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アベル先生
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「そういえばキャリーさん。この前の休日、ロザリア嬢に襲われていたいけど、大丈夫だった?」
「はい! 賢者様達がロザリア様を倒してくれたので、何ともなかったです。カイル殿下達も大丈夫でしたか?」
「僕もアンサムも、あの後 彼女から逃げ切れたから、大丈夫だったよ。」
──午後の生徒会室。
室内には、いつもの生徒会メンバーに加えて、部外者であるはずのブーケやキャリー、カイル殿下までもがいた。
キャリーとカイル殿下は、珍しく二人で楽しそうに会話している。
この前、ロザリアが悪魔憑きになったとき、二人はたまたま遭遇していたらしい。
...この前の休みといえば、カフェでレディーナとお茶をしていた時に、カイル殿下達と偶然会った日だ。
あの日のカイル殿下とアンサム様のおかげで、ウイン様とまた話せるようになった。
いつかお二人に、フィーネの姿でお礼を言いたい。
「この前の休みって、確か悪魔祓い講習の時だよな? キャリーは講習を受けていたからロザリアに襲われたのは分かるけど、カイル達も襲われたのか?」
「はい。学校に悪魔憑きが出たと聞いて、またアベル兄上がロザリア嬢に襲われているんじゃないかと思い、学校へ駆けつけました。」
「お前なぁ、あんま無茶すんなよ? センセーが心配っつっても、悪魔憑き相手に何もできないだろ? ヒトの心配する暇があったら、さっさと逃げろよ。」
ジャズ先輩の言う通りだわ。
ロザリアはカイル殿下が好きとはいえ、悪魔憑きになった彼女にわざわざ近づくのは無謀よ。
「あはは...すみません。」
殿下は呑気に笑っているけど、本当に分かっているのかしら?
「カイル殿下。悪魔憑きから人々を守るのは賢者様の仕事ですよ? 殿下が悪魔憑きに近づいたら、賢者様達の足を引っ張ることになります。」
「は、はい...」
しまった。強く言い過ぎたかしら?
私が諫めると、殿下は意気消沈とした。
生徒会にいるみんなが優しいから忘れていたけど、私は見た目で誤解を受けやすいのだった。
もっと優しく言うべきだったわね。
あぁ、また陰で悪役令嬢だと言われてしまいそうね。
「ジュリー嬢の言う通りですよ。アベル殿下は無駄にしぶといのですから、あの人を助けに行く必要はありません。あの人を助けるだけ時間の無駄です。」
アンサム様、流石にそこまでは言っていません!
「アンサム卿の言う通りだ。カイル、兄上は助けに行くだけ無駄なんだから、賢者様の邪魔になることはするなよ? 兄上はすぐ近くに自分を狙う悪魔憑きが現れても、逃げ切れるくらい強いんだから。心配するだけ損だよ。」
意外なところでアンサム様とユミル殿下の意見が一致した!
二人の意見が合うなんて珍しい。
そりが合わない二人なのかと思っていたけれど、案外似たもの同士なのかもしれないわね。
「『心配するだけ損』って、冷たい奴だなぁ~。健気なカイルくんを見習ってくれよな。」
すると突然、生徒会室の扉が開く音とともに、おどけた声が聞こえてきた。
この声は、もしかして。
扉の方を見ると、そこにはヘラヘラと笑うアベル殿下がいた。
アメジストのように綺麗な紫色の髪と瞳に、細身で長身のアベル殿下は、異母兄弟とはいえユミル殿下達とは似ていない。
タレ目でいつもヘラヘラとしているからか、親しみやすく、それ故に民からも慕われている。
見た目で怖がられる私とは大違いだ。
「兄上、事実ではありませんか。なにせ賢者様や聖女様でもないのに魔法が使えるのですから。むしろ兄上は賢者様と一緒に悪魔憑きと戦われた方が良いのではないでしょうか?」
「俺も、ユミル殿下と同意見です。」
『魔法が使える』というのはアベル殿下が数千年に一人の天才と謳われる理由の一つだ。
聖女様と国王陛下の間に生まれた兄弟姉妹の中でも、魔法が使えるのはアベル殿下ただ一人だ。
その他にも、誰にも教わっていないのにレイムリアル帝国の言葉や礼儀作法を完璧に理解していたり、悪魔憑きが現れるのを予期して数々の悪魔憑き対策案を実施したりと、とにかく凄い。
いつもの軽薄そうな態度からは想像できない程、才能に恵まれている。
「賢者どもと一緒に戦う? この俺が? 勘弁してくれ。ただでさえ学校の教師やら生徒会顧問やら色々押し付けられているのに、これ以上の厄介ごとはごめんだ。俺は一生、怠惰に遊んで暮らしたいの!」
あぁ。せっかく才能に恵まれているのに、今のアベル殿下では宝の持ち腐れね。
国王陛下がアベル殿下に色々させようとする気持ち、十分に理解できるわ。
殿下の才能は、怠惰に遊んで暮らすには勿体なさすぎる。
「ところでアベル兄上。今日は一体、何の用ですか? 生徒会メンバーでない僕がここに呼ばれるなんて、何かあったのでしょうか?」
カイル殿下はアベル殿下に呼ばれて来ていたの?
