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第四章 お飾りの王太子妃、郷愁の地にて
6 和解
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遊戯室を出て、少し歩くと私は無意識にため息をついていた。呪いという言葉は私を重い気分にした。神殿で一度偽りの愛を誓って結婚式を挙げた私の胸にはずっと罪悪感があったのだ。その罪悪感を刺激されるようで胸が痛んだ。すると隣を歩いていたアドラーが、少し固い声で言った。
「私は、例え神から傲慢だと言われても、ありとあらゆるものからクローディア様を守りたいと思っています」
私は立ち止まってアドラーを見上げた。アドラーは私を狙う刺客などからだけではなく、呪いからも守りたいと言ってくれているのだと気付いて胸が熱くなった。
「アドラー、ありがとう、本当にありがとう」
私はアドラーを見ていた。すると今度はリリアが、真剣な顔で言った。
「クローディア様。ある地域では『呪いとは人の口から生まれるもの』だと言われているそうです。現在、ブラッド様たちが実態を調査中ですので、ご帰還を待ちましょう」
ジーニアスの言葉にリリアが眉を下げながら言った。私は二人の心遣いが嬉しくて涙が出そうになった。
「そうね……ブラッドたちを待ちましょう」
少しだけ気分が浮上して、笑顔を見せるとみんながほっとした顔をした。その顔を見てまた嬉しくなった。そして再び歩き始めた時、後ろから大きな声が聞こえた。
「ディア!!」
振り向くと、サフィールが息を切らせてやってきた。
「サフィール様……」
私は思わず身構えてしまった。相変わらず一点の濁りもない瞳で、見つめられて思わず怯んでしまいそうになるが、私はそれを悟られないように答えた。サフィールは私のすぐ近くまで来ると、必死な様子で言った。
「ディア……先ほどは無神経なことを言った。すまなかった」
「サフィール様……」
当然の謝罪に私が驚いていると、大きな声が聞こえた。
「閣下、言えたじゃないですか~~いや、本当に見事です」
ディノは嬉しそうに涙をハンカチで拭きながら言った。
「いや~~閣下は昔は本当に表現力が幼児で、本当は綺麗な花をプレゼントしたかったのに、照れて折角用意した花を地面に投げつけてみたり、本当は『一緒に遊ぼう』と言いたいのに、なかなか言えなくて睨みつけながら通せんぼしてみたり……閣下、こういう場合は、こうやって言って差し下げればよかったのですよ」
ディノの言葉にサフィールが眉を寄せながら「何?」と言うと、ディノは私の近くまで歩いて来ると真剣な顔で言った。
「クローディア様。こう見えて、サフィール閣下は、クローディア様に会いたい一心で、少し周りが引くほど勉学に励まれ、同じ理由で、寝る間を惜しんで大公閣下の補佐として外交に携わり、ダラパイス国最年少で、陛下と大公閣下から外交の全てを任され、さらに諸外国との外交の手腕を認められ、我がダラパイス国内では、かなりの影響力があります」
どうやらサフィールは想像以上に切れ者のようだった。
「……凄いわ」
「ええ、そうなのです。さらに申し上げれば、まだ学生だったサフィール閣下のご尽力で、イゼレル侯爵家はハイマ王家から独自に貿易を許可され、今や、ハイマ国内でも有数の資産家です。全てはクローディア様を幸福に導くため。今後ともそのお手伝いをさせて頂きたく存じます」
ハイマは、ずっと自国の産業を守るために貿易は条件付きで積極的には行っていなかった。ダラパイス国との貿易独占は、王家や他の領は、交通網の整備費や、交通費など一切の負担をしない代わりに、イゼレル侯爵家が国内で初めて、無制限に独自にダラパイス国との貿易を独占することを許されたのだ。
「え? サフィール様が、我が領の貿易独占に関わっていたのですか?」
私が唖然としながらサフィールを見ると、彼は私を睨むように言った。
「ディアは、我が国のガラス細工が好きだっただろ? それを自由にディアに手にして欲しかったからな。ガラス細工は繊細で輸送は難しい。貿易制限を全て外して、職人を派遣した方が効率がいいからな」
イゼレル侯爵家では近年、ガラス細工を特産にしようというほど、優秀な職人がダラパイス国から派遣されて、惜しみない技術協力をしてくれたのだ。
それが、全て私のため? 私がガラス細工が好きだった? たったそれだけのことでイゼレル侯爵家の貿易に手を貸してくれたの?
