最近異世界に召喚されたお兄さんは魔法使いの適正があったナイトである俺はそいつと一緒に旅をする

百七十六話

最近異世界に召喚されたお兄さんは魔法使いの適正があったナイトである俺はそいつと一緒に旅をする
百七十六話 カジノに到着した。早速ジャック達はカジノへと入った。すると……
「すごい……」
と勇者は呟く。それを聞いたジャックは……
「ん？どうした？」
と聞いてきた。それを聞いた勇者は……
「いや、こんな大きい場所に来る事なんて無かったからさ、それにお金いっぱいあって凄いなと思って」
と答えた。それを聞いたジャックは……
「なるほどな」
と答えた。ジャック達がいる場所は、フロアの中央にあるルーレットがあるテーブルの近くにいた。ちなみにこの世界では、ディーラーが賭けた金額によってボールを投げ入れて回転するホイールを回しながら、玉がどこに落ちるかを予想するゲームだった。それを見た勇者は……
「俺にも出来るかなぁ」
と言った。それを聞いたジャックは……
「やってみるか？」
と言った。それを聞いた勇者は……
「うん、やって見るよ」
と答えてコインを手に持ちディーラーに渡す。
「どの番号にするんだ？」
とジャックは質問した。それを聞いた勇者は少し悩んだ後に決めたのか答えた。
「7の3倍数でお願いします」
と答えた。それを聞いたジャックはチップを渡した。
ルーレットが始まる。ホイールは勢いよく回転し、やがて止まった。その色は赤。勇者は……
「残念、外れだね」
と言ってジャックは苦笑いをしていた。すると次の番が来た。勇者は再度同じ方法で挑んだ。今度は……
7を当てることに成功。だが次はジャックの番で1を当てた。勇者は……
「おぉ……ジャックすごいね」
と言った。ジャックはそれに応えようと……
「あ、あぁ」
と言った。その後もルーレットが続いた結果、ジャック達は一勝ずつしていた。
しばらくすると、ジャックはスロットマシーンを見つけた。そこにジャックは近づいて行くと……
「これやってみようぜ」
と誘ってきた。それを聞いて勇者は……「え？良いけど大丈夫？」
と言った。それを聞いたジャックは……
「大丈夫だって、見てなよ」
と自信満々そう言った。そしてジャックはメダルを購入した後マシンに向かうとレバーを引いた。そしてスロットが回る。そしてジャックはそのボタンを押して、図柄を揃える。
カチャリ！ジャックは続けてボタンを押す。しかし揃わない。そのままジャックは次のリールに移動してボタンを押すがそれでも揃わなかった。それを見た勇者は……
「やっぱり無理だよ」
と引き止めようとした。ジャックはそれを振り切ってボタンを操作すると最後の絵柄まで行った。そこでジャックは操作をして全てのメダルを投入した後……
ガシャコン！！ジャララララッ！！！という音を立ててジャックはボタンを操作し続ける。勇者は心配そうな表情を浮かべていた。その様子を見た他の客の視線も集まった。そして……
キィンッ！！！ジャララーーン！！という音が響いて画面はストップを表示した。そして大当たりの表示が出た。
「おっ！！」
ジャックは驚いて固まってしまう。そんな様子のジャックを見て勇者は呆れたような笑みを見せた。そして……
「おめでとう」
と祝福の言葉をかけたのであった。
その後ジャックは調子に乗りまくって更に数十分の間ずっと遊んでいた。
ジャック達は休憩のために一旦席を離れると、近くのベンチに座った。
「楽しかった～」
「それは良かったな」
と勇者が言うとジャックは応えるように返事をした。すると突然勇者が何かを思い出したかのように手をポンっと叩くとジャックにこう告げてきた。
「そうだ！ねえ、俺と戦ってくれない？」
それを聞いたジャックは……
「え？何言ってんだよ、戦う訳ないだろ」
と答えた。すると……
「いや、でもさ、今の俺は戦えるだけの力が付いてると思えないしさ、せめて、ね」
それと戦ってくれたらあとで部屋でエッチしよう
それを聞いたナイトは
「俺も混ざるぞそれ！」
「ん？構わないよ？」
「ん？構わないよ？」
と答えた。それを聞いたナイトは……
「よしっ！じゃあ今から行こうぜ！」と言った。それを聞いた勇者は……
「え？ちょ……ちょっと待ってよ」
と言い、二人に置いて行かれないように追いかけていった。
百七十六話完