[完結]妹が些細な事で欲情するから困る

深山ナオ

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1-5「お兄ちゃんのも、一緒に……ね?」

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 ベッドに寝転がっている久瑠葉くるはが、自らのスカートをそっとたくし上げる。
 白い柔肌と紺色ニーソとの境界が露わになり――愛液でびしょびしょになってしまっている水色の縞パンが丸見えになった。

「……お前、すごい濡れてるな」
「もうっ! 言わないで、お兄ちゃんっ……」

 久瑠葉が涙目で訴えかけてくる。
 妹とは言え、耳まで真っ赤になった女の子を虐めすぎるのは趣味がよろしくない。
 さっさと先の段階に進むとしよう。

「脱がすぞ、久瑠葉」

 久瑠葉のパンツに指をかける。
 触れた瞬間、久瑠葉に体がびくんと跳ねた。
 再び久瑠葉の表情を窺う。
 相変わらず、真っ赤な顔をした、涙目の久瑠葉と目が合った。
 それでも、久瑠葉は柔らかく微笑んで、口を開いた。
 
「大丈夫だよ、お兄ちゃん。脱がせて……」

 久瑠葉の言葉にごくりと息を飲み――ゆっくりと久瑠葉のパンツを下ろす。
 久瑠葉のそれは、先の絶頂のために、すっかり濡れている。
 手に力を入れて、久瑠葉の足をそっと開かせる。
 雨に濡れた花びらのような秘部からは、女の子の香りが漂っており、おれの頭をくらくらさせる。

「……あんまり見ないで」
「すまん……でも、久瑠葉のここ、魅力的だ……」
「もう……お兄ちゃんったら……ひゃうっ」

 久瑠葉が話している途中で、おれは花弁に口をつけた。あふれ出てきた蜜が口内に流れ込んでくる。

「ひゃっ……お、お兄ちゃん……ま、まだ……だめっ」

 久瑠葉の言葉に、おれは一旦口を離す。

「お兄ちゃんのも、一緒に……ね?」
「いや……おれのは別に、しなくていいよ」
「だめ、お兄ちゃんも一緒にするの」

 久瑠葉が頬を膨らませる。

「まあ、お前がしたいんだったら……」
「やった」

 久瑠葉が体を起こし、ベッドのふちまで移動して腰掛ける。
 そして、おれの制服のベルトに手をかけ……久瑠葉の動きが止まった。

「どうした、久瑠葉?」
「お、お兄ちゃん……勃起してる?」
 
 そう指摘する久瑠葉の視線は、一点――ズボンの膨らみに注がれている。
 なるほど。
 勃起してるのに気付いて手が止まったのか。
 
「そりゃ、お前の局部を間近で見たんだ。勃起くらいするだろ……」
「……の見て、……してくれるんだ……」
 久瑠葉がもじもじしながら、ぼそぼそと何かを言ったが、上手く聞き取れなかった。
「何か言ったか?」
「ううん、なんでもない」
 ぶんぶんと首を横に振る久瑠葉。ツインテールもそれに連動して揺れる。
「そっかそっか。そうだよね、女の子のを見たら、勃っちゃうよねっ、そうだよねーっ」

 久瑠葉は心なしか嬉しそうにして、再び手を動かし始めた。
 慣れない手つきでガチャガチャと外す。
 その必死さが何だか可愛らしくて……。
 おれは久瑠葉の髪を撫でた。
 ツインテールを揺らして、久瑠葉が顔をあげた。
 
「ありがと、お兄ちゃん、えへへっ」

 にこっとおれに笑みを投げかけ、またベルトに視線を落とした。
 そして、ベルトが外れ――ズボンがすっと下ろされる。
 それから、久瑠葉はおれのパンツをゆっくりと下げた。

「おち〇ちん、ほんとにおっきくなってる……」

 とろけるような表情で、凝視する久瑠葉。

「あんまり、見るなよ……恥ずかしいだろ」
「ごめん……でも、お兄ちゃんの、その……立派だよ……ちゅっ」

 突然、先端から電撃が走った――久瑠葉がおれの先端についばむようなキスをしたのだ。
 驚くおれに、久瑠葉が悪戯っぽく笑って見せる。

「えへへっ、それじゃあ、しよっか。お兄ちゃん、横になって」
「……こうか?」

 久瑠葉のベッドに仰向けになる。すると久瑠葉がおれにまたがってきた。
 久瑠葉の秘部がおれの眼前に、おれのイチモツが久瑠葉の眼前に晒されている――いわゆる、シックスナインの体位だ。

「……なんだか、すごい姿勢だね」
「そうだな。お前、ア〇ルまで丸見えだぞ」
「お兄ちゃんっ! 恥ずかしいんだから、そういうこと言わないで!」
「恥ずかしい姿勢をわざわざ選ぶなんて、久瑠葉は淫乱だなぁ」
「違うもんっ! この姿勢なら、同時にできるでしょっ! ほら、始めよっ」

 その言葉と同時に、俺の先端に湿った温もりが触れた。久瑠葉が舌を使って舐め始めたようだ。

「れろっ……れるっ……」

 優しい刺激が先端から背筋を通って脳まで駆け抜けていく。おれも久瑠葉を気持ちよくしなければと、舌で久瑠葉の花弁をつつく。

「ひゃうっ、んっ、んっ……お兄ちゃんが、あたしの、舐めてる……んっ、れるっ……れろっ……ちゅっ……」

 おれの舌に敏感に反応しながらも、久瑠葉はぎこちない舌遣いで一所懸命におれのを舐めていく。
 おれも負けじと久瑠葉の割れ目に沿って舌を這わせる。

「あっ、ひゃうっ……んっ、んっ、んっ……」

 久瑠葉の秘部から溢れる蜜は留まることを知らず、舐めとった分以上に滴り落ちてくる。
 だからおれは、吸ったり、啜るようにしたりして、久瑠葉の花弁を愛撫していく。

「んっ、あっ、ああっ……お兄ちゃんが、久瑠葉のお汁、啜ってる……いっぱい啜ってるよぉ。あっ、んっ、んっ……ちゅっ、ちゅうう……」

 久瑠葉が、おれの竿を吸うように口に含んだ。
 視界が明滅するほどの刺激に、おれは一瞬舌を止める。

「ちゅっ、ぢゅるるっ……すぅ……どう……お兄ちゃん、気持ちいい?」
「ああ……」
「じゃあ、もっとしてあげるね。ちゅっ、ちゅるるっ、ちゅうう……」

 久瑠葉の口内の温かさと、ぎこちないながらに熱烈な刺激が竿から全身へと駆け抜けていく。
 おれも愛撫を再開する。
 久瑠葉の局部を手でグイッと押し広げ、そこに舌を差し入れながら、久瑠葉の蜜を味わっていく」
「んっ、ぢゅっ、ぢゅるるっ……ぷはぁ……お、おにいちゃん……しゅごいっ……しゅごいよぅ……あ、あたし、そろそろ……イっちゃいそう……」
「お、おれも、そろそろ……」
「い、一緒に……一緒に、イこっ……お兄ちゃん、んっ……お兄ちゃん……ちゅっ、ぢゅっ……ぢゅるるっ……」
 ラストスパートをかけようと、久瑠葉が必死におれの竿にしゃぶりついてくる。
 おれもラストスパートをかけるために、久瑠葉のクリ〇リスを摘まみながら舌での愛撫を続ける。

「んっ、ちゅっ、ちゅるるっ……ぢゅっ、ぢゅっ、ぢゅるるっ……――んんーーーーーっ!」

 おれが白濁を吐き出すのと同時に、久瑠葉の全身がびくびくと震える。
 秘部から滴り落ちる蜜は、その量と粘度を増していた。

「んーーっ……ごくっ、ごくっ、こくっ……」
「くっ、久瑠葉……」
「ぷはあっ……飲んじゃった、お兄ちゃんのせーえき……」
「無理するなよ……」
「むりなんかしてないよ……お兄ちゃんのだもん」
「そうか……」
「そうだよ……」
 それよりも……と久瑠葉はゆっくりと体を起こし、おれに並ぶようにして横たわる。
 視線を横にずらすと、すぐそばに久瑠葉の顔がある。
 特別な行為の後の久瑠葉の顔は、普段よりも大人びて見える。
 おれの腕に抱き着くようにして、久瑠葉は再び口を開いた。
「あたしのわがまま聞いてくれてありがとねっ」
「……まあ、お前の兄ちゃんだからな」

 そう。俺と久瑠葉は兄妹だ。
 兄妹だから、お前の望みは出来る限り叶えてやりたいんだ――。

 しばらくして、すーすーと、久瑠葉の小さな寝息が聞こえてきた。
 それを聞いているうちに、俺も瞼が重くなってきて――。
 
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