私はあまりにも途方のない話に呆然としてしまった。
そして、まだ結婚する前に、フィルガルド殿下と結婚式で引き出物の話になった時のことを思い出した。
私たちの結婚式の時、フィルガルド殿下の提案で、ガラス細工が候補に上がった。宣伝にもなるし、費用面を考えてもガラス細工の方がイゼレル侯爵家にとってはいいのに、なぜか兄も父も金細工にしたいと言った。兄がやたらと理由をつけて、『引き出物は金細工にした方がいい』と言っていたので、最終的には金細工になった。引き出物の費用は、イゼレル侯爵家持ちにも関わらずだ。
私としては特に気にも留めなかったが、サフィールが私が喜ぶために多くのガラス職人を派遣してくれたのに、それが偽りの結婚の引き出物になるのは、事情を知っている父も兄も心が痛んだのだろう。
おかげで、私はガラス細工は純粋に楽しめるが、金細工を見ると少しだけ結婚式を思い出して心が痛む。
だが……そんな前から、私のことを気にかけてくれている人がいたのかと思うと、嬉しくなった。
クローディアの世界にはフィルガルド殿下しかいなかったので、彼以外は存在さえもしていなかった。
不思議だった。ずっと存在はしていたはずなのに……自分が知らなければ存在しないなんて。
私は、ディノから視線をサフィールに向けると、心からの言葉を口にした。
「ありがとうございます、サフィール様。では何かあったら、よろしくお願いします」
先程までの暗く荒んだ気持ちが晴れたように思えた。するとサフィールが顔だけではなく、首まで赤くしながら片手を首の後ろに置きながら答えた。
「ディア……私はあなたを助けたい……力になりたい……頼ってくれ」
サフィールの言葉を聞いたディノが、私の手を取って片目を閉じた後に、手の甲にキスをした。
「私にも遠慮なく頼って下さいね、ディア様」
サフィールは言葉を失って「キスした……あいつ……やっぱり表に出ろ~~~!!」と叫んでいたが、私は笑顔になっていた。
「私は、例え神から傲慢だと言われても、ありとあらゆるものからクローディア様を守りたいと思っています」
私は立ち止まってアドラーを見上げた。アドラーは私を狙う刺客などからだけではなく、呪いからも守りたいと言ってくれているのだと気付いて胸が熱くなった。
「アドラー、ありがとう、本当にありがとう」
私はアドラーを見ていた。すると今度はリリアが、真剣な顔で言った。
「クローディア様。ある地域では『呪いとは人の口から生まれるもの』だと言われているそうです。現在、ブラッド様たちが実態を調査中ですので、ご帰還を待ちましょう」
ジーニアスの言葉にリリアが眉を下げながら言った。私は二人の心遣いが嬉しくて涙が出そうになった。
「そうね……ブラッドたちを待ちましょう」
少しだけ気分が浮上して、笑顔を見せるとみんながほっとした顔をした。その顔を見てまた嬉しくなった。そして再び歩き始めた時、後ろから大きな声が聞こえた。
「ディア!!」
振り向くと、サフィールが息を切らせてやってきた。
「サフィール様……」
私は思わず身構えてしまった。相変わらず一点の濁りもない瞳で、見つめられて思わず怯んでしまいそうになるが、私はそれを悟られないように答えた。サフィールは私のすぐ近くまで来ると、必死な様子で言った。
「ディア……先ほどは無神経なことを言った。すまなかった」
「サフィール様……」
当然の謝罪に私が驚いていると、大きな声が聞こえた。
「閣下、言えたじゃないですか~~いや、本当に見事です」
ディノは嬉しそうに涙をハンカチで拭きながら言った。
「いや~~閣下は昔は本当に表現力が幼児で、本当は綺麗な花をプレゼントしたかったのに、照れて折角用意した花を地面に投げつけてみたり、本当は『一緒に遊ぼう』と言いたいのに、なかなか言えなくて睨みつけながら通せんぼしてみたり……閣下、こういう場合は、こうやって言って差し下げればよかったのですよ」
