350 / 446
349、行ってみたい!
しおりを挟む何とか熱を出すこと無く、ギリギリ綱渡りかもしれませんが、何とか保育園へと通えているチュー助に助けられているウサギです。
夜中に咳は出ますけど、今のところ何とか熱は上がらずに済んでいます。
それに、日中は咳がほとんど出ていませんし、チュー助自身も元気一杯です。
私もクマ太郎もお仕事が立て込んでいますので、チュー助の免疫力には本当に助けられています。
最も、もしもチュー助が熱が出たり、咳が酷くなったら、上司に頼み込んでお休みの相談をさせて貰うつもりです。
ただ、子どもを大切にしたい気持ちと、職場へと迷惑を掛けたくない気持ちの両方が有るので難しい問題だと思います。
社会人と母親という立場……。
2つの立場を諦めること無く、どちらも両立をさせるって本当に難しいなぁと思う私です。
犬助が保育園から貰ってきた1枚のチラシが切っ掛けでした。
保育園の英会話クラスに来園されている英語の先生が、自分の英会話教室で春の無料体験キャンペーンをされるそうです。
所謂ECCジュニアというやつですね……。
個人的に言いますと月謝も高いし、入会金に教材費も合わせると家計への影響がダイレクトアタックの瀕死状態になる気がしています。
ただ、嬉しそうに行きたい!とはしゃぐ犬助の気持ちを考えますと、無料体験レッスンだけでも行ってみようかと思いました。
クマ太郎も同じように思ってくれたので、早速英語の先生に連絡を取ってみることに。
問題なく無料体験レッスンへの予約が完了致しました。
しかし、英語の先生へ電話をする前から私の中には一つの懸念が有りました。
それは以前書きましたが、犬助が保育園の英会話教室においてご褒美シールに関して大泣きしてご迷惑をおかけした件です。
担任の先生より他の子の迷惑になる的なことをオブラートに包んで苦言を呈されました。
保育園の担任の先生がグズるのは困る的な雰囲気でしたから、余程大きな声で泣いてしまったんだろうなぁ……と。
そのため、先日のシールの一件に関して謝罪し、他の無料体験レッスンに来るお子さん達のご迷惑になるなら断って頂いても……と伝えました。
他の子の手前、断られるよなぁ……と思っていた私の予想は杞憂に終わりました。
英語の先生は笑って5歳の子どもがグズるのはしょうがないですよ、と。
犬助君は保育園の英会話教室でも元気一杯に答えてくれて、英語も大好きみたいで、私も犬助君が大好きですよと言ってくれました。
英語の先生の言葉に心底ホッとしました。
先生といえど商売でもありますから建前かもしれません。
しかし、英語の先生にもお孫さんがいるから幼い子どものグズるという感情はわかります。
犬助君も少しずつでもグズることが少なくなるといいね、と見守っていましたと言ってくださいました。
そんな風に思って頂けて、犬助は幸せ者だと思う私。
……ただですね……その後に教えて頂いたのですが、先日のシールの一件。
私は担任の先生から犬助がご褒美シールの中で大きなシールが欲しいと我儘を言ったと説明を受けました。
しかし、英語の先生が言うには大きな声で元気に質問の答えを言ってくれたけど、正解ではなかったのでシールをあげられなかった、と。
……あれれ~……全然、話しが違うじゃん……。
そんな気持ちが頭をもたげましたが、英語の先生には謝罪とお礼だけで留め、電話を切ったあとに遠い目をしてしまいました。
ぶっちゃけ担任の先生から私が聞いていた話とかすりもしていない、という。
この数週間……グズって大変だという犬助のことで頭を悩ませていた私。
何だか悲しい気持ちと遣る瀬無い気持ちになりましたが、一旦は気持ちを切り替えて無料体験レッスンを楽しみたいと思います。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる