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はじまりの森

[パチン☆]

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 皆さんがやって来てから、毎日忙しいけど楽しくてすぐに1日が過ぎる。
父たちは、[パチンパチン]ってスゴい!場所移動も楽チンだから仕事にもちゃんと行ってる。

ぼくは、キッチンへ!
今日のご飯はレンとユーハが担当なんだ!
この2人は、料理上手!胃袋掴めるタイプ。
「マジか!?ガッハッハッー」って豪快に笑ってるのはユーハ。
豪快だけど、料理は繊細な味。このギャップが堪らん!ギャップ萌えだね…うん。

「ご飯、なぁーに?」

「肉!」

ね?豪快でしょ…。
ずっと唐揚げが食べたいんだけど、料理をすることはまだ許可がおりなくて無理なんだよね。でも、お手伝いしたいからキッチンに毎日来てる。

「ポルン?何食べたい?」

ってレンが聞いてくれたから

「からあげ」

「どうやって作るの?」

「えーっと…」
って説明しようと思ったら声が聞こえてきた。
『ぽーちゃん!”からあげ”ってなに?食べたい!!』

「美味しいよ!でも、ぼくお料理できないから…説明できたらレンが作ってくれるかも知れないけど…」

『指パチンだよ!やりたいことを願いながらパチン!したらできるよ?大人みたいに!』

「そうなの?[パチン☆]だね。」

『うん!それ、子供はまだできないんだよ。ぽーちゃんの力ね。チート?ってやつ!』

「シルバちゃん教えてくれてありがとうー」

『ぽーからあげ…。』

「うんうん。アクアちゃんのからあげね!」

ん?呼ばれてる?レン?

「ポルン?おーい!ポルン眠かった?起きてる?大丈夫?」
ってレンが抱っこしてくれてた!
寝落ちしながら、シルバちゃんとアクアちゃんと話してた?夢かな?

「ん?レンありがとう?ユーハありがとう!」

「ポルン急に眠るからさ…」

びっくりしたユーハの声でクランもノエルもやってきた。

1番ぼくがびっくりしてるんだけどね!

「ポルンどうした?」

「ノエル大丈夫!」って笑うと…

あ……ノエル戻ってきて?

「ポルン!!何があった?俺にお話できる?」

「うん!夢の中でシルバちゃんが指[パチン☆]したらお料理できるようになるって言ってた。アクアちゃんもお願いしながら[パチン☆]するようにって言ってた。からあげ食べたいからって!」

「ねぇ……シルバちゃんって?」

レンが聞いてきた。

「んー?クランの温室にいつもいるよ。すっごい綺麗で。優しいし、色んなこと教えてくれて、今もぽーちゃんは時渡りだから[パチン☆]したら子供でもいろいろできるようになるよーって教えてくれた!」

「シルバちゃんってさ……シルバァヌスさま…のことかな?まさか…ね」

「そんな名前だったかな?レン知ってたんだ!」

ってニッコリ笑ってるぼくをみんなが見て……

「「「「ポ…ポ…ポルンー!!!!!」」」」

どうした?みんな?えっ?
ぼく…ダメだった??
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