136 / 181
百三十六話
しおりを挟む
最近異世界に召喚されたお兄さんは魔法使いの適正があったナイトである俺はそいつと一緒に旅をする
百三十六話
「どうしようか?」
「どうするもこうするもないだろ」
「そうだよね」
「どうにかして脱出しないと」
「でも、どうやって?」
「それは……」
その時……
「ん?」
ナイトは天井から滴り落ちている液体を見つける。
それを指で掬って舐めると……
(甘い?)
(なんだこれ?)
不思議に思っていると、勇者が言う。
「ねぇ。それ、なんだろう?」
「わからん」
「とりあえず舐めちゃったけど大丈夫かな?」
「知らね」
「うーん」
勇者は考えるが何も思い付かない。
一方その頃ナイトは考えていた。
(なんで甘く感じるんだ?それに、このネバネバは何だ?)
ナイトは疑問を抱く。
そして、その答えはすぐにわかった。
「そうか!」
「どうしたの?」
「思い出したんだよ」
「何を?」
「この世界に来た時に神様に言われたこと」
「なんて言ってたの?」
「確か『この世界の食べ物は全て美味しく感じられる』とかなんとか」
「へぇ」
「つまり、ここの食べ物を食べたら、それがどんな味であろうと、甘くなる」
「そうなの?」
「多分な」
「じゃあ、これを食べたらここから出られるかも!」
「そうだな」
二人は同時に触手を食べる。
ムシャムシャ……ゴクン……
「んー……」
「これは……」
二人は微妙な顔をする。
「まずいな……」
「うん……」
百三十六話完
百三十六話
「どうしようか?」
「どうするもこうするもないだろ」
「そうだよね」
「どうにかして脱出しないと」
「でも、どうやって?」
「それは……」
その時……
「ん?」
ナイトは天井から滴り落ちている液体を見つける。
それを指で掬って舐めると……
(甘い?)
(なんだこれ?)
不思議に思っていると、勇者が言う。
「ねぇ。それ、なんだろう?」
「わからん」
「とりあえず舐めちゃったけど大丈夫かな?」
「知らね」
「うーん」
勇者は考えるが何も思い付かない。
一方その頃ナイトは考えていた。
(なんで甘く感じるんだ?それに、このネバネバは何だ?)
ナイトは疑問を抱く。
そして、その答えはすぐにわかった。
「そうか!」
「どうしたの?」
「思い出したんだよ」
「何を?」
「この世界に来た時に神様に言われたこと」
「なんて言ってたの?」
「確か『この世界の食べ物は全て美味しく感じられる』とかなんとか」
「へぇ」
「つまり、ここの食べ物を食べたら、それがどんな味であろうと、甘くなる」
「そうなの?」
「多分な」
「じゃあ、これを食べたらここから出られるかも!」
「そうだな」
二人は同時に触手を食べる。
ムシャムシャ……ゴクン……
「んー……」
「これは……」
二人は微妙な顔をする。
「まずいな……」
「うん……」
百三十六話完
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
13
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる