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はじまりの森
新しい家族ができました
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んんと…金色の瞳の人に抱っこされてびっくりして大泣きしたとこまでしか覚えてないんだけど…。
目覚めたら、金色の瞳とシルバーの瞳があたしを見てる。
とりあえず笑ってみた。
「「天使」」って…
なんでー!って思ったけど、
抱きしめられてる状況からするとあたし…小さい子供らしい。
ほっぺ ぽにゅぽにゅされてるし
金色の瞳は、ノエルで
シルバーの瞳は、クラン。
2人の会話…言葉は聞いたことないけど日本語に頭の中で変換されてるみたい。
あたしの言葉って通じるのかな?
「あのぉ…ココはどこでしゅか?」
あ……噛んじゃったよ…最悪だ。
「うわぁぁぁ…可愛すぎる!何なの!その声…ヤバい!ノエル!ねぇ!聞いた?聞いた?」
「うん。ほんと可愛い。」
ぎゅうぎゅうって抱きしめられて、ほっぺスリスリされて 苦しいんだけど…
とにかく、あたし可愛いんだって。
クランとノエルに、ぎゅーぎゅー攻撃されてカラダ中ナデナデされてるうちに…
「ぐぅー」ってお腹の音が鳴った。
「アララ…お腹空いたのかな?可愛すぎて忘れてたけど…なんか食べさせなきゃね!ノエルの作ってくれたスープあったよね?」
「うん…それもだけど…名前聞いていい?」
「名前…わかりません……。」
「ねぇ…クラン…しばらくウチで一緒に暮らしたい…ダメ?」
「俺も思ってたんだ!」
「「ウチにいてくれる?」」
って言ってくれた。
「ありがとうございましゅ」
あぁ…また噛んだ…大丈夫かな…あたし。
「「可愛いぃ。」」
ぎゅうぎゅうと抱きしめられ
金色とシルバーの瞳の2人。
森での落し物のあたしを拾ってくれた。
ホントありがとうございます。気づいたら森の中でひとりぼっちで記憶は前世のがあるけど…心細かった…抱きしめられて、嬉しかった。
体が子供になって、心も子供になってるのかな…。
家族はいたのかな。
捨てられたのかな。
逃げてるのかな。
不安だし、悪いことしか思いつかない。
そんなあたしを受け入れてくれた。
手を差し伸べてくれた。
抱きしめてくれた。
ホントに嬉しくて安心しちゃったら
「ぐぅー」
ってお腹の音が鳴っちゃった。
恥ずかしいです。
それなのに、2人はニコニコ笑ってさ
「ご飯にしよーよ!」って
言ってくれた。
あたしが手を合わせて
「いただきます!」って言うと2人は不思議そうに見た。
「いただきますって何?」
「食材や作ってくださった方へありがとうございます。の気持ちの言葉です。食べ終わったら、「ごちそうさまでした。」と美味しかったです。の気持ちを込めていいます。」
「そうなんだ!じゃあ俺たちも……」
「「いただきます!」」
ノエルのスープは、ホントに美味しかった。
心が温かくなった。
「「「ごちそうさまでした。」」」
「ずっと考えてたんだけど、やっぱり名前が無いと不便だよね。ノエルと考えたんだけど……ね?ノエル!」
「うん。『ポルン』ダメか?」
「ポルン…ポルン…嬉しい。ポルンだって!今からポルン!」
「うんうん!そうだよ!ポルン…俺たちと暮らそ?」
「うん。一緒に。」
涙がポロポロ出ちゃった…。
ホントにホントにありがとう。
「クラン…ノエル…あ…あり…ありがとぉ…」
2人はまたぎゅーって抱きしめてくれた。
目覚めたら、金色の瞳とシルバーの瞳があたしを見てる。
とりあえず笑ってみた。
「「天使」」って…
なんでー!って思ったけど、
抱きしめられてる状況からするとあたし…小さい子供らしい。
ほっぺ ぽにゅぽにゅされてるし
金色の瞳は、ノエルで
シルバーの瞳は、クラン。
2人の会話…言葉は聞いたことないけど日本語に頭の中で変換されてるみたい。
あたしの言葉って通じるのかな?
「あのぉ…ココはどこでしゅか?」
あ……噛んじゃったよ…最悪だ。
「うわぁぁぁ…可愛すぎる!何なの!その声…ヤバい!ノエル!ねぇ!聞いた?聞いた?」
「うん。ほんと可愛い。」
ぎゅうぎゅうって抱きしめられて、ほっぺスリスリされて 苦しいんだけど…
とにかく、あたし可愛いんだって。
クランとノエルに、ぎゅーぎゅー攻撃されてカラダ中ナデナデされてるうちに…
「ぐぅー」ってお腹の音が鳴った。
「アララ…お腹空いたのかな?可愛すぎて忘れてたけど…なんか食べさせなきゃね!ノエルの作ってくれたスープあったよね?」
「うん…それもだけど…名前聞いていい?」
「名前…わかりません……。」
「ねぇ…クラン…しばらくウチで一緒に暮らしたい…ダメ?」
「俺も思ってたんだ!」
「「ウチにいてくれる?」」
って言ってくれた。
「ありがとうございましゅ」
あぁ…また噛んだ…大丈夫かな…あたし。
「「可愛いぃ。」」
ぎゅうぎゅうと抱きしめられ
金色とシルバーの瞳の2人。
森での落し物のあたしを拾ってくれた。
ホントありがとうございます。気づいたら森の中でひとりぼっちで記憶は前世のがあるけど…心細かった…抱きしめられて、嬉しかった。
体が子供になって、心も子供になってるのかな…。
家族はいたのかな。
捨てられたのかな。
逃げてるのかな。
不安だし、悪いことしか思いつかない。
そんなあたしを受け入れてくれた。
手を差し伸べてくれた。
抱きしめてくれた。
ホントに嬉しくて安心しちゃったら
「ぐぅー」
ってお腹の音が鳴っちゃった。
恥ずかしいです。
それなのに、2人はニコニコ笑ってさ
「ご飯にしよーよ!」って
言ってくれた。
あたしが手を合わせて
「いただきます!」って言うと2人は不思議そうに見た。
「いただきますって何?」
「食材や作ってくださった方へありがとうございます。の気持ちの言葉です。食べ終わったら、「ごちそうさまでした。」と美味しかったです。の気持ちを込めていいます。」
「そうなんだ!じゃあ俺たちも……」
「「いただきます!」」
ノエルのスープは、ホントに美味しかった。
心が温かくなった。
「「「ごちそうさまでした。」」」
「ずっと考えてたんだけど、やっぱり名前が無いと不便だよね。ノエルと考えたんだけど……ね?ノエル!」
「うん。『ポルン』ダメか?」
「ポルン…ポルン…嬉しい。ポルンだって!今からポルン!」
「うんうん!そうだよ!ポルン…俺たちと暮らそ?」
「うん。一緒に。」
涙がポロポロ出ちゃった…。
ホントにホントにありがとう。
「クラン…ノエル…あ…あり…ありがとぉ…」
2人はまたぎゅーって抱きしめてくれた。
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