てっきり、いつものように自習しに来たのかと思っていたわ。
「そうそう! 実はカイルと生徒会メンバーに頼みがあってさ。」
「頼み、ですか?」
「今度の悪魔祓い講習で、お前らには模範生として講習に付き合って欲しいんだ。ちょうど生徒会のメンバーは一回も悪魔憑きにされたことがないだろ? だからお手本を見せてくれよ。頼む!」
「お手本、と言われましても。私達はたまたま悪魔憑きになったことがないだけですので、何も教えられることはありません。」
「それにお手本であれば、生徒会メンバーだけでも良いのではないでしょうか? 僕が参加する必要はありますか?」
「それが大アリなんだよなぁ。むしろ、お前とユミルは絶対に来て欲しい。俺の命のためにも。」
アベル殿下の命のため?
「もしかして、ロザリア様をユミル殿下達になんとかしてもらうつもりですか?」
「キャリーちゃん、大正解! 察しがいいね!」
なるほど。
ロザリアはアベル殿下を嫌っているけれど、ユミル殿下達は慕っているものね。
「だったら、カイルがロザリア嬢と結婚すれば問題は解決するんじゃないかな? 彼女、カイルのことが好きだろ? カイルが彼女と結ばれれば、彼女が怒る機会も減るんじゃないか?」
「すみません、僕は遠慮します。彼女はユミル兄上を慕っているし、兄上が結婚されてはいかがでしょうか?」
「僕も遠慮しておくよ。」
優しいお二方ですらロザリアを押し付け合うだなんて。
彼女がこの会話を聞いたら、絶対に悪魔憑きになっていたでしょうね。
「...お前ら、その会話をロザリアの前で絶対するなよ?」
アベル殿下は苦々しい表情で、額に手を当てた。
「それはともかく、今度の悪魔祓い講習の件は学園長に話を通しているから。お前ら、サボるなよ?」
「えっ、決定事項ですか?」
「あぁ、勿論だ! なんなら今後、悪魔祓い講習は生徒会主導でやるよう、話をつけているから。」
「あっ! センセー、さりげなく俺らに面倒ごとを押しつけるつもりだな! 汚ねぇぞ! 職権濫用だ!」
「ふははは! なんとでも言うがいいさ! 恨むなら面倒ごとを俺に押しつけた国王陛下を恨むがいい!」
あぁ。こういう面倒くさがりなところがなければ、王太子になってもおかしくないのに。
だけど学園長に話が通っているのであれば、参加せざるを得ないわね。
こうして私たち生徒会メンバーは、悪魔祓い講習に参加することになった。
「はい! 賢者様達がロザリア様を倒してくれたので、何ともなかったです。カイル殿下達も大丈夫でしたか?」
「僕もアンサムも、あの後 彼女から逃げ切れたから、大丈夫だったよ。」
──午後の生徒会室。
室内には、いつもの生徒会メンバーに加えて、部外者であるはずのブーケやキャリー、カイル殿下までもがいた。
キャリーとカイル殿下は、珍しく二人で楽しそうに会話している。
この前、ロザリアが悪魔憑きになったとき、二人はたまたま遭遇していたらしい。
...この前の休みといえば、カフェでレディーナとお茶をしていた時に、カイル殿下達と偶然会った日だ。
あの日のカイル殿下とアンサム様のおかげで、ウイン様とまた話せるようになった。
いつかお二人に、フィーネの姿でお礼を言いたい。
「この前の休みって、確か悪魔祓い講習の時だよな? キャリーは講習を受けていたからロザリアに襲われたのは分かるけど、カイル達も襲われたのか?」
「はい。学校に悪魔憑きが出たと聞いて、またアベル兄上がロザリア嬢に襲われているんじゃないかと思い、学校へ駆けつけました。」
「お前なぁ、あんま無茶すんなよ? センセーが心配っつっても、悪魔憑き相手に何もできないだろ? ヒトの心配する暇があったら、さっさと逃げろよ。」
ジャズ先輩の言う通りだわ。
ロザリアはカイル殿下が好きとはいえ、悪魔憑きになった彼女にわざわざ近づくのは無謀よ。
「あはは...すみません。」
殿下は呑気に笑っているけど、本当に分かっているのかしら?
「カイル殿下。悪魔憑きから人々を守るのは賢者様の仕事ですよ? 殿下が悪魔憑きに近づいたら、賢者様達の足を引っ張ることになります。」
「は、はい...」
しまった。強く言い過ぎたかしら?
私が諫めると、殿下は意気消沈とした。
生徒会にいるみんなが優しいから忘れていたけど、私は見た目で誤解を受けやすいのだった。
もっと優しく言うべきだったわね。
あぁ、また陰で悪役令嬢だと言われてしまいそうね。
「ジュリー嬢の言う通りですよ。アベル殿下は無駄にしぶといのですから、あの人を助けに行く必要はありません。あの人を助けるだけ時間の無駄です。」
アンサム様、流石にそこまでは言っていません!
