないか?と....
ポイントは
「アルカイック・スマイル」
ところで弥勒菩薩像をはじめとした仏像の顔(表情)も、誰の顔にも似ているように感じないだろうか?
それから…....
こんな経験は、ないか?
生まれたばかりの赤ちゃんを見て
父方のご両親が、息子に瓜二つだと喜んでいる。
母方の両親は
娘の赤ちゃんの頃に、そっくりだねと、ほくそ笑んでいる。
親戚の人が集まれば、
ある人は
「おばあちゃんに似ているね。」と言い…
また、ある人は
「まぁ、なんておじいちゃん似なんでしょう」って言ってる。
モナ・リザは
弥勒菩薩の微笑みであり、赤ちゃんが新生児微笑した顔に通じているねのかな?と、ふと思った。
弥勒菩薩の表情や新生児微笑は、不思議なことに…誰の顔にも見える。
だから
モナ・リザを見て
ある人は、ダ・ヴィンチの自画像だと言い
ある人は、いや いやダ・ヴィンチが描いたサライの顔にこそ似ている、と言い、
そんなはずはない。イザベラ・デステに一番似ている、なんて言う人もいる。
誰の顔にも似ているモナ・リザ
アルカイック・スマイル だから…
人が一番
神仏に近づいている表情である。
※ 参照
アルカイックスマイルについて
アルカイックスマイルの彫像は、
紀元前6世紀の第2四半期に例が多いそうである。
その微笑みは、生命感と幸福感を演出するためのものと見られている。
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