ディノの言葉にサフィールが眉を寄せながら「何?」と言うと、ディノは私の近くまで歩いて来ると真剣な顔で言った。
「クローディア様。こう見えて、サフィール閣下は、クローディア様に会いたい一心で、少し周りが引くほど勉学に励まれ、同じ理由で、寝る間を惜しんで大公閣下の補佐として外交に携わり、ダラパイス国最年少で、陛下と大公閣下から外交の全てを任され、さらに諸外国との外交の手腕を認められ、我がダラパイス国内では、かなりの影響力があります」
どうやらサフィールは想像以上に切れ者のようだった。
「……凄いわ」
「ええ、そうなのです。さらに申し上げれば、まだ学生だったサフィール閣下のご尽力で、イゼレル侯爵家はハイマ王家から独自に貿易を許可され、今や、ハイマ国内でも有数の資産家です。全てはクローディア様を幸福に導くため。今後ともそのお手伝いをさせて頂きたく存じます」
ハイマは、ずっと自国の産業を守るために貿易は条件付きで積極的には行っていなかった。ダラパイス国との貿易独占は、王家や他の領は、交通網の整備費や、交通費など一切の負担をしない代わりに、イゼレル侯爵家が国内で初めて、無制限に独自にダラパイス国との貿易を独占することを許されたのだ。
「え? サフィール様が、我が領の貿易独占に関わっていたのですか?」
私が唖然としながらサフィールを見ると、彼は私を睨むように言った。
「ディアは、我が国のガラス細工が好きだっただろ? それを自由にディアに手にして欲しかったからな。ガラス細工は繊細で輸送は難しい。貿易制限を全て外して、職人を派遣した方が効率がいいからな」
イゼレル侯爵家では近年、ガラス細工を特産にしようというほど、優秀な職人がダラパイス国から派遣されて、惜しみない技術協力をしてくれたのだ。
それが、全て私のため? 私がガラス細工が好きだった? たったそれだけのことでイゼレル侯爵家の貿易に手を貸してくれたの?
私はあまりにも途方のない話に呆然としてしまった。
そして、まだ結婚する前に、フィルガルド殿下と結婚式で引き出物の話になった時のことを思い出した。
私たちの結婚式の時、フィルガルド殿下の提案で、ガラス細工が候補に上がった。宣伝にもなるし、費用面を考えてもガラス細工の方がイゼレル侯爵家にとってはいいのに、なぜか兄も父も金細工にしたいと言った。兄がやたらと理由をつけて、『引き出物は金細工にした方がいい』と言っていたので、最終的には金細工になった。引き出物の費用は、イゼレル侯爵家持ちにも関わらずだ。
私としては特に気にも留めなかったが、サフィールが私が喜ぶために多くのガラス職人を派遣してくれたのに、それが偽りの結婚の引き出物になるのは、事情を知っている父も兄も心が痛んだのだろう。
おかげで、私はガラス細工は純粋に楽しめるが、金細工を見ると少しだけ結婚式を思い出して心が痛む。
だが……そんな前から、私のことを気にかけてくれている人がいたのかと思うと、嬉しくなった。
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不思議だった。ずっと存在はしていたはずなのに……自分が知らなければ存在しないなんて。
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サフィールの言葉を聞いたディノが、私の手を取って片目を閉じた後に、手の甲にキスをした。
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サフィールは言葉を失って「キスした……あいつ……やっぱり表に出ろ~~~!!」と叫んでいたが、私は笑顔になっていた。
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