🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

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第62章 真理の扉を開く時

まるで、月の光

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私が、世に照らす光は

まるで月の光だと思った。




太陽のような、燦々とした輝きもなければ、

稲妻のような激しさもない。




ただただ、穏やかに

暗闇を照らす月光である。




しかし、その月光は、


「暗い闇夜を照らす光」となるだけではなく

「暗い闇世を照らす光」となればと、
  
 仄かな期待をしている。




   この世の中に、埋もれた真理の原石達に
私は、優しく清らかな、月の光を当てる。




   真理の原石達は、何億年もの古来の、本来の輝きを取り戻すに違いない。




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