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第13章 前世探検家
前世探検家 7 川は流れる
しおりを挟むレオナルド・ダ・ヴィンチの故郷は、イタリアのフィレンツェから電車で30分かけてエンポリに行き、さらにバスで20分かけて、たどり着くVinciという小さな田舎町であるという。
その場所にダ・ヴィンチの家は、無料で公開されているらしい。
ダ・ヴィンチが生まれ育った場所の周辺に、川が流れていたかどうかは、まだ調べていないので分からないが、レオナルドは、川に縁を持つという事実を、ある本を読んで発見した。
レオナルドの遺骨はバラバラにされ、フランスのロレーヌ川に撒かれたという史実があった。
そして輪廻は行われた。
フェルメールはネーデルランド連邦共和国(今のオランダ)で生まれ育った。運河沿いレンガ造りの街並みが、そこにはある。
フェルメールが愛したデルフトの景色
家の近くに、川が流れていた。
フェルメールは43歳の短い生涯で
素晴らしい数少ない珠玉の作品を残す。
彼の真実なる魂の課題は
偉大な芸術家になることではなく
偉大な父親になることであった。
ダ・ヴィンチ時代 、
心ない父親に育てられ、家族の愛を、母親の愛情を知らずに育ったことが 魂の傷として残って いたから…
しかし 、フェルメールは、その魂の課題を成し遂げることが出来なかった。
沢山の借金を作り、妻や子供達を苦労させ、そして病気で亡くなった。
偉大な父親になりたい
その願いは
次の輪廻へと繰り越されることになる。
私の憧れの人 、中原淳一さんが
もしもフェルメールの生まれ変わりだとしたら
魂の課題は、中原淳一さんの代で達成されたことになるかもしれないと思った。
中原さんは、ご家庭の良き父親でもあり
尚且つ、曇った日本の社会の中で
陰りゆきそうな少女達の心を明るくした。
中原さんは、人形作家としても、ご活躍され、雑誌で手がけられた挿し絵は
当時の日本の少女達の心を虜にした。
『少女の友』は、長きに渡って愛された雑誌である。
戦時中は、明るい内容の本を排除された時代なので、一時ストップされたが、『少女の友』は、戦後復活した。
『少女の友』を読んで育った
当時の日本の少女達
中原さんが描く少女の姿に憧れながら、
文学や詩の素養を身に付けた。
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