「アンサム卿の言う通りだ。カイル、兄上は助けに行くだけ無駄なんだから、賢者様の邪魔になることはするなよ? 兄上はすぐ近くに自分を狙う悪魔憑きが現れても、逃げ切れるくらい強いんだから。心配するだけ損だよ。」
意外なところでアンサム様とユミル殿下の意見が一致した!
二人の意見が合うなんて珍しい。
そりが合わない二人なのかと思っていたけれど、案外似たもの同士なのかもしれないわね。
「『心配するだけ損』って、冷たい奴だなぁ~。健気なカイルくんを見習ってくれよな。」
すると突然、生徒会室の扉が開く音とともに、おどけた声が聞こえてきた。
この声は、もしかして。
扉の方を見ると、そこにはヘラヘラと笑うアベル殿下がいた。
アメジストのように綺麗な紫色の髪と瞳に、細身で長身のアベル殿下は、異母兄弟とはいえユミル殿下達とは似ていない。
タレ目でいつもヘラヘラとしているからか、親しみやすく、それ故に民からも慕われている。
見た目で怖がられる私とは大違いだ。
「兄上、事実ではありませんか。なにせ賢者様や聖女様でもないのに魔法が使えるのですから。むしろ兄上は賢者様と一緒に悪魔憑きと戦われた方が良いのではないでしょうか?」
「俺も、ユミル殿下と同意見です。」
『魔法が使える』というのはアベル殿下が数千年に一人の天才と謳われる理由の一つだ。
聖女様と国王陛下の間に生まれた兄弟姉妹の中でも、魔法が使えるのはアベル殿下ただ一人だ。
その他にも、誰にも教わっていないのにレイムリアル帝国の言葉や礼儀作法を完璧に理解していたり、悪魔憑きが現れるのを予期して数々の悪魔憑き対策案を実施したりと、とにかく凄い。
いつもの軽薄そうな態度からは想像できない程、才能に恵まれている。
「賢者どもと一緒に戦う? この俺が? 勘弁してくれ。ただでさえ学校の教師やら生徒会顧問やら色々押し付けられているのに、これ以上の厄介ごとはごめんだ。俺は一生、怠惰に遊んで暮らしたいの!」
あぁ。せっかく才能に恵まれているのに、今のアベル殿下では宝の持ち腐れね。
国王陛下がアベル殿下に色々させようとする気持ち、十分に理解できるわ。
殿下の才能は、怠惰に遊んで暮らすには勿体なさすぎる。
「ところでアベル兄上。今日は一体、何の用ですか? 生徒会メンバーでない僕がここに呼ばれるなんて、何かあったのでしょうか?」
カイル殿下はアベル殿下に呼ばれて来ていたの?
てっきり、いつものように自習しに来たのかと思っていたわ。
「そうそう! 実はカイルと生徒会メンバーに頼みがあってさ。」
「頼み、ですか?」
「今度の悪魔祓い講習で、お前らには模範生として講習に付き合って欲しいんだ。ちょうど生徒会のメンバーは一回も悪魔憑きにされたことがないだろ? だからお手本を見せてくれよ。頼む!」
「お手本、と言われましても。私達はたまたま悪魔憑きになったことがないだけですので、何も教えられることはありません。」
「それにお手本であれば、生徒会メンバーだけでも良いのではないでしょうか? 僕が参加する必要はありますか?」
「それが大アリなんだよなぁ。むしろ、お前とユミルは絶対に来て欲しい。俺の命のためにも。」
アベル殿下の命のため?
「もしかして、ロザリア様をユミル殿下達になんとかしてもらうつもりですか?」
「キャリーちゃん、大正解! 察しがいいね!」
なるほど。
ロザリアはアベル殿下を嫌っているけれど、ユミル殿下達は慕っているものね。
「だったら、カイルがロザリア嬢と結婚すれば問題は解決するんじゃないかな? 彼女、カイルのことが好きだろ? カイルが彼女と結ばれれば、彼女が怒る機会も減るんじゃないか?」
「すみません、僕は遠慮します。彼女はユミル兄上を慕っているし、兄上が結婚されてはいかがでしょうか?」
「僕も遠慮しておくよ。」
優しいお二方ですらロザリアを押し付け合うだなんて。
彼女がこの会話を聞いたら、絶対に悪魔憑きになっていたでしょうね。
「...お前ら、その会話をロザリアの前で絶対するなよ?」
アベル殿下は苦々しい表情で、額に手を当てた。
「それはともかく、今度の悪魔祓い講習の件は学園長に話を通しているから。お前ら、サボるなよ?」
「えっ、決定事項ですか?」
「あぁ、勿論だ! なんなら今後、悪魔祓い講習は生徒会主導でやるよう、話をつけているから。」
「あっ! センセー、さりげなく俺らに面倒ごとを押しつけるつもりだな! 汚ねぇぞ! 職権濫用だ!」
「ふははは! なんとでも言うがいいさ! 恨むなら面倒ごとを俺に押しつけた国王陛下を恨むがいい!」
あぁ。こういう面倒くさがりなところがなければ、王太子になってもおかしくないのに。
だけど学園長に話が通っているのであれば、参加せざるを得ないわね。
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